日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年1月分の受注実績は以下の通り。
2019年1月分工作機械受注総額は、1,254.0億円(前月比△7.5% 前年同月比△18.8%)となった。20カ月ぶりの1,300億円割れ。1月では18年(1,543.9億円)に次ぐ過去2番目。1,000億円超は27カ月連続。
内需は467.7億円(前月比△18.2% 前年同月比△15.9%)で、先行き不透明感や補助金待ち等から、23カ月ぶりの500億円割れ。1月としてはリーマンショック以降で18年(556.1億円)に次ぐ2番目。
外需は786.3億円(前月比+0.3% 前年同月比△20.4%)で、スポット受注も寄与し、12月から微増も3カ月連続の800億円割れ。1月としては18年(987.8億円)、15年(826.3億円)に次ぐ過去3番目。
緩やかな減少傾向を示しているものの、受注額は一定水準を維持。当面、この水準が続くと見られるが、通商問題や世界経済動向の影響を注視。
1月分内需
467.7億円億円(前月比△18.2% 前年同月比△15.9%)。
・23カ月ぶりの500億円割れ。1月としてリーマンショック以降で2番目(最高18年:556.1億円)。
・前月比4カ月連続減少。前年同月比2カ月連続減少。
・中国をはじめ世界景気の先行き不透明感に加え、補助金待ちもあり、やや弱含みで推移。
1月分外需
786.3億円(前月比+0.3% 前年同月比△20.4%)
・3カ月連続の800億円割れ。1月では過去3番目(①18年:987.8億円、②15年:826.3億円)。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比4カ月連続減少。
・全体的に緩やかな減少傾向も、スポット受注などにより、1月は前月からほぼ横ばい。