三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=増田照彦氏)が、刃先交換式ドリル「MVX形」にステンレス鋼加工用「USブレーカ」を追加し、このほど販売を開始した。
次世代穴加工用製品として2012年11月に発売した刃先交換式「MVX形」は、発売開始以降、最大の製品特長である完全4コ-ナ仕様により経済性、外刃内刃の最適配置と材種設定によって切削性と長寿命を実現している。表面硬度を高めると共に最適設計されたホルダにより高剛性を確保し、L/D=6の加工を実現しており多くのユーザーより好評であったことを受け、ステンレス鋼の穴加工において、さらなる工具寿命向上を実現するため、耐溶着性と耐欠損性を向上させたUSブレ-カを新たに開発、追加発売することとなった。
ステンレス鋼加工用「USブレーカ」の主な特長は、以下の通り。
①耐欠損性と切れ味を両立させる設計により、ステンレス鋼穴加工のドリル内刃として使用する事で、更なる寿命向上を実現。
②外周切れ刃にはワイパー刃を設け、良好な壁面精度を実現。
③耐溶着性に優れる材種「VP15TF」を採用することで、内刃に起こりやすい異
常欠損を防止。