Quantcast
Channel: 製造現場ドットコム - 製造現場は日本の底力!
Viewing all 1664 articles
Browse latest View live

アマダホールディングスとアマダマシンツールが切削ビジネスの拡大に向けた投資戦略とM&A の実施 ~超硬ブレード生産能力拡大投資と新素材対応による非金属加工市場への拡大~

$
0
0

 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)とアマダグループで切削・プレス・工作機械の販売・サービスを担当するアマダマシンツール(社長=田所雅彦氏)は、このほど現在推進中の切削機械事業の中期経営計画(売上高:320 億円→450 億円)達成に向け、「超硬ブレード生産能力拡大」のための投資を進めるとともに、「新素材加工市場への参入」を目指したM&A を実施すると発表した。

1. 超硬ブレード生産能力拡大への投資
 切削機械事業では、金属切断の高速化や難削材切断対応に不可欠な、マシン、ブレード両面での超硬対応を強化しており、昨年5 月、世界最高速度の切断技術とエコロジー・エコノミーなどの環境面への配慮を両立したバンドソー「HPSAW-310」(ハイパーソー)と 
専用超硬ブレードAXCELA HP シリーズをリリースした。

 超硬ブレードのニーズは航空宇宙産業に代表される難削材加工の増加や、大型の鋼材を速くきれいに切断することを目的に年々高まっており、その傾向は特に欧米で顕著であることを踏まえて、超硬ブレードのさらなる生産体制の強化を図るべく、欧州のブレード工場を中心として、総額30 億円規模の投資計画を順次実施していく予定。

2. 新素材加工市場への参入を目指したM&A
 アマダホールディングスは、三和ダイヤ工販(社長=松田雄策氏)の発行済み株式100% (1,000 株)を取得して、10 月1 日付けでアマダマシンツールの完全子会社とすることを決定した。三和ダイヤ工販は、ファインセラミックス・石英ガラス、特殊カーボン等を中心とした新素材加工の精密切断工程に強みを持っており、ダイヤモンドブレード・バンドソーマシンともに製造する独自技術を保有する唯一の企業。一方、アマダマシンツールは、長年にわたる金属加工領域でのビジネスノウハウを基軸として、現状のビジネス領域をさらに広げた非金属市場での事業拡大を目指す体制づくりを進めており、今回の出資は、三和ダイヤ工販が保有する新素材加工技術を礎に、今後継続的な拡大が見込まれる新素材市場への早期参入を図っていくものとしている。

 出資の目的は以下のとおり。
 
 (1) 新素材切断加工技術の取得による電子部品・半導体・光学業界への展開。
 (2) ダイヤモンド・バンドソーの開発・製造・販売・メンテナンス体制の構築。
 (3) 新素材対応ブレードの導入によるトータル商品ラインナップの整備。

■三和ダイヤ工販の概要
(1) 本社所在地: 大阪府大阪市中央区南船場2-5-12
(2) 設立: 1991 年1 月
(3) 代表者: 代表取締役社長 松田 雄策
(4) 事業内容: ダイヤモンドブレード、バンドソーマシン、ダイヤモンド・cBN とい
し、ドレッサー等の製造販売、ならびに硬質・脆性材料の加工事業
(5) 資本金: 5 千万円
(6) 発行済株式総数: 1,000 株
(7) 従業員: 54 名
(8) 売上高: 701 百万円(2016 年9 月期)

 今後の予定として、出資後に称号を株式会社アマダサンワダイヤに変更(2017年10月1日予定)。


三菱日立ツールが高硬度鋼加工用 高送りラジアスエンドミル エポックハイハードラジアス「EHHRE-TH3形」を発売

$
0
0

170911三菱日立ツール 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、このほど高硬度鋼加工用 高送りラジアスエンドミル エポックハイハードラジアス「EHHRE-TH3形」を発売した。

 同社では、開発の背景について、「昨今の金型市場では金型の長寿命化の要求から金型材料の高硬度化が進み高硬度鋼の直彫り加工を高能率に行ないたいとのニーズが増えている。従来はラジアスエンドミルで荒加工をして高硬度鋼を高送り加工すると一般的に切削抵抗が高いためびびり振動が発生しやすく、高能率加工を行う上で課題があった。また同社高送りラジアスミルASR形のような刃先交換式の高送り工具はあったが、小型精密金型に対応するような小径工具の選択肢が少ない状況だった。これらのニーズに応えるため、高硬度鋼を高能率に加工できる高送りラジアスエンドミルを開発した。冷間鍛造金型や小型精密金型など高硬度鋼の高能率加工に是非お試しください」としている。

●特長
 ①複合ラジアス形状(底刃の複合R)の採用で従来ラジアス形状(正R)と比較して切りくずの厚みを薄くすることができ、高硬度鋼の高送り加工でも低抵抗な加工ができる。
 ②底刃を強ねじれ形状にすることで優れた切りくず排出性を実現し、切りくずの噛みこみを抑制する。
 ③外周刃に微小な径逃がしを設けることでコーナー部などのびびり振動を抑制し、突発的な欠けを抑える。
 ④新開発の「TH3」コーティングの採用により高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮し長寿命なため削り残り量のばらつきを抑えることができる。

●用途
 冷間鍛造金型、小型精密金型、パンチングダイなど高硬度鋼の高能率加工。

●仕様
 EHHRE-TH3:(φ1~φ12) 全13アイテム。

●価格(税抜)
 EHHRE-TH3:(φ1~φ12):10,500~31,800円(消費税別)。

牧野フライス製作所が名古屋支店で新製品発表会を開催 ~セミナーも充実~

$
0
0

170911牧野フライス1注目が集まった「V80S」 
 牧野フライス製作所(社長=井上真一氏)が、8月24日~25日の2日間、名古屋支店(名古屋市守山区花咲台2-301)で新製品発表会を開き、多くの来場者が足を運んだ。

 5軸制御立形マシニングセンタ「V80S」、型彫放電加工機「EDNC17」の新製品が展示され、併せてセミナーも開催された。

金型に関しては確固たる意志をもって取り組む!

170911牧野フライス2「金型業界に貢献する」と力強く話す髙山取締役 名古屋支店は、古屋市名東区内にあった名古屋支店を本年、同市守山区内のテクノヒル名古屋内に移転し、同建物内にテクニカルセンタも新設している。主力の金型分野に軸足を置き、自動車部品の量産ラインを含む自動車分野への販売の強化が狙い。技術サポートおよび販売・アフターサービス体制を拡充し、新技術・新製品の提案拠点となっている。

 この建物が出来て全国的なイベントは初めて。同社の取締役営業本部本部長の髙山幸久氏は、今回のイベントについて、「今までは地方は地方、で開催しておりましたが、自動車関係に力を発揮する新製品の立形5軸の『V80S』は、この地区が1番メインになると言うことで改めて機械を持ってきました。加えて大型の放電加工機『EDNC17』、それに使用するグラファイトの電極加工仕様の『D200Z』と、金型と一体的にお見せしています。今までのテクニカルセンタは手狭であったため、今回のような展開をすることができなかったのですが、自動車関係というと名古屋地区が主体ですから、お客様にアピールさせていただきました」とコメント。

 最後に髙山氏は、「金型に関しては、確固たる意志をもって今後も取り組んでいくので、今後ともよろしくお願いします」と力強く述べた。

【トップインタビュー】日本機械工具工業会 牛島 望 会長(住友電気工業専務取締役)に「工具業界を取り巻く現状と課題」を聞く

$
0
0

 日本機械工具工業会は「わが国機械工具製造業の健全な発達を図り、わが国産業経済の発展に寄与する」ことを目的として2015年、超硬工具協会と日本工具工業会が統合してできた工業会であり、現在、正会員77社、賛助会員52社の計129社の会員を有している。

 本年6月、新会長に就任した牛島 望氏(住友電気工業専務取締役)を訪ね、工具業界を取り巻く現状と課題についてお話しを伺った。

続きを読む

研削盤メーカー担当者が見た世界三大工作機械見本市 『EMO Hannover 2017』

$
0
0

171001jtop

 ドイツで開催されたEMOが盛況のうち終了しました。
 現場で働く方の生の声が聞きたい!
 今回は研削盤メーカーの岡本工作機械製作所のマーケティングを担当する西上和広氏にEMOの様子を執筆していただきました。

********************************

171002j1岡本工作機械製作所のブース 2017年9月18日~2017年9月23日迄の6日間、世界三大工作機械見本市と呼ばれるEMOショーがドイツ・ハノーバーにて開催されました。世界三大工作機械見本市とはEMO(2年に1度ドイツのハノーバーorイタリアのミラノ)、IMTS(アメリカのシカゴ)、JIMTOF(日本・東京)の3つがあり、EMOの特徴としては日本国内では見ることのできない、欧州の小さな工作機械メーカー等を見ることができるというものがあります。

 もちろん日本の工作機械メーカーも多く出展、欧州・欧米・アジアのワールドワイドな展示会ですが、やはり欧州の感覚でデザインされた工作機械を見ることができるというのが最も魅力的な展示会です。(研削盤メーカーだけで30社を超える展示会は筆者にとって初めてでした)また地方の小さな展示会とは異なり、来場メーカー数・来場人数・小間数を含めて圧倒的な規模です。

171002j1会場間をバスで移動 会場の建物が違うため、敷地内はバスの運行があり、バスに乗って施設間を移動します。初日は使いませんでしたが、2日目からは大変お世話になりました。また会場内ではビールを出すお店、ソーセージの販売、パンの歩き売り等もあり、日本では考えられない展示会でした。(当社もですが、各ブースでは歓迎としてビールと軽食をブースで振舞っていました)

 ちなみに当社ブースでは5台の研削盤を展示、複雑な形状の研削を可能とするCNC精密平面研削盤PSG106CA3、簡易ソフトによる使いやすさを重視したNC精密平面研削盤PSG104CA-iQ、高能率研削(1パスで100μmの切込み)を実現するCNC門形精密平面研削盤PSG208CH-iQ、ヨーロッパで主流の複合円筒研削加工を実現するCNC精密複合円筒研削盤UGM360NC、リニアモータ駆動採用により高速反転を実現するCNC超精密成形研削盤UPZ52Liの展示を行いました。

写真左:PSG106CA3 ワーク 右:UMG360NC ワーク
171002j3

工作機械を見て感じたこと

171002j4商談中 筆者も学生時代に勉強をしたドイツ語を活用してアテンドを行いましたが、欧州ユーザーの方は国内ユーザーの方とはまったく違う箇所に興味を持つことに驚いてしまいました。(一概には言えませんが、欧州ユーザーはじろじろと工作機械を3分くらい見て、数値に関する質問をし、なぜその数値が可能かを質問してきました。そしてフムフムという顔をしてカタログを持っていきました。国内では1から10まで質問をされて機械の説明をする流れですが、どこか違う空気を感じました)。

 
 欧州の研削盤に限らず工作機械は、下記の特徴が見受けられました。

 ① 工場内いっぱいに機械を並べることをしないため、機械専有スペース・設計にゆとりがある。
 ② 自動化を好む。
 ③ CEマーク対応もあり、人がけがをしないような設計をしているor外部に汚れが飛ばないような設計。
 ④ 電気・配線関係を床を這わないように、また電源ボックスから出さないように設計。
 ⑤ 操作画面関係に関して、欧州勢は多少苦手?
 
171002j5 また町中がEMO歓迎ムードでした。
どこに行ってもEMOの看板が出ており、町中の歓迎を感じることができる非常に良い展示会でした。現地のドイツ人の方も非常に良い人が多かったです。

ドイツと言えばパン・ソーセージ・ビール!!
筆者はオクトーバーフェストの洗礼に合い、机の上でビールをもって踊っていたそうです。。。ヨーロッパ支社ではクレイジーボーイと呼ばれていたそうです。(写真はありましたが、記憶は御座いません)

171002j6

(文・写真:岡本工作機械製作所 西上和広)

セコ・ツールズがドリル技術をさらに進化させた 「Feedmax – P」 を発売

$
0
0

171002セコ・ツールズ セコ・ツールズが「Feedmax(セコ・フィードマックス) – P」を発売した。
従来のドリル技術からさらに進化し、ISO P(鋼)、鋳鉄、被削材種の穴加工性能が大幅に向上する。超硬ソリッド Feedmax – P ドリルによってドリル生産性を最大 35 %向上できるほか、新たな形状と高度なコーティングを合わせて採用したことにより、長い工具寿命を実現している。

 「Feedmax – P」では新たな形状とダークカラーの TiAlN コーティングを採用している。切り屑管理の改善と高い加工安全性によって、穴加工の効率が上がり、少ないドリル数で済む。ドリルには強力でまっすぐな刃先のほか、刃先の近くにクーラント穴を備えており、冷却効率が向上している。さらに、狭いマージン部により、熱によるドリルへの影響を最低限に抑え、フルートデザインでドリル先端のコーナ部を保護し、切り屑制御と排出が最大限にまで改善される。

日立建機がインドの製造現場の中核を担う人材育成をめざす「ものづくり技能移転推進プログラム」に参画

$
0
0

171002日立建機 日立建機(社長=平野耕太郎氏)は、このほど日本およびインド政府が共同で進める「ものづくり技能移転推進プログラム」に、インド国内で建設機械の製造および販売・サービスの事業を展開する連結子会社、タタ日立コンストラクションマシナリー Company Private Limitedを通じて参画すると発表した。

 「ものづくり技能移転推進プログラム」は、中長期的に経済成長が期待されるインドの製造分野において、インドが掲げる「メイク・イン・インディア」、「スキル・インディア」に貢献するためのプログラムで、 日本・インドの官民連携の下、10年間で3万人のものづくり人材を育成することを目的としている。2016年11月11日に、経済産業省およびインド技能開発・起業省が、同プログラムを促進し、協力していくことについて覚書に署名している。

 今回、日立建機は、本プログラムの目的および両国政府の取り組みに賛同し、同プログラムの柱の一つであるインドにおける製造現場の中核を担う人材を育成する人材育成機関「日本式ものづくり学校(Japan-India Institute for Manufacturing/以下、JIM)」に、経済産業省から認定を受けた上で、教育施設の整備および教育プログラムの構築を行う。タタ日立社の所有するダルワッド工場敷地内の教育施設にて、JIMの取り組みを進めていく予定。

■タタ日立社概要
社名
Tata Hitachi Construction Machinery Company Private Limited
従業員数(2017 年3 月31 日現在)
2,052 名
拠点数(2017 年3 月31 日現在)
製造拠点: 3 拠点
販売・サービス拠点: 237 拠点
インド事業売上収益(日立建機連結 2016 年度実績)
約486 億円

ヤマザキマザックが多品種少量生産の自動化を一台で実現する「VARIAXIS i‐300 AWC」をリリース

$
0
0

171002マザックVARIAXIS1 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほど省スペースな自動化システムと一体化した同時5軸加工機「VARIAXIS i‐300 AWC」の販売を全世界で開始した。

 近年、航空機や医療機器分野で使われる小型・複雑形状ワークにおいて、多品種少量生産を省スペースで実現する自動化システムへのニーズが高まっていることを受け、これらのニーズに応えるため、同社では長年に渡り蓄積した自動化ノウハウの応用により、「VARIAXIS i‐300 AWC」を開発した。

 このマシンは、新開発の多段ワークストッカ「オートワークチェンジャー(以下AWC)」と拡張型工具マガジン「多連式ドラムツリーマガジン」を搭載した、自動化システム一体化型の同時5軸加工機。AWCはストッカ内に準備された素材と機内で加工が完了したワークを自動交換・収納する装置で、最大60Kgまでのワークに対応。多段式ストッカを採用することで、省スペースで多数(標準32個、オプション40個)のワーク交換・収納を可能としている。

 多連式ドラムツリーマガジンも従来型の大容量マガジンと比較し大幅な省フロアスペースを実現、また生産状況に合わせて工具収納本数を段階的に拡張することが可能である。これらの自動化システムを機械本体のCNC装置に組み込まれた自動運転ソフトウェア「Smooth AWC」により統合管理し、ワーク・工具・プログラムなど作業者の段取りを支援することで長時間のスケジュール運転を容易に実現する。

 主軸は標準タイプ(12000min-1)のほか、高速タイプ(オプション)を3種類ラインナップし、精密部品の加工面品位の向上など、さまざまな加工ニーズに合わせた仕様選択が可能である。

特長

(1)機械本体と一体化された省スペースな自動化システム
 a)オートワークチェンジャー(AWC)
 AWC はストッカに準備された素材と機内で加工が完了したワークとを交換・収納する装置。寸法φ 350mm×H315mm、重量60Kg までの中小型ワークに対応、導入後でも生産状況に合わせてストッカ数を32→40(オプション)へ増やすことが可能。


多段式ストッカの採用により、省スペースで多数のワークハンドリングを実現
171002マザックVARIAXIS2

 b)省スペースで段階的な拡張が可能な「多連式ドラムツリーマガジン」
 従来型の大容量マガジンに比べて省スペース(※)な、新開発「多連式ドラムツリーマガジン」を採用。次回工具のみならず、更にその次に使用する工具までを待機させるシフター構造を採用し、工具待ちアイドルタイムを短縮。生産状況に合わせ、工具収納本数を145 本(標準)から最大で505 本(オプション)まで段階的に拡張可能。


171002マザックVARIAXIS3
(※)従来型TOOL HIVE(240 本仕様)と多連式ドラムツリーマガジン(265 本)に対し、フロアスペースを約40%削減


171002マザックVARIAXISz
145本から505本まで、工具収納本数の段階的な拡張が可能


 c)簡単に長時間のスケジュール運転を可能とする自動運転ソフトウェア「Smooth AWC」
 「Smooth AWC」は機械本機のCNC 装置「MAZATROL SmoothX」に組み込まれたワーク・工具・プログラムの管理を支援する自動運転ソフトウェア。工具寿命までを考慮したシミュレーションを行うことで不足工具を予測し準備を促すなど、作業者の段取りを支援し長時間の自動運転を実現する。

171002マザックVARIAXIS4

(2)さまざまな加工ニーズに対応する、豊富な主軸仕様展開
主軸には振動を最小限に抑えるビルトインモータ構造を採用。標準タイプ(12000min-1)の他に、高速タイプ(オプション)を3 種類(18000min-1・ 25000min-1・30000min-1)ラインアップ。加工ニーズに合わせた仕様選択が可能。

主な仕様
171002マザックVARIAXIS図


ダイジェット工業が続々と新商品を投入!

$
0
0

 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、①高送りカッタ「SKS-GⅡ」、②ミラーボールインサート「SSタイプ」を発売、続々と新商品を投入している。

高送りカッタ「SKS-GⅡ」

171002ダイジェット1 金型の高能率荒加工及びチタン合金などの難削材加工をターゲットとした刃先交換式の高送りカッタ「SKS-GⅡ」の特長は、下記の通り。

(1)刃先交換インサート□10タイプ(カッタ径Φ25~Φ80)及び刃先交換インサート□14タイプ(カッタ径Φ50~Φ160)の2種類をラインナップ。加工形態に応じた選択が可能。
(2)刃先交換インサートは4コーナー仕様で経済的。
(3)本体は荒加工に最適な「Gボディ」を採用。切りくず排出性に優れ、かつ本体剛性を重視したボディバランスを実現。
(4)刃先交換インサート材種は「JC8118」「JC8050」「JC7550」の3種類を
ラインナップ。一般鋼からステンレス、チタンなどの難削材まであらゆる加工に対応可能。

●サイズ
・本体ボアタイプ     Φ50~Φ160
・本体モジュラータイプ  Φ25~Φ42

●標準価格
本   体    :Φ25    28,600円(税抜き)~
刃先交換インサート:SPNW10…    910円(税抜き)~

ミラーボールインサートに「SSタイプ」が登場!

 
171002ダイジェット2 高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボール」に、高速・高能率加工で更なる安定加工を実現したミラーボールインサート「SSタイプ」が加わった。3次元形状仕上げ加工に威力を発揮するこの商品は、新PVDコーティング『DHコート』と超微粒子超硬合金の組合せによる、新材種『DH108』の採用で、汎用材種として一般鋼からプリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄など幅広い被削材に対応し、S字刃形ながらR精度は±0.006mm以下とソリッドボールエンドミル同等の高精度を実現するという特長を持つ。

●サイズ
3R(Φ6)、4R(Φ8)、5R(Φ10)、6R(Φ12)、8R(Φ16)、10R(Φ20)、12.5R(Φ25)、15R(Φ30)の8型番

●標準価格
3R(Φ6) 4,900円(税抜き)~
 

今年国内最大の工作機械見本市「MECT2017」が10月18日から名古屋で開催 ~開催規模は前回を上回る457社1933小間~

$
0
0

171002MECT1あいさつをする樋口社長 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)が主催する国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2017(MECT2017)」が、10月18日(水)から21日(土)までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催するに先立ち、9月26日に記者会見を開いた。

 樋口社長は、「今回の展示規模はリーマンショック前の2007年点に次ぐ1933小間で、前回展の1915小間を上回った。今年の国内で開催される工作機械見本市としては最大で、この規模はMECT史上2番目となる。胸を張った展示会が名古屋で開催できることを嬉しく思う」と喜びを述べた。

 今回の出展者数ついて平野清嗣MECT事務局長は、「457社・団体が出展するが、うち全出展者の16.8%にあたる77社(前回69社)が初出展会社となる。また、会場内に展示される工作機械、各種装置は376台となった。また、1190点の新製品(1年以内に発表されたもの)が展示される予定。海外からの参加は23カ国・地域を数える」と説明した。

171002MECT2平野MECT事務局長 今回は、来場者向けに見所を紹介するウェブサイト「MECT NAVI」を新設。MECT会場の様子を動画配信するほか、会場内ニュース「Show Daily」と連動し、最新ニュースも配信する。来場者同士で情報共有ができるようにTwitterなどのSNSサイトも積極的に利用する。

 世界最先端の技術での実演加工に挑戦する主催者コンセプトゾーン(企画展示)では、新市場として期待される「宇宙」にスポットを当て、宇宙ベンチャーの取り組みを紹介するとともに、最新の人工衛星に向けた部品加工など、宇宙市場で必要とされる加工技術を会場内で披露する。また、主催者企画のセミナーでは、トヨタ自動車、マツダ、ボーイングらがそれぞれの分野からものづくりの今後について講演する。

主催者コンセプトゾーン

テーマ:New Frontier宇宙 求められる加工技術
開催場所:ポートメッセなごや1号館特設会場コンセプトゾーン内
実施期間:10月18日(水)~21日(土)
展示内容:
〈ゾーンA〉最新の人工衛星部品を削る
 宇宙ベンチャーのアストロスケール社が来年初頭に打ち上げを予定する宇宙ゴミの観測用人工衛星「IDEA OSG1」。会場では、打ち上げ時に必要不可欠な衛星とロケットの結合部品(アダプター)を5軸MCで加工。最新の切削加工技術を披露する。

〈ゾーンB〉宇宙で活躍する町工場の技
 売上げの約30%が宇宙関連という神奈川県茅ヶ崎市の町工場の由紀精密。従業員33人の町工場になぜ宇宙の仕事が舞い込むのか。会場ではMECTに併せて新たに設計したロケットエンジン(スラスター)のインジェクターを複合加工機で加工。宇宙関連企業から選ばれる技の秘密に迫る。

セミナー

開催場所:ポートメッセなごや 交流センター3F会議ホール
開催時間:10月18日(水)~21日(金)①13:00~14:00 ②14:20~15:20
聴講料金:無料(*会場への入場料1000円が別途必要)
申込方法:公式Webサイト(Mect-japan.com)のセミナーページから受け付け
定  員:各セミナーとも400名(先着順)

●講演内容
・10月18日(水) テーマ「自動車」クルマづくり最前線
講演①:13:00~14:00「次世代に向けた新しいクルマづくり」
トヨタ自動車 常務理事パワートレーンカンパニー量産開発 生産技術担当近藤禎人氏

講演②:14:20~15:20「飽くなき挑戦」
マツダ パワートレイン開発本部 エンジン設計部 部長 林 裕二氏

・10月19日(木) テーマ「航空機」進化する航空機産業
講演①:13:00~14:00「航空宇宙産業における生産の動向」
ボーイングマテリアルマニュファクチャリングテクノロジー 担当バイスプレジデント レーン バラード氏

講演②:14:20~15:20「航空機用ジェットエンジンのものづくり技術~自動化への取り組み~」
川崎重工業 ガスタービン・機械カンパニーガスタービンビジネスセンター生産総括部総括部長 三島悦朗氏

・10月20日(金) テーマ「宇宙」宇宙ビジネス新時代
講演①:13:00~14:00「北海道から宇宙へ上がるロケットの現状と今後の産業発展」
インターステラテクノロジズ 代表取締役 稲川貴大氏

講演②:14:20~15:20「アストロスケールが目指す宇宙ビジネス」
アストロスケール CEO 岡田光信氏

ヤマザキマザックが金型や微細・精密加工に特化した高速・超高精度 同時5軸加工機「UD-400/5X」の発売を開始

$
0
0

171002ヤマザキマザックUD1 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほど金型や医療機器部品など微細・精密加工に適した超高精度 同時5軸加工機「UD-400/5X」の販売を開始した。

 金型や医療機器など微細・精密加工の分野では、高精度かつ精度安定性が高く、加工面品位の高い工作機械が求められていることを受け、同社では長年蓄積した工作機械の高精度化の技術を結集し「UD-400/5X」を開発した。

 「UD-400/5X」は構造・機能すべてにおいて高剛性化や熱変位対策などを徹底し、同社モデルの中で最も高い精度と加工面品位を実現した超高精度 同時5軸加工機。ベースやコラムなどの構造体の高剛性化と減衰性を高め、高速加工時における振動を抑制するとともに、完全左右対称の門形構造を採用して温度変化による機体のねじれの発生を低減している。

 また駆動用ギアを無くすことで振動を最小限に抑えたビルトインモータ高速主軸(45000min-1)を搭載したほか、テーブル駆動にも振動の原因となるギアやベルトが無く、応答性に優れたダイレクト・ドライブモータを採用するなど各駆動系を高速・高精度化している。主軸や高剛性ボールねじには軸心冷却方式を採用し熱の発生を抑制、さらには各軸に標準搭載した高精度スケールフィードバックと熱変位制御機能「サーマルシールド」により熱変位を的確に補正する。

 「UD-400/5X」は、これらの構造・機能により、長時間・高速連続稼働時においても安定して高い加工精度を保ち、金型や微細・精密加工において高い生産性と高い加工面品位を同時に実現する。

特長

(1)高剛性・高減衰性の構造体・駆動系を採用、完全左右対称の門形機械構造
 ベース・コラムなどの構造体、ボールねじやリニアガイドなどの駆動系の高剛性化・高減衰化を行い振動を抑制、加減速の大きい加工時においても高い加工面品質を実現。さらに完全左右対称の門形構造を採用し、温度環境の変化による機体のねじれの発生を抑制するとともに、より正確な熱変位制御を実現、精度安定性を向上。

(2)ビルトインモータ構造採用した高速主軸を搭載、チルトテーブルにはダイレクト・ドライブモータを採用
 駆動用ギアを排除することで振動を最小限に抑えた、当社では最速となる毎分45,000 回転の高速主軸を搭載、チルトテーブルには振動・熱・バックラッシュの原因となるベルトやギアなどの動力伝達装置の無い、ダイレクト・ドライブモータを採用。高い生産性と高品位な加工面を同時に実現。

(3) 全軸に高精度スケールフィードバックを標準装備
 全5 軸すべてに高精度スケールフィードバックを標準搭載、絶対位置を正確に検出することで熱変異などによる誤差を補正し、高精度な加工を実現する。

(4)主軸および高剛性ボールねじに軸心冷却を採用
 主軸とボールねじの軸心部分に温度管理された冷却油を循環させることで、モータやボールねじの発熱による影響を最小限に抑制、安定した加工精度を実現。

(5)同時5 軸制御CNC 装置「MAZATROL SmoothX」搭載
 可変加速度制御機能(VAC)・コーナー滑らか制御機能(SCC)・振動防止制御機能(AVC)により、高品位な加工面と加工時間短縮を実現する。また熱変位制御機能「サーマルシールド」を搭載し、熱変位による加工誤差を自動的に補正する。

主な仕様
171002ヤマザキマザック2

三菱日立ツールが高能率仕上げ用6枚刃ボールエンドミル「EPHB-PN形」を発売

$
0
0

171002三菱日立ツール 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、このほど高能率仕上げ用6枚刃ボールエンドミル「EPHB-PN形」を発売した。ダイカスト・樹脂・プレスなどの大型金型の高能率仕上げ加工に威力を発揮する。

 昨今の金型市場においては高精度な加工を高能率に行ないたいとのニーズが増えている。機械メーカーはそれらのニーズに対し、多軸加工機で高送り加工に対応したマシニングセンターを開発している一方、ユーザーニーズに対応するには、マシニングセンターだけでなく切削工具やCAD/CAMなど周辺技術も追従して行く必要がある。

 この製品はボールエンドミルのR刃を6枚にすることで、切込みの小さな中仕上げ・仕上げ加工で送り速度20m/min以上の高送り加工を可能にしている。また、6枚刃仕様のエンドミルの切れ刃のバラツキをできる限り小さくすることで高精度な加工を長時間維持することが可能になった。
 特長は以下の通り。

 ① 6枚刃仕様のボールエンドミル。外周付近の6枚の切れ刃を使うことで、送り速度20m/min以上の仕上げ加工が実現できる。
 ② 6枚の切れ刃ごとの振れバラツキをできる限り小さくしているので、刃毎の切削抵抗のバラツキも小さく抑えられる。そのため各刃の摩耗も均一に進行するので高精度な加工が長時間維持できる。
 ③ 一般的なボールエンドミルより剛性が高い工具設計。加えて仕上げ加工に適したポジ刃形を採用している。
 ④ 母材との密着性に優れ、耐熱性の高い「PN」コーティングの採用により長寿命である。そのため、削り残り量のバラツキを更に抑えることができる。

●仕様
EPHB-PN:(φ6~φ12)  全4アイテム

●価格(税抜)
EPHB-PN:(φ6~φ12) 17,600~38,200円(消費税別)

三菱マテリアルが続々と新商品を投入! 

$
0
0

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)が、このほど、①高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種“BC8100シリーズ”にワイパーインサートを追加、②高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にカッタボディを追加、③低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス「WSX445」にアイテムを追加――と、続々新商品を投入している。

高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種“BC8100シリーズ”にワイパーインサートを追加

171002三菱マテリアル1 高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種“BC8100シリーズ”は、高硬度鋼旋削加工においてコーティングおよびCBN母材を新開発・採用することにより、抜群の耐摩耗性
と高い刃先靱性を発揮する材種。

 特に自動車部品など高硬度鋼の断続的な旋削加工では、汎用性に優れ工具交換の低減による生産効率向上を実現する。

 このほどワイパーインサート「WL」のアイテムを追加することにより使用範囲が広がった。
ワイパーインサート「WL」の特長は、以下の通り。

 ① ワイパー刃先稜線に微小な傾斜を持たせることで当たり面を抑制。
 ② 内径加工や小径ワーク加工にて発生しやすい、びびり・うねりを抑制。
 ③ 切削抵抗を低減させることにより、面粗さの安定を実現。

標準価格(いずれも税抜き価格)
・NP-CNGA120404FBWL2 BC8110:5,220円
・(代表型番)NP-CNGA120412GBWL2 BC8120:5,220円        
・NP-CCGW09T304FBWL2 BC8105:5,810円
・NP-CCGW09T308GBWL2 BC8120:5,810円

高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にカッタボディを追加発売

171002三菱マテリアル2 高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」は軽量化と高剛性を両立させた正面削りカッタ。従来品以上の多刃設計により、アルミニウム合金などの非鉄金属を、工具径125mm24枚刃にて、テーブル送り速度毎分20m以上の高能率で加工することが可能となり、自動車部品などの加工の高能率化を実現できる。

 このほどカッタ径Φ40mmとΦ160mmのカッタボディを追加することにより適応範囲が広がった。
 特長は以下の通り。

 ① インサートのすくい面上に設けたボディプロテクタと切れ刃に向かうクーラント効果により、理想的な切りくずの排出性を実現し、カッタボディへの擦過損傷を抑制。
 ② カッタ径Φ80mm以上のカッタボディは、アルミニウム合金と特殊スチール合金の組み合わせで、軽量化と高剛性を両立させ、ダブテイル拘束(逆テーパ溝形状)構造とすることにより、高速回転時にインサートの飛び出しを防止。
 ③ インサートの振れ精度調整機能により、複数回の再研磨に対応した調整量を確保し、高精度なセッティングを容易に行うことが可能。

標準価格(いずれも税抜き価格)
・FMAX-040A04R:93,000円
・FMAX-040A06R:113,000円
・FMAXR16016D:391,000円
・FMAXR16024D:520,000円

低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス「WSX445」にアイテムを追加

171002三菱マテリアル3 三次元形状インサートの生産技術が向上しネガティブインサートによる正面フライスが市場に浸透している中において、低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス「WSX445」は、ポジティブインサートとネガティブインサートの特長を融合。これにより、両面(4コーナ×2)使用できる経済性と従来成し得なかった低抵抗を実現させた。

 今回、カッタ径Φ250mmとΦ315mmと「Lブレーカ」左勝手インサートを追加し、使用用途をさらに拡大する。
 主な特長は、以下の通り。
 ① 大径カッタボディは、大型の被削材や高能率加工に最適。
 ② カッタ径Φ250mmは左勝手も同時追加し、両頭フライス盤などに使用可能。
 ③ 「Lブレーカ」左勝手インサートは、切れ味重視の低抵抗タイプで、難削材の加工や機械・被削材の剛性が低い場合に最適。

標準価格(いずれも税抜き価格)
・WSX445R25010KN:174,000円
・WSX445L25010KN:174,000円
・WSX445R25014KN:198,000円
・WSX445R31514PN:364,000円
・SNGU140812ANFL-L TF15:1,380円
・SNGU140812ANEL-L MC5020:1,800円

キタムラ機械がマシニングセンタの稼働状況をスマホにお知らせ

$
0
0

171002キタムラ機械 マシニングセンタ専業メーカーのキタムラ機械(社長=北村彰浩氏)は、業務提携先である米国シリコンバレーの機械加工現場ソフトウェア専業ソフトウェアハウスFactoryWiz社(ファクトリーウィズ社、カリフォルニア州サンノゼ市)とともに共同開発した機械稼働状況管理ソフトウェア、Anywhere-Remote(エニウェア-リモート、商標登録済)を9月18日からドイツ・ハノーバーで開催された国際工作機械見本市(EMO2017)において発表した。

 Anywhere-Remoteは、世界のどこからでも工場のマシニングセンタの稼働状況を知ることができる、IoT対応の新しい形の提案である。Anywhere-Remoteは、三段階で構成されており、顧客の目的に合わせてアップグレードできる。

 基本型の「Anywhere-Remote 電子メールサービス」では、機械のサイクル完了時、アラーム発生時、即時電子メールが発信される。電子メールは、事務所のパソコン、スマートフォンなどで受信できるうえ、ユーザーの任意設定によるメッセージ送信が可能である。

 例えば、加工完了の十分前に電子メールで通知することなど便利な使い方ができるほか、機械のオフセット値が変更されたことの通知など様々な使い方ができる。また、機械の状況(稼働中、停止中、一時停止中など)の定時配信機能も備えている。

 同社では、この「Anywhere-Remote 電子メールサービス」を同社独自開発CNC 「Arumatik-Mi」コントロールに標準装備し、普及させていく方針。

 「Arumatik-Mi」は、2008年に世界で初めてアイコン表示のタッチパネルを採用した第4世代CNC装置であり、高解像度CCDカメラ、マイク、スピーカーを標準搭載し、インターネット技術を駆使した使い易さが評価され、発売から既に3,000台以上の納入実績を達成している。

 オプションとして、「Anywhere-Remote 機械モニタリング」ベーシックを用意し、複数台の機械の稼働状況の見える化と管理を実現している。工場内、事務所に設置するモニターに機械の状況(稼働中、停止中、一時停止中、主軸や送りのオーバーライド設定状態、サイクルタイムなど)を見やすくまとめた画面で表示する。個々の顧客向けのデータ、画面表示のカスタム化も可能である。

 ドイツのハノーバーで開催されたEMOショーでは、5台の展示機に装備、実演し、実際に体験できるデモを行い、好評を博した。

三菱マテリアル 鶴巻二三男常務(加工事業カンパニープレジデント)に聞く ~新ブランド「DIAEDGE」にかける想いとは~

$
0
0

 三菱マテリアル・加工事業カンパニー(三菱マテリアル常務:カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)の勢いが止まらない。本年5月グローバルに展開する新商品ブランド「DIAEDGE(ダイヤエッジ)」をリリース、現在大きな注目を集めている。また、6月には、切削加工ユーザーの技術サポートを目的とし、オープンラボとしての機能を併せ持つ「中部テクニカルセンター」を岐阜製作所内に約15億円の総投資額をかけて新設した。

 3年前に立ち上げた同社の“ワクワクプロジェクト” は、“ワクワク”がキーワード。これは、「社員とお客様のワクワクを叶えつづけて、顧客満足ナンバーワンのプロ集団になる」ための取り組みとしてスタートさせたものだが、地道な活動を通じて効果も上がってきている。

 旬な話題が豊富な三菱マテリアル 鶴巻二三男常務に、お話しを伺った。

続きを読む


日立建機が ホイールローダ「ZW370-6」を発売

$
0
0

171016日立建機 日立建機(執行役社長=平野耕太郎氏)がこのほど、新型ホイールローダZW-6シリーズとして、ZW370-6(標準バケット容量5.6m3、運転質量32.4t )を日本国内向けに発売した。

 この製品は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(以下、オフロード法)」2014年基準に適合したホイールローダで、従来機(ZW370-5B)の操作性や耐久性などの優れた性能を踏襲しながら、より高いレベルの市場の要望に応えるため、「環境性能」、「経済性」、「作業性能」、「メンテナンス性」、「安全性・運転環境」の各種機能を改良し、さまざまな作業現場に適したパフォーマンスを発揮する。また、排出ガスの後処理装置にPM除去フィルタレスの「尿素SCRシステム」を採用したことで、定期的な清掃や交換などのメンテナンスが不要となり、長期的なメンテナンスコストやメンテナンス中のダウンタイムの低減を実現し、ユーザーニーズに応ええている。

 販売目標は、国内向けに年間30台としている。

タンガロイが「DirectTungJetシステム」(ダイレクトタングジェットシステム)用ホルダの発売を開始

$
0
0

171016タンガロイ タンガロイ(社長:=木下聡氏)は、このほど高生産性加工を可能にする高圧クーラント用ホルダ「TungTurn-Jet」(タングターンジェット)に、内部給油用のホース配管を不要とし、機械設備から直接ホルダ内部へ給油可能な「ダレクトタングジェットシステム」用の自動盤用高圧給油ホルダ「TungTurn-Jet」(タングターンジェット)の発売を開始した。

 この製品は、ホルダ内部から高圧で供給されるクーラントをクーラントユニットからインサートの刃先に最も近い位置から直接供給可能な機構を採用している。これにより、通常の外部クーラント対応ホルダでは切りくず処理が困難であった難削材などに対し、切りくずの強制的な分断や切りくず流出方向を変化させることで切りくず処理性の大幅な改善を可能にした。さらに、前面クーラント穴からもインサート逃げ面へクーラント供給が可能であり、切りくず処理性の向上だけでなくインサートの損傷抑制にも効果を発揮する。

 ダイレクトタングジェットシステムは、従来必要とされていたホース配管を用いずに、自動盤機械の刃物取り付け台に設けられた給油口からダイレクトにホルダ内部へ切削油の給油を可能としたシステム。これにより、ホース配管作業をせずに内部給油ホルダを容易に機械へ取り付けることが可能となり、また従来問題となっていた内部給油用ホースへの切りくずの巻き込みも解消できる。一方、従来同様にホース配管接続による使用も可能である。

 追加拡充するタングターンジェットには、従来の前挽き加工用工具だけでなく、溝入れ・ねじ切り加工用工具のTetraMini-Cut(テトラミニカット)、突切り加工用工具DuoJust-Cut(デュオジャストカット)も設定し、トータルツーリングを可能とした。

主な特長
 ●ホース接続による配管が不要で、機械タレットから直接ホルダ内部へ切削油の供給が可能
 ●高圧クーラントにより、切りくずを強制的に分断し、顧客の生産性を飛躍的に向上させることが可能
 ●クーラントをインサートの刃先に最も近い位置から直接供給することで、切りくず処理性及び耐摩耗性を大幅に向上させることが可能

主な形番と標準価格(いずれも税抜価格)
・JSWL2XR1212X04-CHP:32,520円
・STCR1212X18-CHP:23,100円
・JSXXR1212X09-CHP:22,800円

・アイテム数:32アイテム

三菱マテリアルが刃先交換式ドリル「MVX」のサイズを拡大

$
0
0

171016三菱マテリアル 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)がこのほど、刃先交換式ドリル「MVX」にドリル径Φ14mmからΦ16.5mmを追加し、販売を開始した。

 刃先交換式ドリル「MVX」は、完全4コーナ仕様により経済性が良く、外刃・内刃の材種を最適な配置とすることにより、これまで以上の切削性能と長寿命を実現しており人気を博しているが、小径への展開として、ドリル径Φ14mmからΦ16.5mmを追加し、シリーズの拡大を図る。

 刃先交換式ドリル「MVX」の主な特長は、以下の通り。

① 切削速度の高い外刃に耐摩耗性の高いCVDコーテッド超硬材種、切削速度の低い内刃に安定性の高いPVD コーテッド超硬材種をそれぞれ配置することにより、摩耗バランスを最適化し、長寿命を実現。
② 表面の硬度を従来製品より高めることにより、切りくずとの耐擦過性を強め、ボディの長寿命を実現。
③ クーラントの勢いの損失が比較的少ない傾斜クーラント穴を採用することにより、深穴からの切りくず排出をサポート。

標準価格(いずれも税抜価格)
・(代表型番) MVX1400X2F20:43,300円
・MVX1650X5F20:56,900円
・SOMX052704-UM MC5020:1,160円
・SOMX052704-UM VP15TF:1,160円
        

圧倒的な切削能力! 高性能主軸speedMASTERを搭載した高精度5軸制御マシニングセンタ「DMU 50 3rd Generation」販売を開始

$
0
0

171016DMG1 DMG MORIがこのほど高性能主軸speedMASTERを搭載した高精度5軸制御マシニングセンタ「DMU 50 3rd Generation」の販売を開始した。この製品は、同社の従来機に顧客からの要望を反映し、様々な面で性能を向上させたマシンである。

 注目は、自社開発の高性能主軸である最高回転速度15,000 min-1のspeedMASTERを標準搭載し、111 / 85 N·mの高トルクを実現していること。同社従来機比で切削能力を50%向上している。さらに、フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を全軸標準装備することで、位置決め精度6 µm以内を実現。X/Y/Z軸をモータ直結で駆動することで、早送り速度42 m/min を達成し、高速・高精度な加工を実現する。

 設置面積も6.7 ㎡とコンパクトでありながら、同社従来機比で78%増の広い加工エリアを確保することで、作業空間の見通しも良くなり、機内へのアクセスも抜群に良くなった。

 また、145°(-35°~+110°)の広いB軸旋回範囲を持つNC回転傾斜テーブルにより、複雑形状のワークも一回の段取りで加工が可能になった。先月のドイツ・ハノーバーで開催されたEMOショーより全世界へ販売を開始し、同時5軸加工の定番モデルとし注目を浴びた。

 このマシンは、10月18日よりポートメッセなごやで開催のメカトロテックジャパン2017では日本初披露する。

特長

171016DAM2加工の様子

(1)高速・高精度
●speedMASTER主軸の標準搭載
自社開発の高性能主軸である最高回転速度15,000 min-1のspeedMASTERを標準搭載し、111 / 85 N·mの高トルクを実現。切削能力を50%向上。
●高性能なリニアスケールを標準装備
フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を全軸標準装備することで、位置決め精度6 µm以内を達成。
●X/Y/Z軸はモータ直結駆動設計で、早送り速度42 m/minを達成。

(2)スペース効率
●6.7 ㎡というコンパクトな設置面積で78%増の広い加工エリア。
●145°(-35°~+110°)の広いB軸傾斜角度
移動量 X軸: 650 mm、Y軸: 520 mm、Z軸: 475 mm
●最大工具収納本数が30本のツールマガジンを標準装備。

(3)多数のテクノロジーサイクル
要望に合わせて様々なテクノロジーサイクルを搭載可能。
 ●MPC(Machine Protection Control)を標準装備。●
●3Dクイックセット、ATC (Application Tuning Cycle)などをオプションで搭載可能。

(4)インダストリー4.0 / コネクテッドインダストリー対応
 独自のヒューマンマシンインタフェース(HMI)、CELOSが生産の課題を明らかにし、生産性向上に貢献。
●ネットワークでつながった機械の加工状況や工場全体の稼働状況を視覚化(DMG MORI Messenger)。
●各種センサで機械のデータを記録し、機械や加工状況の問題を早期発見(Condition Analyzer)。

(5)自動化対応
機械本体だけでなく、機械・搬送装置・周辺装置・生産管理システム、さらには加工技術・治具・工具・測定まで一体となった自動化システムを高品質、短納期で提供する。
●標準オプションとして最大150パレットまでの部品をハンドリング可能な自動化システム“PH150│8”をご用意。

主な機械仕様
171016DMG3

ヤマザキマザックが航空機部品などの高速・高精度加工を実現する同時5 軸横形マシニングセンタ 「HCR-5000S」をリリース

$
0
0

171016ヤマザキマザック1 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)がこのほど航空機部品などの高速・高精度加工を実現する同時5 軸横形マシニングセンタ「HCR-5000S」をリリースした。

 「HCR-5000S」 は、同社が長年培ってきた横形マシニングセンタと同時5 軸加工機のノウハウを盛り込み、高速・高精度加工を実現する機械として開発したマシン。同時5 軸加工で求められる複雑な軸移動に対し、高い応答性で駆動できる剛性を確保することで、サイクルタイムの大幅短縮を実現する。また、片持ちタイプのチルトロータリーテーブルの採用で加工領域直下に幅広いセンタートラフを配置する機械構造とした。クーラントタンクは大容量800L を標準搭載し、大量のクーラントを吐出することで切屑を機内に滞留させることなくスムースに機外へ排出する。

 主軸は標準の12000 min-1 仕様から、航空機部品に代表されるアルミニウム素材の高速加工に最適な、高速・高出力の30000 min-1・80kW 仕様まで4種類をラインアップ、加工ニーズに合わせた仕様の選択が可能。直線軸のボールねじには軸心冷却を標準採用、主軸にも冷却機構を搭載し、さらに構造体であるベースを完全にカバーで覆うことで、クーラントなどによる急激な温度変化を抑え、高精度加工を長時間安定して行うことができる。

 また、加工部品装脱着時のテーブルへの接近性や大型窓による機内視認性、保守ユニットの集中配置など、作業性や保守性にも配慮した機械設計となっている。

特長

(1) 同時5 軸加工で高速加工を実現する構造の採用
 同時5 軸加工で求められる応答性の高い駆動系を実現すべく、剛性の高い機械構造を採用。複雑な動きが必要な軸移動において加速度の変化に追従する剛性を確保することで、高い生産性を実現する。

【早送り速度】 60m/min(X,Y,Z 軸) 30 min-1(A 軸) 50 min-1(C 軸)
【軸送り加減速度】 1.0G(X,Y 軸) 0.8G(Z 軸)

(2) 切屑排出性を考慮した基本構造を採用
 切屑の排出性の高い横形マシニングセンタ構造に加え、新開発の片持ちタイプのチルトロータリーテーブルの採用と加工領域直下に幅の広いセンタートラフを配置したことにより、切屑を機内に滞留させることなくスムースな機外への排出が可能。クーラントタンクは800L の大容量のものを採用し、大量のクーラントを吐出する。

171016ヤマザキマザック2

(3) ビルトインモータ構造採用した主軸を搭載、高速・高出力タイプなど4種類をラインナップ
 駆動用ギアを排除することで振動を最小限に抑えたビルトインモータ構造の主軸を搭載し、12000 min-1(標準)から18000 min-1, 25000 min-1, 30000 min-1(高速・高出力80kW タイプ)まで各仕様をラインナップした。さまざまな加工ニーズに合わせた選択が可能である。

(4) 各種の熱対策により熱変位を抑制、長時間の高精度加工を実現
 直線軸のボールねじは軸心冷却を標準採用、主軸にも冷却機構を搭載。またベースをカバーで覆うことで、熱源となる切屑やクーラントが直接構造体に当たることを防ぎ、熱変位を抑制、さらにサーマルシールド機能で制御的にも熱変位を最小化する。

(5) 作業性や保守性に配慮した機械デザイン
 接近性を良くしたチルトテーブルにより、作業しやすい水平方向でワーク段取りを行い、加工時は切屑が落ちやすい垂直方向で加工が可能。大型窓による機内視認性、保守ユニットの集中配置など作業性や保守性に配慮した機械デザイン。

主な仕様
171016ヤマザキマザック3

Viewing all 1664 articles
Browse latest View live