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「INTERMOLD2019/金型展2019/金属プレス加工技術展2019」開催にあたって 日本金型工業会 会長 小出 悟 

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190415im小出会長 この度は、『INTERMOLD2019/金型展2019/金属プレス加工技術展2019』の開催に際し多大なるご支援・ご協力を賜りました関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆様には、盛況に開催を迎えることができますことを厚く御礼申し上げます。

 さて、日本経済はリーマンショック後10年が過ぎ、それ以前の水準には回復していないものの概ね順調に推移し本年を迎えるに至りましたが、米国発の貿易摩擦が中国を始めとし、世界経済に影響を与え始めたことは一つの不安材料であり、不測の事態を想定しながら慎重な舵取りが要求される状況でもあると考えます。

 一方で、本年は平成から新元号に変わる節目の年であり、混沌とした情勢の中で成長を続けるためには、いかに変化に適応、適合するかがカギとなります。100年に一度の変革期といわれる自動車産業においてEV、自動運転へ益々シフトしていく状況のもと、金型産業においても新たな事柄に取り組むことを躊躇していられない状況にあります。

 金型産業を世界的な視点から見ると金型需要は年々増加している一方で、その競争は激しさを増しています。近年のアジアでの金型のレベルアップは目覚ましく、3Dプリンター等の新しい技術は、日々進化を続け、センサやカメラの極小化・高精度化により、これまで経験や感覚でしか踏みこめなかった領域の事象も誰もが認識できるようになってきています。これらを脅威と考えるのではなく、IoTを駆使し協調、利用、融合させていくことが成長・発展に繋がると考えます。

 日本の金型は、品質、納期、価格において世界トップレベルの技術と技能を有しているものと自負しておりますが、それは決して金型メーカーのみによるものではなく、金型材料・工作機械・熱処理・表面処理など日本が誇る世界一の周辺産業の支援によるものでもあります。

 そのため、本展示会が、最先端技術や情報を提供し、企業の競争力強化、安定した経営体質づくりの一助となることを願うと共に金型産業をはじめ日本の製造業界の連携強化のお役に立てることを願っております。

 最後に、関係各位の御協力のもと、本展が盛大に開催出来ますことを重ねて御礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますことをお願いし開催のご挨拶とさせていただきます。


「INTERMOLD2019/金型展2019 金属プレス加工技術展2019」(東京) 注目各社の見どころはココだ!

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 インターモールド振興会は、4 月17 日(水)から20 日(土)までの4 日間、東京ビッグサイト青海展示棟で、「INTERMOLD2019/金型展2019」(主催:一般社団法人日本金型工業会)ならびに「金属プレス加工技術展2019」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。今年も堅調な金型業界の動向を反映し、工作機械などの設備機器メーカーや、国内外の金型メーカーやプレス加工メーカーが一堂に集まり、出展者数462 社・団体、展示小間数983 小間での開催となる。東京開催における注目企業の見どころを紹介する。

 (アマダマシンツール、オーエスジー、OKK、キタムラ機械、タンガロイ、大昭和精機、ダイジェット工業、DMG森精機、ナガセインテグレックス、日進工具、不二越、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、安田工業、碌々産業)

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2019年3月分工作機械受注総額は1,306.6億円 日工会 

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 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年3月分の受注実績は以下の通り。

 2019年3月分工作機械受注総額は、1306.6億円(前月比+19.1% 前年同月比△28.5%)となった。期末効果により3カ月ぶりの1,300億円超。1,000憶円超は29カ月連続。過去最高だった前年同月の反動減で、前年同月比3割弱の減少も高水準。

 内需は539.4億円(前月比+29.4% 前年同月比△28.6%)で、期末効果で前11業種中9業種が前月比増加し、3カ月ぶりの500憶円超。3月としてはリーマンショック以降で3番目(①18年:756憶円、②15年:556憶円)。

 外需は767.3憶円(前月比+12.7% 前年同月比△28.5%)で、主要3極全て絵で前月比増加し、2カ月ぶりの700憶円超。1991年以来、28年ぶりに、1月の受注額を3月が下回る。

 3月は期末効果もあり、前月比増加し高水準の受注となったが、今後も通商問題や中国をはじめとする世界経済動向の影響を注視。

3月分内需

 579.4億円(前月比+29.4% 前年同月比△28.6%)。

 ・3カ月ぶりの500億円超。3月ではリーマンショック以降3番目(①18年:756憶円、②15年:556憶円)
 ・前月比6カ月ぶり増加。前年同月比4カ月連続減少。
 ・2018年のすべての月を下回るなど、勢いは弱まるも、堅調な水準を維持。
190507日工会1

3月分外需

 767.3億円(前月比12.7% 前年同月比△28.5%)

 ・2カ月ぶりの700憶円超。
 ・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比6カ連続減少。
 ・勢いは落ち着いたものの、EMS特需がない中で高水準の受注を維持。
190507日工会2

ロボット統計受注・生産・出荷実績(2019年1~3月期)

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 ロボット工業会がまとめた2019年1~3月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。

業況について
 2019年1~3月期は、受注額が対前年同期比28.7%の減少。生産額が同二桁の減少となった。前年同期が17年比大幅増(受注額24.2%増)だった影響もある程度考慮されるが、昨年下期から続く鈍化傾向はより鮮明となっている。
 国内は出荷額トータルでは対前年同期比増加を維持。主要業種である電子・電気機械、自動車製造業用とも底堅く推移している。
 輸出は各用途向けで減少、溶接用輸出額は2016 年7~9期以来10 期ぶりに200 億円を切っている。主要国に目を向けると米国・中国向けに加えて、比較的堅調であった欧州においても減速となっている。一方、東南アジアは堅調に推移している。
 受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

受注
・受注台数(台) : 41,075(前年同期比▲35.4%) 【3四半期連続の減少】
・受注額(億円) : 1,560(同▲28.7%) 【2四半期連続の減少】

生産
・生産台数(台) : 42,185(前年同期比▲24.4%) 【3四半期連続の減少】
・生産額(億円) : 1,625(同▲11.6%) 【3四半期連続の減少】

出荷
・総出荷台数(台) : 43,089(前年同期比▲24.2%) 【3四半期連続の減少】
・総出荷額(億円) : 1,676(同▲11.3%) 【2四半期ぶりの減少】
・国内出荷台数(台): 13,233(同+2.2%) 【8四半期連続の増加】
・国内出荷額(億円): 582(同+4.3%) 【2四半期連続の増加】
・輸出台数(台) : 29,856(同▲31.9%) 【3四半期連続の減少】
・輸出額(億円) : 1,094(同▲17.9%) 【3四半期連続の減少】

国内出荷内訳
■電機機械産業向け
・国内出荷台数(台) : 3,600(前年同期比+8.2%) 【9四半期連続の増加】
・国内出荷額(億円) : 164(同+0.5%) 【3四半期ぶりの増加】
■自動車産業向け
・国内出荷台数(台) : 4,289(前年同期比▲3.0%) 【7四半期ぶりの減少】
・国内出荷額(億円) : 205(同+1.3%) 【2四半期連続の減少】

輸出内訳
■電子部品実装用
・輸出台数(台): 2,388(前年同期比▲17.1%) 【2四半期ぶりの減少】
・輸出額(億円): 421(同▲10.7%) 【2四半期ぶりの減少】
■溶接用
・輸出台数(台): 6,802(前年同期比▲29.5%) 【4四半期連続の減少】
・輸出額(億円): 180(同▲25.6%) 【4四半期連続の減少】

NaITO 引続き増収増益!

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190507NaITO説明する坂井社長 NaITO(社長=坂井俊司氏)は、2019年2月期(2018年3月1日~2019年2月28日)連結決算を発表した。

 同社を取り巻く経済環境は、原材料費高騰の影響などによる製品値上げの動きがあったものの、設備投資・生産活動は引続き底堅く、国内の企業収益も好調に推移した。

 このような状況下で同社は、中期経営計画「Achieve2020」の2年目として、「地域密着」「専門力」「対面営業」を軸とした重点施策を着実に実行するとともに「新しいコトに挑戦!」をテーマとした活動を営業部門およびプロジェクトチームを中心に推進してきた。併せて、「新情報満載!新たな“モノ”で新たな“コト”の取組みをお手伝い」をコンセプトとして、東京・大阪で開催された「機械要素技術展」に出展して、NR商品(同社オリジナルブランド商品)等のPR活動を実施した。また、海外展開については、人員増強による輸出販売の強化およびタイ・ベトナム・中国の各拠点において収益拡大に向け積極的な営業展開を図るとともに、岡谷鋼機グループのネットワークを活用した北米・インド・インドネシアの市場開拓も推進してきた。

 この結果、当連結会計年度における売上高は500億14百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益9億28百万円(前年同期比27.5%増)、経常利益11億75百万円(前年同期比22.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億12百万円(前年同期比24.3%増)と増収増益となった。

 今後の見通しについては、米中貿易摩擦、中国経済の減速や半導体需要の低迷等を背景に、国内においても輸出の低迷および設備投資の伸びが鈍化する等も懸念され、景気の先行きは不透明な状況が当面続くものと予想している。このような認識のもとで、2017年度よりスタートした「中期経営計画Achieve2020」の達成を最大の経営課題と捉え、2020年2月期の業績は、売上高508億円、営業利益10億円、経常利益12億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8億50百万円を見込んでいる。

タンガロイが続々新製品を市場投入! 外径旋削加工用ホルダシリーズ「TurningA(ターニング・エース)」ショートシャンクタイプを、耐熱合金高能率加工用カッタ「CeramicSpeedMill」(セラミック・スピード・ミル)を発売!

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 タンガロイ(社長=木下 聡氏)が、続々新製品を市場投入している。発売以来好評の外径加工用ホルダシリーズ「TurningA(ターニング・エース)」にショートシャンクタイプを拡充し、耐熱合金高能率加工用カッタ「CeramicSpeedMill」(セラミック・スピード・ミル)をそれぞれ発売した。

TurningA(ターニング・エース)」ショートシャンクタイプ

190507タンガロイ1 近年の切削加工機の小型化に伴い、ホルダ取り付け形状は多様化しているが、これに対応すべく同社では、ホルダの長さのバリエーションを充実させると共に、ユーザが選択しやすい使いやすいシリーズを目指して今回、全長150mmを125mmとした25mm角シャンクタイプのホルダ、全長125mmを100mmとした20mm角シャンクタイプのホルダを拡充発売した。

 ラインナップはCNMG1204インサートタイプ用及びWNMG0804インサートタイプ用にそれぞれ20mm角シャンク及び25mm角シャンクの全8アイテム。これにより、ユーザにより選択して頂けるホルダシリーズとなっている。同社では、外径加工用ホルダシリーズ「TurningA」の使用を強く推奨しており、「今後もユーザ様に選択して頂けるような革新的な商品を市場へ供給していきたい。」としている。

主な特長
(1)取り付け形状の多様化に対応するべく、ホルダ長さのバリエーションを強化
(2)CNMG1204インサート対応角シャンク
全長100mm/20mm角、及び全長125mm/25mm角
(3)WNMG0804インサート対応角シャンク
全長100mm/20mm角、及び全長125mm/25mm角

主な形番と標準価格
・ACLNR2525K12-A:9,720円
・ACLNL2020H12-A:8,800円
・AWLNL2525K08-A:9,720円
・AWLNR2020H08-A:8,800円
(*いずれも税抜価格)

「CeramicSpeedMill」(セラミック・スピード・ミル)

190507タンガロイ2 この製品は、丸駒セラミックインサートを使用して耐熱合金を高速、高能率で加工できるセラミックインサート用カッタ。インサートは刃先強度が高く、かつ両面が使用できる経済的なネガティブタイプを採用している。また、多刃設計と耐摩耗性・耐欠損性に優れるサイアロンセラミック(TS200・TS300)により、ニッケル基耐熱合金を切削速度Vc = 500m/min以上の高速かつ高テーブル送りで加工することができ、航空機部品などに使われる耐熱合金の高能率加工を行うことが可能である。

 インサートには、仕上げ加工に適するTS200と、スケーリング(変質層)除去加工および荒加工用途に適するTS300を標準設定した。カッタボディは、工具径φ63mmとφ80mmのボアタイプを標準設定する。

主な特長
(1)経済的なネガティブタイプ丸駒インサートを使用する耐熱合金高能率加工用カッタ
(2)新開発のサイアロンセラミックインサートは耐摩耗性・耐欠損性に優れ、高速・高テーブル送り加工に対応

主な形番と標準価格
●カッタボディ
・工具径φ63mm TFMRN563-22R-12FL:74,200円
・工具径φ80mm TFMRN580-27R-12FL:85,800円

●インサート
・RNGN120700-E TS200 :2,710円
・RNGN120700-T1 TS200:2,710円
・RNGN120700-E TS300:2,710円
・RNGN120700-T1 TS300:2,710円
(*いずれも税抜価格)

アマダグループが「AMADA INNOVATION FAIR 2019」を開催 ~革新的な光技術と多彩な自動化ソリューションを一挙公開~

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 アマダグループは、5 月18 日(土)から6 月29 日(土)まで「AMADA INNOVATION FAIR 2019(アマダ イノベーション フェア 2019)」を伊勢原事業所にて開催する。今回は、「進化が加速する」をテーマに板金加工技術の進化として、レーザ光の革新的な技術の紹介と多彩な自動化ソリューションの展示を中心に、変種変量生産への対応や人手不足の解決へ向けた提案をしていく。期間中の来場見込み者数は、約2,000 社、約4,000 人の見込み。

 板金事業のアマダは、独自に開発した革新的な「軌跡ビームコントロール( LBC )テクノロジー 」および、高速・高品位・高い安定加工で定評のあるビーム制御技術「ENSIS テクノロジー」の2 つの光技術を紹介するとともに、それらの技術を搭載したファイバーレーザマシンを出展。また、本年4 月に発足したプレス事業のアマダオリイは、自動化ソリューションとして、複数のプレスマシン間を材料搬送ロボットでつなげたタンデムラインのデモンストレーションを行う。切削事業を展開するアマダマシンツールは、昨年7 月末にアマダグループに加わった米国現地法人アマダマーベル社の竪型チルトバンドソーを国内で初めて披露する予定。

 これらの新しい技術や商品の発表に加え、実機デモンストレーションによる最新加工技術の紹介や、加工事例・最新加工法などをテーマにした各種セミナーも実施し、顧客の課題解決に最適なソリューションを多数提案するとしている。

AIF2019開催概要

テーマ : 「進化が加速する」
日 程 : 2019 年5 月18 日(土) ~ 6 月29 日(土)
場 所 : 株式会社アマダホールディングス 伊勢原本社
アマダ・ソリューションセンター (神奈川県伊勢原市石田200)
参加グループ会社 : アマダ、アマダマシンツール、アマダミヤチ、アマダオリイ、アマダサンワダイヤ
(*本フェアは、事前予約制となっている。問合せは近くのアマダグループ営業所まで連絡のこと)

■AIFの主な見どころ
190507アマダ1

■AIF2019 期間中のイベントスケジュール(予定)
190507アマダ2

三菱日立ツールがアルファ高送りラジアスミル「TD6N形」を発売

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190507三菱日立ツール 三菱日立ツール(社長=菊池 仁氏)が、このほどアルファ高送りラジアスミル「TD6N形」を発売した。

 同社では開発にあたって、「自動車部品などを量産するためのダイカスト金型や樹脂金型は、製品サイズを超えるブロック状の鋼材からφ50~125の高送り工具で削り出して製作されるのが一般的です。大型金型の基礎加工工程では、高能率な加工を求めるため高送り工具が使用されますが、意匠面形状をより高精度に仕上げたいとのニーズから、削り残し量の少ない高送り工具が求められています。このような背景の中、“高能率な加工”と“削り残し量の低減”を両立させ、経済性に優れる工具を開発しました。」としている。ダイカスト金型や樹脂金型、プレス金型の形状部の荒加工や金型構造部の平面加工に威力を発揮する。

特長とメリット
(1)中大径(φ50~125)高送り工具において、1mm以下の削り残し量を実現。適正なプログラミングRを設定することで、1mm以下の削り残し量を実現。
(2)高送りインサート(最大ap=1.5mm)および、高切込みインサート(最大ap=3mm)   をラインナップ。加工環境に合わせた幅広い加工アプリケーションへの対応が可能。
(3)高送りインサートで2種類のブレーカ形状をラインナップ。幅広い鋼種に対応する。
(4)軟鋼向け新コーティング材種「JS4030」を新発売。
(5)インサートは両面6コーナ仕様で経済的。

仕様
ホルダ:φ50~φ125 (全16アイテム)
インサート:3材種 (全9アイテム)

価格
ホルダ:¥48,860~¥129,540
インサート:¥1,840
(*いずれも税抜価格)


三菱マテリアルが難削材転削加工用PVDコーテッド超硬材種「MP9140」を発売

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190507三菱マテリアル 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント:中村伸一氏)は、このほど難削材転削加工用PVDコーテッド超硬材種 「MP9140」の販売を開始した。

 難削材転削加工用PVDコーテッド超硬材種 「MP9140」は、耐熱合金やチタン合金の転削加工において耐溶着性、耐熱性、耐欠損性を向上させることにより荒加工に適したインサート材種。高送り加工用ラジアスカッタ“AJXシリーズ”の搭載インサート材種として追加し、使用領域の拡大を図る。

主な特長
 ① インサート表面を従来品より平滑化させ、耐溶着性を大幅に向上。
 ② Al含有量を高めたAlTiN系皮膜により、耐摩耗性と耐熱性を大幅に向上。
 ③ 耐亀裂進展性を向上させた専用超硬合金母材により、耐欠損性を向上。

・JOMT06T216ZZER-JL MP9140:830円
・JOMT080322ZZER-JL MP9140: 890円
・JDMT09T323ZDER-JL MP9140: 1,050円
・JDMT120423ZDER-JL MP9140: 1,280円
・JDMT140523ZDER-JL MP9140: 1,460円
(*いずれも税抜価格)

テクノ小千谷名匠塾が新宿舎開所式を開く

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190507小千谷1新しくなったテクノ小千谷名匠塾内 小千谷鉄工電子協同組合(理事長=山﨑 亨 日本ベアリング社長)が、かねてから建設を進めてきた「テクノ小千谷名匠塾新宿舎」の完成に伴い、4月25日に見学会と開所式を行った。

 テクノ小千谷名匠塾は、中越大震災をきっかけにして平成19年度に当時の小千谷鉄工電子協同組合の丸山春治理事長が平成19年度より若手社員への技能継承を目的として立ち上げた。当初は訓練施設や機械設備も専門講師もいない状態で、実技実習を外部の訓練期間に依託していたが、その後、県復興基金事業の産業対策事業補助金を申請し、テクノ小千谷名匠塾技術支援センターを立ち上げ、小千谷市や地元の商工会議所からも支援され、現在に至っている。

 新しくなった新塾舎は、小千谷市上ノ山4-4-2(楽集館施設内)に設置された。特定分野で高いシェアを誇る優秀企業が多く点在している小千谷だからこそ、世界に誇る技術を高い水準のままどう維持していくかが課題だが、テクノ小千谷名匠塾は、心もモノも技も磨くという基本にのっとりながら技能者の基礎固めに注力しており、汎用旋盤、NC旋盤などの工作機械ごとに実技・学科を学び、国家技能士の資格習得を推奨している。

人材育成が鍵

190507テクノ小千谷2あいさつする山﨑理事長 開所式は、小千谷市内のサンプラザで行われた。あいさつに立った山﨑理事長は、日頃のお礼を述べたあと、「ものづくりの技能継承をテーマに人材を育てていくことは今後の財産となる。最終的には小千谷鉄工電子のものづくり、全国だけでなく世界中に知られ、注文を出せば良い品物が出来上がってくるという結果にまで繋がっていただければと思う。」と新塾舎の完成に喜びを滲ませた。


190507小千谷3説明する酒巻塾長 酒巻弘和 テクノ小千谷名匠塾塾長(ユキワ精工社長)から立ち上げの経緯と今後の展望について説明があった。それによると小千谷の鉄工業の強みについて、①小ロットで質の高い製品が作れる、②企業城下町ではない。各社が独自技術を持ち、大手の下請けにならず、取引先を自ら切り拓いてきた独立心の強い企業が多い。③海外で製造している企業は少ない――ことを挙げた。

 設立の目的については、技能を伝承することで、①企業としての生き残りを図り、地場産業を活性化させる、②技術力を持った人がいることで、小千谷に仕事が来る。なぜなら“名匠塾があるから”というようにしたい――とした。また、今後については2120年までの説明があった。3年後には技能士200名突破、23年後は同500名突破、56年後には同1,000名突破。そして約100年後には技能士が1,700名を超え、名匠塾舎が世界文化遺産に登録したい旨を話し会場内は大いに盛り上がった。

 来賓を代表して大塚昇一 小千谷市長、宮崎悦男 新潟県議会議員総務委員長、小宮山佳秀 小千谷商工会議所会頭(公認会計士税理士)がそれぞれあいさつをした。乾杯の発声は大宮武一 小千谷市総合産業会館サンプラザ 小千谷市産業開発センター理事長が行った。和やかな雰囲気の中、宴もたけなわの頃、散会した。

 テクノ小千谷名匠塾は、技能士がいる街、小千谷の情報発信を強化することで仕事が来る・人が集まることを目指して、小千谷市の活性化にも貢献する。

【レポート】INTERMOLD2019(東京)で見た各社の注目点!

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 去る4月17日(水)から20日(土)までの4日間、東京ビッグサイト青海展示場で開催されたINTERMOLD2016/金型展2016」「金属プレス加工技術展2016」は、日本のものづくりを根底から支える工作機械・工具・周辺機器がズラリと並んだ。注目した企業の製品&新技術をレポートする。

190507im1GLS 150GL UP
 アマダマシンツールは、昨年開催されたJIMTOF2018以降大人気となったオプティカルプロファイル研削盤「GLS 150GL UP」に注目が集まった。その理由のひとつに、ワンチャック工程集による約異形状ワークの連続加工が挙げられる。シームレス研削、エアスピンドルで加工面品質も向上され、これが来場者から高い評価を得ていた。また、同社ブースでは、自動砥石交換と自動ワーク交換による工程間段取りレスを実現した高精密成形研削盤「MEISTER G3 UP」のプレゼンに多くの来場者が足を止めて見入っていた。

190507im2AM-EBT/AM-CRE オーエスジーは新商品を豊富に展示していた。中でも注目したいのは、アディティブ・マニュフクチャリング用エンドミル(AM-EBT:ボールタイプ、AM-CRE:ラジアスタイプ)だ。深切込みに耐えられる鍵を握るのは、強靱な3次元ネガ形状に加えて、“DUROREYコーティング”。超耐熱層と超微細ナノ周期積層構造で超耐熱性と高靱性を発揮、高硬度加工でもチッピングを抑制し、工具の長寿命かを実現している。次世代の切削加工への追求を見ることが出来た。

190507im3VB53α 重切削、高剛性の100年品質といえばOKK
 今回は、立て形マシニングセンタ「VB53α」を展示していた。このマシンは一般工場環境での温度変化に適応し、加工精度の安定化をサポートする環境熱変位補正「ソフトスケールCube」を搭載している。注目したいのは、マシンに取り付けられたセンサの出力(温度情報)を基に、その立方体の変形を推定しリアルタイムで加工点の変位を補正するというシステム。これを使うことにより加工点の変位が10µ以内に管理できていることが確認できるというスグレモノだった。

190507im4Mytrunnion-4G 中小企業の救世主的なマシンを世に送り出しているキタムラ機械のモットーは、“より末永く資産として活用してもらうこと”。真の機械姿勢・幾何学精度1µ未満の高精度という真実の質を追い求めている。特に注目が集まったのはトラニオンタイプ5軸制御立形マシニングセンタ「Mytrunnion-4G」。精密金型から複雑形状の部品加工まで広範囲に加工を網羅する。追従性に優れ、高速加工に最適。また、世界初アイコン制御CNC「Arumatik-Mi」で簡単操作を追求している。

190507im5TungForce-Feed 最近、ものすごい勢いで新製品を市場投入しているタンガロイ。その中でも特にキラリと光新製品は、刃先交換式小径高送りエンドミル「TungForce-Feed」。この工具の特長は、良好な切りくず処理性で突発的な欠損を抑制すること。溝加工やポケット加工でも嫌な切りくず噛み込みを防止してくれるので、美しい面品位と安定した工具寿命が得られる工具だ。




190507im6Factory Manager BIGといえば大昭和精機。総合ツーリングメーカーの強みを生かしたシステム全体をPRしており、時流に乗った展示をしている印象を受けた。特に注目したいのは生産性向上のためのシステム「Factory Manager」。各社工作機械と各社ツールプリセッタと連動し、これらの有効活用で工具補正値の登録ミスを防止することができる。ミス無く外段取りを行うので機械稼働率が向上する。IDラベル(2次元コード)の読み活用で様々な管理が実現するうえ、既存設備&工具で製造現場のIoTを実現する。

190507im7SKS-GⅡ  ダイジェット工業は、高能率荒加工用工具「SKS-GⅡ」はシリーズが拡張して新たに登場! 驚異の切りくず排出量を実現するとして早くも話題を集めていた。安定した高送り加工ができる鍵となるのは“経済的な4コーナ使用の四角ポジインサート”の採用。今回はチタン等の難削材および金型材加工用のブレーカ付きインサートをラインナップした。


190507im8DMU 60 eVo DMG森精機は、同時5軸加工が可能なマシニングセンタ「DMU 60 eVo」を展示。このマシンは最新の多機能ミーリング加工機のフレキシブルな動きとマシニングセンタの加工性能を合わせ持つ一石二鳥的なマシン。旋回範囲の広いNCテーブルは精密加工および同時加工を可能にしているので、単品ワークの全加工から量産加工まで、分野を問わず最高の生産性を実現するマシンとして注目を浴びた。


190507im9SGi 520α ナガセインテグレックスは、従来機と比較して44%省スペース化を実現した超精密成形平面研削盤「SGi 520α」を展示。省スペース化を実現することができたのは、油静圧に使用する油量を半減するなど徹底的な合理化によるもの。専用治具なしで磁性体ワークの歪み取りも可能になった。段取り替えも必要ないうえ、歪み量が約1/10に低減したという。現在、売れまくっているというモータコア金型等大型金型の平面研削加工に最適な「SGD SERIES」はパネル展示だったが、こちらも要注目だった。

190507im10銅電極用ロングネックエンドミルシリーズ 日進工具の注目製品は、銅電極加工に特化し、同タングステンの加工も長寿命を誇る銅電極用ロングネックエンドミルシリーズ。このシリーズは、切れ味と耐久性を兼ね備えた刃形状とDLCコーティングの相乗効果で一般的な電極材のタフピッチ銅だけでなく難削材の同タングステンでも長寿命で安定した加工品質が得られると好評だが、今回、ラジアスタイプ「DHR237R」が新登場していた。刃径はφ0.2から6まで、コーナー半径はR0.05~R1まで計82サイズを規格化、ボールタイプ・スクエアタイプと合わせてトータル193サイズと幅広いラインナップ。

190507im11アクアREVOドリル 不二越は、マテリアル事業部から、ハイス、マトリックスハイス、熱間ダイス鋼を含んだ金型用鋼「DUROシリーズ」を、工具事業部からは昨年開催されたJIMTOF2018でも大注目を浴びた「アクアREVOドリル」を展示し、見どころが満載だった。アクアREVOドリルは、表面がツルツル! 展示品はクロスを使用して触れられるようになっていたが、驚くほどにツルツル&滑らか! このツルツルが切りくず排出性を向上させている。これは超平滑化処理によるもので、同社の強みでもある“素材から開発した商品”からは、さらなる超硬工具の進化を見学することができた。

190507im12LC50-DIGILOG “DIGILOG技術搭載”のレーザ測定システムといえば、ブルーム-ノボテスト。同社の技術は、工作機械における工具レーザ測定に革命をもたらすものとして注目を浴びている。デジログレーザー「LC50-DIGILOG」の特長は、計測時間を約60%短縮すると共に、レーザビームの最適化で0.2μmの繰り返し精度と、5μm工具の折損検知を実現すること。短時間で非常に多くの測定値を取得する。しかもクーラント環境下で計測信頼性を確保するなど、心強い製品である。

190507im13大注目のまだ名前がないマシン 今回のINTERMOLDで来場者の話題を集めたマシンといえば、牧野フライス製作所の「CONCEPT2」だろう。といってもこのマシン、名前がまだ付いていない。ロゴデザインも従来とは違っている。このマシンはリニア駆動方式で3万回転の主軸が搭載されていた。狙いは、“段取替えゼロ”。金型を作成するにあたりマシニングの加工後に仕上げの放電加工をすることが多い。電極をつくるには電極用のパスを作り、電極を削るためのマシニングの工程が入る。その後に放電加工の工程が入るが、もし、マシニングセンタ1台で仕上げまで完了できたなら究極の工程短縮につながる――という加工現場の夢が詰まった、まだ名も無いマシンだったのだ。加工現場と一緒にアイデアを拾い集めてさらに進化する未来の1台だった。

190507im14PJ812 三井精機工業は、ジグボーラの高精度位置決めのノウハウを持ちつつ、マシニングセンタの高精度形状加工も実現したという一石二鳥のマザーマシン「PJ812」を展示。このマシンの凄みは、徹底した熱変形対策にある。主軸、ボールねじ軸心に加えて摺動による発熱が鋳物部位に伝わり変形するのを防ぐためにX,Y摺動面の冷却気候を標準搭載したというこだわり! 機械が完全左右対象構造なのは、熱変位があっても左右均等に変形するので、精度への影響は極めて小さいという工夫から。また、同社といえば“きさげ”が有名だが、このマシンも焼き入れ研磨された角ガイドレールにはきさげが施されている。

190507im15α高送りラジアスミル TD6N形 三菱日立ツールは、斬新なアイデアの展示で来場者の足を止めていた。金型そのものをつくり、それをどのように製作するのか――タブレットを金型にかざすと、金型を置いている空間と連動してバーチャルな説明が受けられるという最先端の展示内容には仰天した。新製品は、「α高送りラジアスミル TD6N形」。R状刃形が進化したことにより、平面加工や彫込み加工など、加工部位によらず一定の切り取り厚さで加工できるため、様々な形状や部位でも一定の加工条件で加工が行える。

190507im16YMC650 

 安田工業は、同社のベストセラーマシン「YMC430」の特長を引き継ぎながらストロークを拡張し、高精度、後面品位を実現する際し婦負のハイエンドマシン「YMC650」を展示。特長は全軸リニアモータ駆動で長時間の稼働でも安定した高精度加工を実現する熱変位対策を施している。オペレータに優しい直感操作、自己診断、解析を分かりやすく提供する“OpeNe Version2.0”を搭載。微細加工ワークの大型化ニーズに応えるマシンだ。


190507im17Vision 微細加工機のあるべき姿を追い求める碌々産業
 今回は重切削から鏡面仕上げまで1台で加工可能な汎用性のある微細加工機「Vision」を展示。このマシンにおける最大のメリットは、わたり加工をできるだけ少なくし、荒加工、中仕上げ、仕上げ加工を1台で完結すること。加工現場においては加工領域や用途が広がるので、使い勝っての良いマシンとなっている。また同社では、デジタルデータを駆使しながらマシンを扱う方を『マシニングアーティスト』と呼び、現在、普及活動を行っている。

「ご安全に!」 三菱マテリアルの新商品はこうして作られる! 打ち合わせから加工テストまでを密着取材! 

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「ご安全に!」
 会議室に集まった4人の元気の良い声が響く。

 ここは埼玉県さいたま市大宮区にある三菱マテリアル加工技術センター(東日本テクニカルセンター)。今、まさにこの場所で、本年6月に発売予定の新製品が市場投入に向け、最終段階を迎えていた。すでに2017年10月に発売した高機能加工用多機能カッタ『VPXシリーズ』は、発売当初より三菱マテリアル独自の縦刃型インサートを採用し剛性が飛躍的に向上した事により市場でも好評であったが、加工現場からはさらなる期待の要求が寄せられていた。加工に貪欲な顧客のニーズは多岐に亘る。消耗品でもある切削工具は製造現場の経済的効果を高めるための大切なツールでもあるからだ。今回、好評の『VPXシリーズ』に“低抵抗型Lブレーカ”を追加し、新たに市場投入するという噂を聞きつけ、ある程度開発が完了してから、新製品を発表するまでの裏側に密着取材を行った。新製品にかける同社の熱い思いから、なかなか拝見することができない打ち合わせの様子やテストカットの現場までをご覧頂こう!

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ヴェロソフトウェアが事務所移転

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 英国の Vero Software Limiteの日本法人、ヴェロソフトウェアが、このほど事務所を移転した。

 新事務所は以下の通り。

  新 住 所:〒105-0012 東京都港区芝大門1-16-3 芝大門116ビル 3階
  電   話:03-5777-2045 (変更なし)
  F  A  X :03-5777-2046 (変更なし)

天青会 新会長に伊藤敬生 日進精機社長が選任

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190523天青会 日本金型工業会東部支部の若手経営者の会である天青会が5月10日、東京都内の上野精養軒で第7回定時総会を開催した。議事では平成30年度事業報告、同決算報告並びに監査報告、役員改選、新年度事業計画などについて審議が行われ、いずれも承認された。令和元年の新会長に伊藤敬生 日進精機社長が選任された。

190524天青会2懇親会であいさつをする伊藤会長 懇親会の中で伊藤会長は、「本年度の天青会の活動テーマは、Think Global, Make Globally。ハードとソフトの両面、目に見えるものと見えないもの、それに感性を織り交ぜて多面的にグローバル市場を考える機会を設けたい。また、スタートアップやMaas等、世界のビジネスに即して見識を深めることを考えている。本来、日本が得意とするMakeに一層のマインドを注ぎ込むことを心がけ活動をしていきたい。」と意気込みを示した。

SIer協会が事業報告会を開く

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190524SIer説明をする久保田会長 FA・ロボットシステムリンテグレータ協会[以下SIer協会](会長=久保田和雄 三明機工社長)が、4月19日、機械振興会館(東京都港区)で事業報告会を開いた。

 この中で久保田会長は、「少子高齢化が急速に進むわが国において、ものづくり強国としての地位を引き続き維持するために、自動化、ロボット化の推進を担う団体として、昨年の7月の13日に144社で当協会が設置された。その後も、多くの企業のご賛同を得て、本日の時点で207社の企業にご入会いただいている。」とロボットシステムインテグレータへの期待が高いことを示した。

 また同協会は、設立時に、①SIerを中心としたFA・ロボット業界のネットワークの構築、②SIer事業基盤の強化、③システムインテグレーションに関する専門性の高度化を中心とする――として活動しているが、昨年度については、「ネットワークの構築では、SIer’sデーの開催、会員企業のハンドブックの作成、会員間の協業依頼システムの作成などを行った。また、事業基盤の強化としてSIer保険を開始した。専門性の高度化については、ロボットシステムインテグレータの基礎講座などを行った。IT、AI、IoTの進化型ロボット等に関しての展示会への出展をした。」と説明した。

 今年度については引き続き、「ネットワークの構築、事業基盤の強化、専門性の高度化を基本として認知向上に注力する。」と述べた。


タンガロイが鉄系焼結合金・鋳鉄高速加工用CBN「BX480」の拡充

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190524タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、鉄系焼結合金加工及び鋳鉄高速加工ですでに好評を博している超高圧焼結体CBN『BX480』に、このほどポジインサートを拡充し発売した。

 「BX480」は、cBN粒子を強固に結合させた高cBN含有率の材種であり、優れた耐摩耗性と耐欠損性を両立し、特に鉄系焼結金属の強断続加工で安定した長寿命を実現する。また、「BX480」は熱伝導率が高いcBN粒子を高密度に焼結したCBN材種であり、鋳鉄の高速仕上げ加工での刃先温度の上昇を抑制し、鋳鉄の高速連続加工から断続加工まで、幅広い加工で安定した長寿命化が可能である。

 今回、「BX480」にポジインサートを20アイテム拡充することで、低剛性な加工条件下でも低抵抗な加工が可能となり、既に発売済みのネガインサートと合わせ、より幅広い鉄系焼結金属及び鋳鉄高速仕上げの高能率加工が可能となった。

主な特長
 ・BX480は、鉄系焼結金属の強断続加工で安定した長寿命を実現
 ・熱伝導性に優れ鋳鉄の高速連続加工から断続加工まで、幅広い加工で安定した長寿命化が可能

主な拡充形番と標準価格(税抜)
 ・2QP-CCGW060204 BX480:5,610円
 ・2QP-CCGW09T304 BX480:5,610円
 ・2QP-DCGW11T304 BX480:5,610円
 ・3QP-TPGW110304 BX480:7,150円
 ・3QP-TPGW130304 BX480:8,580円
 ・3QP-TPGN160304 BX480:8,580円
 (総拡充アイテム数:20アイテム)

IFR(国際ロボット連盟)発表 「英国、世界の自動化競争で後退」

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 国際ロボット連盟(略称IFR:会長=津田純嗣 安川電機会長)が5月19日に発表した最新のWorld RoboticsReport 2019 の予備結果によると、2018 年の英国における産業用ロボットの設置台数は2,306台で3%減となった。ただし前年の英国ロボットの販売台数は前年比31%増であり、欧州連合の最近の販売台数も依然としてプラスで12%増加している。

欧州連合(EU)の産業用ロボットの販売台数は12%増加

 地域別産業用ロボット密度では、欧州が世界で最も高い水準にあり、製造業従業員10,000人あたりの密度は106 台で、ドイツ(3 位)・スウェーデン(5 位)・デンマーク(6 位)・ベルギー(9 位)・イタリア(10 位)がトップ10 に入った。一方、英国は世界平均に相当する85 台で世界22 位に留まり、2017 年に英国を追い越した中国は現在97 台で21 位となっている。

 British Automation & Robotics Association (BARA) のマイク・ウィルソン会長は、この件について、「英国では、自動車以外のすべての製造部門で主要な競合他社よりもロボットによる自動化の導入割合が低く、長年にわたり企業が資本設備への投資よりも雇用を優先し他国の労働者を集めてきた。ブレクジットをめぐる国民投票の結果とその後の政治動向により、東ヨーロッパ出身の労働者の多くが帰国を始めているため、労働力が減少している。必然的に企業は労働力を効果的にし、業務遂行に人員が不足している場合は、その代替案を見つけなければならない。ロボットによる自動化が解決策となるのは明白である。」と見解を示している。

IFR World Robotics Roundtable における専門家の意見

 アメリカ・シカゴで最近行われたIFR CEO Roundtable 2019 では、世界中の専門家がロボットと人工知能 (AI) のグローバル競争について議論する中で、Information Technology and Innovation Foundation (ITIF:情報技術イノベーション財団) のロベルト・アトキンソン博士(会長)は「ロボットの導入は、生産性の成長を促すうえで中心的役割を果たし、すべての国がより迅速な生産性の向上を望むべきである。」と述べ、国際ロボット連盟の津田会長は、「ロボットは製造業に欠かせない重要な役割を担っており、非常にたくさんのプロジェクトが現在進行している。ロボットは多くの分野に適用できるので、ロボットの能力向上に取り組んでいる関係者の誰もが勝者になる可能性がある。AIに関していえば、開発者コミュニティーはとてもオープンで、基本論理を世界中で共有しながら実装をめぐって競争している。またそれらの実装化は、ロボット工学と非常に密接な関係があり大きな影響を受けているゆえ、ロボティクスにおける人工知能に関していえば、日本と欧州が依然としてロボットの適用に大きな役割を果たすことができる。」と明るい見通しだ。また、アメリカAdvanced Robotics for Manufacturingのバイロン・クレイトン博士(CEO)は、「我々は実装面にもっと集中することが必要で、米国政府はハイテク技術の実装面と展開面についての政策に資金と労力を注ぎ込み、すでに工場への導入が進んでいる国際的な事例に習う必要があります。」としている。

190524IFR

DMG森精機が機械操作マニュアルなどのデジタル化を開始

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 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、5月から工作機械のマニュアルをデータとして顧客に提供するデジタル化を開始した。操作マニュアル、メンテナンスマニュアル、パーツリストをデジタル化することで、パソコンなどで一元管理することが可能となり、必要な情報に素早くアクセスし、業務の効率化を図ることができる。

 工作機械は10年、20年にわたって使用する製品ため、従来の紙のマニュアルでは、保管場所が分からなくなる場合や、時間経過により紙が劣化して読みにくくなるなどの不便があったが、マニュアルをデジタル化することにより、パソコン上やタブレット上で複数の工作機械のマニュアルを一元管理できるほか、検索機能によって顧客の必要な情報に素早くアクセスすることが可能になった。

 同社では、「お客様の保全担当者と現場担当者が離れた複数の場所で同じマニュアルを見ることにより、業務の効率化を図ることができます。また、オプション機器を含め、お客様に合わせたオーダーメイドのマニュアルの配布が可能となります。」としている。

 マニュアルは、テクニウム(DMG森精機のグループ会社)が運営するウェブサイトからダウンロードできる。

↓ダウンロードはコチラをクリック↓
https://www.technium.net/

 マニュアルのデジタル化は同社が製造する工作機械の本機説明書(操作マニュアル、メンテナンスマニュアル、パーツリスト)から開始して、周辺機器マニュアルや顧客が仕様する教材などのデジタル化を順次拡大していく予定。

 同社では、持続可能な社会を目指すSDGs(Sustainable Development Goals)への社会的な要請が高まる中、マニュアルをデジタル化することでペーパーレスも可能となり、地球環境の保護につながると考えている。

 また、引き続き、紙のマニュアルを希望する場合、ダウンロードしたマニュアルを顧客自身で印刷できるほか、オプションとして提供することも可能とのこと。

三菱日立ツールがエポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」を発売

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190524三菱日立ツール 三菱日立ツール(社長=菊池 仁氏)がこのほど、コーティングの採用と高硬度鋼加工を追求した工具設計により、長寿命で削り残し量の少ない高精度な加工を可能にしたエポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」の販売を開始した。精密プラスチック金型、鍛造・パンチングダイなど高硬度鋼直彫りや、金型の立壁や3次元形状の仕上げ加工、金型の隅Rの仕上げ加工に威力を発揮する。

 「金型の高機能化・高性能化に伴い、金型材料は高硬度で難削化が進んでいる。精密金型で求められる精度への厳しさは増すばかりであり、顧客の高精度加工への要望は高まっている。」と同社。

 高硬度鋼の加工では工具摩耗が激しく、工具寿命が短い、ワークの削り残り量が多い、などの課題が存在していることを受け、2017年に同社ではエポックディープボールエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」を発売し、すでに好評を博しているが、今回、高硬度金型の加工をトータルで考えるとラジアスエンドミルの必要性は高いと判断、多くの顧客からもラジアスエンドミルのリクエストを受け、今回の発売となった。

■製品の特長とメリット

 (1)ボールエンドミルと同様に工具中心基準でコーナRの精度を保証した。工具中心基準でコーナRの精度を保証したことで従来のラジアスエンドミルより工具精度のばらつきが少なく高精度な加工が可能。
 (2)特に首下長を短くし(L/D=8以下)、 高硬度鋼加工に特化した工具構成でラインナップした。
 (3)コーナ部の欠け防止に効果がある、R0.02をラインナップ。スクエアに比べて工具のコーナ部の欠けを低減する。
 (4)「TH3コーティング」を採用し、高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。

■仕様
 φ0.2~φ1.0(全53アイテム)
(コーナR0.02~R0.2)

■価格
 ¥5,170~¥10,100(消費税別)

「加工ワークに国境なし!」イスカルジャパン 社長 岡田一成氏

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 本年2月、イスラエルの切削工具メーカーであるイスカル(C.E.O.兼IMCグループ社長=Jacob Harpaz氏 <ジェイコブ・ハルパス>)の日本法人、イスカルジャパン(本社=大阪府豊中市)の新社長に岡田一成氏が就任した。岡田社長は、1994年にイスカルジャパンの設立と共に入社、翌年にはイスラエルにある本社工場に転籍し、その後、着々とキャリアを重ねてきた。

 イスカルは1952年、イスラエルの建国直後に創業をし、世界でも急成長を遂げている企業のひとつ。国内外における超硬工具メーカーからみると同社は後発になるが、独創的でユニークな工具群を多数市場に投入し、現在はIMCグループで世界シェア第2位の地位を誇る。岡田社長にお話しを伺った。

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