同社において6年ぶりとなる新製品は、『SPセンターZERO』。同社の主力製品である『SPセンター』は、今から20年ほど前に市場投入され、現在、売上げの約50%強を占めるほどのヒット商品だ。1㎜以下の位置決めでは日本を含むアジアではトップシェアを誇る。
岩田社長は新製品名について、「弊社の主力製品はSPセンターだが、この進化バージョンにあたる。位置決めが限りなくゼロに近づく、ということでこの製品名となった。」と述べ、特長を、①ドリル位置精度1µmを実現、②穴の入口と出口のバリを低減、③薄板加工にも最適――であると説明した。
現在、海外拠点の増強に注力するとしている同社では、現在、イタリアのtte社製の製品も在庫販売している。エンドミルで横にオイルホールが施されている切削工具は日本でほとんど見かけることはない特長ある工具の説明があった。
今回、10月23日(水)から26日(木)までの4日間、ポートメッセなごやにて「メカトロテックジャパン(MECT)2019」が開催されるが、同社では、企画展示コンセプトゾーン(1号館内特設会場)」にて、「ロボット切削で広がる可能性」をテーマに、トライエンジニアリングと安川電機とともに切削加工システムを展示するに先立ち、トライエンジニアリングの見学を行い、ロボットマシニングシステムの説明があった。
また、共同出展するヒーバックシステムや、協力出品をするかいわの2社からそれぞれ会社概要等の説明があった。