「歴史的名機が集結」 清水伸二 日本工業大学 工業技術博物館館長に聞く
明治から昭和にかけて産業の発展に寄与した工作機械を動態保存・展示している日本工業大学 工業技術博物館(館長=清水伸二氏 同大学客員教授、 上智大学名誉教授、MAMTEC代表)。展示されている機械や機器類は大小合わせて400点以上に及び、そのうち収蔵機器178点が国の登録有形文化財だ。工作機械は、あらゆる機械をつくり出す基になっていることから〝マザーマシン(母なる機械)〟ともいわれているが、同博物館には、わが国の産業の発展に貢献したマシン270台以上が機種別・製造年代順に展示されており、うち約7 割が運転可能な状態で保存されている。かつての町工場も復元してあることから、ものづくりの重要性を学びながら楽しむことができる貴重な博物館となっている。
工作機械業界の第一人者として活躍している清水館長にお話しを伺うとともに、工業博物館をレポートする。
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