日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年4月分の受注実績は以下の通り。
2018年4月分工作機械受注総額は、1,630.6億円(前月比△10.8% 前年同月比+22.0%)となった。6カ月連続の1,500円超。過去3番目の高水準で、4月としての過去最高額。旺盛な国内外需要が継続。1,000億円超は18カ月連続。
内需は685.1億円(前月比△9.3% 前年同月比+35.8%)で、リーマンショック以降では、前月に次ぐ2番目の高水準。自動車や半導体関連を中心に好調持続。
外需は945.5億円(前月比△11.9% 前年同月比+13.6%)で、6カ月連続の900億円超で、4月としての過去最高額(従来:2014年4月 870.3億円)。主要3極とも前月から減少するも高水準の受注が継続。
昨年末意向、非常に高い水準が継続。今後も堅調に推移するものと期待。他方、各種海外リスクや部品調達難に関連した動きなどを注視。
4月分内需
685.1億円(前月比△9.3% 前年同月比+35.8%)。
・2カ月連続の600億円超。リーマンショック以降では前月に次ぐ2番目の高水準。
・前月比3カ月ぶり減少。前年同月比15カ月連続増加。
・前月の反動で前月比減少も、国内需要は自動車関連、半導体関連を中心に好調持続。
① 一般機械 252.3億円(前月比△10.0% 前年同月比+25.5%)
うち金型 24.1億円(前月比△10.7% 前年同月比+4.8%)
② 自動車 235.8億円(前月比△11.6% 前年同月比+31.8%)
うち部品 166.2億円(前月比+3.0% 前年同月比+33.6%)
③ 電気・精密 92.0億円(前月比+5.8% 前年同月比+88.6%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 21.7億円(前月比△9.2% 前年同月比+41.3%)
4月分外需
945.5億円(前月比△11.9% 前年同月比+13.6%)
・6カ月連続の9000億円超。高水準持続。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比17カ月連続増加。
・北米が前月に次ぐ過去2番目の高水準となるなど、主要3極とも高水準の受注が継続。
①ア ジ ア:461.2億円(前月比△15.8% 前年同月比△0.2%)
・東アジア:367.0億円(前月比△17.1% 前年同月比△0.6%)
〈韓 国〉 35.0億円(前月比△19.6% 前年同月比+10.6%)
〈中 国〉304.5億円(前月比△15.2% 前年同月比△2.3%)
・その他アジア:94.2億円(前月比△10.2% 前年同月比+1.7%)
〈インド〉36.5億円(前月比+33.9% 前年同月比△32.7%)
②欧 州:191.7億円(前月比△7.8% 前年同月比+22.7%)
〈ド イ ツ〉47.6億円(前月比+1.2% 前年同月比+48.9%)
〈イタリア〉30.6億円(前月比+2.4% 前年同月比+30.9%)
③北 米:277.3億円(前月比△4.5% 前年同月比+35.9%)
〈アメリカ〉251.8億円(前月比△4.5% 前年同月比+35.9%)
〈メキシコ〉 15.8億円(前月比△44.2% 前年同月比+12.6%)