戦後、「終戦処理」という名目で放出された機械や切削工具類。これに素早く目をつけた人々はこれらを市場に流通させた。現在活躍されている機械工具商の多くはここから誕生している。1950年に勃発した朝鮮戦争は長らく停滞していた業界好転の機会となり、ここから日本経済は一気に拡大路線を突っ走ることとなった。日本の自力回復力のもととなったのは、まさに機械・工具業界の底力にあった――。
朝鮮戦争が勃発する2年前の1948年、全日本機械工具商連合会(通称:全機工連)は、全国の機械・工具の販売業者が公定価格撤廃運動を目的として、結成したのが始まりである。本年6月に、新会長に就任した坂井俊司氏(NaITO社長)に機械工具商の現状についてお話しを伺った。
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【トップインタビュー】「お客様のニーズに合わせてコーディネートするのが機械工具商の仕事」 ~全日本機械工具商連合会 坂井俊司会長(NaITO社長)に聞く~
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