日本工作機械工業会がまとめた9月分の受注実績は以下の通り。
2014年月9月分工作機械受注総額は、1,355.5億円(前月比+5.7%・前年同月比+34.7%)となった。受注総額は2008年5月(1,328億円)以来、6年4カ月ぶりの1,300億円超え。1,000億円超は13カ月連続。期末効果や展示会効果などにより増加。
内需は4カ月連続の400億円超。リーマンショック以降の最高額。政策効果に加え、期末効果もあって前月より増加。外需は前月比微増で7カ月連続の800億円超。850円超も3カ月連続。アジアのスポット受注が継続。北米も展示会効果などで増加。
今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、国内景気やアジアの電気・精密向けスポット受注の動向を注視。
9月分内需
491.4億円(前月比+17.2% 前年同月比+16.3%)。
・前月比2カ月ぶり増加、前年同月比15カ月連続増加。
・4カ月連続の400億円超。リーマンショック以降の最高額(従来:14年7月427.7億円)
・期末効果もあり前月比増加。政策効果が継続し、中小企業でも設備投資に前向き。
① 一般機械 198.0億円(前月比+12.6% 前年同月比+7.9%)
うち金型 27.0億円(前月比+32.6% 前年同月比+7.2%)
② 自動車 143.3億円(前月比+1.0% 前年同月比+21.5%)
うち部品 103.3億円(前月比△4.4% 前年同月比+22.5%)
③ 電気・精密 52.8億円(前月比+59.9% 前年同月比+61.9%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 24.3億円(前月比+167.7% 前年同月比+3.0%)
9月分外需
864.1億円(前月比+0.2% 前年同月比+48.0%)。
・前月比は4カ月連続増加、前年同月比は11カ月連続増加。
・7カ月連続の800億円超。高水準の受注が継続。
・アジアのスポット受注が継続し、北米も展示会効果により増加。
・アジア:427.1億円(前月比△12.3% 前年同月比+81.7%)
・東アジア:291.9億円(前月比△28.2% 前年同月比+92.8%)
〈中国〉:236.2億円(前月比△30.4% 前年同月比+106.0%)
・その他アジア:135.2億円(前月比+68.1% 前年同月比+61.6%)
〈タ イ〉29.0億円(前月比+31.0% 前年同月比△18.0%)
〈その他〉:80.5億円(前月比+123.8% 前年同月比+526.1%)
① 欧州:147.1億円(前月比+4.4% 前年同月比+9.3%)
〈ドイツ〉:46.8億円(前月比△7.3% 前年同月比+29.8%)
② 北米:276.6億円(前月比+23.4% 前年同月比+38.6%)
〈アメリカ〉:253.4億円(前月比+31.7% 前年同月比+39.1%)