日立建機(社長=辻本雄一氏)は、このほど新型ホイールローダZW-5シリーズとして、ZW140-5B (標準バケット容量2.0m3、運転質量10.29t) 、ZW150-5B (標準バケット容量2.3m3、運転質量11.44t)を発売した。
同機は、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したホイールローダで、同社とKCMとの共同開発により両社の技術を結集させたニューモデル。現行モデルの良さを踏襲しながらも、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を改良し、ユーザーニーズに応えるとしている。
販売目標は、国内向けに2機種合計で年間200台の見込み。
■主な特長
機械の動きを瞬時に判断し、エンジン・HSTポンプ・モータを最も効率のよい状態に制御する「アクティブHSTコントロールシステム」の採用で、無駄なエネルギーロスを抑え、従来機比10%の燃費低減を実現。排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage ⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応、最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している―――など。