アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)は、自社の新卒採用活動におけるAI を活用した「エントリーシートを読み解く2つの技術」について、経済産業省などが後援する「第3 回 HR テクノロジー大賞」(主催:「HR テクノロジー大賞」実行委員会)の「奨励賞」を受賞した。
新卒採用の売り手市場が続くなか、業務の効率化や人材の戦略的活用を目的として、採用選考にAI を導入する企業が増えている。同社は、2018 年4 月に入社した新卒者の採用活動から、人事担当者の経験や知識では気付かない個々の学生の良さや可能性を考慮に入れることを目的に、AI を導入した。
具体的には、多数のエントリーシートの分析にAI を用いることにより、学生を多角的かつ客観的にとらえ、同社の求める人材像である「挑戦し続ける人」としての志向性やマインドを持つ人材を採用できるように努めている。さらに、既採用者から得られた志向性データを、2019 年4 月以降に入社する予定の新卒者への採用広報活動にも役立てるなど、AI を幅広く活用している。
「HR テクノロジー大賞」は、人材採用・人材育成・労務管理などの人事領域において、ビッグデータやAI を活用した取り組みのなかで特に優れた活動を表彰するもので、2016 年より毎年実施されている。今回の審査では、同社がAI を選考過程だけではなく、採用活動全般において幅広く活用することで、受験者数の拡大などにつなげた点が、高く評価された。
アマダグループでは「お客さまとともに発展する」という経営理念のもと、「変革」と「挑戦」をキーワードに、時代の変化に対応した事業展開を進めており、採用活動においても、「挑戦しつづける人」を求める人材像としている。
同社では、「今後も、より多くの学生と真摯に向き合うことで、アマダグループの将来を支える人材の採用活動を進めていく。」としている。