日本工作機械工業会がこのほどまとめた2020年3月分の受注実績は以下の通り。
2020年3月分工作機械受注総額は、774.5億円(前月比+0.3% 前年同月比△40.7%)となった。受注総額は、前月比微増も2か月連続の800億円割れ。3月は期末で増加するつきだが、新型コロナウイルスの影響で弱含み。
内需は342.5億円(前月比+7.0% 前年同月比△36.5%)で2カ月連続の300億円超。期末効果により前月比は増加するも、新型コロナウイルスの影響により伸びは小さく7年ぶりの低水準。
外需は432.0億円(前月比△4.5% 前年同月比△43.7%)で、3月の前月比減少は25年ぶりで、10年2カ月ぶりの450億円割れ。中国では前月比増加も、欧州、北米は新型コロナウイルスの影響で減少。
世界的に新型コロナウイルスの影響が本格化しつつあり、低水準の受注が継続。今後も国内外で影響が懸念され、動向を注視。
3月分内需
342.5億円(前月比+7.0% 前年同月比△36.5%)。
・2カ月連続の300億円超。3月の350億円割れは、2013年(336.0億円)以来7年ぶり。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比16カ月連続減少。
・期末の増加が見られるも新型コロナウイルスの影響で全般的に弱含み。
(出所:日本工作機械工業会)
3月分外需
432.0億円(前月比△4.5% 前年同月比△43.7%)
・2010年1月(393.2億円)以来、10年2カ月ぶりの450憶円割れ。
・前月比3カ月連続減少。前年同月比18カ月連続減少。
・新型コロナウイルスの影響が欧米にも広がり、減少傾向が続く。
(出所:日本工作機械工業会)