日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年2月分の受注実績は以下の通り。
2018年2月分工作機械受注総額は、1551.9億円(前月比+0.5% 前年同月比+39.5%)となった。4カ月連続の1500億円超で過去3番目。2月として過去最高額。国内外の需要は依然旺盛。1000憶円超は16カ月連続。
内需は582.0億円(前月比+4.7% 前年同月比+43.6%)で、リーマンショック以降、2月での500憶円超は初(従来最高=15年2月:425.8憶円)。12カ月連続の500億円超。自動車や半導体関連を中心に依然堅調。
外需は970.0億円(前月比△1.8% 前年同月比+37.2%)で、4カ月連続の950憶円超と、高水準持続。単月では過去4番目。アジアが前月から減少するも、欧州、北米は前月から拡大。
国内外ともに今後も堅調に推移するものと期待。他方、各種海外リスクや、部品調達難に関連した動きなどを注視。
2月分内需
582.0億円(前月比+4.7% 前年同月比+43.6%)。
・12カ月ぶりの500億円超。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比は13カ月連続増加。
・自動車や半導体関連に加え、要素部品関連受注も寄与。高水準持続。
① 一般機械 227.5億円(前月比+1.1% 前年同月比+33.8%)
うち金型 19.7億円(前月比+1.0% 前年同月比△15.8%)
② 自動車 192.4億円(前月比+12.0% 前年同月比+73.0%)
うち部品 122.5億円(前月比△5.3% 前年同月比+44.5%)
③ 電気・精密 53.1億円(前月比△7.5% 前年同月比+33.9%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 25.8億円(前月比△24.5% 前年同月比+42.1%)
2月分外需
970.0億円(前月比△1.8% 前年同月比+37.2%)
・4か月連続の950憶円超で、直近3カ月に次ぐ過去4番目。
・前月比3カ月連続減少。前年同月比15月連続増加。
・主要3極とも高水準が続く中、2月は前月比でアジアが減少するも欧州で増加。
① ア ジ ア:471.8億円(前月比△8.7% 前年同月比+41.0%)
・東アジア:349.1億円(前月比△15.9% 前年同月比+24.8%)
〈韓 国〉45.4憶円(前月比+21.1% 前年同月比+55.0%)
〈中 国〉283.9億円(前月比△18.5% 前年同月比+19.6%)
・その他アジア122.7億円(前月比+20.6% 前年同月比+123.0%)
〈イ ン ド〉56.6億円(前月比△48.9% 前年同月比+236.4%)
欧 州:221.1億円(前月比+2.5% 前年同月比+43.6%)
〈ド イ ツ〉58.2億円(前月比+30.6% 前年同月比+39.9%)
〈イタリア〉30.7億円(前月比△5.5% 前年同月比+17.2%)
② 北 米:261.8億円(前月比+11.5% 前年同月比+26.1%)
〈アメリカ〉228.1億円(前月比+7.1% 前年同月比+26.4%)
〈メキシコ〉 20.9億円(前月比+100.9% 前年同月比+31.8%)