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【レポート】OKKの東日本プライベートショーが大盛況! 協賛企業の最新製品を使った“お客様の手を助ける”デモ加工が大人気!

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180731OKK1 OKK(社長=宮島義嗣氏、本社:兵庫県伊丹市)が、7月12日~13日の両日、東日本プライベートショーを開き、多くの来場者で賑わった。今回は協賛企業の最新製品を使ったデモ加工に注目が集まり、“高剛性のOKK”を存分にアピールした。

 今回のプライベートショー開催にあたり、宮島社長は、「現在、業界は活況に溢れており、こうした中でどういう提案がわれわれから出来るかが問われている。加工現場で活躍されている皆様はご多忙であり、人手不足に悩まされている。こうしたことは、機械本体ではなく、周辺機器を含めて自動化等を活用し、“お客様の手を助ける”といった提案ができたらと思い、周辺機器メーカーさんと一体になって訴求していきたい。」とコメント。

180731OKK2宮島社長 現在、半導体業界も絶好調なうえ、OKKのキャッチコピーでもある、“重切削・高剛性”が力を発揮する建設機械も動き出している。絶好調な工作機械だが、その一方で懸念されているのが部品の調達だ。この件について尋ねると、「部品調達の苦しい状態は続いているが、弊社のVMシリーズは、リニアガイドを使っておらず、これは強みだと思っています。」と宮島社長。

 「今年はJIMTOFの年。OKKが展示する内容を期待してください。」と元気いっぱい応えてくれた。



周辺機器メーカーとのコラボで来場者を魅了!

180731OKK3人気のVM53 展示会場入口には、岡本工作機械製作所の「PSG-SA1シリーズ」が展示されていた。製品が違うとはいえ、別の機械メーカーのものを展示するユニークさ! これは、OKAMOTOのベストセラー平面研削盤「PSG-DXシリーズの後継機。従来の汎用機と同様の感覚で全自動サイクルと簡単なオペレーションがウリだ。

 さて、OKKが提案していたのは“生産性アップ”。従来の機種と、最新VM/Rシリーズでスペックの比較をしていた。特に非切削時間が削減され、加工全体のサイクルタイムを短縮するという箇所には力がこもる。例えば従来の「MCV410」と「VM53R」と比較すると、加工能力を比較しても切削量が4倍以上で荒加工の時間短縮に威力を発揮する、といった具合だ。工具収納本数も20本から30本と増加していることも見逃せない。

180731OKK4OKKの剛性ある機械に威力を発揮する工具 今回の注目すべき点は、周辺機器メーカーとのコラボ。「VM660R」でコラボをしたのは三菱マテリアル。被削材はS50C。ワークサイズ400×400を平面加工、φ110ヘリカル加工を披露した。このデモ加工で使用されたのは未発表の「WJXシリーズ(髙送り加工用)」工具。8月には堂々リリースされるホカホカの新製品だ。カールをしたコンパクトな切り屑はその良好さを物語っている。同社では、「この工具は剛性のあるマシンの良さが生きる工具です。」とのことだった。難削材などの高効率加工を可能としたクラス最大級の重切削性能を見せつけてくれた。

180731OKK5機械最大限の口金開きが特長 

 さて、「VM76R」にジャストフィットさせた超低床 超ロングスチールバイス「VE200LWN」は北川鉄工所 キタガワグローバルハンドカンパニーのもの。コラム側、スプラッシュガード側への干渉を無くし195~605mm)まで把握可能。0~3レンジまでの締付力が自由自在の新商品だった。


180731OKK6気になる干渉も最小限 BIGでお馴染みの大昭和精機からは、多面加工のロスタイムを大幅短縮する「アングルヘッド」。

 独自のシーリング機構により防水・防塵効果がアップした。高剛性&コンパクト設計で扱い安いのも特長だ。刃具突き出し量も短くなりATCやマガジン周辺での干渉が最小限で済む。

 「VC-X500」では、三菱日立ツールのバレル工具による高能率加工をデモ。バレル工具では、同じ理論カスプハイト値で等高線加工をすると同一工具径のボールエンドミル比約1.7倍、R3ラジアスエンドミル比約3倍のピッチで加工できるという。

180731OKK7OKKの「VC-X500」と最先端工具で高能率加工を実演! ピッチを大きくできるので送り速度にかかわらず加工時間の短縮ができるメリットがあるのだ。「ピッチは大きく! カスプは小さく!」が仕上げ加工短縮の魔法の言葉。同ピッチで加工をすると加工面粗さが向上し、磨き工数を削減する。今回の加工ワークはNAK80(42HRC)。ワーク寸法は80×80×80。あっという間にピカピカだった。

 高剛性がウリのOKKと周辺機器が一体となって、新たな高能率加工方を提案していた今回の展示会は回を重ねるごとにパワーアップしている。


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