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年頭所感(経済産業省製造産業局産業機械課/日本機械工業連合会/日本産業機械工業会)

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「果敢にチャレンジする企業を応援」
●経済産業省製造産業局 産業機械課長 須藤 治

140101経産省平成26年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

昨年末、大胆な金融緩和、機動的な財政出動、民間投資を喚起する成長戦略のアベノミクスの「三本の矢」により、我が国経済は着実に回復しつつあります。本年は、こうした動きを確実な成長軌道へつなげていくために「民間投資を喚起する成長戦略」を推し進め、長期にわたる低迷から復活に向けて歩み始めた我が国製造業の振興を強力に進めたいと思います。

昨年12月に成立した産業競争力強化法には、成長戦略の確実な実行を図るため、企業の技術力や創意工夫を生かした新たな規制改革の道筋を創設する「企業実証特例制度」や「グレーゾーン解消制度」、事業再編の促進等の諸制度が盛り込まれています。また、民間投資活性化等のための税制として「生産性向上設備投資促進税制」の創設、「中小企業投資促進税制」の拡充を措置いたしました。

本年4月には消費税率引き上げが予定されており、増税後の反動減も懸念されているところですが、こうした影響によって景気の腰折れやデフレ脱却に向けたチャンスを逃してはなりません。そのため、上記の各種支援策を講じて国内景気の下支えや、果敢にチャレンジする企業を応援してまいります。

また、アジアを中心とする新興国の成長を取り込み、日本の優れた技術を世界に提供していくことも重要な課題です。そのため、最先端のインフラシステム輸出や国内外の企業の連携等による海外展開を後押しすべく、関係部署とも連携しながら、トップセールスや海外進出のための環境整備等を積極的に実施してまいります。

一方、中長期的な視点に立つと、我が国は高齢化や労働力人口の減少、エネルギー供給不安といった諸課題に囲まれており、課題先進国であるという状況に変わりはありません。こうした中、世界中の国々は、日本が如何に対処するのか注目をしています。そのため、今後ともこういった課題を解決していくと同時に、新しいビジネスをいかに創出していくのかということが益々求められています。

その一例として、昨年6月に閣議決定された日本再興戦略には、当課が厚生労働省とともに進めている「ロボット介護機器開発5カ年計画」が盛り込まれています。今や団塊の世代が65歳以上となり、今後10年間で日本の総人口に占める高齢者の割合は30%に達します。そのため、介護を巡る様々な課題に対して有効な手段を講じていくことが急務となっています。今後こうした課題解決の一端をロボット技術が担うとともに、関連するロボット産業がさらに発展するよう、各種施策を実施してまいります。

産業機械課は、これからも皆さんの生の声を聞き、それを産業政策に反映させていきたいと思いますので、良いアイディアやお困り事があったら、気軽にお声を掛けてください。

最後になりましたが本年が皆様方にとって更なる飛躍の年となりますよう祈念いたしまして、新年の挨拶と代えさせていただきます。

「今年は正念場の年」
●日本機械工業連合会 会長 岡村 正

140101日機連謹んで新年のご挨拶を申し上げます。皆様におかれましては、お気持ちも新たに新年を迎えられたことと存じます。

年頭にあたり、平素より日本機械工業連合会にお寄せ頂いております暖かいご協力とご支援に対し、心より御礼申し上げます。

さて、第2次安倍政権が誕生して1年が過ぎましたが、アベノミクスによる円安や株高、財政出動、さらに米国を中心とする世界経済の回復もあって、我が国経済は漸く立ち直り始めております。昨年7-9月期の国内総生産(GDP)の実質成長率は、4四半期連続してプラスとなり、今後も成長率の回復が予想されています。企業業績は改善傾向にあり、有効求人倍率は増加し、鉱工業生産や個人消費も堅調に推移しております。今後はこの景気回復の動きを如何に民需主導の持続的な回復へと繋げていくかが重要であります。

過去20年間、幾度となく経済対策や構造改革が行われてきたにも拘わらず、デフレの重圧から脱却できず、閉塞感に包まれてきた我が国経済に漸く薄日が差してまいりました。我が国を巡る社会経済環境には今なお課題が山積しておりますが、アベノミクスで世界が注目するこの時期を逃すことなく、政府、企業、国民が一丸となり、諸課題の解決に全力で取り組み、我が国経済を快晴へと導くための一歩とせねばなりません。その意味で今年は正に正念場の年になると言えましょう。

とりわけ政府の役割は重要です。喫緊には13年度補正予算等により切れ目のない公共投資で景気を下支えしていただく必要があります。また、「成長戦略」に盛り込まれた政策を早期に、確実に実行していただくことが大変重要です。規制緩和や企業支援等の効果により産業活動が活発化して景気回復が更に拡大し、雇用や消費の拡大という経済の好循環に繋がります。

少子高齢化が進展する中、社会保障費は増加を続け、国の借金は1,000兆円を超えており、持続可能な社会保障制度の構築と中長期的な財政健全化の早期実現も欠かすことができません。その一環として今年4月より実施される消費増税は国民に負担を課すものでありますが、政府には国民の理解を得られるよう、皆が安心できる社会システムを可能な限り早期に構築していただく必要があります。

ここ20年間、我が国の事業環境は欧米や新興国に比べて相対的に劣化してきた感がありますが、最近に至って円高の是正、FTA、TPPなど自由貿易協定交渉の推進、経済成長と両立できる温室効果ガス削減目標の再設定など、事業環境改善のための努力が積極的になされております。今後は、法人実効税率の引き下げや研究開発支援の拡大など税制改正、原子力発電所の再稼働も含めた電力供給の安定化、優秀な人材育成への取組みなど、国際水準の事業環境の整備に向けて、更なる実行をお願いしたいと存じます。

勿論、東日本大震災からの復興は最優先の課題であります。震災発生から1,000日が過ぎましたが、未だに復興途上の地域や企業は少なくないと聞いており、被災地の復興に向けて可能な限りの対応策が講じられることが必要です。

我々機械工業界では厳しい経営環境が長らく続いてまいりましたが、イノベーションや合理化など懸命な企業努力に加え、産業政策の後押し効果もあって、漸く業績改善傾向が出てまいりました。今後も緩むことなくイノベーションを進め、新技術開発、付加価値創出、生産性向上に努めることにより企業体質を強化していかねばなりません。また、メーカーの知見やシーズを活かして新たな需要を創出するとともに、変化する市場の需要動向を的確に捉えて成長分野を取り込むなど自らの構造改革が進めることも必要と考えます。

機械工業界としては、我が国産業の中核としての意識をもって、この大事な時機に政府の折角の施策を生かしつつ、今後の日本経済の繁栄の礎を再構築していこうではありませんか。

日本機械工業連合会では、我が国機械工業の競争力を維持、発展させていくための課題に鋭意取り組んでおります。本年も、技術の流出防止や世界製造業のパラダイムシフトへの対応調査、理数系グローバル人材の育成・教育調査、機械の安全対策や標準化調査等に加えて、産業用省エネ機器や先進ロボット等の表彰など、会員各位の企業経営にとって密接な事業に取り組むとともに、税制面での改善方策など機械業界の事業環境改善に向けた要望や政策提言などを行って参ります。また、会員講演会、セミナー、シンポジウム等を適宜適切なテーマを選択して開催し、機械業界への最新情報の提供に務める所存です。

昨年は我が国経済の回復とともに、会員各位の事業環境にも漸く改善の兆しが見られ始めと思われ、更なる景気の回復を期待し、気持ちも新たに今年をお迎えのことと存じます。

日本機械工業連合会は、新たな時代に求められるニーズに対応し、皆様と産業界の利益のために誠心誠意努力を続けたいと存じます。

皆様の一層のご活躍とご健康を心から祈念申し上げます。

「日本企業の生産性向上を目指すために」
●日本産業機械工業会 会長 佃 和夫

140101産機工平成26年を迎えるに当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年を振り返りますと、歴史的な円高の是正、株価の上昇、企業収益の改善等、アベノミクス効果等により経済環境は大きく改善されましたが、設備投資に力強さが見られない等製造業の回復の勢いは弱い状態にあったため、景気の方は緩やかな回復に留まりました。一方で、TPP交渉への参加や2020年の夏季オリンピック・パラリンピック招致決定等は、経済の先行きに対する期待感を高めました。

我々産業機械業界の平成25年度上期の受注は、受注総額がリーマン・ショック前の7割弱という水準ですが、ようやく明るさが見え始めました。内需は製造業からの需要に力強さを欠いたものの、非製造業と官公需が牽引する形となり、2年ぶりに前年を上回りました。また、外需も主力のアジアに加え、中東、北米、ロシア東欧からの受注が増加したことにより、2年ぶりにプラスへ転じました。

さて、今年の経済環境については、国内では4月の消費税率8%への引き上げに伴う成長率の鈍化が懸念されますが、産業競争力強化法や5.5兆円規模の経済対策等により、引き続き緩やかな景気回復が続くものと期待されます。また、明確でなかったエネルギー政策については、原子力発電を重要なベース電源と位置づける等、成長戦略との整合性が図られ、今後の経済活動の安定化に繋がるものと思われます。

一方、海外については、内閣府が昨年12月に発表された「世界経済の潮流」によりますと、世界のGDP成長率が昨年の2%台半ばから今年は3%程度へ伸びると予測されております。

こうした中、わが国が景気回復を本格化させ、デフレ脱却を確実なものにできるかどうかは、この1年が正念場になると思われます。景気は回復しつつありますが、財政対策に依存するばかりでなく、日本経済を自律的で安定的な成長軌道に乗せていくためには、民需が主導する回復基調に繋げていく必要があります。特に、製造業の競争力強化は今年の最重要課題であり、設備投資や事業再編に関する税制優遇等、わが国産業の活性化に資する支援策が盛り込まれた昨年末の経済対策等を有効に活用し、我々民間が機動的な設備投資や構造改革等に取り組むことが益々重要になっております。

また、日本経済がグローバル化のメリットを活かして持続的な成長を実現していくためには、TPPを始めとする経済連携の推進、イノベーションの強化、企業の持つ強みの組み合わせ等によって、わが国産業の競争力を高め、世界市場の競争環境の変化にも柔軟に対応していく必要があります。

このため、我々産業機械業界も、東日本大震災により被災された地域の経済社会の再生に引き続き取り組むと共に、高水準で付加価値の高い技術や製品の提供により、日本企業の生産性の更なる向上、社会インフラの整備、国際競争力の強化に取り組んでいく所存です。併せて、ニーズの高まるエネルギー・環境分野の技術に磨きをかけ、地球規模でのエネルギー問題への対応や二酸化炭素の排出量削減等に貢献して参ります。

政府におかれましては、TPP等の経済連携、法人実効税率の引き下げ、規制緩和等を一層強力に推進していただきたいと思います。

同時に、わが国企業の活力を発揮させるため、新興諸国を中心に急拡大する社会インフラ市場の開拓や中小製造業の海外ビジネス活動の支援等、国際展開戦略を着実に実施していただくことを期待しております。

年頭にあたり考えるところを述べさせていただきましたが、関係各位におかれましては一層のご指導、ご協力をお願いしますと共に、皆様のご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。


DMG森精機が国内テクニカルセンタを移転・新設

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DMG森精機は、このほど関西地区における国内テクニカルセンタ(TC)を移転・新設した。これまで3ヶ所に開設していたテクニカルセンタを、6ヶ所へ拡充することにより、営業及びサービス担当者の移動時間を削減し顧客対応をさらに迅速化する。

140127DMG森精機

各テクニカルセンタの住所は以下のとおり。

■大阪テクニカルセンタ
住所:〒550-0013
大阪府大阪市西区新町1丁目13-3 四ツ橋KFビル 4階
TEL:06-6534-5060 / 06-6534-5061
FAX:06-6534-5062

■奈良テクニカルセンタ
住所:〒639-1183
奈良県大和郡山市井戸野町362番地 DMG森精機(株)奈良事業所内
TEL:0743-53-2191
FAX:0743-53-1735

■京都テクニカルセンタ
住所:〒600-8216
京都市下京区西洞院通り塩小路上ル東塩小路町608番地9 日本生命京都三哲ビル 5階
TEL:075-354-8271
FAX:075-351-5161

■滋賀テクニカルセンタ
住所:〒522-0073
滋賀県彦根市旭町1番24号 TANAKA BLDG 2nd 2階
TEL:0749-26-8700
FAX:0749-26-8701

■姫路テクニカルセンタ
住所:〒670-0961
兵庫県姫路市南畝町2丁目53番 ネオフィス姫路南 3階
TEL:079-226-2815
FAX:079-284-1500

神戸テクニカルセンタ
住所:〒650-0032
兵庫県神戸市中央区伊藤町119 三井生命神戸三宮ビル 9階
TEL:078-392-0315
FAX:078-392-0136

ナチ不二越が精密軸受の商品ラインナップを拡充

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140127不二越製造装置や分析装置などの搬送や位置決めの用途で使用される小型ボールねじは、従来の精度を維持したまま、軽負荷から高負荷まで幅広く対応することが求められており、小型ボールねじサポート軸受に対しては、耐荷重性の向上や高剛性の確保などといった高性能化ニーズが高まっている。これらを背景に、ナチ不二越は、国内外の産業機械市場における顧客の多様なニーズに対応するため、精密軸受の商品ラインナップを拡充する。

2016年度は精密軸受けで年間売上高60億円を目指すとしている。

小型ボールねじサポート用軸受「XYタイプ」の特長

① 大径ボールの採用と軌道面の最適化により、従来品に対し、耐荷重性の向上や長寿命化を実現。

② 保持器に高強度樹脂を採用し、高精度・高剛性を確保、低騒音運転に貢献。

③ 標準アンギュラ玉軸受と同一寸法にすることで、既存商品からの置き換えが容易。

OSGが全国合同賀詞交歓会並びにピンククラウン10台の納車式を開催

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140127OSG1オーエスジー(社長=石川則男氏)が1月20日、愛知県豊川市のオーエスジーアカデミーで「OSG全国合同賀詞交歓会」並びに75周年を記念してピンクのクラウン10台の納車式を開催した。

納車式は午前10時より開催された。
昨年3月に創業75周年を迎えた同社は、ピンクのクラウン10台を納入するにあたり、「自動車、航空機をはじめとするものづくりの中心地である中部地区に本社と生産拠点を置いている。ものづくりに貢献すべく、新技術の開発と生産の高能率化のために75年の歳月をかけてきた。その節目を迎えるにあたり、新時代を切り開く斬新なデザインのピンククラウンの先進性に共感して10台納入するに至った」としている。

納車式にはデザイン開発の指揮をとった福市得雄トヨタ自動車専務、山口真史愛知トヨタ社長をはじめとする関係者も参列し、砥鹿神社によるお祓いを行った。

「穴加工用切削工具で世界トップを目指す」

140127osg2あいさつする大沢会長11時30分より賀詞交歓会が開催された。
大沢輝秀会長が、「企業寿命説によると30年とされていますが、30年を2回まわって還暦の60周年を15年前に開き、そして75周年を昨年3月に迎えました。私がいつの間にか70才を迎え7年前に会長職に就きました。感じたことは、社長は15年続けないと自分の思うようにできない、ということです。今は75周年ですが、あと15年で90周年になります。それから30年、またさらに30年とタイミング良く発展できるようにと思っています。現在オーエスジーは5極を若手の責任者が頑張っています。特にアジア圏内においては大切なユーザーを守るという強い意志があり、このオーエスジーと一緒にやっていくんだ、という企業を応援したい。われわれと一緒に汗をかく、そんな皆様と一緒に仕事をやっていきたいと思っています」とあいさつをした。

140127osg3あいさつする石川社長続いて石川則男社長があいさつをした。この中で石川社長は、「2013年11月期の売上高が883億7800万円+5.1%、営業利益128億2700万円△8.1%、経常利益139億1000万円+1.6%、当期純利益86億1900万円+20.8%、と営業利益では残念ながら減益となりましたが、経常利益、純利益では4期連続の増益となりました。また2014年度については売上960億円、営業利益150億円、経常利益154億円を目標に社員一同頑張りたいと思います。また、2016年度に向けて中期経営計画を発表しております。1000億円の数字を達成し、営業利益170億円を目指したい。また、穴加工用の切削工具では世界ナンバーワンになることを目標にして、規模だけを追うのではなく、営業利益率20%も併せて達成したい」と述べた。

140127osg4吉井(吉は土よし)山善社長取引先を代表して吉井(注:吉は土よし)亨 山善社長が、「オーエスジーのアジア戦略に注力され、弊社もアジアに力を入れております。中国は若干、潮目が変わり良くなりつつある。今後はアジアをどのように攻めるか。アジアだけをみるのではなく、日本と連動してアジア戦略を練る。これは日本もアジアと一緒だということであり、まだまだ活性化の余地はあります。知恵、力、行動力、これをしっかり出して貢献していきたい。昨年の後半から景況は良くなっており、今年も4月以降、消費税の増税がありますが、政府の政策をいかに活用していくかが鍵となる」とあいさつをしたあと、鏡開きが行われた。

声高らかに、三橋 誠 テヅカ社長が乾杯の発声を行った。会場では参会者が和やかな雰囲気に包まれた。
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「今年は大いに期待が持てる年」東京都機械工具商業協同組合が賀詞交歓会を開催

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140127東機工1あいさつする斎藤理事長東京都機械工具商業協同組合(理事長=斎藤保男氏)が1月8日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで賀詞交歓会を開催した。

あいさつに立った斎藤理事長は日ごろの感謝の意を述べたあと、「アベノミクスの効果もあり、円安に振れたお陰で輸出を中心とした製造業は業績を上げられました。今年の初詣は大変な人手であり昨年よりも人手が多く、しかもお賽銭にお札が多くあるのを拝見し、皆様のマインドがいいと感じました。アベノミクスの矢が放たれ、通り過ぎていくのか失速していくのか不安もありますが、成長戦略については政策も豊富にあり、期待をしています。いよいよ4月から消費税が5%から8%になりますが、12月から受注が増加し、3月までになんとか収めて欲しいと言う声があります。駆け込み受注のあとの反動減を考えると頭が痛くなりますが、本日お集まりのメーカー様と力を合わせていきたい。昨今、ユーザーの海外進出についての対応について考えられている方が多いと思いますが、やはりフェイス トゥ フェイスは重要であり、われわれはユーザーニーズに応えられるような知識をもっていなければ、このような商売、勝負に打ち勝っていくのは難しいと感じています。組合の活動では年に4回ほど勉強会を開催していますが、大勢の組合員が参加しており、知識を身につけ、なんとしても商売に結びつけていこうという熱意が表れています。今年は大いに期待が持てる年でありましょう」とあいさつをした。

140127東機工2舩橋経産省素形材室長補佐続いて来賓を代表して船橋義啓 経済産業省素形材産業室室長補佐が、「昨年を振り返りますと、アベノミクスの効果でデフレからの脱却、行きすぎた円高が是正されました。そうした中でようやく回復の兆しが見えました。経済対策としまして5.5兆円の補正予算が政府として閣議決定されました。これを有効に活用しながらわが国の経済再生に向けた確かな道筋をつくっていきたいと思っています」とあいさつをした。

140127東機工3佐分研削砥石工業会会長続いて佐分孝一 研削砥石工業会会長が、「昨年はアベノミクスの影響で円高の是正で国内の景況は輸出産業を中心として活況です。昨年の中間期では増収増益を出された企業もあります。しかしながら、この活況は為替の影響であるところが大きく、物流ではそれほど回復しているとは言えないという状況でありましょう。昨年の研削砥石の出荷金額も徐々にではありますが、回復傾向となりました。9月以降からは一昨年を若干上回るところまできています。今年は4月に増税があります。一般的には4月以降、3カ月くらいの市況は低迷し、そのあとは再び右肩上がりで回復すると予想されています。今年は政府の成長戦略が確実に実行されることがこの右肩上がりになるための前提になると思います。今年はますますの発展を期待したいと思っています」とあいさつをした。

続いて後藤 勇 日進工具会長の発声で乾杯をした。
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「本当の美味しさは淡い味の中にある」 超硬工具協会が賀詞交歓会を開く

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140127超硬1超硬工具協会(理事長=増田照彦氏)は1月9日、東京・千代田区の銀行倶楽部で平成25年度超硬工具協会賞表彰式並びに新年賀詞交歓会を開催した。

受賞者は業界功労賞2名、技術功績賞19件、作業・事務・生産技術等の改善賞6件。


(詳細は前記事:以下のアドレスをクリック↓↓↓)
http://seizougenba.com/node/3484

140127超硬2あいさつする増田理事長第一部の超硬工具協会賞表彰式では増田理事長からそれぞれの受賞者に賞状が授与された。
表彰式の終了後、新年賀詞交歓会が開催され、増田理事長があいさつをした。
この中で増田理事長は、「11年ぶりの9連休に、皆様ゆっくりとそれぞれの故郷、それぞれの地域で穏やかな元旦を迎えられたと思います。昨年は5月に世界切削会議が開催され、日本工具工業会とともにアジア初の匠とおもてなしの会議を成功させることができました。さて、今年度の事業見通しは3000億円と発表しており、邁進しているところではございますが、3000億円を突破してもリーマン前の84%の水準であり、皆様もこの数字に様々な思いが錯綜するところではないかと思います。さて、今年の話になりますが、ただいま漢字で氵(サンズイ)に炎の“淡”という字が気になると同時に気に入っております。燃えたぎる熱情を彷彿させる一方、氵は水を表しており、水を打ったような冷静さという、一文字の中に二つの両極端なものが含まれています。どんなときにもヒステリックにならず冷静に対応し、平常心である、執着心がない、落胆もなければ慢心もないということであります。甘み、苦み、渋み、この三つを偏味(へんみ)と言いますが、その先にあるのがこの“淡”とされ、ありえないような至福の味とされています。つまり、本当の美味しさは淡い味の中にあるということで、多様な心持ちになれればと考えております。多様な変化はあるに違いありませんが、それに一喜一憂せず、お客様目線で淡々とものをつくり、人をつくって、人事を尽くした限りは周りが動き出すまでじっと待つ覚悟でいきたいと思っています」とあいさつをした。

140127超硬2あいさつする須藤経産省産機課長続いて来賓を代表して、須藤 治 経済産業省製造産業局産業機械課長が、「今年は悪循環を断ち切って好循環にしていく年にしなければいけないと思っています。昨年は政府も金融緩和、補正予算、成長戦略、産業競争力強化法の制定がありました。これからまだまだ政策に磨きをかけていきますが、皆様方が気持ちよく稼いでいただけるビジネス環境をつくっていくことに邁進をしていきます。超硬工具協会の皆様も様々な活動をされ、昨年は世界工具会議も初めて開催されました。長年取り組んでいるタングステンのリサイクル活動はタングステンの価格が上昇する中、その重要性が高まってくると思いますが、ユーザーの皆様へ積極的な働きかけをされてきました。これまでの物価は下がるんだ、良い製品をつくっても利益が出ないんだ、給料も下がっていくんだ、という悪循環を断ち切って、よい製品を売れば利益が出るんだ、頑張って働けば給料も上がるんだ、という明日に希望が持てるそういう年にしたいと思っております」とあいさつをした。

続いて超硬工具協会賞表彰で業界功労賞を受賞した生悦住 望氏、吉田省三氏からそれぞれ謝辞が述べられ、木下徳彦副理事長が乾杯の発声を行った。 
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「加工技術で省エネを図る」日本工具工業会が賀詞交歓会を開く

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140127工具あいさつする堀理事長日本工具工業会(理事長=堀 功氏)が1月8日、東京・千代田区の東証スカイルームで賀詞交歓会を開催した。

あいさつに立った堀理事長は、「昨年は年初からアベノミクスの影響が大きく、過度な円高が是正され各企業ともども業績が好転されました。今年に入ってからはアメリカの自動車販売台数は1560万台、中国が2150万台、日本が537万5500台で、自動車が与える影響は大きい。工具工業会も昨年の3月を底にして上がり調子です。消費税増税が今年ありますが、それまでは各社増産体制を敷いておりますし、年末年始の商戦も流通業界は高額商品が売れていると聞いております。非常に明るい話題がつきないのが2014年の幕開けではないかと嬉しく思っています。平成25年度末、今年の3月末までは1000億は絶対に達成したい。この調子でいきますと達成できると感じております。昨年を振り返りますと、5月に開催された超硬工具協会と合同で行った事業である世界切削工具会議はお陰様で成功に終わりました。もうひとつ、私が気がかりだったことのひとつに異常気象があります。東京の気温というのは100年前の沖縄の温度に匹敵すると言われています。この100年間で日本の温度も上昇している。われわれの生産活動が与える影響を考えます。自動車が吐き出すCo2の増加などの影響もあるかと思いますが、そこで我々はなにをすべきかを考えると、加工技術で省エネを図ることが工具工業会の目的であり、われわれの活躍の場であると考えます。環境委員会も相当以前から設置していますし、環境に対する取り組みも年々強化しています。微力ではありますが我々の加工技術が世界に与える影響という視点から、加工技術の情報発信も日本が真っ先に行うべきだろうと思っておりますし、日本産業界の力は今後ますます世界にとって必要になるだろうと感じております。日本だけでなく、世界を見据えた日本工具工業会でありたいというのが私の希望です」と述べた。

140127工具2あいさつする須藤経産省産機課長来賓を代表して須藤 治 経済産業省製造産業局産業機械課長があいさつした。この中で須藤課長は、「昨年の間に金融緩和、補正予算、産業競争力強化法の制定で政策も次に向けて地盤を固めてきました。設備投資をはじめとして皆様方が気持ちよく稼いでいただける、そういう環境はつくってきた所存ですので、ぜひ今年はそれを使って次なる飛躍につながるよう、馬のように跳ねていく年にしていただければと思っています。工具工業会の昨年の活動を振り返りますと、世界切削会議はアジアで初めて開催され、超硬工具協会と連携しながら無事乗り切ってきました。また、コバルトの規制については大きな話で大きな苦労があると思います。今回の産業競争力強化法の中では規制緩和で企業実証特例制度という、きちんと体制ができている企業は規制を緩和していこうという仕組みが組み込まれています。いろいろ工夫をしながら前へ進んでいこうと思っています」とした。

続いて石川則男 副理事長の発声で乾杯した。
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「日本の工作機械に対する高いニーズで1兆3000億円の受注を目指す」 日本工作機械工業会が賀詞交歓会を開く

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140127日工会1あいさつする花木会長日本工作機械工業会(会長=花木義麿氏)が1月9日、東京・千代田区のホテルニューオータニで賀詞交歓会を開催した。花木会長のあいさつの概要は次のとおり。

10月に公表された民間投資活性化等のための税制改正では即時償却や税額控除等では当会の要望が盛り込まれた内容となりました。昨年は大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢による景気浮揚策、超円高の是正、海外需要の回復といった追い風を背景に工作機械を取り巻く環境は月を追うごとに回復基調が強まりました。月あたりの受注額は9月以降1000億円まで回復し、夏以降、大きく受注の回復が進みました。昨年2013年の工作機械受注額は1兆1000億円を超える水準に達したと見込まれます。3年連続して1兆円の大台を上回る水準であり、世界市場における日本の工作機械の高いニーズが反映された結果であります。

マクロ経済をみてみますと、欧米の政府の債務問題やアジアを中心とした新興国の経済成長の鈍化など一部懸念はあるものの、リスク要因もありますが自動車や航空機の需要増加、インフラ関連や資源開発への投資拡大などに伴い、世界における工作機械の需要は増加していくとみられます。これらの背景から2014年は昨年の水準を上回る1兆3000億円の受注額を目指していきたい。この目標達成に向けて、技術面では世界をリードしている複合工作機械の高度化、知能科学技術の追求、難削材、新素材加工への対応など、得意とする技術分野での一層の差別化、販売サービス面ではユーザーの生産性向上や技術革新のためのソリューション提案力の強化、日本が誇る迅速で丁寧なアフターサービスなどの強化など事業を展開していきたい。

日本の工作機械産業は30年以上の長きに亘り、世界トップレベルの工作機械供給国としてプレゼンスを示してきました。業界各社は市場での競争を通じ、お互い刺激を受け合い、切磋琢磨しながら競争に打ち勝つ、こういう強い気持ちをもって走り続けてきました。この精神こそが、当業界が成長を続けていく活力の源泉です。

本年の日工会活動についてですが、一昨年「工作機械産業ビジョン2020」をとりまとめました。本年はこれに示されている産学官連携の強化、標準化戦略の強化、JIMTOFの求心力の強化、人材の確保など、中長期的な視点でわが国工作機械産業が克服すべき諸課題への対応に業界が一丸となって取り組んでいきたい。グローバル競争を勝ち抜くためにはより革新的な研究開発を進めなければなりません。そして開発した技術を適切且つタイムリーに規格化、標準化し、競争力強化に結びつける戦略的な活動が必要です。しかし、規格化、標準化の分野で日本は必ずしも世界最先端とは言えず、こうした状況を改善するために産学官の叡智を結集する研究開発機構を立ち上げるべく準備を進めていきたいと考えています。この取り組みが大学における工作機械研究の活性化につながり、危惧されている工作機械関連の研究者減少の抑止にも寄与すると期待をしています。

本年11月に「JIMTOF2014」が開催されますが、この展示会におかれましては国際性を高めるべく、広く海外から来場者を募り、業界各社の最新技術を世界のユーザーに発信してまいります。また、一般の方々にものづくりの素晴らしさを感じていただける企画、展示を行い、工作機械産業の認知度の向上を図って参りたいと思います。

人材の確保などについては、従来から事業の中で重点項目として位置づけられていますが、この取り組みとして将来有望な学生諸君に工作機械産業の魅力やものづくりの素晴らしさを知って頂くための活動を強化していきます。工作機械分野で著名な大学の先生方や技術者を講師にお招きし、工作機械トップセミナーを本年2月、そして11月のJIMTOF2014の会期に併せて開催をします。

その他、市場戦略の強化、税制改正要望を中心とした制度インフラ改善に向けた取り組み、地球環境問題の対応など、日本の工作機械産業が未来を切り開いていくアクションを積極的に展開していきます。

「経済の好循環を定着させ、景気回復を実感していただきたい」

140127日工会2あいさつする宮川経産省製造産業局長来賓を代表して宮川 正 経済産業省製造産業局長があいさつをした。
この中で宮川局長は、「今年の賀詞交歓会は皆様の笑顔が印象的です。20年来のデフレの中でようやくアベノミクスが花を開き、今年こそ攻めの1年ではないかと思っています。過度な円高が是正され、企業の競争力が増し、今年は景気回復を実感していただきたい。経済の好循環、企業収益の拡大、賃上げ等、それぞれ家計が潤った中で消費が拡大し、また、企業の設備投資をするという経済の好循環をしっかりと定着させていく。4月には消費税の増税があり、政府も駆け込み増、反動減を少ないものにしていくための、経済対策5.5兆円を打ち出し、補正予算をこの1月の通常国会に提出します。この中にはものづくり補助金が前回より多い額が盛り込まれております。設備投資に対しての助成金、1兆円の設備投資減税が可能となるような税制の法案も提出します。設備投資ができるだけ促進されるような1年にしていきたいと思います。法人税実効税率も2.4%下げ、設備投資減税もしっかりやらせていただきます」とあいさつをした。


「日本経済繁栄の礎を再構築していこう」 日本機械工業連合会が賀詞交歓会を開く

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140127日機連1あいさつする岡村会長日本機械工業連合会(会長=岡村 正氏)が1月7日、東京港区のホテルオークラで賀詞交歓会を開催した。岡村会長のあいさつの概要は以下のとおり。

第二次安倍政権が誕生して1年が過ぎました。アベノミクスによる円安や株高、財政出動、さらに米国を中心とする世界経済の回復もあって、わが国経済はようやく立ち直り始めています。鉱工業生産や個人消費は堅調に推移しており、企業業績も改善傾向にあります。過去、20年間、幾度となく経済対策が打たれ、構造改革が進められてきたにもかかわらず、デフレの重圧から脱却できず、閉塞感に包まれてきたわが国経済に日が差してまいりました。今後はこの景気回復の動きを以下に民需主導の持続的な回復へとつなげていくか、今年は正念場の年になると言えましょう。

とりわけ政府の役割は重要であります。喫緊には今年4月からの消費増税への対応も踏まえて13年度補正予算等により切れ目のない公共投資で景気を下支えして頂く必要があります。また、先月産業競争力強化法が成立しましたが、「日本再興戦略」に盛り込まれた政策を早期に、確実に実行していただくことが大変重要です。規制緩和や企業支援等の効果により産業活動が活発化して景気回復がさらに拡大し、雇用や消費の拡大という経済の好循環に繋がってまいります。

企業の事業環境を国際水準まで改善していただくことも重要です。現政権になって、円高の是正、FTAやTPPなど自由貿易協定交渉の推進、経済成長と両立できる温室効果ガス削減目標の再設定など、事業環境改善のための努力が積極的になされておりますが、法人実効税率の引き下げや研究開発支援の拡大など税制改正、原子力発電所の再稼働も含めた電力供給の安定化、優秀な人材育成への取組など、さらなる実行を願いしたいと存じます。もちろん、東日本大震災からの復興は最優先の課題であります。震災発声から1000日が過ぎましたが、未だに復興途上の地域や企業は少なくないと聞いており、被災地の復興に向けて可能な限りの対応策が講じられることが必要です。

一方、われわれ企業の役割も大変重要です。機械工業界は厳しい経営環境が長らく続いてまいりましたが、イノベーションや合理化など懸命な企業努力に加え、産業政策の後押し効果もあって、ようやく業績改善傾向が出て参りました。今後も緩むことなくイノベーションを進め、新技術開発、付加価値創出、生産性向上に努めるとともに、メーカーの知見やシーズを活かして新たな需要を創出することにより、国内のものづくりを維持し、産業浮揚を図ることが重要です。

機械工業界は、わが国産業の中核としての意識をもって、この大事な時機に政府の施策を生かしつつ、今後の日本経済の繁栄の礎を再構築指定校ではありませんか。

「生産活動の活性化が重要」

140127日機連2あいさつする宮川経産省製造産業局長来賓を代表して宮川 正 経済産業省製造産業局長が、「安倍政権が一昨年末に発足し、昨年は着実な景気回復を図ってきたのではないかと思っています。今年は景気回復を実感できる年にしたい。経済の好循環のためには、企業の収益を拡大し、賃上げを図り、消費設備投資の拡大を図るといった経済の好循環をしっかりとしたものにしていくのが今年1年の目標ではないかと思っております。安倍政権ではこれを実行するために、国会において5.5兆円の経済対策を打ちつつ、また税制対策もしっかりやっていくとしています。また、今年の4月消費税が5%から8%に増税になりますが、駆け込み需要増、そして反動減、が予想されます。今、経済対策をしっかり打つことによって、この山と溝を少しでも小さいものにしていくことが必要であり、このような経済対策以外にも、法人税の実効税率を2.4%下げていく、1兆円規模の投資減税をしっかりと実現していく。政府といたしましても、マクロ政策、ミクロ政策含めて経済のリスクを小さいものにしていきたい」と述べた。

140127日機連3あいさつする黒田日銀総裁続いて、日機連の顧問を務める黒田東彦 日本銀行総裁が、「日本経済は昨年順調に回復を続けています。今年は4月の消費税率の引き上げという影響をどのようにこなしていくのかがポイントになる。私ども日本銀行では日本経済の回復力は十分あって、消費税も引き上げを十分消化して潜在成長率を上回る成長が2014年度も続くだろうとみております。その中で日本経済がさらなる飛躍・発展をしていくためには、これまで出遅れていた生産活動がかなり高まっていくことが重要だと思いますし、企業収益の増加が家計の所得増加に繋がり、それがまた消費の増加、それが経済全体の好循環に繋がっていく。皆様方の強いリーダーシップに期待しています」とあいさつをした。

技術者に聞く―――経済効果を高める“工具力”はここにあり! 高性能工具でトータルコストの大幅削減に寄与する日立ツール

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われわれの生活に溢れるカタチあるもの全てに切削工具は深く関わっている。
最先端の切削を提案し続けている日立ツール(社長=田中啓一氏)の強みといえばユニークな発想と高度な開発技術であろう。ベースの素材から形状、コーティング技術まで切削工具にかかわる全ての技術が一体となり、“価値ある工具づくり”をモットーとしている。

同社が提唱する「加工費半減運動」は、高速加工を可能とする最新工具でユーザーのトータル加工コストを削減するとともに、CO2の発生を削減し、加工現場に高い経済効果を提供しようという願いが込められている。同社では、新製品が売上高の1/3以上を占めており、開発技術にかける情熱が詰まった積極的な商品展開を行っているのも魅力的な特長である。

今回、“開発の日立ツール”の底力である技術者3人に、新製品に対しての思い入れや開発秘話などを取材した。

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ブーム感満載の「女性活用」、「〇〇系女子」ってのもうやめようよ

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STAP細胞を開発した小保方晴子さんの快挙が連日報道されている。
日本から素晴らしい研究成果が出たことは嬉しい。

ところが――――。
毎度、しつこいくらいに言っている違和感がまた出てきた。

2年ほど前に書いたコラム「〇〇女子ってなんだ!?」↓
http://seizougenba.com/node/1210

この違和感は、「可愛らしい女性の快挙」、「割烹着」、「リケジョ」、という言葉がこれでもかと出てきた挙げ句、彼女がしていた「指輪」や「ムーミン好き」という実にどうでも良いことばかりにスポットが当たり、ドクターである小保方さんの偉大な研究開発が軽く見られてしまうという危機感から来るものだった。

割烹着は構造を見て頂くと分かるとおり、手術着と似ている。作業は身体の前でするものだから異物(埃など)を嫌う環境下において、ボタンやヒモなどは後ろにあったほうがいいという理屈にあう仕様なのだ。割烹着に着目したという視点に、さすが研究者だな、と感じた。

さて、本題に入ろう。
最近はなにかっちゃあ、「女性の活用を」という動きがある。
ビジネスにしろ研究にしろ、女性が注目されなきゃいけない理由を問いたい。
「女性ならではの感性を生かす」という言葉もよく聞く。分からないわけでもないが、感性はそもそも性別で分けるものではない。

中味なくして女性、女性と大騒ぎしていると、「うちは女性を活用している。時流の最先端」というポーズだけの女性活用になりかねない。この場合、叫ばれている「女性の地位向上」とはまったく逆であり、女性を悪用したPRに成り下がる危険性を孕んでいる。

製造業界ではすでに当然のごとく、企業規模関係なしに適材適所に人材を配置している。必要とされる個人の能力は環境によって違うが、求められる能力に区別はあっても差別はない。男女とも若かろうが年配者だろうが優れた人は優れているし、ダメなヤツはダメダメなのだ。

ここで主張したいことは、「性別や年齢を理由に、個人の可能性を否定することのない世の中の仕組みづくりが重要である」ということ。女性だけに注目しなければならない理由はどこにもない。

知人が先日、「女性が私たちの力をみせましょう! というのはまだわかるが、オッサンが企画する“女子力イベント”に違和感がある」と言っていた。まったく同意見である。最近は「リケジョで美人~~」などのワケの分からない企画まで飛び出てきて、それに進んで乗っかる女性が増殖しはじめた。こういったブームありきの場合、リケジョというブームに乗っかり注目をひくことが狙いなので、本来の目的である理系の面白さを追求するには至らないことのほうが多い。

今回、小保方さんのぜったい諦めない執念には大きく感銘した。
小保方さんを支えた方々も素晴らしい。小保方さんが相談をしても諸先輩が「知らん」とソッポを向いてしまったならば、ひょっとして今回の成果には結びつかなかったかもしれない。今回のこの素晴らしい成果は小保方さんが積み重ねてきた研究はもちろん、研究をとおしてできた交友関係も素晴らしいものだと知ることができる。これは女性力ではなく、お人柄と努力といった小保方さん自身の“総合力”の成果であろう。

もうひとつ言いたいことがある。
ips細胞を活用し、世界で初めて網膜細胞などの製作に成功した高橋政代さん(神戸理化学研究所網膜再生医療チームチームリーダー)は、偉大なドクターである。世界初の技術なのにもかかわらず、国内メディアでの露出が少なかった。しかも、なぜか「〇〇女子」とか、「リケジョ」などという呼称もなかった。もちろん、こんなことは言わなくても良いことだが、よく考えてみて欲しい。

言いにくいことだが大切なことなので正直に言うことにする。
女性はいくつになっても女性だ。わたしだったら、「キミの取り柄は研究だけで女性としては魅力が乏しいね」と指摘されている気持ちになる。高橋さんは成熟した女性だからこのようなバカバカしいことなどなんとも思わないかもしれないけれど、未熟な中年女の私が同じ立場だったら・・・と想像すると、偏見に満ちた差別を感じて、毎夜赤提灯で飲んだくれ、「ちきしょ。あたしが中年だから注目されないのか」なんて、確実にひねくれるだろう。

こんなバカバカしいことが多発しているからこそ、日本において世の女性達は仕事のやりずらさを感じているのかもしれないとフと感じた。

だから安易にブームをつくるだけの本質を疎かにした「女性力の活用」なんて、バカにすんな、と思っちゃうわけなのだ。

最後になるが、グローバル化が加速している世の中において、老若男女が出入するコンビニなどに剥き出しにしておいてあるアノ本―――たとえばお尻剥き出しの女性が表紙の「OLのみだらな秘密遊び」とか、「昼下がりの奥様の欲望」など(←注:分かりやすくするために適当に見出しをつけた)のワイセツ本を、せめてひっそり置くなり配慮が欲しいものだ。「女性が働きやすい世の中を」なーんて言う前に細かいことだが、こういった日本の風潮をもう一度見直す必要がある。
ブームありきで「女性活用」と言われてもピンとこないのが現実なのだから。

鋳造プロセスシミュレーション用ソフトウェア「ProCAST」最新バージョンを発売 ~演算処理時間が半減~

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140211フランスProCASTにおける鋳造欠陥の予測ソリューション・プロバイダーの大手であるESIグループは、鋳造シミュレーションソフトウェア「ProCAST 2013.5」およびそのGUI環境「Visual-Cast 9.0」を同時発売する。従来以上に効率的なプロセスとソルバーを兼ね備え、生産効率と品質の向上が可能になる。

ESIの鋳造プロセスシミュレーションソフトウェアProCASTは、鋳造に携わる技術者にとって高度な技術要件を満たす一連のモジュールであり、鋳造成形による各種変形・残留応力を高精度で予測するとともに中子成形、遠心鋳造、消失模型鋳造、半凝固射出成形、連続鋳造などのさまざまなプロセスをシミュレートすることができる。

ESIグループプロダクトマネージャー、マルコ・アロエ氏は、「ProCASTは、費用面での問題を調整しながら、生産時間を短縮し、生産性を向上させ、また高難度な鋳造を実現する可能性を提供します。今回のバージョンでは、より高精度の各種鋳造シミュレーションを同一の統合GUI環境で実現することができ、またそのGUI環境はカスタマイズも可能です。特に、新型の流体ソルバーは、従来以上の高精度でありながら計算時間を半減しています」とコメントした。

ProCAST 2013.5に統合された新バージョンの流体ソルバーは、有限要素法(FEM)の精度、有限体積法(FVM)の効率、および主要な数値流体力学(CFD)ソフトウェアで使用されているマルチグリッドリニアソルバーのスピードを兼ね備えており、新型の流体ソルバーと改良型のポロシティーモデルにより、大型チタン構造物の遠心鋳造のモデリングを高精度で行えるようになった。中国と欧州間の”COLTSプロジェクト”でも実証されている。

コマツがホイールローダー「WA100-7」を新発売

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コマツ(社長=140211コマツ大橋徹二氏)が、このほどオフロード法2011 年基準に適合したホイールローダー「WA100-7」を発売した。

新機種は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、特定特殊自動車排出ガス2011 年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載し、従来機と同レベルの燃費効率を確保している。また、定評のあるコマツ独自の電子制御HST を搭載。アクセル操作のみで車速コントロールが行えるので、オペレーターの負荷を大幅に軽減した。また、大型ピラーレスROPS/FOPS キャブを搭載することにより、良好な視界を確保し、安全性を高めている。

さらに、新車購入時に自動的に付帯される、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた、新たなサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」の提供によりトータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献する。

また、可変容量ポンプと、モーターの電子制御により、シフト操作をフルオート化しており、変速操作、キックダウン操作は不要、アクセルワークだけで車速コントロールが可能となり、オペレーターの負荷を低減させるといった優位性がある。トルクオフがないため、坂道においての発進・かき上げ時の車両のずり下がりがなく、また車速がゼロからでも大きな駆動力を発揮可能なため、すくい込み作業が容易である。

日立建機が「ZW140-5B」、「ZW150-5B」ホイールローダを発売

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140211日立建機日立建機(社長=辻本雄一氏)は、このほど新型ホイールローダZW-5シリーズとして、ZW140-5B (標準バケット容量2.0m3、運転質量10.29t) 、ZW150-5B (標準バケット容量2.3m3、運転質量11.44t)を発売した。

同機は、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したホイールローダで、同社とKCMとの共同開発により両社の技術を結集させたニューモデル。現行モデルの良さを踏襲しながらも、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を改良し、ユーザーニーズに応えるとしている。
販売目標は、国内向けに2機種合計で年間200台の見込み。

■主な特長
機械の動きを瞬時に判断し、エンジン・HSTポンプ・モータを最も効率のよい状態に制御する「アクティブHSTコントロールシステム」の採用で、無駄なエネルギーロスを抑え、従来機比10%の燃費低減を実現。排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage ⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応、最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している―――など。

3Dスタジオ「CUBE」がリニューアルオープン!

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140211ケイズデザイン1ケイズデザインラボ(社長=原 雄司氏)が2月8日、東京都渋谷区の3DDS in CUBE(ケイズデザインラボ)で「3DDS in CUBE発表会&3D道場開き」を開催した。平成24年10月よりイグアス(社長=矢花達也氏)と共同運用してきた同スタジオだが、今後はイグアス社のショールームとしての機能を維持しつつ、ケイズデザインラボが企画・運営を行う。また、呼称を「3DDS in CUBE」とし、今年2月からリニューアルオープンする。

原社長は、「経営当時より3Dプリンターの普及を目的として平日は“企業向けのショールーム”、平日夜・休日は同ビルの“FabCafe”とも連動したイベントを行っていたが、機器の急速な普及に伴い、ユーザーニーズの変化に対応しなければならないと思った。今後は3Dプリンターのみに拘らず“3Dデジタルツールの活用全般”に重点を置き、実際に体験しながらプロセスを学ぶことや、機材購入の相談を受けることができる新しい形の3D体験スペースを実現することにしました」と述べ、今後の展開について「“3DDS inCUBE”では、第一弾活動として“3D道場”を開講します。これは、一般向け3Dデジタルものづくりの本格的な実践セミナーやイベントを主に平日の夜間や土日を中心に開催し、個人を含めた幅広いユーザーに展開していく。なお、講師については当社スタッフのほか、“3Dデジタルものづくり”を各業界で実践してきた著名な講師陣を招いて実践的なトレーニングを受けることができるよう企画・運営を行っていきます」と説明をした。

なお、3月までは試行期間とし、本格的には4月から開始する予定となっている。


「今年は良くなる」日本金型工業会東部支部が賀詞交歓会を開催

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140211金型1あいさつする加藤東部支部長日本金型工業会東部支部(支部長=加藤史郎氏)が1月23日、東京・上野精養軒で賀詞交歓会を開催した。懇親会に先立ち、細貝淳一マテリアル社長・下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会委員長が「下町ボブスレープロジェクト~世界を目指す!」をテーマに講演を行った。

懇親会では、加藤支部長が「昨年はアベノミクス効果で株価も上がりましたが、金型業界までは三本の矢が届かなかった。ところが皆様と情報交換をしましたところ、今年は良くなってきているとの声を多く聞きました。ところで、面白い記事を雑誌で読みました。30年後に日本に残る仕事とは、という内容でした。その中にはラーメン職人、パン職人、ソムリエ、映画監督、工芸家、お笑いタレント、医者などありましたが、金型職人もありました。数十年後もわれわれは失業することはないでしょう」と活況あるあいさつをした。

140211金型2牧野日本金型工業会会長来賓を代表して田中哲也経済産業省製造産業局素形材産業室長、青木 宏経済産業省関東経済産業局産業部製造産業課課長がそれぞれあいさつしたあと、牧野俊清日本金型工業会会長が、「従来、金型業界の景況が悪いということで落ち込んでいたのですが、昨年後半からかなり持ち直していると感じています。リーマンショック後、金型産業は厳しい状態下におかれていましたが、円安効果も徐々に出てくると思います。現在、大型プレス関係は仕事が増加しており、鍛造金型も3割増しの生産額で活況に転じているとのことで、われわれとしても今まで苦しかった分、仕事が倍になる倍返しをしたい」とあいさつした。

牧野二郎牧野フライス製作所社長の発声で乾杯をした。
140211金型3

「フルードパワー産業の魅力を国内外にアピールする」日本フルードパワー工業会が賀詞交歓会を開く

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140211フルードパワー1あいさつする脇会長日本フルードパワー工業会(会長=脇 憲一氏)が去る1月15日、東京・港区の東京プリンスホテルで賀詞交歓会を開催した。

脇会長は日頃の感謝を述べたあと、「第二次安倍内閣が発足し早くも1年が過ぎました。昨年は衆参ねじれ国会が解消され、決められない政治に終止符が打たれました。内需の回復で企業全体では業績の回復が鮮明になっていますが、先行きは海外景気の下ブレと駆け込み需要の反動減が懸念されています。このような懸念を払拭し、日本経済を成長軌道に乗せるためには、企業の収益を改善し、設備投資や雇用も増加し、そして賃金が上昇し消費が拡大するという好循環を確立させなければなりません。企業も政治に依存するだけでなく、競争力と付加価値の源泉である人材、設備に投資することも不可欠です。日本はものづくり立国として産業を発展させ、経済を維持していかなければなりません。したがって日本のものづくりが復活しないかぎり日本の経済再生はありえないといっても過言ではありません。新興国で地産地消が進む中、リスクを分散しなければなりませんが、中国をはじめ東南アジア諸国でも賃金が上昇し、人件費の優位性はすでに薄れつつある今、海外移転を見合わせる企業、国内への生産を回帰させる企業も出始めています。日本の製造業が以前の輝きを取り戻しているわけではありません。日本の製造業には世界のどこにもマネができない得意技があります。ひとつは長い間に培われてきた独自性と優位性の高い技術。もうひとつは細かな調整と摺り合わせで複雑なものを仕上げていく技量であります。フルードパワー産業は日本の重要な産業です。当工業会は会員各社の皆様の新たな需要の開拓を支援するため、関連団体と情報を深め、フルードパワー産業の魅力を内外に発信し浸透させてまいります。また、当工業会は、独自性と優位性に加え、創造性と独創性を生み出すような技術基盤を確立するため、産学連携を強化します」とあいさつした。

140211フルードパワー2あいさつする小川経産省大臣官房審議官続いて来賓を代表して、小川 誠 経済産業省大臣官房審議官があいさつした。この中で小川審議官は、「円高も是正され株価も上がってきているのでアベノミクスの効果が出ているのではないかと考えていますが、官公需が牽引しているということもあり、民間の最終消費についてはそれほど寄与していないのではないかと思っております。今後は民間ベースの設備投資、消費の拡大等が必要だと考えます。本年9月には日本の唯一のフルードパワー技術の国際見本市が開催されます。国内外に大きくアピールするとともに今後も様々な産業に貢献されるのではないかと思っています」と期待を述べた。

「期待感を感じる年」日本工作機器工業会が賀詞交歓会を開く

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140211機器工業会あいさつする寺町会長日本工作機器工業会(会長=寺町彰博氏)が去る1月15日、東京・芝パークホテルで賀詞交歓会を開催した。

あいさつに立った寺町会長は、「昨年の今頃は新政権の安倍内閣が発足し、アベノミクスのスタートの時でした。大変気分的に明るくなったというスタートを切り、この一年間、日本にとりまして良い風が流れているようで、昨年は世界遺産に富士山が登録され、東京オリンピックの招致ができたという大変気分が良い年でした。今年になりまして、様々な賀詞会に出席しましたが皆様の今後に対する期待感を感じます。当会の新年会におきましても、今回はさらに出席者も増えました。さて、2013年度暦年の見通しですが、前年より7%ほどマイナスの1460億円前後になるのではないかと見ております。本年につきましては、機械関連の工業会はそれぞれプラスを見込んでおり、このような時流を背景に2014年度は前年度比14.7%増の1670億円を達成できるのではないかと思っています」と述べた。

140211機器工業会2あいさつする須藤経済省産機課長来賓を代表して須藤治経済産業省製造産業局産業機械課長が、「昨年の後半から火がつきはじめ、日工会の統計もひと月1億円を超えるようになりました。このような状況の中で皆様は様々な取り組みをされていたかと思います。伸びゆく産業、伸びゆく企業は枠を超えてチャレンジをされています。標準化に取り組まれ、産学連携という枠を超えた取り組み、国内のさまざまな企業に製品を納め、国内にとどまることなく海外にも収める。力強い活動をされています。現在、実態経済に火がつき始めており、この果実を皆様方は十分味わう力があります」とあいさつをした。

北川祐治副理事長の発声で乾杯した。

OKKが東日本プライベートショーを開催

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140211OKK1大阪機工が2月7日(金)から8日(土)の2日間、OKK東京テクニカルセンターで「東日本プライベートショーを開催し、多数の来場者で賑わった。

今回の出展機種は、立形マシニングセンタ 「VC51」、立形マシニングセンタ「V853」、5軸制御立形マシニングセンタ「VC―X350」、立形マシニングセンタ「VM43R」、立形マシニングセンタ「VM53R」、立形マシニングセンタ「VM76R」、横形マシニングセンタ「HM400/40」。

140211OKK2人気製品「VM53R」の切削力が分かる切くず中でも人気だったのは、本体剛性と主軸剛性を高めた「VM53R」。
No.40主軸2種類、No.50主軸3種類をそれぞれ準備し、ワーク材室および加工内容によって選択することができるうえ、一般部品加工からチタン等の難削材部品の加工まで対応。主軸トルクを最大限に活かすため、主軸軸受けに大径ベアリングを採用し、高い主軸剛性を確保している。サドル・テーブル・コラムの肉厚を20~30%厚くし、加工反力を確実にサポートすることで安定した切削を実現してくれる。「削りのOKK 加工の本格派マシン」として注目のマシンである。

栄工舎のタップリムーバーが最新コーティングをまとってパワーアップ! 

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140211栄工舎1タップが折れてしまった時の絶望感を味わったことのある現場の方に朗報だ。
栄工舎(社長=安部川洋司氏)が製造販売している破損タップ除去専用超硬ソリッドドリル「タップリムーバー Plus」が最新コーティングの採用でさらにパワーアップした。
耐熱温度は1100°以上、硬度はHv3500。下穴を痛めないオリジナル形状、全てのハイスタップに対応する。

同社のタップリムーバーはニッチな製品でありながらも、その性能の高さから加工現場では好評であり、同社のロングセラーでもある。「タップは折れると分かってはいるけれど、なんとかワークがオシャカにならぬよう手をつくしたい」と切実な悩みを抱える加工現場の声を反映して、最新コーティングを採用し、切削性能を高めた。

タップリムーバーの詳細はこちらの動画へ↓↓

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