タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど焼入れ鋼の仕上げ加工で抜群の切りくず処理性を持つ『HP』チップブレーカ付CBNを発売した。
発売済みの焼入れ鋼の深切込み加工用「HM」「HF」チップブレーカ付きCBNは、すでに高い評価を博しているが、仕上げ加工用の「HP」チップブレーカを追加発売することで、全ての焼入れ鋼加工領域で切りくず処理性の向上が可能となる。「HP」チップブレーカは、切込み0.2mm以下の仕上げ加工領域で安定した切りくず処理ができ、切りくずトラブル解決により、作業能率を大幅に改善できる。
●主な特長
(1)切れ刃とブレーカの位置を最適化することにより、クレータ摩耗を抑制し、安定した切りくず処理性が可能
(2)低抵抗の刃先仕様により、ワークの変形とびびりの発生を抑制
(3)切りくず処理性と優れた加工面精度を両立させるワイパー刃付きHPインサートを設定
(4)連続加工に適するBXM10インサートと断続加工に適するBXA20インサートを設定