日本工作機器工業会(会長=寺町彰弘氏・THK社長)が5月28日、都内の芝パークホテルで通常総会を開催した。
総会後の懇親会で寺町会長は、「工業会の実績を申し上げると残念ながら前期比7%のマイナスになり1460億円の販売額になったが昨年末から回復傾向にある。現在、各工業会でも明るいお話を伺っている。皆様の顔色も大変いい。明年は60周年を迎え、臨時理事会で60周年のお祝いをしよう、ということになった。今年はJIMTOF2014の開催年である。私どもも49社の皆様に参加していただき、384小間という過去最大に近い小間数を確保してこの展示会に臨む。この元気が続いていれば、とても良いタイミングの展示会になると思っている。会員の皆様におかれましては精一杯パフォーマンスをしていただければと思っている」と述べた。
来賓を代表して須藤 治経済産業省製造産業局産業機械課長が、「皆様はあらゆる製造業を支えている不可欠な存在である。この機器がなかったら成り立たないという確固たる地位を築き上げているといえる。皆様方は枠に捕らわれず、枠を超えて様々なことに取り組んでいた。産学官連携という言葉が踊らずに根付いていると実感している。皆様の努力の結果、昨年9月あたりから対前年プラスという言葉を聞いた。暦年ではマイナスなのに年度ではプラスというのは、1~3月までがどれだけ良かったか、ということになるが、この勢いを続けて、来年の明るい60周年を迎えていただけたらと思っている」とあいさつをした。
乾杯の発声は北川祐治副会長(北川鉄工所社長)が行った。