日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年3月分の受注実績は以下の通り。
2018年3月分工作機械受注総額は、1,828.6億円(前月比+17.8% 前年同月比+28.1%)となった。3カ月ぶりに過去最高額を更新し、初の1,800億円超。旺盛な国内外需要に期末効果や大型受注が上乗せ。1,000億円超は17カ月連続。
内需は755.5億円(前月比+29.8% 前年同月比+44.0%)で、91年9月(734億円~以来26年6カ月ぶりの700億円超。国内需要が高まる中、期末効果やスポット受注が上乗せ。
外需は1,073.1億円(前月比+10.6% 前年同月比+18.9%)で、3カ月ぶりの1,000億超で、過去最高額を4カ月ぶりに更新。中国、米国を中心に受注が拡大。
昨年末より非常に高い水準が継続。今後も堅調に推移するものと期待。他方、各種海外リスクや部品調達難に関連した動きなどを注視。
3月分内需
755.5億円(前月比+29.8% 前年同月比+44.0%)。
・26年6カ月ぶりの700億円超。13カ月連続の500億円超。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比14カ月連続増加。
・期末効果に加え、自動車のスポット受注等もあり、大きな伸び。国内需要は高水準持続。
① 一般機械 280.5億円(前月比+23.3% 前年同月比+36.6%)
うち金型 27.0億円(前月比+37.2% 前年同月比+10.5%)
② 自動車 266.7億円(前月比+38.6% 前年同月比+48.6%)
うち部品 161.4億円(前月比+31.8% 前年同月比+24.1%)
③ 電気・精密 86.9億円(前月比+63.7% 前年同月比+89.7%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 23.9億円(前月比△7.4% 前年同月比+0.8%)
3月分外需
1,073.1億円(前月比+10.6% 前年同月比+18.9%)
・3カ月ぶりの1,000億円超。過去最高額を4カ月ぶりに更新。
・前月比4カ月ぶり増加。前年同月比16カ月連続増加。
・3月は、欧州で前月比減少も、アジアと北米が増加。北米は初の300億円超と好調。
①ア ジ ア:547.5億円(前月比+16.1% 前年同月比+8.5%)
・東アジア:442.7億円(前月比+26.8% 前年同月比+5.2%)
〈韓 国〉 43.5億円(前月比△4.1% 前年同月比+29.8%)
〈中 国〉359.0億円(前月比+26.4% 前年同月比△2.2%)
・その他アジア:104.9億円(前月比△14.5% 前年同月比+25.4%)
〈タ イ〉36.7億円(前月比62.6% 前年同月比+54.2%)
②欧 州:207.9億円(前月比△6.0% 前年同月比+33.6%)
〈ド イ ツ〉47.0億円(前月比△19.3% 前年同月比+9.7%)
〈イタリア〉31.4億円(前月比+2.2% 前年同月比+34.7%)
③北 米:304.2億円(前月比+16.2% 前年同月比+35.9%)
〈アメリカ〉263.7億円(前月比+15.6% 前年同月比+30.1%)
〈メキシコ〉 28.3億円(前月比+35.5% 前年同月比+126.4%)