日本工作機械工業会がこのほどまとめた2017年9月分の受注実績は以下の通り。
2017年9月分工作機械受注総額は、1,490.9億円(前月比+11.6% 前年同月比+45.0%)となった。受注総額は3カ月ぶりの1,400億円超。過去最高額(従前:15年3月 1,474億円)。期末効果や欧州の展示会効果等が寄与。1,000億円超は11カ月連続。
内需は610.1億円(前月比+17.8% 前年同月比+34.0%)で、堅調な国内需要の下、年度半期末やスポット受注が寄与。27カ月ぶりの600億円超。
外需は880.7億円(前月比+7.7% 前年同月比+53.6%)で、中国でEMS関連需要は縮小も欧州(展示会効果)や北米が増加。3カ月ぶりの850億円超。
国内外ともに今後も堅調に推移するものと期待。他方、各種海外リスクや部品調達難に伴う納期の長期化などを注視。
9月分内需
610.1億円(前月比+17.8% 前年同月比+34.0%)。
・27カ月ぶりの600億円超。リーマンショック以降の最高額(従前:15年6月 603億円)
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比8カ月連続増加。
・期末効果やスポット受注が寄与。省エネ補助金時(15年6月)を超える高水準で好況。
① 一般機械 241.1億円(前月比+7.1% 前年同月比+27.4%)
うち金型 20.5億円(前月比Δ29.6% 前年同月比Δ17.5%)
② 自動車 197.3億円(前月比+18.4% 前年同月比+39.8%)
うち部品 117.2億円(前月比△2.7% 前年同月比+28.2%)
③ 電気・精密 44.3億円(前月比Δ24.2% 前年同月比+14.5%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 31.7億円(前月比+140.3% 前年同月比△27.1%)
9月分外需
880.7億円(前月比+7.7% 前年同月比+53.6%)
・3カ月ぶりの850億円超。7カ月連続の750億円超。
・前月比2カ月連続増加、前年同月比10カ月連続増加。
・中国のEMS関連需要減少も、欧州は展示会効果で大幅増。北米も高水準で堅調持続。
①ア ジ ア:383.4億円(前月比Δ10.6% 前年同月比+68.4%)
・東アジア:318.8億円(前月比Δ11.2% 前年同月比+102.9%)
〈韓 国〉 44.8億円(前月比+11.9% 前年同月比+60.2%)
〈中 国〉242.7億円(前月比Δ19.8% 前年同月比+113.5%)
・その他アジア:64.7億円(前月比△8.0% 前年同月比Δ8.4%)
〈イ ン ド〉20.6億円(前月比△16.6% 前年同月比+16.1%)
②欧 州:224.7億円(前月比+49.5% 前年同月比+70.8%)
〈ド イ ツ〉65.6億円(前月比+69.9% 前年同月比+44.1%)
〈イタリア〉37.3億円(前月比+74.3% 前年同月比+118.3%)
③北 米:259.0億円(前月比+13.0% 前年同月比+24.5%)
〈アメリカ〉233.7億円(前月比+12.8% 前年同月比+27.1%)
〈メキシコ〉 13.1億円(前月比+23.4% 前年同月比+13.5%)