DMG森精機(社長=森雅彦氏)が、中国天津市に天津工場をグランドオープンさせた。
グランドオープンにあたり、現地時間10月18日(金)に中国工作機械工業会 王 黎明(Wang Liming)副会長、天津経済技術開発区(TEDA)许 红星(XU Hongxing)主任、Danfoss (Tianjin) Limited, Tianjin 钟 思钊(Zhong Sizhao)取締役をはじめとし、当社取締役社長の森雅彦、DMG MORI SEIKI Aktiengesellschaft CEO Dr. R üdiger Kapitza によってテープカットが行われた。
式典の中で森社長は、「地元政府との協力で若くて優秀な人材を採用できました。素晴らしい労働環境の中で人材育成に取り組みます。また、中国ではより高精度な工作機械が求められており、日本・ドイツ・中国の連携でお客様にすばらしい価値を提供します」と挨拶を述べた。
天津工場は、2012年に稼動を開始した北米工場に次ぐ海外製造拠点となる。中国の顧客に納める横形マシニングセンタを中心に製造活動を行うほか、鋳物の製造拠点としても日本・米国の工場へ供給。
この天津工場は、欧州・北米・日本・中国というDMG MORIで展開している世界4極体制を強化するものであり、この世界4極体制でロジスティクスコストの低減と納期短縮を図るとしている。
●天津工場の概要
所在地 :中華人民共和国天津市天津経済技術開発区西区
敷地面積:約90,000 ㎡
建物面積:約22,000㎡ (第一期)
操業開始:2013年9月
総投資額:約40 億円 (第一期)
生産品目:NHC4000、NHC5000、鋳物の加工
生産能力:100 台/月 (第一期)
従業員 :200 名 (第一期)