日本工作機械工業会がこのほどまとめた2020年2月分の受注実績は以下の通り。
2020年2月分工作機械受注総額は、772.2億円(前月比△4.4% 前年同月比△29.6%)となった。受注総額は、2013年1月(716.6億円)以来、7年1カ月ぶりの800億円割れ。1,000億円割れは7カ月連続。新型コロナウイルスの影響もあり、弱含み。
内需は320.0億円(前月比+8.1% 前年同月比△23.2%)で2カ月ぶりの300億円超。前月比は増加するも、受注環境に変化はなく、国内需要の低迷が継続。
外需は452.3億円(前月比△11.7% 前年同月比△33.6%)で、2013年1月(476.4億円)以来、7年1カ月ぶりの500億円割れ。新型コロナウイルスの影響により、中国やイタリア等で大幅減。
これまでの弱含みの投資環境に加え、新型コロナウイルスの影響もあり低水準の受注。今後も国内外で影響が懸念され、動向を注視。
2月分内需
320.0億円(前月比+8.1% 前年同月比△23.2%)。
・2カ月ぶりの300億円超え。2月の350億円割れは、2014年(340.0億円)以来6年ぶり。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比15カ月連続減少。
・国内需要は全般的に弱含み。新型コロナウイルスの影響は軽微にとどまる。
(出所:日本工作機械工業会)
2月分外需
452.3億円(前月比△11.7% 前年同月比△33.6%)
・2013年1月(476.4億円)以来、7年1カ月ぶりの500憶円割れ。
・前月比2カ月連続減少。前年同月比17カ月連続減少。
・このところ横ばい圏内の動きが続いていたが、新型コロナウイルスの影響により下振れ。
(出所:日本工作機械工業会)