日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年3月分の受注実績は以下の通り。
2019年3月分工作機械受注総額は、1306.6億円(前月比+19.1% 前年同月比△28.5%)となった。期末効果により3カ月ぶりの1,300億円超。1,000憶円超は29カ月連続。過去最高だった前年同月の反動減で、前年同月比3割弱の減少も高水準。
内需は539.4億円(前月比+29.4% 前年同月比△28.6%)で、期末効果で前11業種中9業種が前月比増加し、3カ月ぶりの500憶円超。3月としてはリーマンショック以降で3番目(①18年:756憶円、②15年:556憶円)。
外需は767.3憶円(前月比+12.7% 前年同月比△28.5%)で、主要3極全て絵で前月比増加し、2カ月ぶりの700憶円超。1991年以来、28年ぶりに、1月の受注額を3月が下回る。
3月は期末効果もあり、前月比増加し高水準の受注となったが、今後も通商問題や中国をはじめとする世界経済動向の影響を注視。
3月分内需
579.4億円(前月比+29.4% 前年同月比△28.6%)。
・3カ月ぶりの500億円超。3月ではリーマンショック以降3番目(①18年:756憶円、②15年:556憶円)
・前月比6カ月ぶり増加。前年同月比4カ月連続減少。
・2018年のすべての月を下回るなど、勢いは弱まるも、堅調な水準を維持。
3月分外需
767.3億円(前月比12.7% 前年同月比△28.5%)
・2カ月ぶりの700憶円超。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比6カ連続減少。
・勢いは落ち着いたものの、EMS特需がない中で高水準の受注を維持。