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【潜入レポート】 福山発! 遊びのオリンピック「WAZA-One GP(ワザワングランプリ)」でエキサイティング!

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160406ワザワン 子ども達が手作りおもちゃで腕を競う「遊びのオリンピック」が3月26日(土)、福山のビッグローズ(広島県ふくやま産業交流館)で開催され大いに盛り上がりをみせた。

 この大会は、昔の遊びを活性度の高いルールに統一して新しい遊びとして復活させ、さらに子ども達の活力高揚の場を提供し、遊びの『技』を競うもの。技術者の育成、世代間交流、青少年健全育成、思考力や創造力アップ、地球環境保護を目的にしている。(株)アドテックプラズマテクノロジー、(株)キャステム、(株)ホーコス(株)、安田工業(株)、ローツェ(株)、(株)古川製作所が設立協賛企業として発足した大会である。

 競技は、①ビー玉、②ベーゴマ、③めんこ、④紙トンボ、⑤折り紙ヒコーキ。
 子ども達の真剣勝負のこの大会は、昭和生まれの大人も楽しめるイベントでもある。本戦には出られないが、子どもの頃を思い出しつつ、体験コーナーで筆者も遊んでみた。

案外難しい! いつの間にか不器用になってしまったことを実感

160406ワザワン1楽しそうにロケットを飛ばすちびっ子たち 開場時間は9時30分から。入場口には、すでに子ども達と保護者でいっぱい。今回は当日先着300名にノギスのストラップのプレゼントがあるので、これも狙いの一つだろう。ノギスのストラップ、というところにこの大会のセンスを感じつつ、入場するとズラリと並ぶトロフィーとメダルに目がいった。これをみた子ども達の心の中に静かな競争力が燃え上がるのだろう、と想像しながら会場内へGO! 

 各種目コーナーでは体験できるスペースが設けられている。バリバリ昭和生まれの筆者も体験することにした。

160406ワザワン2雑な筆者がつくったへなちょこロケット ふと見ると、ちびっこ達が楽しそうにロケットを飛ばしているではないか。さっそく子ども達に混じって受付をすると紙がもらえた。この紙を切ったり、貼ったりしながら、ロケットの形状をつくり、発射台に備え付ける。ボタンを押すと、ヒューッと飛んでいくという仕組み。

 ところがどっこい。これが案外難しい。子ども達が丁寧に切ったり貼ったりしながら各パーツを作っているのを横目で盗み見しながら工作をしてみるが、雑な性格が災いしてしまう。出来上がりがなんだか汚いのだ。発射台に備え付けてみたら、なんとなくしょぼくれ感も漂う。(あぁ、こういうのって丁寧につくらなきゃダメなのね・・・)と、ものをつくる工程において、当然のことが出来ない自分を少し反省しつつ、ボタンを押すと、頼りなげに飛んでいった。

160406ワザワン4丁寧に紙トンボをつくる。子どもの集中力は凄いものがある 次は、紙トンボコーナーにぶらり。材料は串と紙のハネを使用し、切ったり削ったりひねったりして作る。できあがった紙トンボで飛距離を競うという遊びである。入口には、YASDAのマシンで作った高級スペースシャトルが飾られていた。どこにも売っていないスペースシャトル。子ども達がこの価値を知るのは、まだ先のことかもしれないけれど、一生の宝物になるに相応しいものであろう。「工作キット」と書かれた画も、紙トンボのつくり方を教えてくれる漫画も飾られていたが、これらは全て安田工業の社員が描いたもの。この大会は設立協賛企業の社員も影ながら活躍している。

160406ワザワン4真剣そのものだ! さて、紙トンボに挑戦してみたが、これもまったく飛ばない。幼少のころ、こういった遊びをしたのにもかかわらず、飛ばない。残念なことに、勢いよく軸を回転させる、という動作が俊敏に出来なくなっているのに気付いた。自分の年齢を実感する残酷な時間だ。子ども達は、簡単に、ヒュッと飛ばして紙トンボの行方を目で追っていた。

 続いては、めんこコーナーへ。
 投げ専用めんこで相手めんこを返す、というもの。これも幼少のころ遊んだ記憶がある。相手は若者だ。よし、負けるわけにはいかんぞ! 中年女の底力をみせてやろうじゃないか! と、勢いよく挑んではみたものの、へっぴり腰で3枚も投げることは出来なかったという情けない結果に。

160406ワザワン5相手のカードを返すにはワザが必要! この手の遊びの良さは、自分で考えて、目の前にある材料で工夫する。勝つためには、与えられたものに手先を使って、ものに個性を出すこと。そこから生まれてくる喜びは、きっとひとしおだろう。子ども達の思考力や創造力を鍛えて、ものづくりの尊さを学ぶにはもってこいのイベントだと感じた。
 
 


「JTEKT ROOM Ginza」が盛大にオープン! スペシャルゲストの登場も!

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160406ジェイテクト1写真右から、佐脇紀代志 経済産業省産業機械課長、安形社長、十一代目市川海老蔵氏、石丸雍二 日本工作機械工業会専務理事 ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)は、4月1日に東京都中央区銀座に位置する自社ビルの1Fに、ショールーム「JTEKT ROOM Ginza」をオープンした。オープニングに先立ち、3月31日にオープニングセレモニーを開催。同社10周年キャンペーンの出演タレント、十一代目市川海老蔵氏をはじめ、多数のゲストを招いて盛大に執り行われた。
 
 同社は、光洋精工と豊田工機、ふたつの会社を合わせて150年分の歴史を受け継ぎ、10年前に誕生した会社である。1988年には電動パワーステアリングの世界初の開発・量産に成功、現在でもグローバルシェアは30%を超えている。

コンセプトは“つなぐ”

160406ジェイテクト2プレゼンをする安形社長 セレモニーの前に安形社長があいさつを兼ねてプレゼンテーションを行った。この中で、「電動ステアリングのみならず、油圧を含めた全部のステアリングシステムでも世界シェアは約26%。世界の車の4台に1台は弊社の製品が使われている。他にも、軸受、工作機械の事業部があり世界のものづくりを支えている。現在、世界136の拠点で研究開発、製造、販売を行っている」と会社概要を紹介したあと、2014年に策定されたグループのビジョンについて説明をした。それによると、テーマを『No.1&Only One ~よりよい未来に向かって~』として掲げているが、ナンバーワンを誇る製品やオンリーワンの技術を通じ、世界のものづくりに貢献していく――というジェイテクトの姿を示しているとし、10周年を象徴するキャッチコピーについては、『歴史ある若い会社。ジェイテクト』とした。

 安形社長は、「ジェイテクトができる前、光洋精工が85年の歴史、豊田工機は65年の歴史があり、両方合わせると150年分の歴史を受け継いでいることになる」と述べ、「歴史ある若いイメージそのまま体現されているといえば歌舞伎界で革新と挑戦をし続けている市川海老蔵さんがイメージキャラクターにピッタリだということと、10周年の盛り上げと幅広い方々に弊社を知って貰いたいという願いから本年初めより、TVCMを流している。この10周年を機会により多くの方にジェイテクトの歴史とナンバーワン、オンリーワンの製品技術を感じて貰いたいという思いから、この銀座にショールームを設置した」と思いを述べた。

JTEKT ROOM Ginzaのコンセプトは“ つなぐ ”。
広く一般に開かれたスペースとして、
〇社会・世界・時代を「つなぐ」
〇ジェイテクトとステークホルダーとを「つなぐ」
〇ジェイテクトのグローバルネットワークを「つなぐ」
〇ジェイテクトの過去・現在・未来を「つなぐ」――としている。

また、今後の展望としては、
〇継続的にジェイテクトのNo.1&Only One情報を発信
〇定期的にワーク所@@宇などのイベントを開催
〇グループ会社のNo.1 &Only 技術も発信
〇地元のイベントとの協力
〇グローバルな情報発信拠点として活用―――としている。

JTEKT ROOM Ginza 主要展示物はコレだ! 

160406ジェイテクト3 オープニングセレモニーで市川海老蔵氏が、「歴史ある若い会社というフレーズの中で、私も歌舞伎の世界の中で若い俳優として日々精進させていただいている。また、歌舞伎座がすぐそこにあり、ご縁を感じる。このご縁を大切にしつつ、さらなるジェイテクト様の発展を願っている」とあいさつしたあと、テープカットが行われた。

 名称を「ショールームではなく、あえてルームにした」という安形社長。その理由を、「ルームには空間、場所、という他に余地、機会、可能性という意味を持つ。そこでよりよい未来に向けて常に改善の余地があるという思いを込めて、単なるものを提示する施設ではなく、ものづくりや人づくりを行うコトづくりの可能性を秘めた場所、そういう場所にしたい」と話した。
 JTEKT ROOM Ginzaの主要展示物は以下のとおり。

■自動車部品
160406ジェイテクト4市川海老蔵氏もパワステありなしを実感ジェイテクトが世界で初めて開発・量産に成功した電動パワーステアリングの過去・現在・未来を体感。未来のパートではジェイテクトの考えるADAS(高速運転支援)の将来像を紹介。

・動くスケルトンカー
 自動車に貢献するジェイテクト製品を一同に紹介。電動パワーステアリングをはじめ、AWD車の燃費向上に貢献する駆動製品「TTCC」やエンジン、トランスミッションに搭載されている軸受け製品を展示。

160406ジェイテクト6・JTECT 360 VIRTUAL REALITY“JGOGGLE”
 自社製品を車両に搭載し評価・解析を行い、より良い製品を開発するために、ジェイテクトが所有しているテストコース「伊賀試験場」を360度映像で体感できるコンテンツ。

■軸受
・超低トルク円すいころ軸受(LFTシリーズ)
 1970年代に誕生して以来、世代進化を重ねナンバーワンの低トルク性能を誇り、自動車のデファレンシャルギヤなどに採用されている円すいころ軸受「LFTシリーズ」を紹介。

160406ジェイテクト5・コロガードプロ軸受 水中デモ機
 独自開発の高硬度高耐食ステンレス鋼を採用し、化学溶液やフィルムの製造工程などで使用される特殊環境用軸受。水中で軸受が円滑に動く様子が見学できる。

・新幹線用軸受1964年誕生の初代0系から採用の実績を積み重ね続けている新幹線車軸用軸受を紹介。N700系採用製品の実物と他の世代の製品との形状の違いを見学できる。

・風力発電用軸受
ジェイテクトが世界で初めて採用下セラミック玉を用いた風力発電機用軸受を実物展示。あわせて風力発電機の主軸や減速機などに用いる様々な軸受を紹介。

■工作機械・メカトロ
・ギヤスカイビングセンタ
2013年、世界出始めてスカイビング工法をマシニングセンタに採用・量産化。ギヤ加工工程を1台に集約した加工デモ映像を紹介。

JTEKT ROOM Ginzaは、老若男女、国籍問わず楽しめる。英語、中国語も対応可能となっている。

JTEKT ROOM Ginza
住所:東京都中央区銀座7-11-15
↓ウェブサイト↓
http://jtektroom.com

安田工業がMC生産を強化! 7億円を投入した第3工場 生産能力25%アップ!

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 安田工業(社長=安田拓人氏、岡山県里庄町)が、本社敷地内にある第3工場にMC組立工場を増築中だったが、このほど竣工した。7億円を投じた新組み立て工場は、延べ床面積2800㎡、1200㎡が組み立てスペースとなっている。近年、米国などで航空機部品向けの需要が増加していることに対応した海外向けマシンの組み立て専用工場となる。これにより生産台数は25%アップを見込んでいる。

 勢いのある安田工業を訪ね、増設ホカホカの第三組み立て工場をレポートするとともに、田邉洋始 取締役製造部 部長にお話しを聞いた。

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第14回新機械振興賞 受賞候補者募集 ~〆切5月31日(火)必着~

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 機械振興協会(会長=庄山悦彦氏)では、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによって、わが国機械産業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰しており、平成28年度第14回新機械振興賞の受賞候補者を次の要領で募集する。

1.表彰対象
 独創性、革新性および経済性に優れた機械産業技術に関わる研究開発およびその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善、または生産の合理化に顕著な業績を上げたと認められる企業等および研究開発担当者とする。
 ただし、当該研究開発は、おおむね過去3年以内に成立したものに限る。

2.募集の方法
 機械産業に関わる団体、地方公共団体、国公立試験研究機関、学会等に募集を依頼し、受賞候補者の推薦を求める。また、募集されている企業で、推薦をする団体が無い場合でも自薦による応募が可能。受賞候補者の受付期間は、平成28年4月1日(金)から5月31日(火)必着とする。
 応募要領および応募書類の様式は、下記からダウンロードすることができる。

▼ダウンロード▼
http://www.jspmo.or.jp/tri/prize/

3.表彰の方法
 (1)特に優秀と認められるものについて、経済産業大臣賞および中小企業庁長官賞の授与を申請するものとし、機械振興協会会長賞および小規模事業者(中小企業基本法における小規模企業者)を対象とした審査委員長特別賞に対し、会長名の賞状を贈呈する。
 (2)受賞する企業に対し、記念楯を贈呈する。
 (3)受賞する研究開発担当者に対し、賞金を贈呈する。賞金の額は、経済産業大臣賞は80万円、中小企業長官賞は50万円、機械振興協会会長賞は30万円、審査委員長特別賞は20万円(研究開発担当者が複数である場合も、これらと同額)とする。

4.選考
 機械振興協会会長が委嘱する学識経験者より成る審査委員会により行う。

5.受賞者発表
 平成28年12月に発表の予定。

ジェイテクトが軸受けブランドKoyoのタグラインを制定

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ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)は、軸受事業ブランドKoyo の更なる営業力の強化、商品技術の幅広い認知拡大を進め、ブランド強化と販売力の強化を目的として、ブランド
タグラインを制定した。

 タグラインは、「Key of your operation Koyo」。
 由来は、光洋精工時代から積み重ね続けてきた顧客と共に歩み続け、様々な産業の顧客ニーズに応える製品を届け続けてきたジェイテクトの軸受事業の姿勢を表現している。オペレーションには製造現場での操作に加え、企業経営という意味も含めており、末永く顧客に貢献し続け、モノづくりから経営まで支えるパートナーとしてあり続けたい意思を込めている。
Key of your operation の頭文字を取ることで、Koyoとなる。

ロゴイメージ
160418コーヨー

オーエスジープレゼンツ 浜松・東三河フェニックスVS岩手ビッグブルズが試合

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160418OSGさすが地元。OSGブルーが目立つ。 去る4月3日(日)に、ターキッシュエアラインズbjリーグ2015-2016シーズン、第46戦オーエスジープレゼンツの浜松・東三河フェニックスVS岩手ビッグブルズの試合が
豊橋総合体育館で開催された。当日は「OSG&フェニックス春祭り」と題して、体育館ならびに駐車場周辺にて各種イベントを開催し、賑わいをみせていた。
 また、体育館内の展示コーナーでは、オーエスジーがスポンサーとなっている観測衛星「IDEA OSG1」を展示していた。

 前座のエキシビジョン戦のあと、ウェルカムイベントとしてアストロスケール「IDEA OSG1 スペシャルトーク」があった。その中で、大沢二朗オーエスジー常務が、「子ども達の未来は宇宙が関係してくる。今、宇宙でなにが起こっているのか、皆様に知っていただきたい」と述べたあと、アストロスケールの山崎泰教氏が宇宙のゴミ問題がいかに深刻なのか、を話し、プロジェクトの概要を説明した。

 続いて、石川則男オーエスジー社長が、「早いもので、今シーズンも残り僅かとなりました。昨日の試合も岩手の選手がとても強くて、最後の最後までハラハラドキドキの一点差の試合でした。残りの7試合もきっと全ての試合がハラハラドキドキの厳しいものになろうかと思います」とあいさつをした。

【試合結果】浜松・三河フェニックス 56 × 岩手ビッグブルズ 72 

 

ヤマザキマザックがコストパフォーマンスを追求したミル機能付 複合旋盤のエントリーモデル「QT-COMPACT」シリーズを発売

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160418マザック製品 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほどCNC複合旋盤のエントリーモデルとして「QT-COMPACT」シリーズをリリースした。去る4月8、 9日に、美濃加茂製作所ワールドテクノロジーセンタと美濃加茂第二製作所に加え、国内4カ所のテクノロジーセンタ(東北・筑波・西日本・九州)と6カ所のテクニカルセンタ(太田・長岡・神奈川・長野・金沢・兵庫)で同時開催した展示会「MAZAK QUICK TURNフェア」で実機を展示しており、早くも注目を集めている。

 「QT-COMPACT」シリーズは、ミーリング機能を標準装備しつつ、コストパフォーマンスを高めた中軽切削に適したCNC複合旋盤のエントリーモデル。エントリー機でありながら、ビルトイン旋削主軸や全軸ローラーガイドを採用するなど、上位モデルと同様の高剛性な機械構造を採用し、高精度な複合加工に対応している。 さらに、進化した熱変位制御機能サーマルシールド・プラスを搭載。温度・熱変位補正量の見える化や補正量の調整機能を追加し、安定した加工精度を保つ。CNC装置は最新の「MAZATROL SmoothC」を搭載し、高速・高精度で操作性もさらに向上させた。また、6インチから10インチまでのチャックサイズ、さらにサブスピンドル仕様、Y軸仕様など、幅広い仕様を揃えている。

特長

(1)高剛性ビルトイン旋削主軸、全軸ローラーガイドを採用し高精度な複合加工に対応
 振動発生の原因となるギアやベルトが無く、面粗度や真円度に優れるビルトインビルトインモータ駆動を旋削主軸に採用、さらに全軸ローラーガイドを採用するなど、上位モデルと同様の高剛性な機械構造を採用し、高精度な複合加工に対応している。

(2)進化した熱変位制御機能、サーマルシールド・プラスを搭載
 温度センサを増設するとともに位置を最適化し、さらに温度・熱変位補正量の見える化や補正量の調整機能を追加し、連続加工や急激な室温変化に対しても安定した加工精度を保つ。

(3)最新のCNC装置MAZATROL SmoothCを搭載、高速・高精度な加工を実現し、操作性も向上
 最新の制御技術による高速・高精度な加工の実現と、シンプル操作キーなど操作性も充実させた。

(4)ミル仕様、Y軸仕様、サブスピンドル仕様など豊富なラインナップ
 6インチから10インチまでのチャックサイズ、さらにサブスピンドル仕様、Y軸仕様など、豊富なラインナップで多様な加工ニーズに応える。

160418マザック製品仕様図

ジェイテクトがCNC 円筒研削盤 「e500G」を開発、販売開始

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160418ジェイテクト ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)は、このほど小型シャフト部品の量産加工に最適なCNC 円筒研削盤「e500G」を開発し、販売を開始した。

 不透明感が増している経済状況の中で、同社の主なユーザーである自動車メーカー、家電メーカー、一般産業機械メーカーなどはグローバルに厳しいコスト競争や品質競争に直面している。このような状況の中、研削盤設備に対しては、これまで以上に安定した加工精度、コスト低減のための高生産性が求められ、さらに製品ライフサイクルの短縮、多様化などに伴う設備のフレキシブル性へのニーズが一段と高まっている。これらの要望を受け、今回、小型シャフト部品の量産加工に最適なCNC 円筒研削盤「e500G」を開発した。

特長

(1)安定した研削精度
160418ジェイテクト 研削盤の心臓部であるといし軸には、静圧と動圧を組み合わせたハイブリッドタイプの「TOYODA STAT BEARING®」を採用。金属接触がないため摩擦がなく長寿命であることに加え、剛性と減衰性能の高い構造により軸の回転精度が高いことが特徴で、1960 年に当社が開発して以来、TOYODA 研削盤が誇る高精度を支えている。

(2)クラス最速サイクルタイム
160418ジェイテクト2
 といし台、テーブルの早送り速度向上などにより、クラス最速サイクルタイム※を実現。
(CBN といし仕様、両センタ駆動、周速80M 仕様の加工事例)

(3)クラス最少スペース
160418ジェイテクト3
 機械寸法は、機械幅1,800mm, 奥行2,400mm とクラス最少設置スペースを実現。さらに機械の両サイドにはといし交換などの保守スペースも確保しており、省スペースと保守性を両立させた。

(4)段取り替えレス(オプション)
160418ジェイテクト4 工作物を両側センタの摩擦力で駆動させる両側駆動主軸台を準備。これにより駆動金具レスで外径全段研削が可能となった。さらにNC 自動心間調整機能により長さの異なる工作物に自動で対応し、長さ違いワークの段取り替えレスを実現した。

(5)CBN といし採用による生産性の向上(オプション)
 CBN といしの採用により、ドレス(といし修正)インターバルが延びることに加えて、寸法精度、表面粗さが安定し、生産性の向上を実現。

(6)かんたん操作
160418ジェイテクト6
 操作ボタンのアイコン化により、言語を問わず共通認識することが可能となる。文字表示とアイコン表示の切替えも簡単に行え、IoE に対応可能な見える化システムとして電流・位置・速度などのデータを常時サンプリングすることが可能。正常値との比較により、機械の異常の早期発見に有効である。

仕様
160418ジェイテクト図


三菱日立ツールが「アルファボールプレシジョン F ABPF 形用強ねじれ刃形インサート」にグラファイト加工用ダイヤモンドコーテイング材種「HD7010」を追加発売

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160418三菱日立ツール写真1:「アルファボールプレシジョンF ABPF形」 写真2:「グラファイト加工用強ねじれ刃形インサート『FD7010』」 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)がこのほど「アルファボールプレシジョン F ABPF 形用強ねじれ刃形インサート」にグラファイト加工用ダイヤモンドコーテイング材種「HD7010」を追加発売した。

 刃先交換式の「アルファ ボールプレシジョンF ABPF 形」は、金型の仕上げ加工用途に向け販売をしており、現在発売している強ねじれ刃形インサートは、高硬度材および不安定加工向けSTタイプ、プラ金型向けSCタイプ、鋳鉄加工向けSFタイプのラインナップをしている。これらの製品群は、「金型の仕上げ精度向上が図れる」と加工現場から高い評価を受けており、このほどグラファイト電極加工用として、強ねじれ刃形の中で最も切れ味のよいSFタイプに、ダイヤモンドコーテイング材種HD7010を組み合わせた新商品を追加発売することになった。既に発売済みの強ねじれ刃形インサートと合わせると、より広い加工用途に対応可能になり、グラファイト電極、高Si アルミニウム、繊維強化プラスチック(FRP)における三次元形状部の中仕上げ、仕上げ加工に威力を発揮する。

特長は以下の通り。

(1)強ねじれ刃形で最も切れ味のよいSFタイプを採用したので、グラファイト電極加工で問題となるコバ欠け、工具のびびりによる仕上げ面精度の低下を抑えることができ、より高能率条件での加工が可能になった。

(2)ダイヤモンドコーテング材種HD7010は、ダイヤモンド専用母材を採用。独自の前処理技術によるアンカー効果により、母材とダイヤモンドコーテイング層の密着性を高め長寿命化を図った。

(3)高Siアルミニウム、繊維強化プラスチック(FRP)の切削加工も可能である。

 価格は20,000円~41,800円(消費税抜)

牧野フライス製作所が微細精密加工機「iQ500」の販売を開始 採用した技術と加工サンプルワークの詳細に注目!

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160418牧野

 牧野フライス製作所(社長=牧野二郎氏)が、このほど微細精密加工機「iQ500」の販売を開始すると発表した。出荷月は本年9月より。同社では年50台の販売を目指すとしている。
 採用した技術と加工サンプルワークの詳細を掲載する。

採用した技術

1-1.主軸
 金型製造に適する生産性のため、剛性が得られるころがり軸受を採用した。転がり軸受けは、軸受けが接触しているため、切削に必要な剛性が確保され実用的な高速加工が実現できる。静圧軸受けは、主軸回転による熱の発生や回転振れが小さく、面粗さに優れるが、生産性は低くなる。そこで、静圧軸受の面粗さに劣る点を以下のように少なくしている。

(1)熱変位
 軸芯冷却(主軸の内部から温度制御した冷却油を送り込むことで主軸自体を内側から直接冷却する方式)に使う主軸冷却油の温度を、従来の±0.5℃から、±0.1℃にする冷却システムを開発した。その結果、熱変位によるリップル量を±0.1 マイクロメートルに抑えることができた。

(2)回転振れ精度
 部品の寸法公差を厳しくした。 組立工程において、回転部品の一つ一つのアンバランスを少なくし、なめらかな回転を得ることが可能となった。その結果、静圧軸受に近い回転振れ精度を実現させている。(従来比 1/2)

160418牧野図1

1-2.機械本体
(1)制御しやすい構造
160418牧野図2 テーブル側に1 軸(Y 軸)と、主軸側に2 軸(Z 軸とX 軸)を配し、加工点と送り軸案内面が近い構造。高い剛性を持ち、高速移動時、反転時に発生する振動と、各可動部の荷重変化(ねじれ)の影響が最小。移動体の反転姿勢誤差が制御しやすいことにより、”スジ”や"縞模様”のない滑らかな加工面を実現した。

(2)送り軸機構
 大きな工作物許容質量(300kg)と高い生産性を確保するため、摩擦係数が低く、剛性が高いころがり案内を採用した。


160418牧野図3 ころがり案内では、転動体(ころ)のローテーションに伴う通過振動(転動体が非負荷領域から負荷領域に入る際に発生するわずかな振動のこと) により、送り軸にうねりが発生する。送り軸のうねりを微小化するために、一つのころ(転動体)の真円度、円筒度、直径が高精度に管理された専用の直動案内機器を使用している。さらに、ベッドやテーブルの直動案内機器を取り付ける面を、高い真直精度で加工した。直動案内機器を組み付けた後も、単体精度が維持できている。

1-3.制御のための要素技術
(1)NC 最小設定単位
 最小設定単位 10 ナノメートル(0.00001 mm) を採用した。移動量の変化が少ない、緩やかな曲面(斜面)などを加工する場合、特に有効である。

160418牧野図4

 光学系の一部の CAM には、最小設定単位 1 ナノメートルがある。今後、一般的な CAM においても、最小設定単位 10 ナノメートルが必要になると予想している。

(2)高分解能スケールフィードバック
 1.25 ナノメートル(0.00000125 mm)の分解能を持つスケールフィードバックを採用した。これまでの分解能は、5 ナノメートル(0.000005 mm)だった。

160418牧野図5

加工対象となるワークの代表例

■自動車用ライトガイド(金型用入れ子)
160418牧野写真6 「iQ500」 は、最近の自動車デザインの変化で特徴的である、ヘッドライトの中の「ライトガイド」の大型化、複雑化に対応する。トレンドとして、自動車用のヘッドライトは、前方を照らす役割だけでなく、走行時に外部(道を歩いている人や対向車)から自車が視認されやすいように、ライトガイドと呼ばれる帯状の発光部が一体化している。

ライトガイド入れ子部品の加工面は連続したV溝状になっているが、「iQ500」は、ライトガイドの大型化、複雑化に対応した、入れ子部品の加工を可能にした。
 ワークの大きさや高さの問題には、大きなテーブル作業面(各軸の移動量)が、より均一な発光には、連続したV溝の間隔が短くなるため磨きが不要な加工面粗さが、輝度ムラの低減には、金型(コア)のインコーナRを最小にする微細形状の加工――といった具合に加工の課題はこのマシンが解決してくれる。

160418牧野写真7

■多数個取りの金型
 同社では、一部の多数個取り金型メーカーから、象限突起のない加工面を可能とする機械を要求されている。LED 金型や工業用精密ゴム金型の加工面は、製品の性能に大きく影響する。また、微細な形状部は、金型の磨き作業が困難なため、象限突起が障害になる。そこで、象限突起の極めて小さい仕上げ加工面を可能とした。

160418牧野写真8

DMG森精機 金沢プライベートショーが大盛況のうち終了

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160418DMG森精機1 DMG森精機が4月7日(木)~9日(土)3日間、金沢市にある石川県産業展示館で、北陸エリア最大規模の地域密着型の展示会となる『DMG MORI 金沢プライベートショー』を開催し、大盛況のうち終了した。

 金沢プライベートショーでは、「DMC 125 FD duoBLOCK」や「DMU 65 monoBLOCK」などの5軸加工機を中心に15台の工作機械を展示し、自動車、航空機、建設機械、エネルギーなどさまざまな業種における最新の加工事例を紹介した。また、ハードウェア(工作機械)とソフトウェア(工具やセンシング技術など)を組み合わせることで、効率的な高精度加工を実現する「テクノロジーサイクル」を新たなソリューションとして発表した。

 金沢プライベートショーでは、第1弾として、4種類のテクノロジーサイクルを発表し、実際にデモで紹介した。

 石川県、富山県、福井県の北陸3県に加え、滋賀県、岐阜県、京都府からのご来場もあり、累計約2,000名が来場し、大盛況の3日間となった。4月9日(土)には、金沢大学教授 細川先生による特別セミナー「駆動型ロータリ工具による難削材の高能率旋削加工および熱硬化性CFRPの高品位エンドミル加工」を開催した。

 また、会場ではDMG森精機が主催している「ドリームコンテスト」の受賞作品を展示したほか、“地域を盛り上げる/楽しめる展示会”となるよう、北陸地域とのコラボレーション企画として、特設ブースを用意した。その中には、同社の北陸地域のユーザー6社や周辺機器メーカー15社の出展、“北陸物産展”コーナーも設け、来場者を楽しませる工夫が溢れていた。

 今後、同社の地域密着型プライベートショーは、九州、中四国、東北で計画している。
 次回は2016年12月15日(木)~17 日(土)に岡山県での開催を予定。業界・業種や加工内容ごとの市場や技術の最新動向を踏まえた豊富な加工事例に加え、補助金・ファイナンシャルサービス・中古機下取りなど、地域密着の特性を活かした実践的な提案やサポートで設備導入についての手伝いをするとしている。

DMG MORI独自のテクノロジーサイクルとは?

160418DMG森精機2 今回の金沢プライベートショーで新たに発表した工作機械における新しいソリューションの形となる「Technology Cycles(テクノロジーサイクル)」とは、機械本体、工具やロボットなどの周辺機器、アプリケーション、ソフトウェア、「CELOS」などのHMIといったあらゆる場面において、最新のテクノロジーによって、最適な加工や操作をサポートする新しいソリューション。今回の展示会では、①MPC-Machine Protection Control、②3D quickSET、③gearMILL、④gearSkiving、の4つを発表した。これにより、専用機、専用のプログラム、複雑な工具に依存していた加工・段取り・計測を標準的な工具、治具などのハードウェアと独自の組み込みソフトウェアを用いて簡単かつ短時間で実現できるようになる。

●振動を検知し機械を保護する「MPC-Machine Protection Control」
【特長】
・主軸に高度なセンサを内蔵し、振動を監視
・振動を監視することで、異常不可、工具摩耗、折損などを検知
・衝突検知時に機械を非常停止し、主軸や工具の損傷を未然に防止
・予備工具への自動交換機能
・加工の切削抵抗を監視し、最適な加工を実現

●5軸機の高精度加工を実現する回転軸中心の補正サイクル「3D quickSET」
【特長】
・回転軸中心の計測・補正を可能にするツールキット
(基本パッケージ:ソフトウェア+3D quickSETツールキット)
・自動計測により、オペレータによる複雑な作業が不要
・計測結果の自動計算、パラメータへの自動書き込み
・あらゆる主軸・テーブル軸構成に対応

●各種ギア加工に柔軟に対応するソフトウェア「gearMILL」
【特長】
・1台の機械で旋削/ミーリング加工、ギヤ加工による全加工が可能
・市販工具および汎用加工機の使用による、投資コストの低減
・各種ギヤ加工に柔軟に対応可能

●ギヤスカイビング加工の対話型プログラミング「gearSkiving」
【特長】
・スカイビン具という加工技術を容易にプログラミング可能
・ギヤシェーピングに比べ最大で8倍高速な加工を実現
・旋盤とマシニングセンタの両方で使用可能

ギヤの5軸加工では、専用機、専用工具から汎用機、汎用工具への置き換えによるフレキシビリティーの向上をアピール
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ヤマザキマザックが「MAZAK QUICK TURNフェア」を開催 ~IoTに対応した高生産機能を身にまとい、高効率化を推進~

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160418マザック1 ヤマザキマザックが、4月8日(金)~9日(土)の2日間、ワールドテクノロジーセンタ・美濃加茂第二製作所・全国テクノロジーセンタ 4か所・テクニカルセンタ 6ヶ所において「MAZAK QUICK TURN フェア」を開催した。

 「QUICK TURN 」は、マザックの代名詞ともいうべきベストセラー機。QUICK TURNシリーズは1981年に世界初の対話式CNC装置「MAZATROL T1」を搭載して発売し、現在までに世界累計販売台数約9万台を記録。業界トップクラスのベストセラー機となっている。この「QUICK TURN」が、このほど最新のCNC装置「MAZATROL Smoothシリーズ」を搭載してIoTに対応した高生産機能を身に纏い、製造現場に新たな高効率化を構築できる機械となって披露された。35年にわたりQUICK TURNとMAZATROL CNCは共に進化している。

160418マザック2プライベートショーかけた思いを説明する中西常務 中西正純常務は、今回のプライベートショーについて、「汎用CNC旋盤QUICK TURN を新たに一新して、基幹産業を支えるお客様に活用していただけるよう工夫した。今回は日本の根幹を支える町工場のお客様が半数以上を占める商品。お客様の用途に合わせた仕様が選択できるようにしている。もうひとつ、QUICK TURN-COMPACTシリーズは、コンパクトでも生産に寄与できるようにした。ミーリング機能付きを主体にデビューさせている。派手さはないが、本当の意味で製造業を支える半数以上の客様が採用していただけるような製品です」と思いを述べた。

 また、「歴史を感じて頂きたくて、35年ほど前に開発した」としている、QUICK TURNに世界初の対話型CNCのMAZATROL T1を搭載した記念すべきQUICK TURNも展示していた。

MAZATROLとQUICK TURNは共に進化

160418マザック3初代MAZATROL T1を搭載したQUICK TURNも展示。 1980年初期の製造現場で主流の設備というと、汎用旋盤、フライス盤、ボール盤など。NC工作機械への更新が積極的に行われ始めていたのもこの頃だったが、EIA/ISOコードによるプログラミングの難しさ、段取りの煩雑さもあって導入が遅れていたのが現状だった。

 さらにEIAA/ISOプログラムはプログラム作成および、加工までのリードタイムが長く、一方で、選任のオペレータ不足の課題があった。固定サイクル、Gコードなど専門知識が必要でプログラミングが難しかった。これらの問題を一気に解決したのが、世界初の対話方式によるプログラミングが可能な「MAZATROL」だった。マザトロールプラグラムとEIA/ISOプログラム行数を比較すると、EIA/ISOの行数は115行。一方のMAZATROLプログラムは行数20行と約83%も減少している。

160418マザックzさて、新しくなったQUICK TURNの特長だが、回転工具刃物台にはビルトインモータ駆動の回転工具主軸(Smooth Mill Drive)を搭載している。振動を抑えた高精度なミル加工を実現、刃物台内部では発熱による精度変化のないよう冷却対策も万全だ。

 熱変位補正が可能なサーマルシールド・プラスも標準装備されている。これにより、①加工精度に最も有効な熱変位制御機能を強化、安定した加工精度を維持する、②工場環境温度・各軸熱変位補正量・機械温度を見える化し、製造現場の環境に最適な設定が可能になった。

●QT-COMPACTシリーズ

160418マザック5 コストパフォーマンスを追究した複合旋盤のエントリーモデル QT-コンパクトシリーズが誕生したが、このマシンのメリットは“お求めやすい価格でワンランク上の加工を提供する”ということ。新NC「MAZATROL SMOOTH C」を搭載し、インテリジェント機能や工場環境に合わせた熱変位補正が可能なサーマルシールド・プラスももちろん標準装備。また、ビルトイン主軸の採用と全軸ローラーガイドを採用で高精度・高剛性な加工を実現したマシンだ。

 気になる加工能力だが、QT-COMPACT200、300は、切りこみが2~3mmの鍛造品や鋳造品の量産加工に最適で、①中炭素鋼をベースとした鋳鋼、②比較的削りやすいSCM系の鍛造品、③FCまたはFCDの鋳物(難削材のFCD600以上を除く)、④AL鋳物に威力を発揮する。

「INTERMOLD2016/金型展2016」の見所をはココだ! 

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 4 月20 日(水)から4 月23 日(土)までの4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)で「INTERMOLD2016/金型展2016」(主催:一般社団法人日本金型工業会・テレビ大阪)、「金属プレス加工技術展2016」(主催:一般社団法人日本金属プレス工業協会)を開催する。今年は前回開催を上回る440社・団体、906小間の開催規模となり、各社の見所満載といったところである。製造現場ドットコムでは一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を公開する。

 (アマダマシンツール、OKK、イワタツール、オーエスジー、オークマ、岡本工作機械製作所、キタムラ機械、ジーベックテクノロジー、ダイジェット工業、大昭和精機、ナガセインテグレックス、日進工具、ブルームノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、三菱マテリアル、安田工業)

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 安田工業か家族会社見学会を開く

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160506安田工業2
 安田工業(社長=安田拓人氏)が、4月3日(日)に従業員の家族会社見学会を開催した。
 工場内を見学したり、キサゲも体験できたり、工作機械への理解を深めるよいチャンスとなった。
 なお、同社では人材育成にも力を入れており、技術者の育成や、世代間交流、思考力や創造力アップを目的として地域にも貢献している。

キサゲ体験
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タンガロイが鋳物旋削用CVDコーティング材種『T515』ポジインサート、大型インサート、ワイパーインサートアイテム拡充

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160506タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)がこのほど鋳物旋削用CVDコーティング材種『T515』のアイテムを拡充し、全国で発売を開始した。

 『T515』は、専用の超硬合金母材及びコーティング膜を採用した鋳物旋削加工に最適な高汎用性材種。超硬合金母材とコーティング膜界面の密着性を向上させたことにより耐チッピング性及び耐剥離性を飛躍的に向上させ、安定した加工を可能とした。さらにアルミナ(Al2O3)被膜を同社従来品よりも1.7倍厚膜化したことにより、高速加工での耐摩耗性を大幅に向上させることに成功、驚異的な長寿命を実現した。

 また、同社独自の特殊表面処理技術であるPremiumTecを採用し、表面平滑性を向上させたことにより抜群の耐チッピング性及び耐溶着性を発揮した。今回、ポジインサートおよび大型インサートを拡充することにより、鋳物旋削加工でのあらゆる切削領域をカバーし、幅広い加工に適用可能となった。さらにワイパーインサートの設定により、高送り加工にも適用可能とし、生産性向上とコストダウンに大きく貢献する。

■主な特長
●超硬合金母材とコーティング膜界面の密着性を向上させ耐チッピング性及び耐剥離性を大幅に向上
 ●アルミナ膜厚を従来よりも厚膜化し、高速加工領域での耐摩耗性を向上
 ●PremiumTecの表面平滑性の向上により、耐チッピング性及び耐溶着性を大幅に改善

■主な形番と標準価格
・CNMG160612 T515 1,890円 (税込み 2,042円)
・CNMG190612 T515 2,400円 (税込み 2,592円)
・CNMG120408-SW T515 850円 (税込み 918円)
・CCMT09T304-CM T515 970円 (税込み 1,048円)
・SCMT120404-CM T515 1,500円 (税込み 1,620円)
 
 全追加アイテム:59形番


【注目】ジーベックテクノロジーがバリ取り問題を自分事化して解決できる画期的なサイトにリニューアル!

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160506ジーベック1 バリ取りの自動化を推進するジーベックテクノロジー(社長=住吉慶彦氏)がWEBページを日本語・英語同時にリニューアルした。
 同社では、「バリ取り問題100%解決を目指し、ホームページを訪れてくださる世界中の皆様のバリ取り問題解決の糸口になるようなサイトを目指す」としている。



サイトの見所 ~自分事化できるWEBサイトを目指して~

160506ジーベック2 今回のWEBリニューアルは、ユーザーが悩んでいるバリ取り・研磨について、ユーザー各自でも解決できると考えてもらえることを最優先している。「10年以上にわたって自動化を提唱し続け、多数の事例をご提案することができるようになった」とのこと。今回は、バリ取り・研磨の自動化事例を50件以上掲載しており、これまで掲載されていた事例も、新たにCGで動画を製作するなど、よりイメージしやすい内容になっている。

 各事例は、目的や業界、バリを発生させる前加工別、採用された設備別など、カテゴリーごとに整理することで、様々な切り口でお客様が悩んでいる内容に近い事例を見つけることができる。
 掲載事例はこれからも追加していき、すべてのユーザーが答えを見つけることができるように進めていくとしており、今回は同社のツールを永らくしているユーザー2社にインタビューを行い、インタビュー記事と事例も掲載している。

 部品が複雑化してきている昨今、バリ発生箇所が多く出てきており、バリ取り工程を見直す必要があったことや、また、手作業での磨きの工程に時間がかかっており、同社の営業担当者と相談を重ねながら自動化を成功させ、作業者の負担が減らせたことなどの具体的な成功事例は見所である。

改善のヒントが見つかるサポートコンテンツが充実! どこよりもバリ取りの相談がしやすいサイトに!

160506ジーベック3 コンテンツが充実しており、製品ごとに使用方法、使用上のコツなどをまとめ、よりわかりやすく、製品を理解できる設計になっている。
 また、新たに各製品の動画マニュアルを製作し、製品を理解しやすいよう動画マニュアルでは、製品をマシニングセンタに取り付けるところから始まり、摩耗時の管理方法や使用時の注意事項など、使用にあたって必要な情報を網羅している。

 さらに相談しやすい環境を整えるために、バリ取り・研磨相談シート(WEB版)という入力フォームを用意しており、バリ取り・研磨相談シート(WEB版)は、アイコン選択式にすることで、項目を選びやすく、手入力の手間が最小限になった。画像の添付もできるようになり、お伝えいただきたい情報を正確に受け取り、これまで以上に迅速に、かつ最適なツールの提案をすることができるサイトとなっている。個人情報保護のためSSLに対応しており、機密情報が漏れる心配はないので安心だ。

160506ジーベック4 今回のリニューアルにあたって、製品とスタッフが持つ魅力を伝えるために、魅力を最大限に引き出すカメラマンにそれぞれ撮影を依頼したとのこと。TOPの製品写真は、黒を基調に洗練され佇まいで、工業製品ということを忘れてしまうような仕上がりになっている。写真を通じて、性能以外の製品の魅力を伝える工夫を凝らした画期的なサイトとなった。また、顔写真入りで掲載されたメンバーページにて、様々な強みを持ったスタッフが、バリ取り問題にチーム一丸となって取り組んでいる姿勢を伝えている。

注目の商品! 栄工舎の超硬ソリッドリーマ「シャンクスルークーラント」

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160506栄工舎 ニッチな切削工具を製造・販売している栄工舎(社長=安部川洋司氏)の、「超硬ソリッドリーマ シャンクスルークーラント」が注目を集めている。

 この工具はシャンクスルーの採用で高能率加工を実現。秘密はこの形状。溝にそって、クーラントが下に流れるため、被削材にまんべんなくクーラントが行き渡る仕組みである。オイルホールタイプでは狙った箇所に切削油が当たらない場合があるといった現場の声から、生まれた製品だ。切削速度は従来のコーティングリーマの約2.5倍を誇るTiAlNコーティング「CSGR-A」タイプと、高硬度Hv6000以上、耐熱性の向上(耐熱温度550°)、アルミ、非鉄等に抜群の用着性を誇り、薄膜で切削性を損なわない水素フリーDLC「CSGR-DLC」タイプがある。

ジェイテクトが国内初「モーター用新セラミック玉軸受」を開発・量産

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160506ジェイテクト ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)が、転動体である玉に従来よりも熱膨張が内外輪材に近い新材料を採用した「モーター用新セラミック玉軸受」を開発した。これにより、電食対策が必要なモーター用軸受において、従来材である窒化けい素と同等の絶縁性を有しながらも、温度変化による内外輪と玉のすきま変化をより小さくし、幅広い温度環境への対応が可能になった。この新セラミック材を使用した軸受の量産は日本国内初であり、2016 年6 月の開始を予定している。

 電動モーターの特性上、動作中に高周波電流による有害な電圧が発生し、一定量を超えると、転がり接触部分の非常に薄い油膜を通じて、軸受内でスパーク(放電)を起こす。このときに軸受の転動面などが局部的に融解する電食という現象が起こり、これが異音を生じさせ、軸受寿命を低下させる原因となる。そのため、軸受においては絶縁対策が必要となり、最も信頼性が高い絶縁対策は玉材質のセラミック化であり、窒化けい素が通常使用される。

 今回開発品に採用された新セラミック材は、窒化けい素と比べて同等の絶縁性を有することに加え、線膨張係数(温度をセ氏1 度上げたときの物質の長さの増加量)が内外輪素材に使用される金属に近いという特性を有している。この特性により、温度変化による内外輪と玉のすきま変化を従来よりも小さくすることができ、より幅広い温度環境に適応することができる。

 この製品の特長は、従来の玉材料(窒化けい素)と同様の絶縁性、②従来の玉材料(同)に比べてすきま変化が少なく幅広い温度環境に対応する――である。

三菱日立ツールが『高能率仕上げ加工次世代高能率仕上げ刃先交換式「異形工具」シリーズ』を発売

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160506三菱日立ツール 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、このほど『高能率仕上げ加工次世代高能率仕上げ刃先交換式「異形工具」シリーズ』を発売した。

 自動車業界をはじめとした大物金型・部品加工の技術動向は、リードタイムの短縮や高品質化を目的として、高精度切削や高速機械を用いた高速切削の取り組みに関心が高まっている。従来より壁部の仕上げ加工においてはボールエンドミルやラジアスエンドミルが多く使用されており、通常カスプハイトを小さく設定するが、それに伴い加工ピッチが小さくなり、更なる高能率加工は困難だった。特に難削材における仕上げ加工は、「面粗さ」と「工具寿命」が密接に関係しており、面粗さ向上の為にピッチを細かく設定すると切削長が伸び、工具の擦過時間が増加する事による工具寿命の低下が生じる。

 このようなユーザー動向を踏まえ、同社は独自の外周刃形の研究、壁部の仕上げ加工において切削長を短くし、面粗さの改善が可能なインサート式異形工具を開発し、このほど販売するに至った。

 この新開発の工具は、従来ボールエンドミルやコーナラジアス工具同径を比較した場合、約3倍以上のピッチで仕上げ加工が行え、経路長は約3分の1となり、「加工時間の短縮」、「高能率」、「長寿命」、且つ「良好な加工面」を実現した工具。また、最近のCAD/CAMソフトウェアーでは、5軸加工での「異形工具」を用いた演算できる機能が増えており、取扱いが難しかった「異形工具」も容易に形状定義が可能になり、今後さらに需要が拡大すると見込んでいる。また、刃先交換式の特長である「工具管理」、「優れた操作性」、「費用対効果の優位性」があり、同社では、これらの機能に対応した工具を発売することで、更なる加工の高精度化・高能率化を望んでいるとしている。

 特長は、①独自の外周刃形により、「壁」部分の高能率仕上げ加工を実現、②同一工具径ボールエンドミルの場合、仕上げ加工ピッチ:約3倍、加工時間短縮:3分。

【価格】
・モジュラータイプホルダー(φ16~φ25):31,500~49,000円
・インサート:1,270円
・モジュラーミル専用超硬シャンクφ16~φ25):41,000~97,500円

 年商は5,000万円を見込んでいる。

【レポート】ヤマザキマザックが国内最大級のサポート拠点「瀬戸内テクノロジーセンタ」オープン!

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160506マザック1 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)が、国内7カ所目のテクノロジーセンタとして「瀬戸内テクノロジーセンタ」を岡山県早島町に開設した。4月21日にオープニング式典を行い、4月22、23日の両日にはオープニングフェアを開催した。

 「瀬戸内テクノロジーセンタ」は敷地面積約2,800坪、延床面積約800坪の大規模施設で、国内最大級のショールームには、大型のマシニングセンタや複合加工機、三次元レーザ加工機など最新の工作機械11台を展示、中国・四国地区の主要産業である造船、航空機、産業機械などの重厚長大産業に向けた質の高いソリューションを提案する。

160506マザック2 また、瀬戸中央自動車道や岡山バイパスが通る岡山県早島町は、中国地区や四国地区からの交通アクセスに優れており、両地区のユーザーにとって利便性の高いサポート拠点となる。同社の「テクノロジーセンタ」は、単に機械を展示する従来型のショールームではなく、ユーザーの身近な場所で、最新の工作機械による加工実演や、加工技術支援や設備合理化の相談などのビフォアサービス、機械購入後のトレーニングなどのアフターサービスを提供する施設であり、同社は今回の「瀬戸内テクノロジーセンタ」を含めた全世界39カ所(国内7カ所)のテクノロジーセンタと、40カ所(国内26カ所)のテクニカルセンタで世界中の顧客に万全のサポートとソリューションを提供するとしている。

質の高いソリューションを提供する場

160506マザック3 開設セレモニーでは、山崎智久 ヤマザキマザック社長、山崎高嗣 ヤマザキマザック副社長、下田知也 シモダフランジ会長、奥山 環 タダノ常務、中島基善 ナカシマプロペラ社長がテープカットを行った。

 瀬戸内テクノロジーセンタは、事務所、ショールーム、3次元測定室、大会議室、トレーニングスクール、他、となっている。展示機は、複合加工機が「INTEGREX e-1250V/8S」、「INTEGREX e-670H」、「INTEGREX i-400S」、「VARIAXIS i-600」、NC旋盤が「MEGA TURN 900M」、「QT-COMPACT 300MY」、「QUICK TURN 200MA」、立形マシニングセンタが「FJV 5 Face-60/80」、「VCN-535C」、横形マシニングセンタが「HCN-6800」、レーザ加工機が「3D FABRI GEAR 220 II (4kw)。

160506マザック4 このように、最新鋭の工作機械を展示し、最先端の加工技術、充実したトレーニング施設を持つ瀬戸内テクノロジーセンタは、専門スタッフにより、質の高いソリューションを提供するとしている。加工サンプルも豊富で斬新な展示内容となっていた。

 中でも画期的だと感じたのは、「マシンオペレーショントレーニング」。この瀬戸内テクノロジーセンタで機械操作が学べるという。人材育成を支援することを目的とし、従来の「プログラムトレーニング」からステップアップした操作術を学べる。トレンドとなっているマルチタスキングマシンを利用しているユーザーを対象に、複合加工の高度な加工技術を習得し、マシンの潜在能力をユーザーが最大限に活用することを目的としたユーザー単位ごとの専任講師でのトレーニングを行う「マルチタスキングアカデミー」もある。

160506マザック5 他にもトレーニングスクールでは学べない“マザトロール”のテクニックを教えてくれる「マザトロールステップアップトレーニング」もあり、生産性を向上させるためのコツなどをアドバイスしてくれる。単に機械を展示するだけでなく、品質を保持しながら経済効果を高めるためのノウハウを包括的に示してくれるテクノロジーセンタだ。



高まる大型マシンのニーズ

160506マザック6あいさつする山崎社長 パーティの中であいさつに立った山崎社長は、熊本の震災に触れたあと、「多くのお客様や取引先様にも被害が出ているが、弊社としても現在、お客様の生産再開に向けて必要なお手伝いに最大限の取り組みをしているところである」と述べ、「中国・四国地区には、私どもの工作機械やシステムをご使用しているお客様がたくさんいらっしゃる。弊社は、お客様の近くで私どもの製品をはじめ、工作機械を使ったテストカットや様々なアプリケーション、プログラミングなどを実際にご覧頂いたり、技術的なソリューションを提供する目的で、通常の営業やサービスの拠点に加えて、世界中の主要なマーケットにテクノロジーセンタと呼ばれる施設を設置しており、日本国内にもこれまでに6カ所、テクノロジーセンタを開設している。オープンした瀬戸内テクノロジーセンタは、国内で7カ所目となるが、中国・四国地区のお客様に、より高度なテクノロジーソリューションと迅速なサービスを提供することを目的に開設の運びとなった」と、開設に至った経緯を説明した。

 また瀬戸内テクノロジーセンタのある早島町について、「瀬戸中央自動車道や国道2号バイパスが通っており、東西南北、各方面からの交通アクセスが大変便利な場所に位置している」と利便性を示した。「この利点を活かして、中国・四国地区のお客様の利便性を一層高めるものと確信している。瀬戸内テクノロジーセンタは、約2800坪の敷地面積の中、建物の延床面積が約800坪あり、これは美濃加茂にあるワールドテクノロジーセンタに次ぐ国内で2番目を誇るテクノロジーセンタとなる。この大きさを利用して他の地域では展示が難しい大型のマシニングセンタやマルチタスキングマシンの展示をはじめ、周辺機器を活用した様々なテクノロジーソリューションを提供したい」と意気込みを話した。また、引き合いの傾向について、「国内においてはより大型の工作機械のニーズが高まっている。特に中国・四国地区は、造船をはじめクレーンなどの大型重機やジェットエンジンなど加工物の大きな産業が盛んな地域である。この地域に大型の工作機械を展示するテクノロジーセンタを新たに設立することには大きな意味がある。また、他のテクノロジーセンタには展示できない大型機を展示することから、この地域だけでなく、他の地域のお客様にも瀬戸内テクノロジーセンタにお越し頂くことを視野に入れている。もちろん、大型機だけでなく、小型機や特定の産業に特化した機種も含めたワイドレンジな製品構成を持っていることがわれわれの特長であり強みでもある」とした。

「良い機械が一流のお客様を運んでくれた」

160506マザック7村上 日本ホイスト社長 来賓を代表して、村上正士 日本ホイスト社長が、「本日、バスから降りるとマザックのオレンジのマークが目に入った。このロゴは、ケンタッキーでも大連でも世界中どこでもマザックのある場所に見ることができるが、私は、先進性、新規性、信頼性を表すマークとして認識している。今回の新テクノロジーセンタは白に統一され、機械の美しさに圧倒された。ところで、美濃加茂の工場は窓がありません。全て人工の照明です。人工の照明で手元の小さい配線、小さい作業をも照らす。照明の取り方ひとつとってもマザックのレベルの高さが分かる。温度管理についても、720時間も動く機械をつくっている工場なので、1年中温度管理をしている。工場の現場は埃もない。こうした現場で最新鋭の素晴らしい機械をつくっていることから、至る所に高度な配慮のなされた工場であると理解している。これだけの工場でつくる機械なので、世界一の高品質をキープされるのは当たり前。私はマザックの“V-140”という多面加工ができる機械を8年前に購入した。弊社の工場には年間250社ほど見学にいらっしゃるが、ある企業のオーナーが“最高なんぼまで吊れるホイストがつくれるか”と聞いたので“70トンです”と返すと、V-140を見たオーナーが、“これがあると100トンまでいけるでしょう。やってください”とお願いされ、肩を押された。100トンのホイストを6台つくりましたが、この時に私どもはグンと成長した。今から10年前、私どものホイスト業界におけるシェアはせいぜい20%だったが、その後、伸びを見せ、この2月には40%を超えた。もちろんマザックの機械がたくさん動いており、品質も上がっている。信頼の度合いが変わったと思っている。良い機械を買うということは良い製品をつくるというだけでなく、私は良い運を持ち込んでくれる、と切実に感じている。良い機械が一流のお客様を運んでくれた」とあいさつをした。

 乾杯の発声は三村俊博 三村鉄工社長が行った。

「責任を持って技術やサービスの提供をしていく」

160506マザック8志村 ヤマザキマザックシステムセールス常務 志村雅人 ヤマザキマザックシステムセールス常務は、新設した瀬戸内テクノロジーセンタについて、「この瀬戸内の地に大型のテクノロジーセンタができたことをわれわれは嬉しく思っている。今回、お客様に発表したことによって、お客様の笑顔を受け止めることができ、責任を持って技術やサービスの提供を積極的にやっていかなければならないと、さらなる責任感を感じた。この中国・四国の地は、重厚長大産業が多いので、われわれの機械を実際に見て、体験して頂いて、その上で設備を決めて頂くことには大変良い施設だと思っている。営業だけでなく、技術でしっかりお客様に提供していくということを今後も続けていこうと思っている。また、技術や製品だけでなく、まずは人間。お客様に評価してもらうように頑張っていく。これからも可愛がってください」と心意気をコメントしてくれた。

160506マザックzセンタ内にはサロンも用意。来場者がくつろげる空間となっている。 なお、30カ所以上あるテクニカルセンタに在籍する所長の平均年齢は40.8歳と大変若い。営業職の平均も35.3歳だ。
 同社は、現在、中国・四国が絶好調。航空機や造船の勢いが後押ししているという。式典の参加者に話しを聞くと、「われわれの側にマザックが来てくれた。安心できる」、という声も多く、多忙な地域に心強いテクノロジーセンタの開設となったようだ。

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