アマダ(社長=岡本満夫氏)は、6月5日(木)から7日(土)にアマダ土岐事業所にて開催した『プレス・金型部品加工ソリューション展in 土岐2014』で新商品オプティカルプロファイル研削盤GLS シリーズ LED 仕様機(以下、GLS-LED)を発表し、注目を浴びた。
従来のGLS シリーズでは、投影機の光源にハロゲンランプを使用していたが、GLS-LED では高輝度のLED を搭載することで、より鮮明な投影像を実現している。単にハロゲンランプをLED に変更しただけではなく、LED の光源を機外に設置し、光ファイバーにより機内に光を取り込む方式を採用(特許出願中)。これにより、本体フレームの熱によるひずみを従来機の約50%に抑え、加工品質や精度が向上した。
主な特長は以下のとおり。
1.ランニングコストの低減
・LED の定格寿命は30,000 時間で10 年間交換不要(数値は使用条件により異なる)。
・年間のランプ代はハロゲンランプと比較して70,000 円の低減、電気代は31,000 円の低減となり、トータルで年間101,000 円のコスト低減となる(数値は使用条件により異なる)。
2.加工品質・精度の向上
・本体フレームの熱によるひずみを抑えることに加え、投影像の視認性が大幅に向上しエッジが鮮明となることで、誤差判別が容易となり加工品質や精度が向上した。
3.生産性の向上
・ランプ切れによるランプ交換工数、加工修正工数が削減し、生産性が10%向上する(数値は使用条件により異なる)。
同社では年間販売目標台数を150台と見込んでいる(海外含む)。