“モノを掴む”、“重量物を吊り上げる”、“材料を均一にかき混ぜる”、“強く加工しやすい金属を生み出す”――――――。金属素形材事業・工機事業・産業機械事業が特長の北川鉄工所(社長=北川祐治氏)の強みは、それぞれの技術融合が成せる総合力にある。
工機事業は、旋盤やマシニングセンタなどの工作機械に必要な旋盤用チャック・NC円テーブルを手がけ、特にパワーチャックは国内60%のシェアを持つ。素形材事業は、多様な鋳造製法を駆使し、素材開発及び加工技術力で細かいニーズにも対応できる生産体制を構築、産業機械事業はスケールの大きいコンプリートプランドやビル建設用タワークレーン・橋梁架設用機械などに加え、リサイクルプラントなどの環境分野へ進出している。
今回は工機事業と素形材事業に注目し、KITAGAWAの魂を込めたものづくりを取材した。