日本金型工業会東部支部の若手経営者・後継者の会である天青会(会長=小原基雄・小原彫刻工業社長)が、3月7日、上野精養軒で設立40周年記念式典を開いた。
小原会長は日頃の感謝を述べたあと、「私も天青会に入会して20年になったが、入会して良かったことは、前向きにポジティブに考えられるようになったこと。この仕事を長くやっているとマンネリ化してしまい、これでいいのかと迷いもあったが、天青会を通して他社の工場を拝見する機会にも恵まれた。そのとき、みんな頑張っているという思いが自分の励みになった。また、40周年という節目の年に会長を仰せつかっていることを嬉しく思い、今後も工業会の部会活動などに尽力したいと思っている」とあいさつした。
来賓を代表して加藤忠郎日本金型工業会東部支部長(日進精機相談役)があいさつをした。この中で加藤東部支部長は、「以前と比べ、天青会の会員も増えて非常に若い方の活動も活発になった。金型産業ビジョンにおいても各支部の若手経営者組織に策定を依頼していると聞いており、若い皆様方に期待していると感じている。今後も日本金型工業会の発展のために皆様のご協力をお願いしたい」とエールを送った。
続いて歴代会長表彰が行われた。
表彰者を代表して第32代会長の池上正信 池上金型工業社長が「同じ世代、同じ立場の者が親睦を深める天青会は、金型について真面目に取り組む会でもある。天青会を通して皆様に育てて頂いたということに対して御礼を申し上げたい」とあいさつし、40周年の祝いの言葉を述べた。
三遊亭天どん師匠が落語を公演し、会場内は笑いに包まれた。