OKK(社長=宮島義嗣氏)が1月24日(木)~25日(金)の2日間、「東日本プライベートショー」をOKK東京テクニカルセンター(さいたま市北区日進町)で開催した。
今回の目玉は、立形マシニングセンタ「VB53α」。このマシンは金型、精密部品向けに高品位な加工を実現するのが特長。高速加工時の残留振動を極限まで抑制し、加工面品位の向上と加工時間の短縮を実現する。一般工場環境での温度変化に適応し、加工精度の安定化をサポートする環境熱変位「ソフトスケールCube」を搭載しており、金型の高速高品位加工を支援するリニアスケール、高分解能(小リード)ボールねじ、ハイパーHQ制御、大容量データサーバを標準装備している。
主要仕様は、主軸回転速度が100~20,000min-¹、早送り速度(X×Y×Z)は20×20×20×/min。工具収納本数30本となっている。
OKK専用制御機能も豊富なのも魅力のひとつ。段取支援機能“ツールサポート”もあり、これは、ひとつの画面で工具の様々な情報(工具名称、姿図、補正番号)を一括管理できるもので、メニュー操作で主軸に工具を簡単に呼び出し、工具測定ができるなど、段取り作業に便利な機能や機械音点検機能で機械保守作業を支援してくれる。
また、航空機部品削出加工のサンプルも展示されていた。被削材はチタン(i-6Al-4V)、素材寸法300×200×50mm。素材除去率90%の削出加工で、難削材であるチタン合金を高能率に加工していることをアピールしていた。
他にも「VM43R」で、多機能カッタによる高能率加工や、干支を「VC-500」で5軸加工をしている様子、「VB53」で高速ポケット加工&フランジ加工など、見せどころも満載だった。
今回、東日本プライベートショーは三菱電機とコラボ企画も実施し、三菱電機東日本メカトロソリューションセンター2F講演会場では、「高精度マシニングセンタVB53αによる精密金型加工」をテーマに特別講演を開催した。
なお、中部・東日本プライベートショーは2月21日(木)~22日(金)の2日間、OKK猪名川製造所(兵庫県伊丹市北伊丹8-10)で開催する。
関連記事はコチラ↓
http://seizougenba.com/node/10718