日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年2月分の受注実績は以下の通り。
2019年2月分工作機械受注総額は、1,097.4億円(前月比△12.5% 前年同月比△29.3%)となった。内需の主要業種や外需の主要3極が軒並み前月比、前年同月比とも減少し、25カ月ぶりの1,100億円割れ。1,000億円超は28カ月連続。
内需は416.7億円(前月比△10.9% 前年同月比△28.4%)で、先行き不透明感や補助金待ちが引き続き内需を下押し。24カ月ぶりの450億円割れ。
外需は680.7億円(前月比△13.4% 前年同月比△29.8%)で、スポット受注の剥落もあり、主要3極全てで前月比減少。外需総額も3カ月ぶりの前月比減少で25カ月ぶりに700億円割れ。
中国経済の減速等による先行き不透明感により減少傾向が継続。通商問題や世界経済動向の影響を注視。
2月分内需
416.7億円(前月比△10.9% 前年同月比△28.4%)。
・2カ月連続の500億円割れ。24カ月ぶりの450億円割れ。
・前月比5カ月連続減少。前年同月比3カ月連続減少。
・世界景気の先行き不透明感や補助金待ちの影響で全般的に力強さに欠ける。
2月分外需
680.7億円(前月比△13.4% 前年同月比△29.8%)
・25カ月ぶりの700億円割れ。
・前月比3カ月ぶり減少。前年同月比5カ月連続減少。
・主要3極全てで減少も、特にアジア、北米でスポット受注剥落もあり前月比2ケタ減。