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アマダホールディングスがグループ再編 ~持株会社機能のスリム化と事業会社機能の強化~

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 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)は、このほどグループ内の連結子会社であるアマダとアマダエンジニアリングを2018年4月1日付けで合併することを決定したと発表した。

 同社グループでは、「お客様とともに発展する」という経営理念のもと、激変するグローバル市場に対応する改革を間段なく進め、顧客により早く、より良い金属加工のソリューションを提案するために2015年4月に持ち株会社体制へ移行している。

 現在、2021年3月2021年3月期に売上高4,000億円、経常利益率20%、ROE10%を目標とした中期経営計画「TASK3・2・1」を推進中の同社だが、持ち株会社体制から3年が経過し、当初の目的としていた販売とサービスの改革による「成長戦略の推進」と開発・製造コスト削減による「収益性の向上」については、一定の成果が現れている。一方で、IT・ロボット・AIといった最新技術の進歩、ものづくりの現場における自動化や働き方改革の進展、環境への意識の高まりと環境規制の強化など外部環境が大きく変化している中、事業会社間の連携強化を前提とした「権限委譲によるスピード経営の実現」には、さらなるアクションとして組織の一体化と一生の効率化を進める必要があると判断し、板金事業における主要子会社2社の合併を決定した。

グループ再編の概略図
180222アマダHD

 今回の合併並びにグループ再編により、アマダは板金機会の開発・製造・販売・サービスおよび切削・プレス・工作機械の製造を担うグループの中核をなす事業会社となる予定。なお、今回の合併はアマダを存続会社とする吸収合併方式で行うことから、アマダエンジニアリングは解散する予定。

 これにより板金事業における組織の一体化と効率化を実現することで、新商品投入やソリューション提供の観点から、顧客のニーズにより迅速に対応できる「スピード経営の実現」に舵を切る。

 同社では「今回の連結子会社の合併並びにグループ再編により、持続的成長と一層のグループ経営効率の最大化による収益拡大に向けて経営基盤の強化を図り、さらなる企業価値の向上を目指す。」としている。

合併に伴う代表者の移動(2018年4月1日付)
・磯部 任 
〈新〉(株)アマダホールディングス 代表取締役社長 兼(株)アマダ代表取締役社長
〈現〉(株)アマダホールディングス

・柴田耕太郎
〈新〉(株)アマダホールディングス 専務取締役 上席執行役員 兼 天田(中国)有限公司董事長兼総経理
〈現〉(株)アマダホールディングス 専務取締役 兼 アマダ代表取締役社長 兼 天田(中国)有限公司董事長

・阿部敦茂
〈新〉(株)アマダホールディングス 専務取締役 上席執行役員 兼 AMADA EUROPE S.A.社長
〈現〉(株)アマダホールディングス 専務取締役 兼 (株)アマダエンジニアリング 代表取締役社長


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