日本金型工業会(会長=牧野俊清氏)が6月6日、都内のホテルインターコンチネンタル東京ベイで第2回定時総会を開催した。
あいさつに立った牧野会長は、「金型業界はリーマンショック後の落ち込みが厳しく、60~70%落ち込むなど厳しい状況が続いていたが、今年3月の機械統計をみると、消費英の駆け込み需要もあってか各型とも好調であった。低調だったプラスチック金型も2009年以降最高額となっている。鍛造用金型は2008年の2倍である。経済産業省作成の新素形材産業ビジョンに続き、われわれも新金型産業ビジョンを作成した」と述べた。
この金型産業ビジョンは、小規模企業が対応できることをモットーに、①営業力(提案力)、②海外展開、③金型技術を活かした周辺分野への事業展開、④人材確保・人材育成、後技術研究開発、⑥サプライチェーンを有効なものとするための連携・提携の推進――に基づきまとめられている。
総会終了後、防衛省陸上自衛隊大阪地方協力本部長 陸将補 大塚裕治氏が「自衛隊と防衛産業は車の両輪」をテーマに講演した。
続いて、懇親会が開かれ、関係者は親睦を図った。