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「目標をやや上回る水準で推移」 日本工作機械工業会が通常総会を開催

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1405日工会あいさつする花木会長日本工作機械工業会(会長=花木義麿 オークマ社長)が5月23日、都内のホテルニューオータニで第3回通常総会を開催した。

総会後の懇親会で花木会長は、日頃の感謝を述べたあと、「受注状況をみると、昨年初めを底にして内外需共に増加傾向にある。2013年度の工作機械受注額は前年度比5.7%増の1兆2049億円となり、4年連続で1兆円を超えることができた。年初に暦年の受注額目標として1兆3000億円を目指すとしたが、1年の1/3が経過した現時点で年初目標やや上回る水準で推移している。国内では超円高だった為替が大幅に是正され、企業収益が大きく改善をしてきている。また生産性工場設備投資促進減税、新ものづくり補助金の強力な後押しもあり、自動車や一般機械などを中心に設備更新の動きが広がってきている。海外では北米市場の好調が持続し、欧州、アジア市場も回復基調で推移している。超円高が大幅に修正されたことが大きな効果をもたらした。価格競争力が回復し、外需が伸びた。業界各社が今年秋に開催されるJIMTOF2014をはじめ、あらゆるビジネスチャンスをつかみ是非とも1億3000億円の受注目標を達成に向け邁進したい。世界各国と比較して、日本の工作機械の状況をみると、米国ガードナー社の地域別生産額統計では、2013年暦年のわが国切削型工作機械の生産額は為替の影響を考慮する必要があるが103.5億ドルだった。世界生産額に占めるシェアは21.5%であった。首位のドイツの22.0%とほぼ同じシェアとなり、世界トップクラスの座である。しかしながら中国、韓国、台湾が3位以下に名を連ね、これらの国、地域の工作機械の機能、性能は年々向上している。わが国工作機械業界の世界市場における競争環境は厳しさを増してきている」とあいさつをした。

1405日工会2あいさつする松島経済産業副大臣来賓を代表して、松島みどり経済産業副大臣があいさつをした。この中で松島副大臣は、「工作機械業界の皆様が売上げを増やすことは日本経済の好循環につながる。安倍政権の第三の矢である民間部門をまわす重要な位置を占めているのがこの業界である」とエールを送った。


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