ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、ヘプタミルにフェースミルタイプ「HEP-FM 形」及び低抵抗インサート「ML ブレーカー」を1月より発売する。
今回、従来から好評を博しているミーリング荒加工の大きな切込み深さにおいて、切りくず排出量を高め、高能率加工を可能にした「ヘプタミルHEP 形」にフェースミルタイプ「HEP-FM形」にシリーズを追加。
インサートは、7コーナ仕様の経済的な形状で、切削抵抗を低減させ環境への対策も行っている。今回、加工振動を抑制する新型インサートML ブレーカーをバリエーションに追加し、生産の効率化を高め、さらなるコストダウンに貢献する。
■特長
① 「ヘプタミルHEP 形」は、名前の通り7角形(ヘプタゴン)のインサートを使用したカッタであり、7コーナ使用可能最大切込み深さが5mm、また切れ刃最大切込み深さは12mmまで可能。エアカット時間を短縮し、高能率加工可能な形状としている。
② ポジ刃形の採用及び加工面に対して、切込み5mmを超える外周のバックテーパが片角3°~4°および正面すかし角が9°~10°と大きく逃げているため、大きな切込み量においても切削抵抗が低く、高送り加工が可能であり、かつ掘り込み加工時でも切削抵抗の変動が少ない特長をもつ。
③ 新ブレーカー付きインサートML 形は、切削抵抗をさらに低減させ、切削熱の影響を軽減し、機械主軸への負担を軽減させた。チップ材種には、新材種であるJC8118 とJC7550 を採用し、鋳鉄、炭素鋼、工具鋼からステンレス鋼、Ti 合金等の難削材加工まで対応を可能としている。
■サイズ・価格(税抜価格)
●ヘプタミルフェースミルタイプ「HEP-FM 形」
・本体サイズφ50(3 枚刃)~φ200(9 枚刃)
・本体標準価格:48,000 円(φ50)~189,800 円(φ200)
●低抵抗インサート「ML ブレーカ―」
・インサート材種:JC8118、JC7550(PVD コーティング)
・インサート標準価格:1,400 円(税抜価格)