2009年に日本で初めて難易度の高いトゥールビヨン機構を搭載した超高級機械式腕時計を発表し、世界中に大きなインパクトを与えた独立時計師 浅岡 肇氏。過去には広告や雑誌の世界でも手腕を発揮し、その個性的な発想は創造性に富んだ時計製作にも表れている。世界でたった29人しか存在しない独立時計師で構成された独立時計師アカデミーの正会員でもある浅岡氏が設計、加工、組み立てまでの全工程を手がけている希少性の高い時計の数々はもはや美術品。精度の高さと美しさを兼ね備えた時計として世界中から高い評価を博しておりファンの心を掴んで離さない。
浅岡氏は昨年、作業現場(アトリエ)を都内に増設し、新たに工作機械を導入した。世界中のファンを魅了するラグジュアリーな超高級腕時計の製作現場を見学するとともに、製造業界への思いを語って頂いた。