Quantcast
Channel: 製造現場ドットコム - 製造現場は日本の底力!
Viewing all 1665 articles
Browse latest View live

日立建機がトリンブル社とクラウド環境下でのオープンプラットフォームの開発で連携を開始

$
0
0

170327日立建機 日立建機(社長=辻本雄一氏)は、このほどTrimble® Inc. (本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO=Steven W. Berglund氏)と、クラウド環境下での オープンプラットフォームの開発における連携を開始した。

 測量分野における高精度な機器、ソフトウエアおよびソリューションをグローバルに提供するトリンブル社との連携により、日立建機は、国土交通省が推進するi-Construction(アイ・コンストラクション)への対応を行う土木・建築分野をはじめとした、さまざまな顧客向けに最適なソリューションを提供していく。

 具体的には、トリンブル社がこれまでに全世界で提供実績のあるクラウド型統合システム「Trimble ConnectTM(トリンブルコネクト)」の技術やノウハウを礎に、日立建機およびトリンブル社でオープンなプラットフォームを開発することで、顧客の事務所から現場、建設機械の運転席まで、シームレスな情報の管理・活用を実現する。また、日立建機が顧客の業務に則した、使いやすいアプリケーションを開発し、現場で稼働する日立建機製の建設機械および他社製のICT建設機械を対象に、最適なソリューションを提供する。

 例えば、三次元データの一貫した管理・活用を求められるi-Constructionの環境下において、測量、設計・施工計画、施工、検査および維持管理・更新までの各工程を担当する顧客や日立建機のビジネスパートナーが、インターネット環境を通じて、スマートフォンやタブレット端末などで必要な情報を「いつでも、どこでも」取り出し、活用できるようになる。さらに、施工を行うICT建設機械ともデータ連携をすることで、生産性向上に寄与する。

 このソリューションは、日本国内向けに開発し、海外についても特定の地域を対象に展開していく。

 日立建機とトリンブル社は、これまでも日立建機のICT油圧ショベルZX200X-5Bにトリンブル社製の三次元マシンガイダンスシステムを搭載するなどの連携を図ってきた。今回のオープンプラットフォームの開発により、土木・建築にとどまらず採石、浚渫、林業、鉄鋼などのさまざまな業種の顧客へのソリューションの提供において、より一層強力な関係を築いていくとしている。


社員教育に最適! OSGテクニカルセミナ(工具の技術講習会)地区開催 受講者募集

$
0
0

 受講者の体験談では、「わかりやすい」「実務に生かせる」と、高い評価を博しているOSGの技術講習会。従来は本社のある愛知県CSセンターでの実施だが、今年は全国5都市(横浜・神戸・仙台・博多・金沢)で開催する。

 今回は工具と切削を基礎から学ぶ初心者向きのビギナーコースと、ねじやタップに特化したコースがある。

 いずれも受講者参加型で定員16名と少人数での開催となっている。受講希望者は下記セミナ事務局まで連絡をすること。

《工具ビギナーコース 10:00~17:00》

日程:横浜4/26(水)・神戸5/25(木)・仙台6/22(木)・博多7/6(木)・金沢8/29(火)

対象:切削工具の基礎を広く浅く学びたい方・初心者向き
内容:ドリル・タップ・エンドミル・ゲージ・インデキサブル工具の入門編。

受講料:各 3,000円(昼食付き)

《ねじ・タップ実践コース 10:00~16:30》

日程:横浜4/27(木)・神戸5/26(金)・仙台6/23(金)・博多7/7(金)・金沢8/30(水)

対象:ねじやタップを実践的に学びたい方、ねじ規格・トラブル改善の知識を身につけたい方向き
内容:「ねじ」にとことんこだわった専門分野講座。現場のトラブル改善事例を紹介

受講料:各 3,000円(昼食付き)

■問合せ先
OSG企画部CSセンター セミナ事務局 近藤
電話:0533-82-1107
           

DMG森精機が九州地方初開催! 「DMG MORI小倉プライベートショー2017」を開催 ~4月6日(木)から8日(土)まで~

$
0
0

 DMG森精機は、4月6日(木)~8日(土)の3日間、西日本総合展示場にて九州地方では初めてとなるDMG MORI 小倉プライベートショー2017をエリア最大規模で開催する。好評を博している立形マシニングセンタ CMX 1100 Vを含む主力・最新機種の展示をはじめ、複雑な加工を簡単かつ短時間で実現する新しいソリューション「テクノロジーサイクル」の紹介、CELOS体験コーナーや最新技術を駆使した技術セミナーも開催する。また、展示機全てにおいて実演加工も見学できる。10社以上の治具、工具、NC、CAMなどのパートナー企業より、自社製品PRを行う展示スペースも用意している。

DMG MORI 小倉プライベートショーの見どころ

●主力・最新機種を展示
 立形マシニングセンタCMX 1100 Vや5軸加工機DMC 80 FD duoBLOCKなど、計12台を展示。
●DMG MORIテクノロジーサイクル
 機械本体と、最先端の工具、測定器、ロボット、センサなどの周辺技術を組み合わせて、顧客の生産性向上を実現するための最適なソリューションを紹介。
●CELOS体験コーナー
 機械の状態を監視するセンシング技術と、「CELOS」を介した生産に関わる社内システムのネットワーク管理をシミュレータにて体感可能。
●テクニカルセミナー
 DMG MORIのエキスパートによる各種セミナーから、パートナー企業各社による治具、工具、NC、CAMなどの幅広いテーマのセミナーを開催。

<日時>
2017年4月6日(木)~8日(土) 10:00~17:00

<場所>
西日本総合展示場 本館 (北九州市小倉北区浅野3-8-1)

<アクセス方法>
■ 公共の交通機関
JR小倉駅より徒歩約5分
西鉄小倉駅バスセンターより徒歩約8分
■ 車で来場する場合
北九州都市高速道路 小倉駅北ランプより約1分 足立ランプより約8分

▼DMG森精機Webサイト▼
https://www.dmgmori.co.jp/sp/kokura/ 

三菱日立ツールが新商品ラッシュ! 春の新作6商品はコレだ! 

$
0
0

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、このほど6種類の新商品を市場投入した。
 春の新作は、①高硬度材の高能率仕上げ加工を実現するABPF形用インサート強S字「SHタイプ」、②金型加工の大幅な加工時間短縮を実現するインサート式異形工具「GF2T形」、③高能率仕上げ加工用刃先交換式異形工具シリーズ「GP1T形」、④高硬度金型の大幅な加工時間短縮を実現するソリッド異形工具「GS4TN」、⑤多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミル「アルファ ラジアスミルRD16B形」⑥金型の冷却穴における応力腐食割れを抑制するSR加工用超硬ドリル「WHSR形」。

高硬度材の高能率仕上げ加工を実現するABPF形用インサート強S字「SHタイプ」

170327三菱日立ツール1 アルファボールプレシジョンF ABPF形用インサートは、独自のねじれ刃形状(強S字)であるSTタイプ・SCタイプ・SFタイプを商品化し、鋳物・鋼・高硬度材の仕上げ加工用途に高い評価を得ている一方で、プレス金型分野に代表される高硬度材(60HRC)やフレームハード部、あるいは修正金型での溶接部(肉盛り)の加工では、前工程の工具の摩耗や熱処理変寸により加工代が不均一になりやすい傾向にあった。そのため仕上げ工具にかかる負担も大きく加工能率を向上させることが困難だったうえ、工具寿命にも課題があった。こうした問題解決のため、同社では、この様な不安定な高硬度材の仕上げ加工に特化した強ねじれ刃形のSHタイプを新材種TH303と組み合わせ発売するに至った。

 60HRCクラスの高硬度材の高能率加工(中仕上げ~仕上げ)、修正金型の溶接部、フレームハード(部分焼入れ)された箇所の安定加工や強断続加工、焼入れ前の中仕上げ~仕上げ加工に威力を発揮する。

●特長
 ① ソリッド工具同様の先端S字刃形を採用すると共に強靭化された新刃形は取り代の不均一な加工でもビビリの少ない高品位な加工が可能。
 ② 耐熱性と耐摩耗性に優れる平滑な高硬度被膜を持つ新材種TH303は高硬度材の高能率・長寿命加工を実現。

●仕様
・SHタイプインサート(φ6~φ30):全8アイテム

●価格
¥4,000~¥9,810(消費税別)

金型加工の大幅な加工時間短縮を実現! インサート式異形工具 GF2T形

170327三菱日立ツール2 今回、異形工具のガレアシリーズにおけるインサート式工具に、大径サイズを含めた新商品GF2T形を追加発売した同社。インサートは2コーナが使用できる設計にしており、経済性も高い工具になっている。

 最近ではCAD/CAMの進化に伴い、複雑な形状の工具による高能率な加工が可能になった。この工具は最新のCAD/CAMを活用し、加工するピッチを大きくして加工能率を大幅に向上することを目的としてつくられた高能率工具である。従来の工具を用いた加工では、加工時間を短縮するための方法として送り速度を上げることを提案されてきたが、加工する形状が複雑な場合などでは、機械の送り速度が追従しないなどの問題から狙い通りの加工時間の削減が実現できないケースも発生している。この工具は加工ピッチを大きくすることができるため、このような課題も解決して狙い通りの加工時間の削減が可能になった。また、突出しの長い加工などでも工具剛性が高いことからビビリの少ない高品位な加工を実現する。プレス型の勾配面などの高能率、高品位加工や、5軸加工機だけでなく3軸加工機での使用も可能である。

●特長
 ① 外周側に大きなRサイズに設計したインサート形状により、加工ピッチを大きくしても良好な加工面粗さを実現する。
 ② ユニークなインサートの拘束方法により2コーナ仕様のインサートが実現した。
 ③ 最新のTH3、PN2コートを採用しており、様々な被削材を長時間に渡って加工する事が可能。

●仕様
 ・モジュラータイプホルダ(φ20~φ40):全4アイテム
 ・インサート:全2アイテム

●価格
 ・モジュラータイプホルダ(φ20~φ40):40,600~67,600円(消費税別)
 ・インサート:1,700円(消費税別)

高能率仕上げ加工用刃先交換式異形工具シリーズ GP1T形

 
 170327三菱日立ツール3 加工効率の向上と加工面品位の向上の両立は実現しがたい大きな課題だった。たとえば、加工能率を上げるためには送り速度をアップさせることが有効だが、加工形状が複雑になると機械の送り速度が追従せずに思ったより加工能率が向上できない場合もある。こうした課題解決のために今回同社が発売した加工ピッチを大きくとれるバレル工具/GP1T形は、送り速度に影響されることなく加工能率を向上させることができる。また、従来工具と同じピッチの条件でGP1T形を用い加工すると加工面品質の更なる向上が可能になる。この工具は5軸加工による金型仕上げ加工全般に威力を発揮する。

 同社では、「近年バレル工具を5軸で制御できるCAMソフトウエアが増えてきたことにより、“加工時間を短縮するか?”、“加工面品位をさらに改善するか?”といった仕上げ加工の要求に合わせた新たな加工提案ができるようになった。また、GP1T形は工具半径より大きなバレルR刃と先端R刃を併せ持つことにより隅部とその隣接面を工具交換なしで加工することが可能になり加工段差を抑えることができるようになった」としている。

●特長
 ① バレルRをテーパー状にして先端部をボール形状としたことで2種類の切れ刃が1つの工具で使用可能になった。
 ② 2種類の切れ刃を工具交換無しで使用することができるので、工具交換による加工段差が出にくくなった。
 ③ 現在発売されているアルファボールプレシジョンF「ABPF形」のホルダに取り付け可能なので加工用途に応じ、鋼/超硬シャンクタイプのホルダでも使用することができる。
 ④ 新開発の「TH3」「PN2」コーティングの採用により従来品に比べ長寿命になった。

●仕様
 ・モジュラータイプホルダ(φ12~φ30):全5アイテム
 ・インサート:全10アイテム

●価格
 ・モジュラータイプホルダ(φ12~φ30):18,800~38,500円(消費税別)
 ・インサート:9,930~14,800円(消費税別)

高硬度金型の大幅な加工時間短縮を実現! ソリッド異形工具 GS4TN

170327三菱日立ツール4 今回、異形工具のガレアシリーズに、ユーザー要望の高いソリッドエンドミルが新登場。最近はCAD/CAMの進化に伴い、複雑な形状の工具を用いた加工が可能になってきた。この工具は主に高硬度材を用いた金型の中仕上げ、仕上げ加工において従来ボールエンドミルに対しての加工時間を大幅に削減することを目的とした商品。具体的には、加工するピッチを従来ボールエンドミル比で3倍等に大きくすることで加工時間の短縮を実現する。また先端部の小さなRと外周部の大きなRを使い分けることで、広い加工面から隅部まで一本の工具で加工する事ができる。これにより工具本数の集約が可能となり、工具交換により発生する加工段差を極力小さく抑える事が可能になった。40~50HRCクラスの高硬度材の高能率加工(中仕上げ~仕上げ)やダイカスト型、プラスチック金型、プレス型などの高能率、高品位仕上げ加工に威力を発揮する。

●特長
 ① 高硬度材の金型において、ビビリの少ない高品位かつ高能率な加工を実現する切れ刃設計のソリッド異形工具。
 ② 先端のRと外周のRを金型加工に適したサイズに設計。1本で複雑な形状の加工に対応する。特に5軸加工に適している。
 ③ 最新のTH3コートを採用しており、高硬度材を長時間に渡って加工することが可能。

●仕様
 ・バレルR 12.5~50 全5種類

多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミル アルファ ラジアスミルRD16B形

170327三菱日立ツール5 近年、部品加工の市場では加工材料の難削化に伴い、より「工具の長寿命化」「加工の高能率化」などの要望は増加している。この分野では円形インサートを用いたラジアスカッターが多用されている一方で、従来の両面仕様の円形インサートでは逃げ面はネガティブ形状(逃げ角0°)であることから、切削抵抗が高いことや、加工形態に制約があるなど悩ましい課題があった。

 これらの課題解消を目的として新たに開発したのが、多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミル「アルファ ラジアスミルRD16B形」。この商品は最新のプレス成型技術の活用により両面仕様のインサートながら逃げ面はポジ形状に成形されたことにより低切削抵抗化を実現すると共に傾斜切削が可能なラジアスミル。また、独特なインサート拘束形状により確実な回動防止を可能とし、合わせてインサート交換時の操作性を向上させた。タービンブレードの荒加工やステンレス鋼、Ni基超耐熱合金等の部品加工に威力を発揮する。

●特長
 ① 最新のプレス成形技術により両面仕様のインサートながら逃げ面はポジ形状に成形され、低切削抵抗化と傾斜切削を可能にしたラジアスミル。
 ② 独特なインサート拘束形状により確実な回動防止とインサート交換時の操作性が向上した。
 ③ 最大16コーナー使用を可能にし、高いコストパフォーマンスを実現した。
 ④ コーティング材種JP4120,JM4160,GX2160の適用で、特に難削材加工に長寿命である。

●仕様
 ・ホルダ(φ32~φ100):全14アイテム
 ・インサート:全6アイテム

●価格
 ・ボアタイプホルダ(φ40~φ100):53,700~122,000円(消費税別)
 ・シャンクタイプホルダ (φ32~φ40) :35,900~56,400円(消費税別)
 ・インサート:1,700~3,000円(消費税別)

金型の冷却穴における応力腐食割れを抑制するSR加工用超硬ドリル「WHSR形」

170327三菱日立ツール6 金型の寿命を決定する要因の1つである冷却穴の応力腐食割れは、ドリルの先端形状に沿った形の穴底(角立ち)や穴壁面の加工傷を起点として発生する。この対策の1つとして、Rガンドリルや先端をR形状に追加工したハイスドリルで穴底をR形状にすること(SR加工)が挙げられるが、これらの工具は切削能率が低く、工具寿命が短いことが問題となっていた。これらの問題解消を目的としたのが今回新開発したSR加工用ドリル「WHSR形」である。この工具は冷却穴の穴底および穴壁の仕上げ加工に特化したもので、金型寿命を向上させるSR加工の高能率・長寿命化を実現する。ダイカスト型・プラ型の冷却穴のSR加工(穴底R加工)や穴壁面の仕上げ加工に威力を発揮する。

●特長
 ① 切れ味と強度を両立した刃形を採用し、加工傷や加工面のうねりを低減しつつ、工具の欠損も抑制する。
 ② 高剛性溝形状とダブルマージン形状を採用し、加工中のビビリを抑制する。
 ③ オイルホールと専用シンニングを採用し、切りくずの排出を向上させ、穴壁の面粗さが向上する。
 ④ 高硬度超微粒超硬とATHコートを採用し、焼入れ前~後まで幅広い鋼材で使用できる。

●仕様
 ・穴深さ8D、20D、30D×工具径各14サイズ(φ3~φ12):全42アイテム

●価格
 ・¥20,500~¥123,000(消費税別)

マキノの名古屋支店が新しくなった! テクニカルセンタも併設! ~「信頼を追求し続けてゼロフォルトを目指す」 牧野フライス製作所 名古屋支店長 萩原智久氏に聞く~

$
0
0

 牧野フライス製作所(社長=井上真一氏)の名古屋支店(住所:名古屋市守山区花咲台2-301)が、技術サポートおよび販売・アフターサービス体制を拡充し、新技術・新製品の提案拠点とすることを目的に本年、名古屋市名東区内にあった名古屋支店を同市守山区内のテクノヒル名古屋内に移転し、同建物内にテクニカルセンタも新設した。主力の金型分野に軸足を置き、自動車部品の量産ラインを含む自動車分野への販売を強化するとしている。
 
 萩原智久 名古屋支店長に意気込みと新しくなった名古屋支店・新テクニカルセンタについて、中村 寛 加工技術本部カスタマーサポートグループマネージャには最新の技術動向について、それぞれお話しを伺った。

続きを読む

ESIと技術パートナーHTC Vive ヘッドマウントディスプレイのプラグインを実現

$
0
0

 製造業向けバーチャルプロトタイピングのソフトウェアとサービスを提供するESIグループは、このほど産業用途向けのバーチャルリアリティー(VR)システムIC.IDOの最新版をリリースした。

 IC.IDOは、仮想製品をリアルに空間表現し、コントローラーを使用して直感的にその仮想モデルに触れることができ、製造現場において組付け検証・ライン検討・サービス性検証といった工程で実用化されている産業用途向けバーチャルリアリティ(VR)システム。

 遠隔でも複数のエンジニアが共同作業で設計を確認できるため、インタラクティブなプロセス検討を促進し、試作品を作る前の早期設計段階で設計ミスや人間工学上の問題点を発見し、改善することができる。

 最新版のIC.IDO 11では、ベースのレンダリングパフォーマンスが向上し、またVR CAVEやパワーウォール、デスクトップに加えヘッドマウントディスプレイ(HMD)も使用可能となった。これにより、VR CAVEやパワーウォールに比べ低価格で導入でき、場所を選ばず省スペースかつ短時間での検証が可能になった。また、IC.IDO11. で新たに加わった「チェンジマネージメント」モジュールにより、検証中に部品の置換が自動で可能になり、さまざまな設計条件での検証を短時間で用意に行えるようになった。その他、「ナチュラルインタラクション」モジュールも加わり、より直感的に自然な感覚で狭い部分の手の作業スペースの確認がしやすくなるなど機能面でも強化された。

日立建機が中古車流通ソリューションサービスを開始

$
0
0

 日立建機は、連結子会社で建設機械の販売、サービス、レンタルを行う日立建機日本を通じて、日本国内で、日立建機ブランド製品の下取り、売却および中古車輸出を検討されるユーザー向けに、流通先の国・地域における排出ガス規制や燃料事情に合わせた仕様に改造する「中古車流通ソリューションサービス」をこのほど開始した。

 現在、日本国内の多くの建設機械は、特定特殊自動車2011年基準に適合する超低硫黄軽油(ULSD:硫黄分濃度15ppm以下)を燃料として使用することを前提にしたディーゼルエンジンおよび周辺機器を搭載している。そのため、日本国内の建設機械を超低硫黄軽油の入手が難しい国・地域で稼働させる場合、エンジントラブルを引き起こす可能性が高まる。このサービスは、ユーザーが保有する日立建機ブランドの中古車が、超低硫黄軽油の入手が困難な国・地域でも順調に稼働することを目的とし、まず油圧ショベルZX-5Bシリーズを対象に、現地の規制に合致する形で、排出ガス後処理装置の取り外しや、ソフトウエアの書き換えを行い、稼働時のエンジントラブルのリスクを低減するものである。

コマツが超小旋回ミニショベル「PC38UU-6」を新発売

$
0
0

170410コマツ コマツ(社長=大橋徹二氏)は、このほどフルモデルチェンジした超小旋回ミニショベル「PC38UU-6」を発売した。 この製品は、エンジンと油圧システムを最適に制御するコマツ独自の電子制御システムに加え、新たにEモード、オートデセル、オートアイドルストップ機能、ダイヤル式燃料コントロールを採用することにより、従来機の作業性能を維持しながら燃料消費量を4%低減した。

 同時に、干渉自動回避、深さ測定、高さ自動停止などのUU シリーズ独自の先進システムを織り込んで作業効率の向上を図っている。また、フロアチルトアップ構造の採用により、機体内部の整備作業が的確かつスピーディーに行えるようになった。

 さらに、横転時保護構造 TOPS対応キャノピ、ロックレバー自動ロック機能、セカンダリエンジン停止スイッチ、およびシートベルト未装着警報などを新たに加え安全性を高めている。また、多くの情報を見やすく表示する3.5 インチカラー液晶多機能モニタや取得可能なデータが大幅に増えたKOMTRAX の装備により、機械稼働の「見える化」を進めている。加えて、アームクレーン仕様では最大定格荷重を従来機の0.9t から1.2tに増加させさらに汎用性を高めた。なお、国土交通省第3 次排出ガス基準に適合している。


JTEKT ROOM Ginzaに「Motion Vision」を新たに展示! ~工作機械がより分かりやすく~

$
0
0

170410ジェイテクト JTEKT ROOM Ginzaが従来の 「ギヤスカイビングセンタ加工デモ映像」に替えて、JIMTOF2016への出展で好評だった 「Motion Vision」 を展示した。

 センサー上にかざした手を左右にスライドすることで、工作機械主要5機種の3D画像、加工中の動画、特徴、仕様をモニター画面で見学できる。


<見学できる機種>
・小型汎用円筒研削盤 「GE3i」
・小型生産型円筒研削盤 「e500G」
・カムシャフト複合研削盤 「GC20Ri」
・大型ギヤスカイビングセンタ 「GS700H」
・横形マシニングセンタ 「FH800SX-i」

 同社では、「今回の展示で、より多くの方々に当社の製品を知っていただければ嬉しく思います」とコメントしている。

【新発売】三菱マテリアルが“鋼旋削加工用ブレーカシリーズ”「FPブレーカ」と「VFXシリーズ」のインサートを追加!

$
0
0

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、このほど“鋼旋削加工用ブレーカシリーズ”「FPブレーカ」と、「VFXシリーズ」のインサートを追加し、販売を開始した。

鋼旋削加工用ブレーカシリーズ「FPブレーカ」

170410三菱マテリアル1 この商品は、低炭素鋼から合金鋼までの幅広い領域に対応する仕上げ切削加工用ブレーカで、低切り込み量での切りくずの分断性を向上し、高送り加工での切りくず詰まりを抑制するという特性を持つ。鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種“MC6000シリーズ”「MC6015」「MC6025」と鋼・鋳鉄旋削加工用サーメット材種「MP3025」「NX2525」に追加することで、ネガティブインサートのブレーカ選択範囲が拡大した。

 主な特長は、以下の通り。

 ① 最適化されたコーナ部の2段突起とぬすみ形状によって低切り込み量での切りくず分断性を向上し、高送り加工での切りくず詰まりを抑制。
 ② 高い突起形状と大きなすくい角により、軟らかい被削材の切りくず乗り上げを抑制。
 ③ 20°の大きなポジティブすくい角で低剛性ワークの加工においてびびり振動や変形を抑制。

●標準価格   : 690円~2,310円
・(代表型番)CNMG120402-FP NX2525:760円
・DNMG150404-FP MP3025:1,180円
・TNMG160402-FP MC6015:850円
・VNMG160402-FP MC6025:1,300円
(いずれも税抜価格)

チタン合金加工用カッタ“VFXシリーズ”のインサートを追加

170410三菱マテリアル チタン合金加工用として、低抵抗・高剛性・優れた冷却機能とΦ63mmの最大切りくず排出量400cm3/minを実現した高能率加工が可能な同社の“VFXシリーズ”は、航空機産業などで高い評価を得ているが、先に発売されているPVDコーテッド超硬材種「MP9130」に「MSブレーカ」「HSブレーカ」を新たに追加し、ブレーカ選択範囲を拡大した。

 主な特長は、以下の通り。

 ① チタン合金加工用の「MP9130」は“Al-Ti-Cr-N系積層コーティング”を採用し、優れた耐熱性と耐摩耗性を確保したほか、Ti合金に対し低摩擦係数であるため、優れた耐溶着性を発揮、積層構造の最適化により耐欠損性を向上。
 ② 「MSブレーカ」は汎用インサートとしてコーナR展開も豊富で、幅広い切削条件に対応。
 ③ 「HSブレーカ」は切りくず離れが良く、刃先強度が高いため、切削幅の小さい条件で高能率加工が可能。

●標準価格   : 2,000円~2,500円
・(代表型番) XNMU160708R-MS MP9130:2,000円
・XNMU160708R-HS MP9130:2,000円
・XNMU190950R-MS MP9130:2,500円
・XNMU190912R-HS MP9130:2,500円

「“Kenkijin スピリット”を発揮してほしい」日立建機 平野 耕太郎 社長訓示(要旨)

$
0
0

170410日立建機 日立建機(社長=平野耕太郎氏)が、 4 月3 日に 入社式を行った。
 社長訓示(要旨)は以下の通り。

 ① 日立建機グループが、グローバル競争の中で勝ち残っていくためには、本年度からスタートする新中期経営計画に基づき、全従業員の力を結集して成長戦略と構造改革に取り組み、持続的に業績を確保し得る高収益体質への変革を成し遂げなければならない。そのような状況下、前向きな気持ちをもって、まずはしっかりと基礎を身に付け、一日も早く当社発展の頼もしい担い手として活躍してほしい。

 ② 何ごとにも基本があるように、仕事にも基本がある。基本がなければ、必要な技術や知識を体系立てて身に付けることができず、将来の成長は望めない。それに加え、行動に移す際に、それが本質的に正しいことなのか、自分のためだけではなく、周りの人のためになるのか、社会のためになるのかを常に考え、社会人としての義務と責任を果たし、良識ある人間として正しい道を歩んでもらいたい。

 ③ お客さまを第一に考え、お客さまのニーズや困りごとに対し、自由な発想で知恵を出し、常にスピード感をもって対応すること。刻々と変化する事業環境に先んじて対応していくためには、日頃より感性を研ぎ澄まして世の中の動きを敏感に感じ取るとともに、表面的な事象に囚われず、物事の本質を的確に捉える力を養ってほしい。

 ④ 国際的な視野を持って、語学力や異文化への適応力をしっかりと身につけてもらうとともに、プロ意識を持って、常に新しいものを吸収しようする前向きな姿勢を持つこと。配属先で、必要な知識や技術、技能を習得し、一日も早く「プロフェッショナル」としてグローバルに通用する人間になれるよう取り組んでもらいたい。

⑤日立建機の社員として第一歩を踏み出すにあたり、先輩たちが築いてきた「Kenkijin スピリット」を貫く3 つの思想である「Challenge(チャレンジ精神)」、「Customer(個客志向)」、「Communication(風通しの良さ)」を十分理解し、身に付け、遺憾なく発揮して、積極的に活躍してほしい。

「照れない、かまさない、いばらない」DMG森精機 森 雅彦 社長訓示

$
0
0

170410DMG森精機 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
 これから皆さんとともに働き、成長していくことをうれしく思います。

 2016年8月には、2009年から業務・資本提携してきたドイツの工作機械メーカーであるDMG MORI AGとのドミネーション・アグリーメントの発効、完全経営一体化が完了いたしました。統合の成果は、販売・サービス網の拡充、両社の技術を集積させた新製品の開発、購買力の向上、基幹システムの統合から、言語・国籍・性別・専門分野の異なる社員の多様性(ダイバーシティ)をふまえた新しい働き方の推進や、社員一人ひとりの気持ちの統合にまで及んでいます。お客様がお困りの、煩雑で手間と時間のかかる課題を一手に引き受けるトータルソリューションプロバイダとして、より永続的にお客様から信頼される企業へと、ともに成長していきましょう。

 当社は、① 製品そのものの品質、② お客様仕様の周辺機器とオプションの品質、③ 組込ソフトウェアの品質を徹底的に改良し、これらを組み合わせて、高品質・高効率なトータルソリューションをお客様に提案します。また、IoT/インダストリー4.0に即した生産最適化を支援し、スマートファクトリーを実現するアプリケーションの開発にも力を入れています。さらに、最新鋭の複雑な加工技術を誰でも簡単に利用できるようにするために独自の組込ソフトウェアを開発し、アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)等の新しい加工技術においても、より信頼性の高いソリューションを提供し、マーケットリーダーとして市場を牽引していきます。お客様に、当社の機械とアプリケーションを最大限使いこなしていただき、10年、20年先まで気持ちよくご使用いただくために、各分野のプロフェッショナルの力を結集させて、お客様からのご期待を上回る価値を提供していきましょう。

 楽なこと、単純なことではビジネスはできません。お客様の面倒を一手に引き受けることが大切です。それぞれがプロフェッショナルとなり、自分の役割をしっかりと果たすためには、体力・気力、学力・知識・知恵を習得する必要があります。気力・体力は、話し方・態度・服装などその人の全てに表れます。十分に鍛錬し、仕事もプライベートも充実したものにしてください。また、DMG MORIとして一体となることで、英語をはじめとする語学力がビジネスを行う上で不可欠です。語学力をツールとして、相手とその文化を理解し、多様性を受け入れ、広い視野を持って成長していきましょう。語学に加え、自らのキャリアや人生設計を考えた上で、5年や10年計画で技術・技能を修得することが重要です。知識だけでなく、身につけた知識を活かす知恵も重要です。仕事を続けていく中では、知識と知恵のバランスが非常に大切となります。

 毎年新入社員の皆さんにお伝えしていることですが、「照れない、かまさない、いばらない」という言葉を、これから常に念頭において会社人生を送って下さい。この言葉は先代の社長から受け継いだ言葉です。照れずに自分の意見をきちんと話す、知らないことは知らないとして真面目に学び、これから出会う様々な方の話に耳を傾け、常に謙虚な姿勢を心がけて下さい。仕事を通して人生を豊かなものにするために、お互いに切磋琢磨して頑張りましょう。

ヤマザキマザックが村田機械と協業 合同記者発表会を開く ~スマートファクトリーのロジスティクス・ソリューション「MAZATEC SMS」の販売を開始~

$
0
0

170410マザック1

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、村田機械(社長=村田大介氏)とIoT時代の物流と自動化分野で協業に合意し、3月22日、MAZAK ART PLAZA(名古屋市東区)にて合同記者発表会を開いた。顧客の工場のスマートファクトリー化を推進するロジスティクス(物流と自動化)・ソリューションとして、自動倉庫機能を備えたパレタイジング自動化システム「MAZATEC SMS(Smart Manufacturing System)」を共同開発し、販売を開始する。

 両社で開発した「MAZATEC SMS」は、マザックのマシニングセンタおよび複合加工機の自動化システムと村田機械の自動倉庫システムを融合した新しいスマート生産システム。「MAZATEC SMS」は、上位基幹システムであるERPやMESとの連携、モバイル端末などのIoT機器の活用、さらに大容量の自動倉庫機能の追加や省フロアスペースかなどに対応し、素材入庫から完成品の出庫までの工場内の物流を効率化することで生産性のさらなる向上を実現するもの。また、倉庫棚の全長や全高・棚サイズも自在に設計可能で、エルゴノミクスを考慮し、かつロボットなどによる長時間無人システム運転にも対応した段取りステーションのオプション展開など、顧客の多様なニーズに柔軟に対応する。

170410山崎社長ヤマザキマザック 山崎社長 会見の席で、山崎社長は今回の協業について、「製造現場では世界的な労働人口の減少や人件費の高騰を背景に自動化や少人数化のニーズが高まっている。弊社はこれまでに1984年に開発した多品種少量生産システムの“MAZATROL FMS(Flexible Manufacturing System)”をはじめ、工作機械を用いた加工ラインの自動化を推進してきた。一方、ドイツ政府が推奨するインダストリー4.0でいわれているサイバーフィジカルシステムやマスカスタマイゼーションといったニーズを取り入れた高効率な生産システムの実現などIOTを活用したスマートファクトリー化への取り組みが近年製造業全体に加速している。こういったトレンドの中、弊社が得意としてきた自動化システムにおいても倉庫機能の追加やスペース効率を高める大容量化、さらにはERPなどの基幹システムとの高度な連携の必要性が高まっている」と述べ、今回の製品を「スマートファクトリー化のための重要な構成要素のひとつとなる製品」と位置付けた。

 今回の協業で、村田機械の得意とする自動倉庫システムとヤマザキマザックの工作機械による部品加工ラインを高度に融合し、これをERPなどの上位基幹システムと結ぶことで、素材の入庫から完成品の出庫までの物流と情報の流れを同期させ、工場内のサプライチェーンマネジメントを飛躍的に向上させることが可能になった。ヤマザキマザックでは同社が培った自動化技術、IOTを活用して「マザックiスマートファクトリー」と名付けた自社工場のスマート化を現在すすめている。山崎社長は、「今後は村田機械と協力してお客様の工場のスマートファクトリー化へ向けたお手伝いをしていきたい」との考えを示した。

170410村田機械社長村田機械 村田社長 村田 村田機械社長は、「今回の協業のために開発した自動倉庫システムはマザックの貴重なアドバイスを賜りながら、自動倉庫の柔軟性と情報管理システムをバランスよくつくりこんだスマートファクトリーのロジスティックソリューションであり、マザックの顧客の期待に充分応えられるものだと自負している。弊社は日本における自動倉庫の黎明期から、ロジスティックの製造販売保守を手掛け、世界三十カ国、1500システムの納入実績がある。機械自動車電機医学化学食品等いつの時代とともに様々な工場内物流企業間物流のソリューションを提供してきた。ネットによってあらゆるサービスがつながる今日、ものづくりも物流も大きく稼動しているが、ロジスティックの現場でも工場の中、倉庫の中で完結するのではなく、販売や生産、経営管理等情報システムの連携によるより高度なサプライチェーンにかかせない」と述べた。

 特長は以下の通り。

●パレットサイズ□400~□1000mmまでのマザック製マシニングセンタ・複合加工機に対応
 *一部特注対応
●機械加工用の治具パレットだけでなく、倉庫機能としての素材パレットも収納可能
 素材供給からバッファ保管、完成品出庫まで一貫した自動化を実現
●倉庫棚の全長、全高、各棚サイズを自在設計により大容量・高効率収納を実現
 設備設置面積当たりの収納効率を向上(例:同一設置面積でのパレット棚数が既存の90から150棚に約7割アップ)
●エルゴノミクスを考慮した作業性の良い段取りステーション
 同期出庫により段取り効率を湖上させる“シンクロ段取りステーション”、連続無人運転が可能な“ロボットローディング仕様”の選択が可能(オプション)

「INTERMOLD2017/金型展2017 金属プレス加工技術展2017」の見所はココだ!

$
0
0

 4 月12日(水)から4 月15 日(土)までの4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)で「INTERMOLD2016/金型展2016」(主催:日本金型工業会、運営:テレビ大阪)、「金属プレス加工技術展2016」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。今年は前回開催を上回る461社・団体、891小間の開催規模となり、各社の見所満載といったとこだ。製造現場ドットコムでは一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を公開する。

 (アマダマシンツール、イワタツール、栄工舎、オーエスジー、岡本工作機械製作所、OKK、キタムラ機械、黒田精工、ジーベックテクノロジー、ソディック、ダイジェット工業、ナガセインテグレックス、日進工具、BIG DAISHOWA、不二越、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、安田工業、碌々産業)

続きを読む

日立システムズグループと日立システムズフィールドサービスが全国約300か所のエンジニアを活用した現場のデジタル化を支援するサービスを開始 ~第一弾は製造業向けに「統合資産管理サービス 金型管理モデル」~

$
0
0

 日立システムズ(社長=北野昌宏氏)と、グループ会社の日立システムズフィールドサービス(社長=山本義幸氏)は、全国約300か所のサービス拠点にいる日立システムズグループのエンジニアを活用した企業の現場業務のデジタライゼーションを支援するサービスを拡充する。

 自動車や機械、プラスチックなど各種の部品製造業では、金型などの各種の製造に関する資産・設備を多数(数万点規模)保有・管理している。資産管理の効率化のために一部の企業では資産管理システムが導入されているが、多くの企業では資産管理のIT化以前に、台帳上で資産の情報が正確に管理されていないケースが多いのが実情である。例えば、生産のために製作する金型は、1個あたり数千万円から数億円と高額で、金型の種類やサイズ、量も多数あるにも関わらず、手書きや表計算ソフトウェアなどで台帳管理されていることが多く、また、国内外の製造委託先に貸し出すケースもあり管理が非常に煩雑なため、台帳に記載されている内容と実際の資産が一致しないという事象が多数発生しており、資産台帳の精度向上が重要な課題となっていた。

 こうした背景を受け、その第一弾として、このほど製造業向けに、資産管理ルールの見直し支援や、工場や倉庫などに点在する金型などの固定資産の実棚卸しの代行、台帳の整備など、資産の正確な把握と維持を支援する「統合資産管理サービス 金型管理モデル」の販売を開始した。このサービスにより、金型などの固定資産を正確に把握できるようになるほか、資産管理の効率化や固定資産税の適正化を実現する。

 
 具体的には、全国に展開している日立システムズと日立システムズフィールドサービスのカスタマーエンジニアが、顧客の現場で各種資産に対する現物確認や管理ラベルの貼り付け、棚卸し作業や資産台帳の整備(現物確認した上でデータの登録・追加・削除を実施)などの業務を代行し、正確な資産の把握・管理を支援する。代行にあたっては、属人性を排除するため、第三者である同社の担当者が顧客と一緒に資産管理ルール(資産管理ラベルの貼り付け位置、手順など)の見直しをするとともに、カラーコード(色の配列によってバーコードやICタグを代替できる認識技術)やRFIDなどのIT技術の活用によって、複数資産の一括読み取りの実現や、データと現物との照合・データ更新を自動化するなど、管理プロセスを効率化する。

 さらに、棚卸し作業と同時に、操業に必要な設備と不要な設備に分類するルール作成や保全計画管理などの業務支援をサービスとして提供する。また、ニーズに応じて、設備資産管理システムや遠隔監視システムの導入・運用・保守、データ分析、レポーティングまでも支援することが可能になった。

 これらにより、資産台帳の精度向上、設備の有効活用、固定資産税の適正化、棚卸し工数の削減などが実現する。


ジェイテクトがHANNOVER MESSE 2017に初出展

$
0
0

170426ジェイテクト ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)は、昨年のJIMTOF2016で発表した「人と設備が協調し、人の知恵が働く、人が主役のスマートファクトリー」を実現する「つながる」「見える化」「バリュー」「チェーン」4つの導入ステップと、IoE(Internet of Everything)ソリューションを提案しているが、Industrie4.0提唱の地であるドイツで、同社が提案する「人が主役のスマートファクトリーづくり」を4月24日からドイツのハノーバーで開催されている「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ) 2017」で訴求している。

 同社は導入ステップ「つながるソリューション」として、メーカーの異なる設備も簡単につなげることが可能なアドオンタイプのボード型PLC「TOYOPUC-Plus」を展開しており、このほど、EtherCATに続きPROFINET対応モジュールを追加する。

 また、つながる範囲を拡げる「チェーンソリューション」実現の手段として、顧客の利便性に応じた自由なクラウド選択を可能にしている。今回、第一弾として、この春シーメンス(社長=藤田研一氏)が提供を開始するクラウドベースのIoTオペレーションシステム「MindSphere(マインドスフィア)」の採用を決定した。

三菱マテリアルの「切削アカデミー“実験コース”」が受講者募集中

$
0
0

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、切削加工技術者育成を目的とした研修「切削アカデミー」に2017年度より「実験コース」を追加する。

 「切削アカデミー」は切削工具メーカーならではの切削加工技術の基礎知識や応用、専門的な知識を学ぶ体系的な研修として、受講者から高い評価を博している。2017年度は、従来のコースに加え、実験を主とした切削現象を学ぶ研修「実験コース」を追加した。

 6月開催の「実験コース」は、加工をする際に発生するバリの観察やその機構について、実験を通して学んでいく従来にない研修。切削現象を理解することにより、切削加工職場で生じる疑問を解決し、より高い切削技術を身に付けることが狙い。

コースおよび開催日程

■実験 バリコース (1日)
 バリ生成のメカニズム、バリと境界摩耗の関係を実験から学び、バリを意図的に発生させる実験を行う。
[6月30日(加技C)]

■初心者コース(1日)
 切削加工の種類、切削工具の呼称など、切削加工職場で使われる言葉を学ぶ。
[5月19日(加技C)/5月26日(加技C)]

■基礎コース(2日)
 切削加工の種類、被削材と切削工具の基礎知識を学び、切削条件の計算式を習得。
[4月13、14日(加技C)/7月20、21日(中部TC)/8月24、25日(加技C)]

■応用ターニングコース(1日)
 旋削加工の詳しい知識や工具選定について学ぶ。切削加工職場で適切に工具が使用されているか判断する能力、一般的な工具損傷の基礎知識とその対策を身に付ける。
[4月21日(加技C)/9月8日(中部TC)]

■応用ミーリング・ドリリングコース(2日)
 転削加工の詳しい知識や工具選定について学ぶ。切削加工職場で適切に工具が使用されているか判断する能力、一般的な工具損傷の基礎知識とその対策を身に付ける。
[6月8、9日(加技C)]

■ターニング トラブルシューティングコース(1日)
 旋削加工のトラブルシューティングを集中して学びます。
[6月16日(加技C)]

■ミーリング トラブルシューティングコース(1日)
 転削加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。
[7月28日(加技C)]

■ドリリング トラブルシューティングコース(1日)
 穴あけ加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。
[9月22日(加技C)]

■難削材加工コース(1日)
 難削材加工の基本的な考え方と、実用的な加工を学ぶ。
[8月4日(加技C)]

■切削抵抗解析コース(1日)
 切削抵抗測定と測定結果の理解、不安定切削の状態を学ぶ。
[9月29日(加技C)]

(*加技C:加工技術センター、中部TC:中部テクニカルセンター)

受講対象者:切削加工の実務者、生産技術者
受 講 料:コースごとに設定

▼申込みはWEBサイト▼
http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy

所在地
●加 工 技 術センター:埼玉県さいたま市大宮区北袋町1丁目297番地
●中部テクニカルセンター:岐阜県安八郡神戸町横井1528-1(岐阜製作所内)

オーエスジーがINTERMOLD2017の会期中に「金型セミナー」を開催

$
0
0

170426OSG オーエスジー(社長=石川則男氏)が4月12日~15日まで東京ビッグサイトで開催したINTERMOLD2017の会期中、「金型セミナー」を開催した。

 会期中の14日、15日の2日間、東京ビッグサイト会議棟にて開催したセミナーでは、超硬エンドミル「PHXエンドミル」を使用した超深掘り加工など金型最先端技術についてのノウハウを、同社の今泉悦史 加工技術グループリーダーが説明した。

 また、高能率で高精度な加工ができる切削条件自動計算ソフト「KC-TOOL」の紹介もあった。

 

タンガロイが経済性に優れるエコインサートシリーズ「ISO-EcoTurn 」のVNMG形インサート&ホルダを拡充

$
0
0

170426タンガロイ タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど小型化により経済性に優れたエコインサートシリーズ「ISO-EcoTurn(エコターン)」にVNMG形状及びホルダを大幅拡充し、発売を開始した。

 好評を博している「ISO-EcoTurn」は、小型インサートでありながら、切削性能に関与するチップブレーカ諸元およびインサート厚みが一般的に使用されているインサートサイズ(通常品)と同じで、切込み3.0mm以下において、通常品と同等の切削性能が得られるように設計されている。一般的なダウンサイズインサートは通常品よりも厚みが薄いのに対し、この商品はインサートの厚みを同じにすることで同等の耐欠損性を維持している。

 さらに、この商品は、インサート体積を大幅に削減することで、通常品より経済性に優れ、なおかつ同じ切削性能が得られることで、実際に使用される生産ラインの工具費低減に寄与できるシリーズとなっている。

 今回VNMG形状を拡充することにより、「ISO-EcoTurn」によるトータルツーリングを可能にした。また、標準的に使用されているVNMG1604形状の内径加工では、最小加工径がφ37mmだったのに対し、「ISO-EcoTurn」のVNMG1204形状では、最小加工径φ32mmが可能で、従来のVNMG形状では不可能とされていた加工を実現する。

 更にVNMG1204形状は、他のインサート形状よりも工具費低減メリットが大きく経済性に優れるため、工具費低減に大きく寄与する。材種には、鋼用CVD材種のT9100 series・ステンレス鋼用のCVD材種T6100 series及びPVD材種AH600 seiries・サーメット材種NS/GT9530を、また、チップブレーカには、鋼加工仕上げ用TSFブレーカ及び中切削用TMブレーカ・ステンレス鋼の仕上げ用SSブレーカ及び中切削用SMブレーカをそれぞれ設定した。

 ホルダは外径用・内径用及びTungCapを設定し、さらに外径用及びTungCapには高圧クーラント対応シリーズTungTurn-JETを設定することで、あらゆる加工に対応し、生産性の向上に貢献する。
 主な特長は以下の通り。

 ① ISO-EcoTurnにVNMG形状を拡充し、CNMG/DNMG/TNMG/WNMG/VNMG形状のラインナップを構築。
 ② 通常インサートよりも小型化を実現し、希少資源の使用を低減させた経済性に優れたインサート。

主な型番と標準価格
●インサート
・VNMG120402E-TSF NS9530: 770円
・VNMG120408E-TM T9125 :1,010円

●外径用ホルダ
・AVJNR2525M1204-A :13,600円
・PVJNR2525M1204-CHP: 37,200円

●内径用ホルダ
・A25R-PVUNR1204-D320 :32,900円
・A32S-PVUNR1204-D400: 41,300円

●TungCap
・C4AVJNL27060-1204N 26,400円
・C6PVJNR45065-1204-CHP 50,500円
(いずれも税抜価格)

ダイジェット工業が2商品を追加販売開始!

$
0
0

 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)がこのほど、「QMミル」に仕上げ用チップを追加、 刃先交換式座ぐり加工用ドリル「TAタイラードリル」の寸法を拡張した。

QMミルに仕上げ用チップをラインナップ

170426ダイジェット1 刃先交換式小径多刃工具「QMミル」に、仕上げに対応した「ミラーチップ」YOHW形は、「QMマックス」と同様、小径の「QMミル」でも仕上げ加工が可能なチップ。炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼などの底面および側面仕上げ加工に威力を発揮する。
 特長は以下の通り。

 ① 仕上げ専用の研削級チップにより高精度な加工が可能
 ② 高硬度材用には高速加工も可能なPVD被膜「新DHコート」採用のチップ。材種「DH102」を、一般鋼などには汎用的に使用が可能な材種「JC8015」をそれぞれラインナップ。
 ③ 被削材SKD11(硬さ60HRC)の仕上げ加工にて、加工面粗さは底面加工時Rz=0.7μm、側面加工時Rz=0.95μmを達成(チップ材種DH102使用時)。
 ④ チップコーナRはR0.3、R0.5、R0.8の3型番を揃え、小さな隅Rの加工にも対応
 ⑤ φ10(2枚刃)~φ32(8枚刃)と超多刃仕様の「QMミル」で使用するため、ソリッド工具以上の加工能率で仕上げ加工が行えるうえ、刃先交換式なので工具コストの削減も可能。

標準価格
・YOHW0602**ZER-12材種DH102: 1,240円(税抜価格)
・YOHW0602**ZER-12材種JC8015: 830円(同上)

刃先交換式ドリル「TA タイラードリル」寸法拡張!

170426ダイジェット2 幅広い用途で使用できる、先端角が180°フラットの刃先交換式座ぐり加工用ドリル「TAタイラードリル」の寸法を、 発売中のφ14~φ32の0.5ミリとびチップ37型番に加え、今回φ14~φ20の0.1ミリとび48型番を追加、全85型番に拡張した。有効加工深さは工具径×1.5倍まで(本体は発売中1ミリとび19型番を共用)。炭素鋼、工具鋼、合金鋼、プリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄の座ぐり・穴あけ加工に威力を発揮する。
 特長は以下の通り。

 ① TA EZドリルで定評のあるチップクランプ方式を採用、工具交換はチップのみで行えるため、大変経済的。
 ② 傾斜面や円筒面など不安定な被削材形状への座ぐり・穴加工や交差穴加工を下穴なしの状態からノンステップで行なえる。
 ③ 本体はタイラードリル専用に設計、併せて高剛性「Gボディ」を採用することで本体剛性を向上、安定した加工を実現。
 ④ チップ材種はPVDコーティング材種「JC7550」を採用、独自の内部給油方式でプリハードン鋼やステンレス鋼でも長寿命化を実現。
 ⑤ 薄板の穴あけ加工において通常のドリルよりバリの発生が少ない。

標準価格
・チップ:φ14.1=10,000円(税抜価格)~

Viewing all 1665 articles
Browse latest View live