タンガロイ(社長=木下聡 氏)が、このほど新ロウ付け形状CBNインサート『ウェイビージョイントCBN』の販売を開始した
自動車部品などの高強度化に伴い、焼入れ鋼部品が増加している一方で、加工コストダウンのために、生産性と加工能率アップが求められている。切込みが大きい加工や乾式加工では、従来のCBNインサートではロウ付け部からのCBNの剥離が生じることがあり、低切込みで多数パス加工する必要があった。一方、『ウェイビージョイントCBN』は、ロウ付け強度が強く、1パスで深切込み・高送り加工が可能となり、加工効率を大幅に向上させることができる画期的なCBNインサートである。
■主な特長
●従来の1.6倍の切込みに対応できる新ロウ付け形状。
●熱伝導率が高いCBN体積増加により、乾式深切込み加工にも対応。
・0.8mmまでの深切込み加工が可能であり、加工パス数を減少させて、加工能率アップが可能となる。
・乾式加工でもCBNの剥離が生じにくく、切削液なしで深切込み断続加工を行うことができるので、湿式加工で頻発する突発欠損を防ぐことができる。