ユーヴィックスがこのほど、優れた反射特性により、壁や天井に吸収されることなく、暗く陰になったエリアへもUV-C光を反射させて届けることによって殺菌性を飛躍的に向上させることができる「UV-C 殺菌用反射コーティング塗料『Lumacept』」を発売した。
この「UV-C殺菌用反射コーティング塗料『Lumacept』」は米国LUMACEPT社の製品で、254nmのUV-C殺菌用の他、365nmのUVにも効果を発揮する。
Lumaceptは、UV-C殺菌装置と一緒に使用するために開発されたコーティングテクノロジー。標準の塗料や壁紙は、不可視性の殺菌性UV-C光を93〜97%も吸収する。したがって、UV-C機器が直接照射できない表面は陰になって殺菌効果が弱くなり、殺菌に長時間を要する。通常、陰になっているエリアに届くUV-C光は壁や天井のような表面から反射していくが、反射のたびにUV-C光の多くは吸収されてしまい、陰になっているエリアに届く頃はほとんど何もなくなってしまう。
Lumaceptの場合、殺菌性のUV-C光は複数回の反射の後でも吸収されずに残って、ばい菌が存在している陰の部分にも届く。
主な用途として、病院/病室/介護施設/老人ホーム/研究室などでのUV-C殺菌装置、
工業用UVインクジェット機器、半導体露光装置、UV接着硬化機器、UV塗装用、光触媒用に最適である。