三井精機工業(社長=奥田哲司氏)が、プライベートショー「MTF2018」を、1月23日(火)~24日(水)同社本社工場、1月30日(火)~31日(水)ポートメッセ名古屋2号館、2月6日(火)~31日(水)花博記念公園鶴見緑地「水の館」(ハナミズキホール)にて開催する。
工作機械の展示の目玉は、5軸立形マシニングセンタ 「Vertex」の新型。「Vertex」は55、75の2機種のシリーズで展開していたが、今回は新たに75の上のサイズを開発した。
同社の広報は、「航空機エンジンに使われる大型のブリスクの加工に対応する高精度でコンパクトな加工機を作ってほしいというユーザーからの要望に応えたものです。今回は参考出展で、発売時期等は未定ですが、皆様にご覧いただき、ご意見を賜りたいと思います。また、Vertex75Xは”II"から”III"にバージョンアップいたします。既に55Xは"III"になっていますが、55Xの改良点をそのまま75Xにも踏襲しました。」とコメントしている。
主なバージョンアップのポイントは「ベッド剛性の向上による3次元微小線分プログラムの加工面性状の改善、センサーの増設と補正アルゴリズムの改善による主軸熱変位補正機能の精度向上など」とのことだ。
一方のコンプレッサは、オイルフリー・インバータ・タイプの「i-14015AX-R」とオイル式インンバータ・タイプの「ZgaiardX(ジーガイヤX) 」、55と75が新製品。
特別セミナーに注目!
今回のMTFはセミナーが充実している。工作機械、コンプレッサに関するセミナーも当然行うが、3会場共に「特別セミナー」を実施、貴重な講演内容となっている。
●1月24日(水) 10:30~11:30 本社会場
「夢への挑戦、そして数々の困難を乗り越えてつかんだ成功」
~ホンダジェット用小型ジェットエンジン開発の軌跡~
(株)本田技術研究所 森岡武 氏
世界でも他に例がない自動車メーカーがつくったビジネスジェット機「HondaJet」。
機体は自主開発、エンジンもGEと共同開発に成功するという快挙を成し遂げた。講演では、ホンダジェット用エンジン開発の黎明期から携わってきた森岡氏が、開発の苦労話、失敗談、楽しかったことなどを交えて成功に至る道のりを語る。ものづくりに携わるすべての方々に聞いていただきたい貴重な内容となっている。
●1月31日(水) 10:30~11:30 名古屋会場
「次世代に向けた新しい設備づくり ~3Dツールの活用と働き方改革~」
トヨタ自動車(株)メカトロシステム部 部長 鈴木健文氏
世界的企業として名高いトヨタ自動車が考える、次世代を見据えた新たな設備づくりについて講演する。
●2月7日(水) 10:30~11:30 大阪会場
「タイトル未定(民間大型旅客機エンジンについて講演予定)」
川崎重工業(株) ガスタービン・機械カンパニー ガスタービンビジネスセンター
生産総括部 総括部長 三島悦朗氏
【本社 川島会場】
日時:2018年1月23日(火)10:30~16:00 / 24日(水)10:00~16:00
場所:三井精機工業本社工場(埼玉県比企郡川島町八幡6-13)
【名古屋会場】
日時:2018年1月30日(火)10:30~16:30 / 31日(水)10:00~16:00
場所:ポートメッセなごや 2号館(愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2)
【大阪会場】
日時:2018年2月6日(火)10:30~16:30 / 7日(水)10:00~16:00
場所:花博記念公園鶴見緑地『水の館』 (ハナミズキホール:大阪府大阪市鶴見区緑地公園内)