ケナメタルは、ToolBOSSとNOVO™をつなげる新しいToolBOSS™工具払い出しソリューションを発売した。これにより、クラウド対応のデジタル工具データと知識が最新の在庫管理機能と連動し、工場の生産性の最適化と活性化を実現する。
ケナメタルのNOVO搭載ToolBOSSは、工学システム(CAD/CAMシステム)と生産現場とのシームレスで、リアルタイムな統合を機械加工のユーザーニーズから着想を得たソリューションだが、最近の研究によれば、製造業の役員の70%が工場のデータによる戦略に焦点を当て、運営とビジネスのレベルを向上し、販売までの時間を短縮し、工場の機械からデータに即座にアクセスできるようにしている。クラウド上で最新版のToolBOSSを使用するユーザーなら今すぐNOVO™を使い、プロセスプランで提案されている工具がToolBOSSの在庫にあるかどうかを確認できる。これにより、計画と予算において、時間とコストの効率が向上する。「ユーザープロファイルにToolBOSS認証情報を追加すると、お客様は開発中のプロセスプランを使用して、地域のToolBOSSユニットに在庫があるかを簡単に確認できます」と言うのはケナメタルのグローバルサービスToolBOSS担当マネージャーのDaniel Gillig氏だ。
リンクした強力なソリューション
ToolBOSSとNOVOという独自のリンクにより、ユーザーは最適な工具を瞬時に特定し(業界最新の技術から選択し)、工具の在庫を評価することができる。ユーザーは、最も効率的な切削工具のオプションを手にして、最短時間で設計から生産へと移ることができ、このリンクにより、新しい工具を注文したり、データを安全にバックアップしたり、プロアクティブな診断を行ったり、ToolBOSSへのアップデートがより簡単に行えるようになった。
「これらのパワフルなソリューションが互いにリンクすることで、お客様は、工具の選択、アプリケーション、データの統合といったハイレベルなスキルを必要とする分野において、これまで取られてきた断片化したアプローチに比べ、見積もり、プログラミング、セットアップ、機械加工の各プロセスにおいて、20%から50%の時間を節約できます」と説明するのは、ケナメタルの副社長兼最高マーケティング責任者のJohn Jacko氏。
ToolBOSSとNOVOを統合することで、プロセスプランニングと工場での作業がともに最適化し、可能な限り素早く設計から生産へと作業を進めることができるとしている。