三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、切削工具ユーザーに向けて、技術者育成を目的とした切削工具メーカーならではの体系的な研修を開催している。
2016年度6月より開催している「切削アカデミー」は、初心者から熟練技術者まで延べ400名以上が受講しているセミナーだ。切削加工の実務経験がある人も受講し、『講義後に実演をすることにより理解が深まった』、『実際の現場での問題点が解決できた』など高い評価を博している。同社では、「切削加工に関する全般的な知識を深め、さらなる切削加工マスターを目指す方にはご注目いただきたい研修です。」とコメント。
今回は、初心者・基礎・応用コース、トラブルシューティングコース・難削材加工・切削抵抗解析などの専門コースといった、切削加工の技術者のお悩みに応える多彩なコースを東日本テクニカルセンター(埼玉県)と中部テクニカルセンター(岐阜県)の2施設で、実施する。
同社では、「2018年度より各コースを段階的に受講することにより、コースごとに特化した内容を効果的に学習し、理解を深めていただくことと致しました。つきましては、基礎コース→応用コース→専門コースを一貫してご受講いただくシステムと致しましたので、ぜひ、この機会に基礎から応用、専門コースまでご受講いただき、知識と技能の習得にお役立てください。」と述べている。
コース及び開催日程
*東日本TC=東日本テクニカルセンター、中部TC=中部テクニカルセンター
■初心者コース(1日)
切削加工の種類、切削工具の呼称など、切削加工職場で使われる言葉を学び、実際の加工も体感する。
<対象者>
切削加工作業経験の無い初心者向け。
<日程( )内は場所>
・4月17日(中部TC)
・4月20日(東日本TC)
・5月15日(中部TC)
・5月18日(東日本TC)
■基礎コース(2日)
切削加工の種類、被削材と切削工具の基礎知識を学び、切削条件の計算式を習得する。
<対象者>
切削加工作業経験2年以上程度の人向け。
<日程>
・5月24、25日(東日本TC)
・9月13、14日(中部TC)
■応用ターニングコース(1日)
旋削加工の詳しい知識や工具選定について学ぶ。切削作業職場で適切に工具が使用されているか判断する能力、一般的な工具損傷の基礎知識とその対策を身に付ける。
<対象者>
基礎コースを修了した人で切削加工作業に従事しており、被削材の基礎知識、旋削工具の基礎知識、切削条件計算能力を有する人向け。
<日程>
・7月13日(東日本TC)
■応用ミーリング・ドリリングコース(2日)
転削加工の詳しい知識を体系的に学ぶ。切削作業職場で適切に工具が使用されているか判断する能力、一般的な工具損傷の基礎知識とその対策を身に付ける。
<対象者>
基礎コースを修了した人で切削加工作業に従事しており、被削材の基礎知識、転削工具の基礎知識、切削条件計算能力を有する人向け。
<日程>
・8月23、24日(中部TC)
■ターニング トラブルシューティングコース(2日)
旋削加工で課題となる切りくず処理の考え方、工具損傷の原因と対策について学ぶ。
<対象者>
基礎コースを修了した人で切削加工作業に従事しており、被削材の基礎知識、転削工具の基礎知識、切削条件計算能力を有する人向け。
<日程>
・6月8日(中部TC)
■難削材加工コース(1日)
難削材加工の基本的な考え方と、実用的な加工を学ぶ。
<対象者>
基礎コースと応用コースを修了した人で切削加工作業従事者の人向け
<日程>
・7月24日(東日本TC)
・8月3日(中部TC)
●受講料
コースごとに設定。
▼お申し込み方法:下記WEBサイトより申し込むこと▼
http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy
【所在地】
東日本テクニカルセンター:埼玉県さいたま市大宮区北袋町1丁目297番地(加工技術センター内)
中部テクニカルセンター:岐阜県安八郡神戸町横井1528-1(岐阜製作所内)