Quantcast
Channel: 製造現場ドットコム - 製造現場は日本の底力!
Viewing all 1665 articles
Browse latest View live

【注意】恥ずかしい写真? バカバカしい迷惑メール

$
0
0

自分のメアド表記から、バカバカしい迷惑メールが来たので注意喚起の意味を込めてご紹介します。

以下コピペ(本文ママ)

****************
こんにちは!

私のニックネームはjone69です。
私は半年以上前にこのメールボックスをハッキングしました。
私が作成したウイルス(トロイの木馬)をあなたのオペレーティングシステムに感染させ、あなたを長い間監視してきました。

その後もパスワードを変更したとしても、それは問題ではありません。私のウイルスはあなたのコンピュータ上のすべてのキャッシングデータを傍受しました 私のために自動的にアクセスを保存しました。

私はすべてのあなたのアカウント、ソーシャルネットワーク、電子メール、ブラウジング履歴にアクセスできます。 したがって、私はすべてのあなたの連絡先、あなたのコンピュータからのファイル、写真、ビデオのデータを持っています。

私はあなたが時折訪れる親密なコンテンツサイトに最も襲われました。 あなたは非常に野生の想像力を持っている、私はあなたに言う!

あなたの喜びと娯楽の間、私はあなたのデバイスのカメラを通して、あなたが見ているものと同期してスクリーンショットを撮りました。 何てことだ! あなたはとても面白くて揺らめいています!

私はあなたの連絡先のすべてがこれらのスクリーンショットを取得するのを望まないと思いますよね? もしあなたが同じ意見を持っていれば、私は500ドルが私が作った汚れを破壊するのにかなり公正な価格だと思います。

指定された金額を私のBTCウォレット(Bitcoin)に送ってください: 1D1dYQYMP5toHtCZjJ466X1ENUAzVirQ5V
上記の金額を受け取るとすぐに、私はデータが削除されることを保証します、私はそれを必要としません。

そうしないと、これらのファイルとサイト訪問の履歴があなたのデバイスからすべての連絡先に送信されます。 私はすべてのあなたの電子メールの対応を保存しました! これはあなたの連絡先にも送信されます!

あなたがそれを読むとすぐに - 私はそれについて知るでしょう!
あなたは50時間持っています!

私はあなたのことを覗き込む多くの仕事をしてきました! あなたはセキュリティを見ない!
実績のあるリソースだけに行き、どこにでもパスワードを入力しないでください!
さようなら!

**************************

なんてことでしょう! 翻訳ソフトを使ったような怪しい日本語でわたしの大切なPCがハッキングされたと書かれています。

しかも、長期にわたり、ワタクシを監視してきたようで、“時折訪れる親密なコンテンツサイト”というなんとも怪しいワードが! 時折訪れる親密なコンテンツサイトの意味が分からぬ一方、“あなたは非常に野生の想像力を持っている”と、あながちウソでもないような本当のことを述べています。

要するに、「あなたは、PCで人に見られては恥ずかしいものを見ましたね。あなたのPCカメラを通してそれを見ている姿のスクリーンショットを撮ったので、あなたの友人知人にバラ巻かれたくなければビットコインで500ドルを払ってね♪」ってことを示したいのでしょう。そのくらいのハッキングは朝飯前! といわんばかりのドヤ文です。

この自称ハッカーはワタクシのどんな恥ずかしい写真を撮ったのかしらね。ドすっぴん眼鏡の古くなった女が、穴のあいたボロ切れ同様の布をかろうじてまとい、巨大化した鳥の巣そっくりの頭髪を揺らしながら、ニヤついて画面を見ているところでしょうか。

しかも、働き者の気の良い木こりのような生活を送っているワタクシの写真がたった500ドルの衝撃! ショボ過ぎる!

「何てことだ! あなたはとても面白くて揺らめいています!」

と、まるでPCを前にしているワタクシを見ているかのように記載されていましたが、おっしゃる通り、お腹を抱えて今、まさに揺らめいているわよ。あはははは。

まあいいわ。もうね、ここまで生きてきて、今さら恥ずかしいものなどなにもないの――。太宰治の人間失格じゃないけれど、恥の多い人生を送ってきた中年女の恥ずかしい姿なんて気持ち悪いだけ。目や胃に不快感などの症状が出る前に、聡明な皆様ならソッコーで削除するってもんよ。

というより、キモである親密なコンテンツサイトを覗いてニヤついている中年女の隠し撮り写真が添付されていないじゃないか。これでどうやって「オマエの恥ずかしい写真を撮ったぞ」と言えるわけ? 小学生でももう少し、パンチの効いた愉快な脅し文句を考えると思うわよ。まったくつまんないわね。警察に届ける時間ももったいないわ。

実は、神経質で疑り深い性質のワタクシ。以前、本当に不正アクセスをされたことがあったのよ。幸いにして覗かれたのが楽●会員情報並びに同サービスのログイン履歴だけだったので被害はなかったんだけど、それ以降、万が一のことを考慮して、カメラレンズ部に付箋を貼っている。だから、恥ずかしい写真の撮りようがないわけ。もちろんウィルス対策もバッチリよ☆

自分のメアド表記で迷惑メールが来ると、一瞬、やばい! ハッキングされた! とヒヤッとしそうですが、これは、簡単に偽装できるので気にしないこと。(ランダムに文字列を組み合わせるとヒットする迷惑メールのひとつらしい)。

本来、ITは人々の暮らしをラクチンにするためのツールなはず。最近は、便利だけを追い求めた研究開発が目立ち、不便で面倒臭い問題については、置いてけぼりを喰らっている状態に見えます。地上ではカネも情報も国をまたいであっという間に移動できますから、これらの対応策については、世界共通の課題として足並みを揃えて解決していくことが望ましいと感じる今日この頃でした。


ロボット統計受注・生産・出荷実績(2018年7~9月期)

$
0
0

業況について
 2017年の年間の集計結果は、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示した。会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比27.8%増の9,447億円、生産額は同24.8%増の8,777億円と、それぞれ過去最高となった。
 2018年1~3月期、4~6月期は受注・生産・総出荷の各項目において対前年同期比でプラス。
 2018年7~9月期の受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

受注
 受注台数は12四半期ぶりの前年同期比マイナス、受注額はプラスを維持。
 ・受注台数(台) : 51,180(前年同期比▲1.1%) 【12四半期ぶりのマイナス】
 ・受注額(億円) : 1,848(同+3.7%) 【9四半期連続のプラス】

生産
 生産台数、額ともに前年同期比でマイナスとなったが、生産額は過去2番目の値。
 ・生産台数(台) : 53,108(前年同期比▲5.2%) 【21四半期ぶりのマイナス】
 ・生産額(億円) : 1,858(同▲1.7%) 【9四半期ぶりのマイナス】

出荷
 国内出荷台数を除いた各項目において前年同期比でマイナスとなった。
 ・総出荷台数(台) : 51,619(前年同期比▲8.2%) 【21四半期ぶりのマイナス】
 ・総出荷額(億円) : 1,861(同▲5.0%) 【9四半期ぶりのマイナス】
 ・国内出荷台数(台): 11,506(同+9.6%) 【6四半期連続のプラス】
 ・国内出荷額(億円): 480(同▲0.7%) 【20四半期ぶりのマイナス】
 ・輸出台数(台) : 40,113(▲12.3%) 【21四半期ぶりのマイナス】
 ・輸出額(億円) : 1,381(▲6.5%) 【8四半期ぶりのマイナス】

国内出荷内訳
 電気機械産業向けは電子部品実装用が大幅減。自動車産業向けはトータルで横ばい。
 ●電機機械産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 3,122(前年同期比+8.7%) 【7四半期連続のプラス】
 ・国内出荷額(億円) : 141(同▲8.8%) 【7四半期ぶりのマイナス】
 ●自動車産業向け
 ・国内出荷台数(台) : 3,980(前年同期比+2.3%) 【5四半期連続のプラス】
 ・国内出荷額(億円) : 160(同▲1.2%) 【6四半期ぶりのマイナス】

輸出内訳
 電子部品実装用は中国向けで大幅な減少となったが他主要国向けが堅調、トータルとして前年同期比微減となった。溶接用は主要輸出先であるアメリカを中心に減少、輸出台数、額ともに前年同期比2桁減となった。
 ●電子部品実装用
 ・輸出台数(台): 3,599(前年同期比▲4.3%) 【9四半期ぶりのマイナス】
 ・輸出額(億円): 575(同▲1.0%) 【8四半期ぶりのマイナス】
 ●溶接用
 ・輸出台数(台): 8,552(前年同期比▲21.3%) 【2四半期連続のマイナス】
 ・輸出額(億円): 217(同▲18.6%) 【2四半期連続のマイナス】

世界初の革新的な「LBC テクノロジー」を搭載したアマダのファイバーレーザマシン「VENTIS-3015AJ」が「EuroBLECH 2018」でMM 賞を受賞!

$
0
0

181118アマダ1 アマダ(社長=磯部任氏)は、去る10 月23 日、ドイツハノーバーで開催された世界最大級の板金加工業界の見本市「EuroBLECH 2018」で、MM 賞を受賞した。

 MM 賞は、ドイツで最も権威のある製造業界誌「MM MaschinenMarkt」が、金属加工業界における先進的、革新的な出展製品に対して表彰するもので、受賞対象は、アマダが世界で初めて確立した、「軌跡ビームコントロール(LBC)[Locus Beam Control の略]テクノロジー」を搭載したファイバーレーザマシン「VENTIS-3015AJ」。

 今回の受賞は、エネルギー密度の高い光を維持したまま、加工する材質や板厚に応じて最適なビーム軌跡を自由自在に制御する新技術「LBCテクノロジー」の開発により、従来機と比較し、切断速度と面質の著しい向上、加工コストの大幅な低減を実現できる点が評価された。

アマダが世界で初めて確立した「軌跡ビームコントロール(LBC)テクノロジー」とは!?

 ファイバーレーザは、板金の切断加工においてCO2 レーザに比べて加工速度が優れる一方で、切断面が粗い、切断時に熱により溶けた物質が素材の下部に付着する“ドロス”が発生するといった加工品質に課題があった。アマダが本年発売した「ENSIS-3015AJ (6kW、9kW)」は、軟鋼中厚板の高速かつ高品位な切断加工を両立させ、高い評価を受けているが、これに伴い、同社の顧客からは、ステンレスやアルミに対しても同様に、高速で高品位な切断加工を求める声が高まっていた。

 これを受けて同社では、ステンレス、アルミの切断加工において、高速かつ高品位切断を可能にするために、素材の溶融を促進させる新たなファイバーレーザ技術の開発を目指してきた。その結果、レーザ光の特性に着目、分析し、同社の強みであるレーザ光の加工技術を進化させた革新的な「軌跡ビームコントロール(LBC)テクノロジー」の確立に成功した。

●「LBC テクノロジー」の特長
 エネルギー密度の高い高効率、高品質なレーザ光を、金属の材質、板厚に応じて最適な
軌跡となるよう制御することで、レーザ切断のカーフ幅(切断幅)を自由自在にコントロールできる革新的なビーム成形技術。この技術は、特殊なコリメーションレンズと2 枚のミラーを高速で振動させる構造(ユニット)で成り立っている(図1)。これにより、加工する材質、板厚に応じて、高速、高品位といった加工ニーズを自在に組み合わせることができる。また、この技術は、高輝度発振器との組み合わせにより、さらに機能を発揮するため、世界最高レベルの高輝度4kW ファイバーレーザ発振器も併せて開発している。
181118アマダ2

タンガロイが経済性に優れる“両面仕様”ポジインサートシリーズ「MiniForce-Turn」 一般外径旋削加工用ホルダを拡充

$
0
0

181118タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど新発想両面仕様インサートと独創的なポケット形状により高経済性と安定加工を可能とする「MiniForce-Turn」(ミニフォースターン)に、シャンク角20mmと25mmのオフセット付き一般外径旋削加工用ホルダの発売を開始した。

 発売以来好評の「MiniForce-Turn」は、従来のポジティブタイプインサートと同等の低抵抗化を実現した新発想の両面仕様インサートとなっており、大幅な工具費の削減に寄与する次世代工具シリーズ。

 今回、一般外径旋削加工で多く使用されるシャンク角20mm・25mmを拡充発売することにより、小物部品加工だけでなく一般外径旋削加工においても低抵抗化による高い信頼性と両面仕様インサート形状による工具費低減を実現する。これにより、外径旋削加工では、今回拡充発売する「MiniForce-Turn」に加え、インサート形状CNMG1204サイズやWNMG0804サイズなど一般ISOインサート用ホルダシリーズ「Turning-A」、インサート形状CNMG0904サイズ、WNMG0604サイズなど経済性に優れるエコインサートシリーズ「ISO-EcoTurn」の3つのシリーズを選択することが可能となり、多種多様な加工へ対応することが可能となった。

■主な特長
 ●シャンク角20mm・25mm(WXGU・DXGU・VXGUの3形状に対応するホルダ)を拡充発売
 ●両面仕様インサートでポジタイプインサート並みの低抵抗を実現
 ●インサートの浮き上がりを抑えるダブテール構造を採用し、かつクランプ剛性を向上させ工具寿命を安定化

■主な形番と標準価格
・JSWLXR2020K04:12,500円
・JSWLXR2525M04:14,800円
・JSDJXL2020K07:12,500円
・JSDJXL2525M07:14,800円
・JSVJXR2020K09:12,500円
・JSVJXR2525M09:14,800円
(いずれも税抜価格)

DMG MORI SAILING TEAMを発足 ~4年に一度の単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレース『Vendée Globe2020』への挑戦~

$
0
0

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、10月30日に「DMG MORI SAILING TEAM」を発足し、東京都千代田区内の帝国ホテル東京で会見を開いた。

181118ヴァンデ・グローブ1 
(写真左:白石康次郎氏 右:森雅彦 DMG森精機社長)

181118ヴァンデ・グローブ2世界中の社員とともにグローバルワンで楽しみたいと森社長 プロフェッショナル外洋セーリングチーム「DMG MORI SAILING TEAM」は、海洋冒険家の白石 康次郎氏を迎え入れ、世界のトップセーラーが集う、単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレース『Vendée Globe2020(ヴァンデ・グローブ)』へ挑戦する。
 
 『Vendée Globe』は、世界一過酷なヨットレースとして、1989年から4年に一度開催されており、開催地のフランスでは「テニス全仏オープン」、「ツール・ド・フランス」と同じく注目を集めるスポーツ競技であり、欧州各地では高い認知度を誇る。白石康次郎氏は、2016年大会にアジア人として初出場を果たし、完走を目指したものの、マストトラブルにより残念ながらリタイアとなった。2020年11月からスタートする第9回大会では、DMG森精機の一員として約80日間のレースの完走を目指す。

 会見の席で森社長は、「弊社は、世界中のお客様をカバーするため、販売/加工技術/サービス拠点は46カ国で157拠点、工場も世界各国で14箇所あり、46国籍12,400人の社員が在籍している。われわれがVendée Globeを応援するのは、世界をひとつに、皆の共通のスポーツとして、グローバルワンで楽しもうというコンセプトである。世界中に散らばっている社員とダイバーシティの考えのもと、社員の心をひとつにして、世界中のお客様にメッセージを送るには大変良い機会になるので、皆で盛り上がっていこうと思っている。」と、今回「DMG MORI SAILING TEAM」を発足したいきさつを話した。

181118ヴァンデ・グローブ3「最高のパフォーマンスが出来る」と白石氏 白石氏は、「前回は完走できずにいたところ、森社長からご提案いただいた。森社長の掲げるグローバルワン、まさに世界がひとつの方向に向かっていくという考えに大変共感している。われわれは大変仲が良く、ハッピーなチームだ。最高のパフォーマンスが出来ると思う。人生の中でこれ以上のエキサイティングなレースはない。たった独りでこのでっかい地球を相手にするレースはこのVendée Globeだけ。次は必ず完走したい。」と意気込みを示した。

181118ヴァンデグローブ4最先端の船艇で挑む DMG森精機は、長年、航空機、宇宙、自動車、船舶分野をはじめ、あらゆる産業に工作機械とソリューションを届けてきたが、特に、高精度、速さ、耐久性を求められるFIA世界耐久選手権や、FIA世界ラリー選手権等、トップクラスのモータースポーツ分野において、長年テクニカルパートナーとしての経験を培っている。これまでの経験を生かし、あらゆる自然環境にも耐えうる剛性、精度を追求した最先端の船艇で2020年11月に開催される『Vendée Globe2020』に出場し、「DMG MORI SAILING TEAM」の活動を通して、製造業の発展に貢献していくとしている。

SWISSMEM工業会および日本工作機械輸入協会がスイス・デー昼食会を開く

$
0
0

 SWISSMEM工業会および日本工作機械輸入協会は、「第29 回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」会期中の11月2日、スイス・デー昼食会を開催した。

 あいさつに立った181115スイスデー1あいさつをする駐日スイス大使 ジャン=フランソワ・パロ閣下は、「駐日スイス大使として私にはわが国とわが国の製品を公共当局や経済界、日本のお客様に推奨する特権と義務がある。観光振興は美しい景色によりもたらされる。高級な宝石や貴重な時計はお客様自身で身に付けたり、大切な人へ送ったりすることで特別な意味を持つ。スイスワインは特定の土地やその伝統を表現するもの。機械や医薬品などの製品はすぐには強い感情には結びつかないが、これらの製品はスイス経済の主柱であり、日本との経済関係の主柱でもある。日本は事実、スイスの工作機械メーカーにとって大変重要なお客様。日本のお客様とスイスの生産者は同じ価値観を共有している。双方とも顧客の要求を最優先にし、品質に妥協することなく、技術革新を徹底的に追求する。諸国や経済界が高度な不確実性に直面している時代にあり、スイスの輸出企業はイノベーションの文化と顧客ニーズを満たすことを追求し続ける。今年のJIMTOFで製品を出展されているスイスの企業はその代表といえる。出展ブースを訪れ、経済的な成功と存続の条件である技術的な優位を保つため、たゆまぬ努力をされていることに今回も非常に感銘を受けた。スイスの輸出業者は日本にとって信頼のあるパートナーであり続け、ともにイノベーションのレベルアップを図り、持続的な発展に貢献する。」と述べた。

 乾杯の発声は中川貴夫 日本工作機械輸入協会会長(シーケービー社長)が行った。
181115スイスデー2

オーエスジーが公募した3枚刃油穴付き超硬ドリルのニックネームは「トリプル レボリューションTriple Revolution」に決定!

$
0
0

181115OSG オーエスジー(社長=石川則男氏)が、同社のAブランドに加わる新たな3枚刃油穴付き超硬ドリルのニックネームを一般公募していたが、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2018」の会期中である11月2日、オーエスジーのブース内において、ニックネーム発表した。今回は一般公募で約750件の応募があり、その中から、亀蔦璃沙さんの「トリプル レボリューションTriple Revolution」が選ばれた。

オークマがAI(人工知能)を活用したドリル加工の診断技術 「OSP-AI 加工診断」を世界に先駆けて開発

$
0
0

 オークマ(社長=花木義麿氏)と日本電気(社長兼CEO=新野 隆氏、以下NEC)はこのほど、AI( ディープラーニング) を活用し工作機械が自律的にドリル加工の診断を行う技術「OSP-AI 加工診断」を共同開発致したと発表した。「OSP-AI 加工診断」は、OSPに内蔵したAI 技術により、ドリル加工の異常検知と工具摩耗の可視化をリアルタイムに行い、ドリル工具と工作物の損傷防止や工具費の大幅削減を実現する。

 オークマは、「OSP-AI 加工診断」をはじめ工作機械の知能化を積極的に推し進め、世界の新しいものづくりを切り拓くとしており、NEC は、本技術により工作機械による加工の自律的な診断を支援するとともに、今後もNECの最先端AI 技術群「NEC the WISE」を用いて、オークマの工作機械の高度化に貢献していくとしている。

 今回の背景について、オークマでは、「労働人口の減少から、生産システムの自動化、無人化が進んでいる。生産システムに、さらなる安定稼働やコスト低減の要望が高まる中、オークマは2000 年以降、加工寸法精度の安定化、加工条件を最適化して高能率化を実現する知能化技術を開発し、工作機械に適用したが、依然として工作物の不良につながる工具破損の課題を解決するのは難しく、主である工具摩耗が原因で生じる不具合対策には、現場での経験に基づき、安全を見越して工具交換を行っているため、実際にはまだ使用できる工具が交換されていることがあった。それでも工作物の素材や工具のばらつきなどで生じる突発的な工具破損を防止するまでには至っていないのが現状だ。この技術の狙いは、工作機械が自律的にドリル加工の状態診断をリアルタイムに実施し、工作物の不具合回避や工具費の削減を実現すること。」としている。

■開発の狙い
① 不具合工作物の削減
 ドリルが突然破損すると、折れたドリルを工作物から取り外すことができなくなることがある。この場合、工作物の損失となって生産コストの増加につながる。本技術のドリル加工の異常検知で、突然のドリルの破損を防止し、生産コストの低減を実現する。

② 工具費の削減
 ドリルの交換は、実際の寿命に対し安全を見越して行うため、寿命の6~7 割で交換している実情がある。本技術によりドリルの摩耗状態を可視化することで、個々の寿命に近い工具の状態に応じて交換することができ、工具費用の削減を実現できる。

③ AI による容易な診断
 「OSP-AI 加工診断」では、様々な加工条件を学習させたAI とすることで、煩わしい準備・手順を不要とした。従来、加工状態を診断する機能は、予め作業者が正常時の加工を行い、異常と判断するしきい値を設定する準備が必要だった。

特長と実現技術

181118オークマ1 オークマは、CNC 装置を内製化する強みを活かし、工作機械の制御情報からリアルタイムに加工状態を得ることを可能にした。OSP 上で実現するAI について、NEC の最先端AI 技術群「NEC the WISE」の1 つである「RAPID 機械学習技術」を用いて共同で開発した。特長は以下の通り。

① ドリル加工の突発異常の検出
 突発的に発生するドリル加工の異常を検出し、ドリル破損の前に加工を停止する。さらに、工作物からドリルを離す退避動作を併せて行い、工作物と工具のダメージを最小限にする(図1)。

 瞬間的な現象であるドリルの加工異常を制御装置の内部情報から瞬時に検知するために、高速な内部情報のデジタル処理技術の開発と、高速に高精度な診断を可能とするAI 技術を開発した。

② ドリル加工の摩耗状態の可視化(世界初)
 OSP-AI において、加工状態を分析することで、ドリル摩耗状態の可視化を実現した。この可視化グラフをもとにドリルの交換タイミングを最適化し、工具費用の大幅削減を図ることができる。1.4 倍の工具寿命の延長が可能となる場合もある(図2)。

③ 汎用化したAI により、様々なドリル加工条件への対応
 自社工場をはじめとして、これまでに培った加工ノウハウと、様々な加工条件で取得したデータを適切に組み合わせた学習結果をOSP-AI に搭載。従来機能で必要であった主軸速度毎、送り軸速度毎の個別設定が不要で、簡単にAI を活用できる。
181118オークマ2


DMGMORIがJIMTOF2018 テクニカル記者会見を開く

$
0
0

181115DMG森精機1説明をする森社長 JIMTOF2018の会期中の11月1日、DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、東京ビッグサイト東8ホールの同社ブース内において、テクニカル記者会見を開いた。

 今回JIMTOF史上初となる東8ホールでの単独展示を行った森社長は、「40人のアプリケーションエンジニアのうち、10名が女性。女性のエンジニアをますます増やしていこうと思っている。」と女性の活躍を推進する意向を示し、今回の見本市でひとつのホールを丸々使用したことの意図を、「22台の機械を6日間で搬入して据え付け、撤収は2日間で行う。これは、DMG MORIに1週間与えて頂けたら、22台の機械工場、約30億円分の工場が完成するということを表現している。」と話し、同社の最先端技術を用いた今すぐ使える多彩なソリューションをアピールした。

 同社のデジタルファクトリーにおける考え方は、人と機械と工場の見える化・分析・改善で生産性向上を実現するものだが、森社長は、「まずはデジタル化。そしてデジタル化したものを使ったサービス、その前にあるオートメーション。さらに複合化、5軸加工インテグレート――これらにより、旋盤、ミーリング、計測、研削等、従来専用機や大きなラインの仕事がひとつの機械に入っていく。働き方改革や人手不足が課題となっているが、残業や夜勤、週末の仕事はロボットを活用しながら自動化させ、人は、昼間のセットアップとプログラミングなど知的な仕事をこなしていくことになるだろう。」と近い将来における製造現場の姿について見解を示した。

 自動化にしていくことは人が工場内で不在になることを意味する。この点については、「どこかで人が見守らなければならないことがある。切り屑が噛んでないか、熱変位が起こっていないかなど。そのためにもコネクティビティとデジタル化が必要。デジタルサービスがあれば、例えば、そろそろこのロボットのこの部分を調べて下さい、工作機械のこのオイルを交換して下さい、というスケジュール管理もしっかりできる。紙のマニュアルを本棚から出すとなると、見落としもあるだろう。デジタルならではの使い勝手の良さがある。また、トレーサビリティの観点から、人が品質の不良等を見落とさないようにしなければならない。今回の見本市では人をデジタルの力でサポートしていくことを表現している。」とデジタル化の必要性を述べた。

 また、「私どもは75%のお客様が300人以下の中小企業。ヨーロッパでは敬意を込めてスモールミディアムエンタープライズ、SMEというが、このSMEの皆様に、どんな機械をお使いになっても繋げて提供していく。」と述べ、同社が提案するコネクテッドインダストリーズの説明をした。

181115DMG森精機2DMG MORI AG Chairman of the Executive Board Mr.Christian Thönes 同社では、このほど欧州の最重要生産拠点のひとつであるFAMOT工場をグランドオープンした。この件について、DMG MORI AG Chairman of the Executive Board Mr.Christian Thönes(クリスチャン・トューネス)は、「FAMOT工場は、組立能力・加工能力の増強を行い、ほとんどデジタル化した最初の工場。また、全ての工場を一体化した工場であり、計画から段取り、生産から加工終了、そして組立、出荷まで全ての工程をデジタルに繋げ、一元管理を実現した非常に美しい工場だ。私たちのデジタル工場のスタートアップ拠点であり、これらのデジタル化を現実の世界において示している。」と述べた。

「高剛性の継承と発展、つながる未来」OKK会が国際パーティを開く

$
0
0

181115OKK1千葉OKK会 会長(兼松KGK社長) 11月1日から6日まで開催された「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」の期間中である11月2日、OKK会(会長=千葉靖雄 兼松KGK社長)が「OKK会国際パーティ」を開いた。

 開会のあいさつに立った千葉OKK会会長は、「JIMTOF会場内は大変活況に溢れている。今回のJIMTOFでは、最新技術を発信し続け、成長を続ける樹木に見立てて“未来へつなぐ 技術の大樹”をキーワードに様々なつながりを通して新しい付加価値を創造していくということだが、今回は前回よりもさらに進化した技術でIoT導入の機運を高めていこうということだと思っている。この中で、OKKにおかれては、“高剛性の継承と発展 つながる未来”をテーマに最新テクノロジーが紹介されている。今回の出展機はOKKブランドの高剛性を追求した機種が中心となっているが、そこにIoT対応のソフトが加わった。そのひとつとして温度変化情報をリアルタイムで加工点の変位を補正するソフトスケール“Cube”も紹介されている。よく削れる機械から工場環境にも強い機械と進化している。今年は世界同時好況と言われてきたが、ここに来て若干不確実性が高まってきている。また、色々な分野、業界で大きなパラダイムシフトが起こっている。このような状況変化が起こっていく中でいかに対応していくか、それぞれの立場でいかにイノベーションを起こしていくかが大切だと思っている。」と述べた。

絶好調な受注環境のもと導入しやすいIoTを提供

181115OKK2宮島OKK社長 OKKを代表して同社の宮島義嗣社長から、あいさつと業況報告があった。それによると、「日本工作機械工業会による2017年の工作機械受注額は過去最高を記録し、約1兆6456億円となった。今年は年初の予想はこれを少し上回る1兆7000億円と予想したが、9月末にはこれを1兆8500億円と上方修正している。その後も順調に受注を重ね、本年最後には確実にこれをクリアするものと思っている。外需内需ともども非常に好調で、特に内需は半導体製造装置関連、ロボット、一般機械など幅広い業種で好調であり、特にものづくり補助金の効果も非常に出ている。しかし世界的にはアメリカと中国の貿易問題など不透明な部分もあり、現在、輸出産業では設備投資に影響が出てくるのではないかというリスクを抱えている。こうした中で内外比率をみると、2018年の1月から6月までの上半期において、日本全体の受注金額のうち、外需が70%高い比率を示している。」と業界を取り巻く環境を説明した。

宮島社長は業況について、「当社はここにおられるOKK会の皆様の頑張りのお陰で国内受注比率が65%と全体のものと逆転した結果となっている。また、2017年の第1クォータと2018年の第1クォータと比較をしても受注高は125%という非常に高水準を維持するとともに多く受注を頂いている。今回のJIMTOFにおいても、やはり人の入りは例年になく出足が良いように感じ、国内における設備投資の意欲は非常に高まってきていると感じる。」と好調であることを示し、参会者に感謝の意を表した。また、今回のJIMTOFの展示についても、「こうした中で、IoTも非常に進んでいる。当社はIoTをどのように展示するか議論したが、当社の場合は大企業から中小企業、いろんなお客様がおられることもあり、当社は導入しやすいIoTの形を展示した。また、省人化・効率化も技術的に発展しているので、さらにプラスアルファで導入しやすいかをテーマに展示している。」と述べた。

JIMTOF出展機について、大西賢治 OKK取締役上席執行役員技術本部長から説明があったあと、乾杯の発声を佐古晴彦 ユアサ商事 執行役員機械エンジニアリング本部長が行った。宴もたけなわの頃、鉛 克彦 山善 機械事業部執行役員機械事業部長が中締めを行い、散会した。
181118OKK3

中国機床工具工業協会が「中国工作機械消費市場と産業の状況」並びに「CIMT2019」について会見を開く

$
0
0

181115中国毛 常務副理事長 毛 予鋒 常務副理事長を団長とする中国機床工具工業協会代表団が、11月1日から6日までの6日間、東京ビッグサイトで開催された「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」の会期中である11月3日に、東京ビッグサイト会議棟で、「中国の工作機械消費市場並びに産業状況」並びに「第16回中国国際工作機械展覧会(CIMT2019)」の準備状況について会見を開いた。

 毛常務副理事長は、「近年、経済の回復と新たな発展駆動力を伴い、中国の工作機械消費市場は回復傾向を示している。市場回復の恩恵を受け、中国の工作機械産業動向及び関連商品の輸入も明らかな成長傾向を示している。全体として、工作機械の消費市場及び産業は、2015年までの“総需要の減少”、“急速な構造改善”といった特長から、“総需要の安定”、“急速な構造改善”といった特長に徐々に変化している。」と述べ、この新たな特徴については、「しばらく継続する見込みである。市場情報及び産業運営データをまとめ、現在の状況と発展予測を包括的に分析した。」と説明した。説明の内容は以下の通り。

中国の工作機械消費市場状況

(1)直近の中国マクロ経済状況
 中国の四半期GDP成長率の統計データからみると、2017年の各四半期GDP成長率は、「前高後低(前半に高い伸びを示し、後半に減速傾向を辿ること)」になり、これは金融リスクの防止と管理、デレバレッジ・資産圧縮、経済の構造調整などの政策方針と関連している。2017年下半期の投資成長率原則の影響を受け、2018年上半期のGDP成長率は小幅に原則しており、そのうち、今年第二四半期の減速が顕著で、2017年第2四半期の6.9%に比べ、0.2ポイント減少した。7月23日、中国政府は今年下半期の経済活動に対し、財政金融政策の作用をさらに発揮する配置を行い、実体経済の発展を促進する内需拡大の構造調整を支援し、脆弱分野を補強し、民政を豊かに氏、有効な投資を後押しする方針を打ち出した。積極的な財政政策をさらに積極的に行い穏健な金融政策は緩和引き締めを適度に行い、中小企業への融資担保規模を拡大させるなどの積極的な政策をとりつつ、「ゾンビ企業」の生産を断固として行い、社会活力の活性化を促し、有効な投資を促し成長を安定させる。有効的な投資の拡大に伴い、中国のGDP成長率は今年下半期に回復し、安定した成長をみせると予測している。

 今年上半期のGDPを産業別にみると、第三次産業は依然として先導的で拡大しており、第二次産業がその後に続き、拡大が際立っている。業種別にみると、工業及び製造業がGDPに最も貢献し、次にサービス業が寄与し、不動産業の貢献度は低下している。情報ソフトウェア産業の成長は非常に速いが、その割合はやや低い。このような状況をふまえ、今年下半期の経済成長は安定を実現し、工業・製造業への投資が増え、工作機械の消費需要も引き続き増加するだろう。

 固定資産投資の成長率からみると、2017年3月以降、前年同期比の成長率は引き続き減速した。設備の購入に関する市場成長率は減速が顕著で、2017年2月の10.5%から2018年2月の2.3%(8.2ポイント減)に減速した。この影響を受け、2018年上半期の中国の工作機械消費市場の需要も減少した。2018年3月以降、社会全体の固定資産投資の伸び率は依然として減速傾向にあるが、第2次産業と製造業の投資は、それぞれ回復が見えた。7月から8月、設備投資の伸び率は再び減速したが、主に投資停滞による影響と推測され、今年下半期の工作機械関連産業への投資は引き続き増加すると予測している。

 工業付加価値データによると、2017年第4四半期から工業付加価値は大幅に増加し、2018年上半期、毎月の変動幅は少しずつ縮小している。これは投資データの変動と一致している。中国国家統計局と財新マークイットが公表した中国製造業購買担当者景気指数(PMI)からみると、今年上半期の成長率減速は構造的な問題であることが分かる。2017年第3四半期から2018年第1四半期にかけて、国家統計局のPMI指数の拡大は大幅に縮小し、財新PMI指数は小さな拡大幅で変動しており、投資成長率の減速と関連している。2018年第1四半期末から第2四半期にかけて、国家統計局のPMI指数は大幅に回復したが、財新PMI指数は依然として弱い拡大状態にある。財新PMI指数は主に中小企業の景気動向を反映しているため、上記2つのPMI指数の差異がこれまでの投資の実体経済に対する支援が不十分であることを反映している。そのため、中国政府は経済成長を安定させる政策方針や措置を打ち出した。

 マネーサプライデータによると、家計消費や実体経済に関する厳禁(MO)の伸び率は基本的に安定しているが、金融リスクの防止と管理、デレバレッジ・資産圧縮の駅用を受け、M2とM1の伸び率は引き続き減速し、社会負債の過剰な成長は抑制されている。また、2018年第1四半期以降、Mo、M2の伸び率は安定しているが、7月から8月のM1の伸び率が著しく減速しており、資金面で相対的に不足したため、国務院は穏健で中立的な金融政策を打ち出し、適度に緩和した。マネーサプライの伸び率の穏やかな回復は、消費促進や投資安定化に寄与している。

 中国国家統計局が公表した一定規模以上工業企業のデータによると、2017年、企業の資産負債率は年初の56.2%から年末の55.5%に減少した。また、企業の利益率は低下後に上昇し、工業企業のデレバレッジ・資産圧縮が着実に進歩した。2018年上半期、一定規模以上の工業企業資産負債率はやや回復し、売上利益率も上昇した。企業の投資と運営動向は拡大傾向を示している。

 以上を総合すると、2018年下半期、中国のマクロ経済活動は安定した動きをみせ、中国の工作機械消費市場の需要拡大に良い影響を与えるだろう。

(2)工作機械市場の最新変化
 中国の工作機械消費市場の観点から、2018年下半期の動向を分析する。工作機械の市場需要に対する基本的な推進力は、製造業の拡大である。関連産業の製品量産の変化や製造技術の進歩は、金属加工工作機械、切削工具及び研磨材に対する市場需要に間接的に影響している。中国国家統計局が公表した腫瘍工業製品生産量から工作機械の消費量を相関的に分析、モデリングし、2000年のデータ基準に中国工作機械及びツール消費指数を作成した。1次指数は金属切削工作機械、金属成形工作機械、切削ツール、研磨材の4つで、2次指数はマシニングセンタ、旋盤、研削盤、大型工作機械、プレス機械、パンチングせん断マシンなどの製品インデックスに細分した。2018年6月の更新データをみると、以下のような最近の市場変化を反映している。

 金属切削工作機械市場は、需要構造の改善や過剰生産能力の調整などにより、近年では市場指数が低下し続けている。おそらく2018年は、近年における消費需要の最低点となるだろう。稼働中の工作機械の更新サイクルの到来や新たな発展駆動力の出現にともない、2019年から市場は徐々に回復すると予測している。また、需要構造のアップグレードが顕著になったことで、過去10年で金属切削工作機械の平均価格が大幅に上昇し、需要量の減少が消費に与える影響を補うことができ、中国の金属切削工作機械消費額は穏やかな成長となるだろう。

 金属成形工作機械は、金属切削工作機械とは異なり、安定成長傾向がより明らかである。これは、金属成形工作機械のユーザー市場と消費が密接に関係しているためで、中国の経済成長に対する消費寄与率の継続的な上昇は間接的に金属成形工作機械の消費を増加させている。金属切削工作機械と同様に、工作機械の価値が高まるにつれ、金属成形工作機械の消費額の成長は一層早くなるだろう。

 切削ツール市場は2018年から概ね安定している。これは金属切削工作機械市場が安定していることと、切削性能の向上や加工量の安定成長が相殺され、切削ツールの将来市場は「総量の安定化と産業構造の改善」の傾向を示し、市場競争はますます激しくなるだろう。

 研磨材市場は生産レベルの向上や精密加工の需要増加、特に研削盤消費量の増加に伴い、2018年から徐々に増加している。消費需要構造の改善により、研磨材の供給構造もアップグレードされるだろう。

 一方、ユーザーの投資動向は国内工作機械のこれからの消費ニーズの変化やホットスポットを見極めるうえで最も直接的な参照ポイントとなる。以下は、上海・深セン証券取引所に上場する自動車、航空宇宙および防衛、船舶および海洋工学、エネルギー設備、鉄道および鉄道輸送、建設設備、鉄工、自動車部品、工作機械などの業界の主要ユーザー系282社の2018年上半期データを分析したもので、主要ユーザーの投資変化の最新動向を判断するための参考のもの。

中国の工作機械産業動向

(1)工作機械産業の全体動向
 国家統計局の関連データによると、2018年上半期の金属加工工作機械の生産高は約135億ドルで、前年同期比11.5%増だった。そのうち、金属切削工作機械の生産高は前年同期比13.6%増の約60ドルで、金属成形工作機械の生産高は前年同期比8.9%増の約60億ドルであった。上記データからみると、2018年上半期、中国の工作機械消費市場は成長が顕著である。

(2)産業発展の新特長
 中国の工作機械産業はかつてない構造改善の変化期を経て、国内外の様々な要因の影響を受け、中国工作機械産業の発展は新たな特長をみせている。
 
●相安定、構造改善。将来適には、中国の工作機械産業は規模より品質や効率を重視する開発モデルに移行するだろう。業界全体の安定維持を前提とし、社会資源は運用効率の向上、運営品質の強化、製品技術の高度化、発展潜在力の大きい企業集団へと向かう。市場的なメカニズムは、その資源を分配する主要な手段となる。

 ●イノベーションが産業構造調整とアップグレードの原動力となる。要素駆動が徐々に後退し、革新主導型のメカニズムが産業発展の主な推進力となるだろう。「科学技術は第一の生産力である」ということは、新たな意味を提示し、新たな歴史的役割を再確立する。

 ●改革開放を深化し、新たな競争モデルをつくる。新たな情勢下において、国内改革、対外開放政策を強化する政策は、工作機械産業の発展にとって積極的な意義がある。国有企業改革、イノベーション体制構築、投資と資金調達支援、課税と分配制度の深化改革は、異なる体制の企業の共同発展を促進し、知的財産権保護を強化し、国際間協力を加速し、平等な市場参入に基づく貿易や平等投資を促進する各政策は、国内外の産業間の良質な相互作用を形成する。

将来予測

 産業動向、輸出入貿易、人民元の為替レート変動などの各要因の影響を考慮すると、2018年、中国の工作機械消費市場は大幅に拡大することが予測される。なかでも、工作機械の生産量は小幅の伸びを維持しており、産業の構造改善はさらに顕著となり、工作機械の輸入は大きな成長傾向を示している。

「CIMT2019」と「CCMT2020」

 中国機床工具工業協会が主催する「CIMT2019」と「CCMT2020」展示会の準備については、中国の工作機械消費市場は引き続き改善され、中国機床工具工業協会が主催する両展示会の影響力はますます高まっている。この展示会は効果、規模、専門性、国際化レベルや市場メリットなどの面で、中国の工作機械業界ひいては国際的にも著名な展示会となっている。2019年4月15日から20日まで北京の中国国際展覧センター(新館)において第16回中国国際工作機械展(CIMT2019)を開催する。相展示面積は14万㎡に達する見込みで、そのうち、海外16カ国・地区の出展ブース面積が7万㎡となる。今回の展覧会テーマは「融合共贏、智造未来 win the smart future together(一緒にスマートな未来を勝ち取る)」で、中国市場、産業および国際的な発展コンセプトや動向を合致させ、現在の市場状況にマッチさせ、産業発展のホットスポットに呼応する。中国機床工具工業協会は引き続き出展者や来場者に高品質なサービスを提供するため国内外の交流商談プラットフォームを構築する。業界内外の関係者の支援により、CIMT2019は間違いなく工作機械産業にとって盛大なイベントになると確信している。

 中国機床工具工業協会は、2020年4月7日から11日まで上海新国際博覧センターで「第11回中国CNC工作機械展覧会(CCMT2020)」を開催する。この展示会は同じく中国機床工具工業協会が主催で、CIMTの姉妹展である。中国の工作機械消費市場開放の拡大に伴い、上海は地理的な特長から利益を得て、CCMT展の国際化の度合いや国際的な影響力も引き続き改善されている。CCMT2020は中国工作機械産業にとって、もう一つのグローバルな展示窓口になると我々は確信している。

不二越が超硬素材を内製化 ~全てを一新した新超硬ドリル「アクアREVOドリル」とは!?~

$
0
0

181115不二越1JIMTOF2018で満を持して初お披露目 不二越(社長=薄田賢二氏)が「JIMTOF2018」開催初日の11月1日、超硬素材を内製化すると発表した。同日、この新超硬材の開発により、ドリルの飛躍的な性能向上に貢献する新超硬ドリル「アクアREVO(レボ)ドリル」を発表し、東京ビッグサイト会議棟で説明会を開いた。

 同社は、1928年、切削工具の国産化を目指し創業。その後、切削工具の素材となる特殊鋼の内製化を開始して以来、材料から製品に至る切削工具の一貫生産体制を構築してきた。

 特殊鋼から一貫生産をする工具メーカーは世界でも数が少ないが、今回は超硬素材から超硬ドリルを一貫生産するとのことで、全てを一新した新超硬ドリル「アクアREVOドリル」は、“力の入った新商品”だという。

 近年、切削加工条件の多様化から、超硬工具の需要が拡大する中で、同社では2015年に超硬材料開発プロジェクトを立ち上げ、材料開発、製造技術開発に取り組み、独自のノウハウを確立している。今後は、新しい高性能・高品位な超硬素材を安定供給することで、超硬ドリルの性能向上に貢献し、ユーザーの生産性向上とコストダウンに寄与する方針。

 超硬工具は生産性向上のニーズに対応するため、高速・高送り加工が要求され、それに伴い素材・材料にも高靱性、耐摩耗性が要求されているが、今回の内製化により、工具部門と協働し、切削試験での性能確認を適宜進め、最適性能を実現している。同社独自の成分設計と、金属炭化物の粒度、均一性を厳しくコントロールした焼結技術と、硬さと靱性を兼ね備えた新素材の開発で、製造条件の最適化も図り、製品品質も向上した。また、シンターHIP炉をはじめとした最新鋭の設備による生産ラインを構築し、高品質な超硬素材を製造する一方で、同社独自のロボットシステムによる自動化ラインを導入し、品質の安定化、大幅な生産性向上を実現している。

 今回の投資では、新専用工場の建設、押出成形機・シンターHIP炉をはじめとした最新の製造・検査設備の導入などで、投資金額は約20億円。

 

開発に至った経緯と工具を取り巻く環境変化への対応

181115不二越2説明する北山工具事業部長 北山 恭 工具事業部長は、「エンジン車(HV、PHV含む)はもうしばらく伸びるだろうが、EV化が進むうえ、軽量化、電動化による材料の変化も見込まれる。こうしたことを背景に他社に先駆け新たな需要に向けた開発を行っていかなければならない。」と工具を取り巻く市場環境の変化について話し、工具部門の中期戦略に触れた。それによると、「ラウンドツールに重点をおいた商品戦略、原価低減により世界シェアを伸ばし売上げ・利益を拡大する」と説明した。

 同社は、2008年と比較して2016年までに売上は5倍伸長(売上5倍・シェア4倍)している一方、汎用ドリルの伸びは2016年以降、鈍化している。そのため、「新汎用ドリルの開発が私どものテーマとなった。現在加工の要求は高まってきており、加工にさらなる革命を起こす必要があると考えた。それには圧倒的な加工性能を追求しなければならない。工具の3大要素は材料、形状、コーティング。材料はこれまで材料メーカーから購入していたが、高度化する市場からの要求に応えるには材料の開発が不可欠と考えた。弊社の長い歴史にもあるとおり、不二越の強みは素材部門を持っていること。REVOブランドのコンセプトに基づき超硬素材を自社で新開発、製造し、今回のREVOドリルの発売に結びついた。」(北山工具事業部長)

硬さと靱性を両立した新超硬素材はロボットを使った自動化ラインで安定品質!

181118不二越3越濱執行役員マテリアル事業部長 ハイス工具を材料から一貫生産している不二越だが、この分野では国内40%のシェアを誇っている。越濱哲夫 執行役員マテリアル事業部長(以下越濱マテリアル事業部長)は、「昨今は切削条件の多様化もあり、超硬工具のニーズも高まってきている。不二越も革命を起こしていかなくてはならないぞ、という意気込みのもと、2015年に“超硬素材開発プロジェクト”を立ち上げ開発を進めて今日に至っている。」と話した。

 工具の革命につながる材料をつくっていくことがマテリアル事業のミッション。コンセプトは超硬工具が要求する生産性の向上だ。

 越濱マテリアル事業部長は、「高硬度、高送り加工ということに耐えうる材料というと、硬くて靱性があることになる。硬いとタフネスは反比例する性能なのでこれらを兼ね備えた材料を造って欲しいという要望を受けて開発を進め、今回のREVOドリルに相応しい材料が出来た。工具部門と共同で開発をしているので、工具に要求される切削性能を何度も何度も繰り返し評価をし、独自の設計と、金属炭化物の粒度、均一性を緊密に厳しくコントロールする焼結技術を開発したことによって、相反する特性をもった材料を開発することができた。また、製造条件も品質もより厳しく管理することで品質の安定化を図っている。」と材料研究について述べ、一方、生産技術面では、「不二越はロボットを核とする総合機械メーカー。製造ライン各所にロボットシステムを導入しており、自動化ラインを構築している。品質の安定化と少ない人数で製造できるメリットを生かして生産性の向上を達成している。」と優位性を示した。

これが「アクアREVOドリル」だ!

181115不二越5 今まで多機能・工程集約、高効率、新しい加工法といった3つの観点で開発を進めてきた不二越。その結果、「超モノづくり部品大賞」(主催:モノづくり日本会議・日刊工業新聞社)では、「アクアドリルEX フラットシリーズ」が2013年超モノづくり部品大賞機械部品賞、同じくその2年後に、「アクアドリルEXオイルホールロング」(2015年超モノづくり部品大賞奨励賞)、直近では2017年、「HyperZタップシリーズ」(2017年超モノづくり部品大賞機械部品賞)を受賞したことでも分かるとおり、多彩なシリーズを拡充し、超硬ドリルのマーケットシェアを拡大してきた。

 先述の通り、材料部門を社内に有する不二越独自の技術を結集し、従来は両立が難しかった硬さと靱性を兼ね備え、耐摩耗性に優れた新素材を開発したことにより、これまでにない高品位な素材の社内一貫生産を開始した「アクアREVOドリル」の革新性は、次の通り。

●新形状
 一般的に超硬ドリルで採用されているフック形の切れ刃形状ではなく、直線切れ刃形状を採用することで、切削時の応用力を分散。あらゆる加工条件で切り屑形状が安定化し、これまでにない高い生産性を実現した。

●新コーティング
 耐酸化性と耐摩耗性に優れた2種類の膜種(AlTi系膜・AlCr系膜)をナノレベルで積層し、強靱な膜を成膜する“REVO-Dコーティング”を新開発。低摩擦性を向上させる超平滑化処理とともに、これまでにないスムーズな加工を持続する。

181115不二越3関口工具事業部技術部長 関口 徹 工具事業部技術部長は、「アクアREVOドリル」の特長について、「圧倒的な耐久性と安定性で、他社従来品に対して2倍以上の長寿命化を実現した。高速切削や高送り加工を可能にし、加工時間も半減する。また、生材から高硬度材まで幅広い材料に能率を落とさず高品位加工を実現するという汎用性に優れた工具。一番の特長は、高能率、多用途はもちろん、回転数、送りを挙げても長寿命、自動車部品、炭素鋼、ステンレス、金型材、耐熱鋼など、広い範囲で対応しても工具の寿命が長いので広範囲のお客様に対応できる工具だと自負している。工具の3大要素は、材料、形状、コーティングだが、アクアREVOドリルは、この3要素の全てを一新している。従来は形状、コーティングを研究しても、超硬材を購入しなければならず、研究開発にも限界があったが、超硬素材の内製化によってわれわれの技術を惜しみなく投入できるようになった。これを形にしたのがアクアREVOドリル。」と優位性を述べた。

 同社では、今後の取り組みとして、工具部門のニーズに対応したオリジナル高性能材種の開発を継続するとともに、スカイビングカッターなど、ラウンドツール以外の超硬合金素材の開発も進める。あわせて、超硬素材の外部販売も検討していくとしている。

三菱日立ツールが「グローバルソリューションセンター 東部ステーション」オープン ~金型総合技術ステーションを目指して~

$
0
0

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、金型加工ユーザーに対する技術サポート強化を目的として、千葉県成田市の成田工場内に「グローバルソリューションセンター 東部ステーション」に新社屋をオープンした。10月23日に開所式を行い、11月1日より稼動している。

 同社では“お客様の夢の一歩を走り続け、道の領域にも果敢に挑戦する”ことをモットーに、金型業界にさらなる“加工イノベーション”をもたらす決意を込めて、2017年5月に新ブランド『MOLDINO(モルディノ)』をスタートさせている。東部ステーションに新社屋をオープンしたことで、金型業界への新たな課題に対し加工検証機能の充実を図り、国内だけでなく海外の顧客へのより細かなソリューション提案の実現を目指す。新しくなったグローバルソリューションセンター 東部ステーションを取材した。 

続きを読む

タンガロイが刃先交換式サイドカッタ 「TecTangentialSlot」インサート新材種「AH3135」拡充!

$
0
0

180201タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど刃先交換式サイドカッタ 「TecTangentialSlot(テック・タンジェンシャル・スロット)」インサートAH3135材種を順次発売すると発表した。

 優れた性能で発売以来高い評価を博している先交換式サイドカッタ「TecTangentialSlot」は、高い信頼性と加工能率を誇る刃先交換式サイドカッタ。サイドカッタは、発電機用シャフトや、ブレーキ部品の溝・幅決め加工などに多く使用され、切りくずの噛込みによる破損が生じやすいので、優れた切りくず排出性と高い信頼性が求められる。

 この商品は、理想的なポケット形状を有し、最大刃数と切りくず排出性の両立で高能率溝加工を可能にしている。また、高強度な縦インサートの採用と、大きなインクリネーションによる加工時の衝撃緩和をすることで驚異的な信頼性を確立。従来のサイドカッタは、幅広の溝形状を形成するために2個以上のインサートを並列させる必要があり、その場合には右勝手専用と左勝手専用の2種類のインサートが必要だったが、「TecTangentialSlot」のインサートは、片面を右勝手、もう片面を左勝手とした左右両勝手タイプで、計4コーナが使用できる。これにより優れた経済性を発揮し、同時にインサートの集約にも大きく貢献する。

 今回はインサート材種に高い耐欠損性を誇る新材種AH3135を追加設定した。AH3135材種は、靭性の高い超硬母材と耐欠損性に優れる積層構造を有したコーティング膜を採用している。高い欠損性を持つ母材とコーティングの組み合わせにより、不安定な加工条件でも抜群の安定性を誇り、インサートのチッピングや欠損が起こりやすい加工状況でも安定した長寿命を実現する。

 同社では、「高強度なインサート設計および長寿命を実現する新材種の採用で、TecTangentialSlotは極めて信頼性の高い加工を市場に提供し、お客様の加工費低減に大きく貢献します。」としている。主な特長は以下の通り。

(1)高強度な縦インサートにより、高い信頼性を実現
(2)多刃仕様と優れた切りくず排出性を両立し、高能率溝加工が可能
(3)左右両勝手仕様のインサートは、4コーナの使用が可能で経済的が高く、工具管理も容易
(4)独自の切れ刃形状は、さらい刃も備え、優れた壁面品位を提供
(5)耐欠損性に優れた新材種「AH3135」を追加設定

■主な型番と標準価格
LMEU100808ZNEN-MJ AH3135:1,980円
LMEU120808ZNEN-MJ AH3135:2,130円
LMEU150908ZNEN-MJ AH3135:2,280円
(いずれも税抜き価格)

オークマが次世代ロボットシステム「STANDROID (スタンドロイド)」を開発 ~革新的ロボット操作系を世界に先駆けて実現。自動化・働き方改革を推進~

$
0
0

181202オークマ1全景 オークマ(社長=花木義麿氏)は、このほど自動化システムを容易に導入できる次世代ロボットシステム「STANDROID(スタンドロイド)」を開発した。「STANDRO」は、ロボットのティーチングレスを志向し、工作機械と同じ操作感で 安心・容易に操作できる“革新的ロボット操作系”を世界に先駆けて実現した革新的な 次世代ロボットシステム。さらにシステム構築に必要な装置一式をパッケージ化した“省スペース自動化セル”により、トータルシステムインテグレーションを提供する。

 「STANDROID」は、システムインテグレータ(システム構築業者)を介さず容易に省スペース自動化システムの立上げを実現し、世界の中小規模の事業所を始めとした幅広い顧客のロボット活用による自動化・省力化の普及を促すに加え、働き方改革を強力にサポートし、スマートファクトリー化を加速させる。

 この開発の背景について同社では、「労働力人口の減少に伴い、ものづくりの現場では、人材不足が大きな問題となっている。働き方改革により、労働時間短縮への取り組みが進む中で、大企業だけでなく、中小規模の事業所においても自動化・省力化への導入が急務である。従来、工作機械とロボットは、別々の制御システムで動作しており、ロボットによる自動化システムは、専門技術を有するシステムインテグレータにより構築されていた。」としている。ロボットにおける自動運転の現状については、「狭い加工室内への進入や回避動作時に機械と干渉しないように ロボットの姿勢を保ちながら最短の距離で動作をさせるプログラムが必要のため、数ポイントから数十ポイントの位置と姿勢の設定(ティーチング)が必要で、これには高いスキルが要求され、システムインテグレータなしでの導入は困難となっている。そのため中小規模の事業所は、ロボット採用のハードルが高く、これが普及を妨げている要因だと考えられる。したがって、現在、加工現場では、操作が簡単で、導入が容易な自動化システムが求められている。」と、今回の開発に至った経緯を述べている。

特長と優位性

(1)システムインテグレータ不要。導入が容易ですぐに使える簡単自動化システム
 ティーチング作業を最小限とし、機械への接続もロボットとストッカが一体となった「省スペース自動化セル」を設置するだけで完了。システムインテグレータを介さずに簡単に自動化システムを立ち上げることができる。
(2)ティーチングレスを志向。容易に自動化できる革新ロボット操作
 ロボット操作の専門知識がなくても工作機械の操作感覚で簡単ロボット操作。ワーク品種の変更に際し、ロボット言語を知らなくても作業者が容易にロボット動作を設定できる。準備・確認期間を大幅に削減し、多品種少量生産へのロボット活用を促進する。
(3) 設置面積半減!省スペース自動化セル
 ロボットやストッカ等の装置一式をわずかパレット約2枚分のスペースに極小化。従来、安全柵で囲っていたロボット可動範囲分のスペースが不要になる。

●実演技術
① 簡単システム導入、生産性を革新するロボットパッケージ
 ・システム構築の装置一式をパッケージ化。出荷時にはロボットの信号確認も実施済。据付け時は、電源とネットワークケーブルをつなぐだけで接続完了。 システムインテグレータ不要で、3日間を要する据付動作確認作業もわずか一日で 終了。
 ・顧客のニーズを満足する機能拡張パッケージをラインナップ。 顧客の自動化要求に合わせて、加工物の品質チェックやエアブロー洗浄などの周辺装置を選択しやすい機能拡張パッケージとしてあらかじめ準備。仕様検討から 据付までの期間を短縮する。

② ロボット操作の革新。中間ティーチングポイント設定が不要
181202オークマ23Dシミュレーションで事前に動作確認(MU-S600V+STANDROID)
 ・専門スキルがなくても使いこなせる新感覚のロボット操作。ティーチングレスの革新。 NCの対話入力画面から、動作の始点と終点の位置等の必要情報を入力するだけで、干渉しない最短動作を自動作成する「干渉レス制御」。時間と経験を要する従来のティーチングから革新的な進化。
 ・加工物や取付け位置が変更されても、設定変更だけで変更プログラムを作成。
 ・工作機械のパルスハンドルやJOG送りボタンでの手動操作が可能。微小な位置あわせもらくらく実施。

③ 省スペース自動化セルを実現する「干渉レス制御」
181202オークマ3 ・システム拡張領域 従来比55%減(*同社実績比:従来ロボット+ワークストッカのスペース(2.1m×2.5m = 5.25m2)との比較)。干渉レス制御により、狭い空間でも動作確認なしで干渉しない最短動作を実現。わずか2.4m2(1.2m×2.0m)のスペースに装置一式を収納し、ロボット可動範囲全体を囲う安全柵が不要でワークストッカもコンパクトに最小化した。
 ・「STANDROID」を機械の側面に設置。作業者の操作を阻害しないレイアウト。作業者が行う加工物の手着脱作業と、自動化対応を自由に切替え可能。

主な仕様
181202オークマ4
 


ヤマザキマザックが工作機械の設置・据付を効率化する据付部品キットをナベヤと共同開発

$
0
0

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)はこのほど、工作機械の据付作業を効率化する据付部品キットをナベヤ(社長=岡本知彦氏)と共同開発したと発表した。

 ヤマザキマザックは共同開発の背景を、「高精度な工作機械が設計通りの性能を安定して発揮するには、設置される工場のフロアに正確かつ強固に固定されている必要がある。一般的に産業機械を工場に設置する際は、機械レベル(水平)を調整する「レベリングブロック」、機械と基礎を締結する「アンカーボルト」とそのボルトを基礎に固定するためのコンクリートや樹脂「エポキシグラウト」が使用される。機械の設置に使われるこれらの部品や部材については、さまざまな産業機械を対象とする汎用品が多く、1/1000mm単位の精度が求められる工作機械の据付に特化したものは、これまでほとんどなかった。また、工作機械には恒久的な高精度が要求されるが故に、繊細かつ確実な作業が要求され、機械固定やレベル調整などの作業効率には改善の余地が残されていた。」としており、このような中で、マザックとナベヤは工作機械に特化した正確かつ強固な設置を効率的に行うことができる据付部品キットを開発したとしている。

 ナベヤは工作機械用の精密治具ユニットや防振・機械要素部品の専門メーカであり、それらを通じて工作機械ユーザの生産性の向上と高品質化に貢献してきた。ナベヤが長年培った要素部品設計のノウハウと鋳造技術を生かし、より高精度化した工作機械の据付ニーズに対応すべく、今回のマザックとの共同開発に至った。

181202マザックカットモデル 共同開発した据付部品キットは、機械と設置されるフロアとを強固に締結するのはもちろん、マザック製の工作機械に最適化した設計となっており、静的な剛性だけでなく、荷重が大きく変動する加工時の動的な剛性や安定性も高め、恒久的な精度維持に貢献する。また、工作機械の据付に必要な1/1000mm単位のレベル調整を正確かつ迅速に行えるほか、基礎に固定する為の樹脂の流動性を高めるなど、据付作業全体を効率化することで、作業者の負担を軽減すると同時に工期の短縮と早期の機械稼働を実現する。

 今回開発した据付部品キットは、マザック製工作機械の推奨品として純正採用していく予定。マザックとナベヤは今後も、工作機械ユーザの生産性の向上と高品質化に貢献していく――としている。

ダイジェット工業が高能率肩削りカッタ「ショルダーエクストリーム」を新発売

$
0
0

181202ダイジェット工業 ダイジェット工業(生悦住 歩氏)が、このほど高能率肩削りカッタ「ショルダーエクストリーム」(EXSAP/MSX 形)の販売を2019年1月から開始すると発表した。

 この商品は、荒加工~中仕上げ加工の領域において生産性の向上を実現するために、高能率・高精度な肩削り加工を可能とした刃先交換式肩削りカッタ。特長は以下の通り。

 (1)肩削り軸方向切込み量(Ap)が最大15mmと大きく、平面削り・溝削り・プランジ加工など幅広い用途で使用可能。
 (2)インサートは両面4コーナー使用可能で経済的。コーナーRは、R0.8とR1.6の2種類をラインナップ。高精度な外周研磨級で、荒加工だけでなく、中仕上げ加工領域においても適用可能。
 (3)インサート刃先形状は低抵抗な三次元ブレーカー形状で強度を有する。カッタ本体セット時強固にクランプできる機構により、荒加工での高能率加工を実現。
 (4)インサート材種は、耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた材種「JC8050」と一般鋼・プリハードン鋼および50HRC程度の焼き入れ鋼が加工可能な、汎用性材種「JC8118」を採用。

 炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼等の肩削り、平面削り、溝削り加工等の荒~中仕上げ加工に威力を発揮する。

■サイズ・価格
・本体モジュラーヘッドタイプ:φ25(2 枚刃)~φ40(4 枚刃)
・本体ボアタイプ :φ50(4 枚刃)~φ80(7 枚刃)
・本体標準価格:φ25 28,500 円~φ80 57,800 円(税抜き)
・インサート形番: ZNGU 形 材種:JC8050、JC8118(PVD コーティング)
・インサート標準価格:1,710 円(税抜き)

碌々産業が微細加工機に特化したクラウドサービス『AI MACHINE Dr.』を開発

$
0
0

181202碌々産業1写真左:碌々産業 海藤社長 右:CORE CONCEPT TECHNOLOGIES INC.田口 取締役CTO 碌々産業(社長=海藤 満氏)が、11月4日、IT企業のCORE CONCEPT TECHNOLOGIES INC.(社長=金子武史氏)との協業で、微細加工機に特化したクラウドサービス『AI MACHINE Dr.』を開発したと発表した。

 発表のあった11月4日は、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2018」の会期中で、会見は同社のブースで行われた。

 海藤社長は、「一般のIoTアプリケーションは、稼働率を上げることを目的としているので、異常検知や予防保全といった機械に焦点をあてていますが、『AI MACHINE Dr.』は、ミクロン台の超精密な加工をどう安定して維持するか、という加工に焦点をあてているのが最大の特長です。」と話す。

 181202碌々産業2加工室内の温度や機械設置場所の室温も監視するこのサービスは、「ミクロン単位の加工精度を担う微細加工機は大変繊細なため、入念な機体管理が必要。最大36項目に亘る機体情報をセンサリングすることにより、ユーザーとメーカーが一体となって機体を厳格に管理・監視することができます。また、クラウドを利用するため、機械がどこにあってもリアルタイムで遠隔監視が可能です。」と優位性を示す海藤社長は、この開発の趣旨について次のように述べた。

 「良品が出来た時の機体状態を常に監視し、キープすれば、機械による不良は出なくなるという考えです。クラウド上のサーバーを使用するため、微細加工機が生まれてからの機体情報をリアルタイムで取得しビッグデータ化することが可能なため、予防保全やAI投入による不良加工予知なども出来るようになります。」

 また、外にクラウドを繋ぎたくない――という顧客のためには、独立サーバーを使った自己完結型の“On-Premise版”も現在、準備中とのことだ。

181202碌々産業3 CORE CONCEPT TECHNOLOGIES INC.の田口 紀成 取締役CTOは、「1機種あたり最大36項目にわたる機体情報を最小10msの時間感覚で取得し、これらの全てをクラウドに保存しつつ、リアルタイムな状態を可視化するために、通信処理の効率化や最適化を行っています。数分・数秒単位の時系列なデータでは見逃してしまうような異常を『AI MACHINE Dr.』は見逃さずに保存することができます。さらにこの高解像な時系列データをAIで分析することによって、これまでは見逃していたような異常信号を事前に察知し、ユーザーに知らせることが可能になります。」と説明した。

三菱マテリアルがJIMTOFツアーを開催

$
0
0

181202三菱マテリアル1会場内の様子 

 三菱マテリアルが本年11月1日~6日まで、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2018」の会期中に流通代理店・ディーラーへ向け手JIMTOFツアーを企画した。

 11月4日はグランドニッコー東京台場において懇親会が開かれ、親睦を図った。


181202三菱マテリアル2あいさつする中村加工事業カンパニープレジデント 中村伸一 三菱マテリアル常務・加工事業カンパニープレジデントは、「今回のJIMTOFキャンペーンに多大なるご協力をいただき、目標を達成することができた。日本機械工具工業会が発表した2018年上期は、対前年比8.2%増と聞いている。弊社の国内販売においては、若干上回っている。これもひとえに皆様方の活動のお陰だとありがたく思っている。一方、海外に目を向けると、アメリカ、ヨーロッパ、中国、東南アジア、非常に堅調に推移している状況である。計画した設備投資をしっかり確実に実行し、さらなる拡販に結びつくよう体制を整備している。今後とも安心して“ダイヤエッジ製品”の拡販にさらなるご尽力を賜ればありがたい。」とあいさつした。

 乾杯の発声を梅村龍盛 梅村本店社長が行い開宴した。女優の吉谷彩子さんやお笑いタレントのカール北川さんが登場し、会場を盛り上げ、宴もたけなわの頃、散会した。

大澤科学技術振興財団が「平成30年助成費贈呈式」を開く

$
0
0

181202OSG1 大澤科学技術振興財団(理事長=大澤伸朗 オーエスジー常務)が、11月7日、オーエスジー ゲストハウス(愛知県豊川市)で「平成30年度助成費贈呈式」を開催した。本年、オーエスジーは創立80周年を迎え、平成33年には財団も30周年を迎えることを記念し、今年から平成33年までの4年間で総額1億円を助成するとした。この日は30周年記念事業の第1回目となる。なお、30年度は次の2課題を指定して募集を行った。

 課題1:金型の切削加工技術に関する研究
 課題2:航空機部材の切削加工技術に関する研究

 大澤科学技術振興財団は、平成3年7月18日に設立され、日本のものづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から、国内の大学・研究所など、非営利の研究機関に所属する研究者に助成を行っている。今年度は23件の研究開発助成および、10件の国際交流助成を行い、助成金の合計は7,296万2,000円となった。なお、設立来28年間の研究開発助成は368課題、国際交流助成も268件となり、助成累計額は7億5,679万8,000円に達している。

181202OSG2あいさつする大澤理事長 あいさつに立った大澤理事長は、「昨年は台風に見舞われ、昨年の贈呈式は中止となったが、今年は台風の時期を若干ずらして開催した。お陰様で当財団は2021年に30周年を迎える。それと併せて今年はオーエスジーも80周年を迎え、なにか記念事業を興そうと今年から4年間、重点研究開発という企画を設け、従来の一般研究開発と国際交流助成を含めて助成枠を拡げた。4年間に亘って行う重点研究に対する助成は総額で1億円と決定している。お陰様で、今年度は重点研究開発助成で2件、一般研究開発助成で21件、国際交流助成で10件、合計33件に対して助成を行った。引き続き、皆様に対して精力的に助成をしていく。」と力強く述べたあと、「先日、JIMTOFが開催された。今年のテーマは未来につなぐ 技術の大樹。昨今、つなぐ、というワードが様々な分野で使われており、ここ数年でわれわれを取り巻く生産現場が大きく様変わりをしていることを実感している。今回の展示会もIoTを軸とした、より実用的な提案が目立っていた。今後は自動化、省力化に進んでいくと思われるが、あくまでもこれらは手段であって、ものづくりの一番の根底にある技術的・科学的な重要性は今後ますます高まるだろう。」との認識を示した。

181202OSG3説明する帯川選考委員会委員長 帯川利之選考委員会委員長(東京大学名誉教授)が選考過程について説明をしたあと、「ある町工場の話だが、60歳代の熟練が多い会社だった。経営陣はなんとか生産性を上げたいがなかなか実現できずにいた。そんな折りに、昨年高圧クーラントの工作機械を導入し、高能率加工を実現した。この設備を導入したときに、週休二日を達成したとのことだった。技術でないと得られない部分を目指して皆様には精進していただければ非常にありがたいと思っている。」と期待を込めた。

 大澤理事長から助成決定書の交付が行われた。

 来賓を代表して浅野勝人顧問(元内閣官房副長官)が、あいさつをしたあと、糸魚川文広 名古屋工業大学・大学院工学研究科 教授が謝辞を述べた。

 場所を移して懇親会が開かれた。乾杯の発声は大澤二朗オーエスジー常務が行った。宴もたけなわの頃、散会した。

181202OSG4

平成30年度助成課題

●重点研究開発助成
1.「難削性金型材料の次世代超精密・微細形状創製技術の研究開発」
名古屋大学・大学院工学研究科 助教 鄭 弘鎭

2.「超短パルスレーザを用いたCVDダイヤモンドコーティング工具の高性能化」
名古屋工業大学・大学院工学研究科 教授 糸魚川文広

●一般研究開発助成
3.「モード変換型マイクロ波プラズマCVDによる窒化ホウ素の合成」
千葉工業大学・工学部 教授 坂本幸弘

4.「ファブリ・ペロー方式婦ロープを用いた微細3次元加工形状測定システムの開発」
北九州市立大学・国際環境工学部 准教授 村上 洋

5.「畳み込みニューラルネットワークを用いた研削性能低下要因の抽出」
佐世保工業高等専門学校・電子制御工学科 准教授 坂口彰浩

6.「へら絞り法によるテラヘルツ通信アンテナの開発(Ⅱ)」
国立天文台・電波研究部 助教 三好 真

7.「マイクロ波励起高密度基材近傍プラズマを用いたナノダイヤモンドの合成」
兵庫県立大学・工学研究科 助教 田中一平

8.「歪速度に茶宇目した局所的塑性加工による工具用表面力学設計の構築」
東北大学・大学院工学研究科 教授 祖山 均

9.「エンドミル加工の工具変形および振動を考慮したボクセルモデルによる切削現象の予測」
神戸大学・大学院工学研究科 助教 西田 勇

10.「PCD/BL-PCD工具のフェムト秒レーザ成形と超硬合金加工における微視的摩耗挙動に関する研究」
理化学研究所・大森素形材光学研究室 専任研究員 片平和俊

11.「ダイクエンチ鋼板、超高張力鋼板の穴縁の遅れ破壊を抑制する穴抜き加工の開発」
豊橋技術科学大学・工学部 准教授 阿部洋平

12.「グラフェンを活用した擬音低減及び放熱型切削工具の開発」
東京大学・生産技術研究所 教授 臼杵 年

13.「ダイヤモンドCVD膜の超高速成長技術の開発」
金沢大学・理工研究域 准教授 徳田規夫

14.「ホットカソード法による切削加工用酸化物・窒化物被膜の高速スパッタ成膜技術の開発」
東北大学・大学院工学研究科 教授 斉藤 伸

15.「連続繊維強化樹脂加工用 有気孔メタルボンド砥石の開発」
山形県工業技術センター・化学材料表面技術部 専門研究員 村岡潤一

16.「超ナノ微結晶ダイヤモンド膜の切削工具への適応」
九州大学・大学院総合理工学研究院 准教授 古武 剛

17.「膜厚分布に対応できる一品処理型・超高速・工具除膜技術の開発」
岐阜大学・工学部 教授 上坂裕之

18.「レーザークリーニング援用ドレッシング法による超精密研削加工技術の開発」
富山県立大学・工学部 准教授 岩井 学

19.「複合砥粒砥石を用いた高速固定砥粒研磨によるダイヤモンドの鏡面仕上げ」
京都工芸繊維大学・機械工学系 教授 太田 稔

20.「バインダレスナノ多結晶ダイヤモンドを材料とする極微小切削工具および極微小金型の製作加工技術の開発」
慶應技術大学・理工学部 教授 青山英樹

21.「表面波の伝播速度による超砥粒ホイール砥粒層の弾性係数導出に関する研究」
芝浦工業大学・デザイン工学部 准教授 澤 武一

22.「対向型デュアル電極放電プロセスによる恒温潤滑窒化バナジウム含有コーティング膜の開発」
金沢大学・理工研究域 教授 細川 晃

23.「光ファイバ型二色温度計によるワイヤ放電加工中のワイヤ電極温度計測の高精度化」
金沢大学・理工研究域 助教 小谷野智広

●国際交流助成
K-1.「第2回建築材料と材料工学に関する国際会議(ポルトガル)」
奈良工業高等専門学校・機械工学科 教授 和田任弘

K-2.「国際材料研究協会―電子材料国際会議(韓国)」
豊橋技術科学大学・電気・電子情報工学系 助教 谷本 壮

K-3.「第13回先進材料の超塑性に関する国際会議(ロシア)」
富山県立大学・工学部 准教授 伊藤 勉

K-4.「第21回先進材料・加工技術に関する国際会議(アイルランド)」
岐阜大学・地域連携スマート金型技術研究センター 特任教授 土屋能成

K-5.「第21回国際先端砥粒加工シンポジウム(カナダ)」
一関工業高等専門学校・未来創造工学科 准教授 原 圭祐

K-6.「第21回国際先端砥粒加工シンポジウム(カナダ)」
京都工芸繊維大学・機械工学系 准教授 江頭 快

K-7.「第21回国際先端砥粒加工シンポジウム(カナダ)」
山梨大学・工学部 准教授 孕石泰丈

K-8.「第21回国際先端砥粒加工シンポジウム(カナダ)」
岐阜大学・地域連携スマート金型技術研究センター 特任教授 深川 仁

K-9.「第21回国際先端砥粒加工シンポジウム(カナダ)」
日本工業大学・基幹工学部 教授 二ノ宮進一

K-10.「第21回国際先端砥粒加工シンポジウム(カナダ)」
秋田県立大学・機械工学科 准教授 野村光由

Viewing all 1665 articles
Browse latest View live