三菱マテリアル 加工事業カンパニー(加工事業カンパニープレジデント=増田 照彦氏)は、グラファイト加工用CVDダイヤモンドコーティングエンドミル「DFシリーズ」を追加し、このほど販売を開始した。
グラファイトは放電加工用の電極や治具に用いられており、最近はグラファイトの性能向上により、ますます需要が高まっている。こうした需要に対応するため、同社では2009年にグラファイト加工に最適な性能とラインアップで商品化したグラファイト加工用CVDダイヤモンドコーティングエンドミル「DFシリーズ」を提供し、高い評価を得ていたが、このほどユーザーの要望によりDF2XLB 9型番とDFPSRB 6型番を追加することとなった。
グラファイト加工用CVDダイヤモンドコーティングエンドミル「DFシリーズ」の主な特長は、以下の通り。
① グラファイト加工に最適化した結晶性の高いダイヤモンドコーティングを採用。従来のダイヤモンドコーティングに比べ高い耐摩耗性を有しており、グラファイト加工において安定した長寿命加工を実現。
② スクエアからボール、ラジアスまで6シリーズ全132サイズの豊富なラインアップでさまざまな形状加工に対応。
③ ラジアスエンドミルとボールエンドミルは、R刃と外周刃をシームレス形状とすることにより高精度化。良好な仕上げ面を実現。