日本工作機械工業会がまとめた8月分の受注実績は以下の通り。
2014年月8月分工作機械受注総額は、1281.9億円(前月比+0.3%・前年同月比+35.5%)となった。受注総額は、6カ月連続の1200億円超。1000億円超は12カ月連続内外需とも前月から高水準の受注が継続。
内需は政策効果が顕在化し、3カ月連続の400億円超と髙水準の受注が継続。政策効果もあり、設備投資が中小企業にも波及。外需は6カ月連続の800億円超で、2カ月連続の850億円超。夏期休暇の影響も見られたが、スポット受注などにより前月比増加。
今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、中国の電気・精密向けスポット受注の動向も注視。
8月分内需
419.4億円(前月比△2.0% 前年同月比+18.5%)。
・前月比4カ月ぶり減少、前年同月比14カ月連続増加。
・3カ月連続の400億円超。主要産業を中心に堅調な推移。
・政策効果が顕在化し、中小企業でも設備投資に前向き。今後も高水準の受注を期待。
① 一般機械 175.8億円(前月比△6.7% 前年同月比+29.2%)
うち金型 20.4億円(前月比△20.6% 前年同月比△1.8%)
② 自動車 141.9億円(前月比+4.9% 前年同月比+23.7%)
うち部品 108.1億円(前月比+24.4% 前年同月比+42.3%)
③ 電気・精密 33.0億円(前月比+24.4% 前年同月比+33.9%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 9.1億円(前月比△45.0% 前年同月比△70.8%)
8月分外需
862.5億円(前月比+1.4% 前年同月比+45.7%)。
・前月比は3カ月連続増加、前年同月比は10カ月連続増加。
・6カ月連続の800億円超。高水準の受注が継続。
・夏期休暇等の影響から欧州は減少するも、アジア、北米は増加。
・アジア:487.0億円(前月比+7.6% 前年同月比+107.3%)
・東アジア:406.5億円(前月比+21.1% 前年同月比+155.1%)
〈中国〉:339.2億円(前月比+21.4% 前年同月比+200.7%)
・その他アジア:80.4億円(前月比△31.2% 前年同月比+6.6%)
〈タ イ22.1億円(前月比△33.3% 前年同月比+7.1%)
〈インド〉:13.9億円(前月比△42.9% 前年同月比+47.0%)
① 欧州:140.9億円(前月比△17.2% 前年同月比+31.7%)
〈ドイツ〉:50.5億円(前月比△5.3% 前年同月比+55.9%)
② 北米:224.1億円(前月比+3.6% 前年同月比△6.0%)
〈アメリカ〉:192.5億円(前月比+3.3% 前年同月比△9.1%)