コマツ(社長=大橋徹二氏)は、最新技術を随所に織り込み、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に適合した超小旋回型油圧ショベル「PC138UU-11」を、このほど発売した。
このマシンは、新たな建設機械用排出ガス後処理システムを採用した新世代エンジンを搭載し、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を大幅に低減している。加えて、機体のメインユニットを最適に制御するトータルビークルコントロール(機体総合制御)のさらなる進化やオートアイドルストップ機能などにより、燃料消費量を当社従来機に比べ10%低減(※同社従来機との比較)した。
KomVision(機械周囲カメラシステム)を標準で装備するほか、最新のKOMTRAX(機械稼働管理システム)は、オペレーターごとの車両運転情報の管理を可能にするとともに、排出ガス後処理システムの選択触媒還元(SCR)に必要なAdBlue®(※ドイツ自動車工業会の登録商標)の残量についても確認可能にするなど、最新のICTを搭載している。
また、ロックレバー自動ロック機能や、バケットの車体への干渉を防ぐ干渉自動回避システムを新たに採用し、安全性も高めている。さらに、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れたサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」が新車購入時から付帯され、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献する。