ケナメタルと住友電気工業は、ケナメタルが所有するKM4Xスピンドルコネクション技術に関するライセンス契約を締結した。これにより住友電工は、今後大きな成長が見込まれる航空機産業や、インフラ関連産業などで多く見られる、重切削の部品加工において、大幅な高能率化と、コストダウンを実現する「KM4Xスピンドルコネクション」ツールホルダ製品を、全世界に提供する。
ケナメタルの副社長兼インダストリアル事業部門の社長である John R. Tucker は、「KM4Xスピンドルコネクションは、現時点において世界で最も剛性の高いシステムです。多くの製造業者は、この設計により設備投資を最大限に活用できます。KM4X製品の高い切り屑除去率により、工作機械の高い稼働率と、部品1個あたりのコスト削減を向上させると同時に、製造業者の実際的な生産能力を拡大させることが可能となります。住友電工のような革新的な技術パートナーが、KM4Xスピンドルコネクションを供給することで、全世界の製造業者にとり、大きな生産上の強みが生み出されます」とコメントしている。