日本工作機械工業会(会長=飯村幸生氏)、東京ビッグサイト(社長=石原清次氏)は、2016年11月1日(木)から6日(火)の6日間、東京ビッグサイトで「JIMTOF2018 第29回日本国際工作機械見本市」を開催するにあたり、7月27日に都内のメルパルク東京で記者発表を開催した。世界最大の国際技術ショーであるこの展示会は、最先端の製品・技術の出展が期待され、今回のJIMTOFは「つなぐ」をキーワードとした取り組みに注力する。
主催者の取り組みとして、IoTを活用したSMARTマシンをはじめとする注目度の高い製品・技術の出展奨励に務めると共に、来場者と出展者をつなぐ、マッチングシステムの有効活用を推進するなど、第四次産業革命時代の到来に備えた新たなビジネスチャンスの創出に寄与する。また、約10万㎡に相当する国内最大の展示面積を活かして、海外メーカーの参加を承知する。国内外の有力エーカーから出展されるハイエンドマシンや先端テクノロジーと、約70以上の国・地域から来場する世界の製造業関係者をつなぎ、製造業の未来を拓くスマートものづくりの潮流を展開する。また、日本のものづくりを支える製造業界の社会的認知度向上を視野に入れ、企画・イベントを盛り込み“人材発掘・育成”にもつなげていくとしている。
キーワードは「つなぐ」
石丸雍二 日本工作機械工業会 専務理事は会見上で、「工作機械の受注額は順調であり、6月の前年同月比で31.1%増の1430億円を記録した。今年の上半期は6カ月間の累計は前年同期比で21.1%増の7642億円となった」と、好調な受注の背景を述べ、「現在、第四次産業革命時代への対応が本格化している中でどのような展示がなされるか大変見所である。JIMTOFは従来から世界最先端の技術ショーであり、特にIoTやコネクテッド・インダストリーズがらみの新製品の展示が行われる」と期待を示した。
また、具体的な取り組みとして、最新鋭の工作機械関連製品の拡充、国際性の拡充、会場の利便性の向上、工作機械や関連産業に関する理解や感心を深める――ことを挙げた。
及川繁巳 東京ビッグサイト常務(7月27日現在)は、「前回のJIMTOFでは2016年10月に竣工した東展示棟を活用し、過去最高の5518小間、969社が出展した。日本を取り巻く社会情勢は大きく変化をしており、最近ではアジア各国の経済発展が目覚ましく併せて多くの工作機械産業展が開催をされている。このような環境の中で主催者としては、JIMTOFを最新の技術や製品を展示、発表する場として最先端の技術を競う質の高い見本市としてより一層世界にその存在感を示していくことが重要である」と述べた。
また、東京ビッグサイトは、現在、東新展示棟に加え、2019年の完成に向け、南展示棟の建設に着手している。来年のJIMTOF2018の規模は前回と同様、展示面積は約49,500㎡、小間数は約約5500小間の予定。
JIMTOF2018の特長 ~6つの“つなぐ”~
①先端技術と来場者をつなぐ ~国際技術ショーとしての魅力向上~
②来場者と出展者をつなぐ ~商談サポート強化~
③技術体験と来場者とつなぐ ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~
④日本と世界をつなぐ ~海外出展者・来場者の誘致活動の強化~
⑤学生と未来をつなぐ ~有為な人材確保・育成にも資する企画の強化~
⑥快適な空間と日とをつなぐ ~充実した来場者サービスの提供~
開催概要
[会 期]2016年11月1日(木)~11月6日(火)
[会 場]東京ビッグサイト
[主 催]一般社団法人日本工作機械工業会/株式会社東京ビッグサイト
[出展対象]工作機械/鍛圧機会/工作機器/特殊鋼工具/超硬工具/ダイヤモンド・CBN工具/研削砥石/歯車・歯車装置/油圧・空気圧・水圧機器/精密測定機器/光学測定機器/試験機器/制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM等)/その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術および情報
■出展申込について■
「JIMTOF2018」より、出展申込は『Web申込』に一元化している。Webサイトからの手続きをもって申込完了となる。
問合せ先
●日本工作機械工業会
TEL:03-3434-3961
E-mail:jimtof@jmtba.or.jp
●東京ビッグサイトJIMTOF事務局
TEL:03-5530-1333
E-mail:jimtof@tokyo-bigsight.co.jp