アマダ(社長=岡本満夫氏)は、このほど新商品としてシングルクランクプレス「TP-FX シリーズ(圧力能力450kN~2000kN の全6機種)」を発売した。
同シリーズは、1965 年から発売している汎用クランクプレス「TP シリーズ」の最新マシンでユーザーの加工ニーズに応えてきた実績ある機能に加え、デジタルネットワークに対応し、稼働状況/保全情報の見える化を実現している。また、エコカウンターおよびエコアイドル機能による省エネ化を図り、エネルギー効率も向上。
“生産性向上設備投資促進税制”の対象マシンとして販売する。
TP/br-FX シリーズ 主な特長
1.汎用性(Flexibility)
・抜き、曲げ、絞りなどの単発加工から順送などの自動化まで、高い汎用性で使用が可能。
・ISO13849、構造規格にも準拠した新しい汎用マシン。
2.機能性(Functionality)
・TFT カラー液晶表示器の標準搭載による視認性と操作性の向上。
・エコカウンターおよびエコアイドル機能を標準装備。
■エコカウンター機能…生産カウント数が設定カウントに達すると自動的にモーターが
アイドル状態になり電気消費量を抑制。
■エコアイドル機能 …設定した待機時間に達すると自動的にモーターが
アイドル状態になり電気消費量を抑制。
(消費電力量従来機比較 ⇒ TP-80FX:15.7%削減、TP-150FX:36.9%削減)
3.未来性(Futurity)
・パネルPC によるプレス稼働状況/保全情報の見える化。イーサネットを標準装備。
(1)リアルタイムモニタリング
(2)稼働生産履歴、タイムチャート
(3)アラーム情報、保守情報
(4)タブレット端末、スマートフォン対応
現在、プレスマシンは導入から数十年が経過して老朽化しているものが多く、今後は更新が進むと予想されているが、同社では、「TP-FX シリーズを提案し、引き続きお客さまのプレス加工を支援してまいります。今後、リンクプレスやダブルクランクプレスのFX シリーズも順次発売する予定です」としている。
主な仕様
同社では年間目標販売台数をシリーズ合計200台としている。
販売価格(単体機)は、645万円(TP-45FX)から。