ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、従来から好評発売中の刃先交換式ボールエンドミル「スウィングボール」の切削性能を向上させた新製品「スウィングボールネオ」(SWBX/MSWX 形)の販売を11月1日より開始する。
この商品は、本体に独特な形状のキーを設けることにより、インサートを強固に固定するため、インサートの取付け時の繰り返し精度が安定する。金型の肉盛り材加工などの荒加工からタービンブレードなどの中仕上げ加工までが可能な工具だ。炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼等の曲面加工、肩削り加工、溝加工等の荒~中仕上げ加工に貢献する。
●特長
① 本体に独特な形状の凸キーを設けることにより、インサートを強固に固定でき、金型の総焼き材や肉盛り材などの高硬度材も安定した加工が可能。取り付けインサートは、主刃・副刃形状であり、キー溝付きタイプ。
②インサートの動きを固定させる事で、取付け時の繰り返し精度を安定化。荒加工のみならず、タービンブレードなどの中仕上げ加工領域においても高精度な加工が可能。
③ブレーカー付き低抵抗形インサートは、耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた鋼材加工用材種「JC5240」と一般鋼、鋳鉄やプリハードン鋼が加工可能な汎用性材種「JC8118」を採用。刃先強化形インサートは、50~60HRC の肉盛り材や焼き入れ鋼の加工が可能な材種「JC8118」及び「JC8015」を採用。
●サイズ・価格
本体モジュラーヘッドタイプ:φ16、φ20、φ25、φ30(4 形番)
本体エンドミルタイプ :φ16、φ20、φ25、φ30(7 形番)
本体標準価格:φ16 31,300 円~(税抜き)
インサート材種:JC5240、JC8118、JC8015(PVD コーティング)
インサート標準価格:φ16 主刃3,390 円、副刃2,500 円~(税抜き)